ノーベルガンダム

ノーベルガンダム
NOBEL GUNDAM
登場作品 機動武闘伝Gガンダム
登録番号 GF13-050NSW
全高 16.2m
重量 7.0t
所属 ネオスウェーデン
武装 バルカン砲
ビームリボン
ビームフラフープ
必殺技 爆熱ゴッドフィンガー
特殊機能 バーサーカーシステム
搭乗者 アレンビー・ビアズリー


【設定】

ネオスウェーデンのモビルファイター。
セーラー服を着た女性そのものの外見が特徴的なガンダム。
華奢な機体の見た目に反し、新体操を取り入れたファイトで高い戦闘能力を発揮する、機動性に優れた機体。

外部からパイロットを強制的にコントロールし、暴走させる「バーサーカー・システム」が最大の特徴。
一時的とはいえ、機動性、攻撃力共に飛躍的に向上する。
このシステムの受信装置はコックピットのすぐそばにあり、破壊すれば外部からの制御は不可能になるが、搭乗者を傷付けずに破壊するのには相当の技量が必要である。


【武装・必殺技】

バルカン砲

牽制用の小型機関砲。
頭部に2門が内蔵されている。

ビームリボン

鞭のように変化する格闘用ビーム兵器。
出力を調整する事でビームサーベルとしても使用できる。

ビームフラフープ

フラフープ状にビームを形成する。
「ノーベルフラフープ」とも呼ばれる。

爆熱ゴッドフィンガー

ゴッドガンダムの必殺技。
アレンビーがゴッドガンダムの内部構造を知り、回路を変更したことで使用できるようになった。


【原作の活躍】

アルゴ・ガルスキーの駆るボルトガンダムを、バーサーカー・システムの発動によりわずか48秒で破る。ドモンのゴッドガンダムとタッグを組んでタッグマッチを戦ったこともある。またドモンがゴッドガンダムの戦闘データをノーベルガンダムに搭載したことにより爆熱ゴッドフィンガーが使用可能になっている(ただし一回こっきりであり、更にゴッドガンダムとの合体攻撃のため単体使用できるのかは不明)。
その後アレンビーがウォン・ユンファにさらわれた後にDG細胞に感染させられ、ランタオ島においてゴッドガンダムを襲うが、レインのライジングガンダムが介入、その後ウォルターガンダムへと変貌するがシステムを打ち抜かれ稼動停止する。
その後アレンビーは病院へ搬送されるがウォルターガンダム自体はDG細胞に感染したウォンが操りゴッドを襲うも一蹴された。
終盤、「ガンダム連合」が結成された際に再び登場(2号機説や「ノーベルガンダムmk-II」説も有)。キラル・メキレルの駆るマンダラガンダムらと共に、地球をデビルガンダムから守るべく立ち上がる。

【対戦成績】

ボルトガンダム - バーサーカ・システムを使用し、48秒の速攻で勝利。
スカルガンダム・アシュラガンダム - ゴッドガンダムとのタッグマッチ。ゴッドガンダムとの、ダブルゴッドフィンガーで勝利。


【搭乗者】

アレンビー・ビアズリー

CV:日高奈留美

ネオスウェーデン代表選手。
青いショートカットの髪も美しい美少女だが、軍内の階級は少尉でガンダムファイター。
バーサーカーシステムはネオスウェーデンスタッフ内ですら、その運用の是非について意見が分かれる代物であった為、実際にそれに身を任せるアレンビーはその事で苦しむ事もあった様である。
性格は明朗快活だがサイ・サイシーを挑発してストリートファイトを行う等やや勝気な所も。
ネオホンコン市内のゲーセンに於いてモビルトレースシステム風の対戦格闘ゲームでドモンと戦った事から意気投合、その後彼等と行動を共にする事が多くなる。
同じファイターであるが故にドモンのパートナーであるレインよりも彼に近い立ち位置にいる事があり、傷ついたアレンビーを巡る諍いがレインがデビルガンダムのコアになるに至るきっかけになってしまった。
しかし最後はドモンがレインの閉ざした心を開く為に自分の想いを告白する様アドバイスし、レインへの告白を涙を流しながら祝福する形でドモンへの想いに決着を付けた。
このレインとドモンを交えた三角関係も当初はもっとドロドロしたものの予定だったらしいが、結果的には番組の爽やかなカラーを損なう事無く「ドモンのレインへの告白を涙を拭きつつ後押しするアレンビー」という形で綺麗に納まっている。
ちなみにドモン及び(生き残った)ドモンの仲間達の中で唯一恋人(及びそれに準ずる相手)が出来なかった人でもある(ドモンはレイン、チボデーはチボデーギャルズ、サイシーはセシル、ジョルジュはマリアルイゼ、アルゴはナスターシャ)。何だか切ない。
バーサーカーシステムで何度も操られたり、DG細胞に乗っ取られたり、恋が実らなかったりと様々な面で不遇さが目立つが、最終決戦ではパワーアップしたノーベルに乗り、ガンダム連合のサブリーダーとして活躍した。

決勝大会かつ劇中に登場した女性ファイターはアレンビーだけだが、旧シャッフル同盟の紅一点のブラック・ジョーカーも元は第7回大会におけるネオロシア代表のガンダムファイター、トリス・スルゲイレフであり、劇中には登場しなかっただけでアレンビー以外の女性ファイターも第13回大会に参加していた可能性もある。

余談だがアレンビー役とドモン役の両声優は前番組にも登場している。
かたや生死不明かたやカテジナに瞬殺と本作とはかなり立ち位置が違うので興味ある方は確認してみると良い。


【VS.シリーズの活躍】

ガンダムVS.ガンダムNEXT

コスト2000のMFで全機体中最高レベルの機動力と運動性を持つが、格闘への布石となる武装の性能が軒並み酷いせいで、格闘を直接当てる以外にまともなダメージ源が無く格闘火力も低いという致命的な欠点を抱えている。
要するにシステムとの相性が劣悪な機体という事であり、基本的には格闘判定が強いものの威力とカット耐性に難がある。おまけに射撃武器のメインは誘導しないと全く役に立たない。リボーンズガンダムのファングよりかはまだマシだろうが。
ガンダムエピオンにも通じるものがあるが、あちらはアシストがバリアであったり、盾を持っているほか、格闘を決めれば火力もあるエピオンのほうがだいぶマシ。
コスト2000では最弱の烙印を押されてしまっている。

最大の特徴は「バーサーカーシステム」。
一定時間経過で使用可能になる強化系の武装で、発動中は攻撃力と機動力が上昇し、一部射撃の性能と各種格闘のモーションが変化する。
非常に簡単に270越えのコンボを出せるため、相手からすれば恐怖の一言。特に機動力の上昇には凄まじいものがあり、コスト3000の高機動機ですら攻撃無しでバーサーカーノーベルから距離を取る事は不可能。また強化系武装としては持続時間とリロードに優れ、回転率が高いという利点がある。
…が、同コストのMFマスターガンダムは体力低下での明鏡止水で常時その位の火力を叩き出せるという…
ちなみに発動中は立ちポーズが普段のしなやかな女性のそれから二足歩行の野獣のそれに変わり、アレンビーの各種台詞がかなりヤバイ事になる。
特にアシスト呼び出し時には「女の子にここまでさせるか!?」と思わずにはいられない程の凄まじいポーズを取る。

その特徴的な外見から、他作品のキャラからも注目を浴びているのは言うまでも無い。

EXVS.FB

ゴッドガンダムの覚醒技のアシスト機体として登場。
これまでのバーストアタックの「石破ラブラブ天驚拳」との比較で「ラブラブ浮気拳」と言われるとか言われないとか。
後にDLCとしても参戦。

EXVS.MB

2014年9月のアップデートで追加予定。コストは2000。
NEXTと同様、通常モードとバーサーカーシステムがあるが、今回はバーサーカーシステムを発動すると対戦終了まで通常モードには戻れない仕様。
通常モードではビームリボンでの引き寄せ、バーサーカーモードでは敵を吹き飛ばすプレッシャーが追加されている。格闘はエピオンよろしくそれぞれの格闘にキャンセルをすることが可能。
覚醒技は通常モードはバーサーカーシステム発動、バーサーカーシステム発動時はDG細胞の自己再生となっている。
ノーマル時は優秀な性能を持つキラルとNEXTと違ってちゃんとBR程度には誘導するメインでそこそこは射撃戦に付き合う事ができ、バーサーカーモードでは高火力で一気に盛り返せる。
…が、ノーマル時には相方負担が大きく、バーサーカーではキラルがなくなるので接近するのに難儀するとなかなか難しい機体。おまけに同コストには僕のガンダムサンドロック改ブリッツガンダムと優秀な2000コスがいるのきついところ。
なお、覚醒時のカットインは通常モードとバーサーカーモードの二種類が存在する。

MBON

ノーマル時、バーサーカー時ともに強化が施され、特に覚醒時にプレッシャーも同時に出すようになったため、安全に、時には攻めつつ変身出来るようになったのは非常にうれしい。
しかし、本作は全体的に格闘機に逆風が吹いており非常にきついという問題もある。
さらに新作に人員が割かれているのか一月の機体調整数が少ないため、ノーベルが安心して戦えるのは若干遠そうだ。

EXVS.2

基盤変更によるモデリング削減の弊害でマンダラガンダムがアシストからリストラ。これに伴いアシストがゴッドガンダムに変更されている。
また、サブ射撃前派生がノーマルモードでも使用可能になった。
この他にも対ドモンへの台詞が増えている。

EXVS.2XB

ノーマル時でもゴッドフィンガーが直接出せるようになり、アシストのゴッドが超級覇王電影弾で援護してくれるようになった。
バーサーカー時では覚醒技が「バーサーカーラッシュ」という乱舞技に変更され、自己再生は格闘CSへお引越しになった。

EXVS2OB

ズサキャンありきのコンセプトだったため、共通での弱体化が最も大きく影響した機体の中の1機。
さらに目玉のバーサーカーシステムもハルート式の調整出来ない耐久減による強化のみに一本化されてしまい、回避力が低いだけの地走格闘機になってしまった。

【勝利・敗北ポーズ】(NEXT)

勝利ポーズ

通常時:ビームリボンをくるくる回す。
バーサーカーシステム発動時:システム発動状態が一瞬映って解除し決めポーズを取る。

敗北ポーズ

その場でへたり込んでいる。バーサーカー中の場合、体が燃えている。

【勝利・敗北ポーズ】(EXVS.MB)

勝利ポーズ

通常時:ビームフラフープを背中側に回してポーズ
バーサーカーシステム発動時:バーサーカーモードで雄叫びを上げるように天を仰ぐ
ゴッドフィンガーで勝利時:くるりと一回転した後、右手でブイサイン、左手を腰に当ててポーズ

敗北ポーズ

がっくりとへたり込む


【その他の活躍】

模型戦士ガンプラビルダーズA(エース)

『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』のコミカライズ作品。
本機のガンプラが発売されたことを祝してか、モビルトレースシステムを再現した「Fポッド」で操縦され、パイロットの女性はアレンビーと同デザインのファイティングスーツを着用。後に公式外伝の『模型戦士ガンプラビルダーズD』でも同じことが行われたが、そちらではファイティングスーツの色が変更された。

ガンダムビルドファイターズ

第9話の女の子限定ガンプラバトル大会第1試合にて青→緑、赤→ピンク、左太腿から下側を白→ピンクに塗装したノーベルガンダム・デコが登場。使用者はアレンビーを黒髪にした様なそっくりさんことイマイ・アリス。
コウサカ・チナのベアッガイIIIとのバトルでは早速バーサーカーモードでビームリボンを振り回して迫ったが、腕部ビーム砲を避け切れずに撃墜された。

ガンダムビルドファイターズトライ

第3話で聖鳳学園と聖オデッサ女子学園の練習試合で髪型をポニーテールとしてライジングガンダムのヒートナギナタとビームボウを装備して各部が青紫に塗装されたノーベル・M・ガンダムが登場。使用者は聖オデッサ女子学園チーム「北栄の壺」のメンバーのシグレ・マヒル。
サザキ・カオルコのR・ギャギャとサノ・ケイコのライジング・K・ガンダムと共にカミキ・セカイのビルドバーニングガンダムを退け、ホシノ・フミナのパワードジムカーディガンを追い詰めたが、湖から復帰したビルドバーニングの蒼天紅蓮拳によって硬直した所をパワードジムカーディガンの大型ライフルで撃墜された。

第6話の全日本ガンプラバトル選手権西東京予選の2回戦第3試合でもノーベル・Mが登場。R・ギャギャが怯ませたティエレン高機動B型をヒートナギナタで貫いて撃墜した。
第8話の同準決勝第2試合でもノーベル・Mが登場。遠距離からの百万式のメガライドランチャーで撃墜された。

スーパーロボット大戦

初期のシリーズではフォウプルなど、原作で死亡するキャラが生き残ることのあるのに対し、アレンビーは仲間にできないと原作では生き残るにもかかわらず死亡することがあった。
フロスト兄弟カテジナなどは敵側なので仕方ないのかもしれないが、彼女が何をしたというのだ…
また、共演作品の一つである『新世紀エヴァンゲリオン』*1の葛城ミサトが、何故か「この機体に乗りたい」とアレンビーにせがむという一面を見せている*2

焼きたて!!ジャぱん

週刊少年サンデーに連載されていた、橋口たかし原作の料理漫画。
アニメ製作はガンダムシリーズと同じサンライズ。
黒い三連星を模した3人のパン職人が、主人公・東和馬が作ったパン(黒いクロワッサン)を食べて起こしたリアクションに、リック・ドム共々登場している。搭乗者は同じパン職人の梓川雪乃。
宇宙(恐らく月面)でリック・ドムを『機動戦士ガンダム』さながらに踏み台にしてハリセンで倒していくという姿が見られた。本編と異なり、モビルトレースシステムではなく、通常のコクピットになっていた。
なお、搭乗者の雪乃はシーマと似たキャラデザとなっていた。


【余談】

機体のデザインはカトキハジメによるもの。
基本的にはRX-78-2ガンダムを女性型のプロポーションにアレンジし、Gガンダムと同時期に放送されていた『美少女戦士セーラームーン』*3のコスプレ的な装飾を施したものである。
その外見から一部のファンから「セーラーガンダム」と揶揄されることも。

因みに漫画版では高機動型(スーパー)ノーベルガンダムも登場、外観は「スーパーセーラームーン」そのもので、番組スタッフが「その存在をもっと早く知っていれば本編に出したかった」という程よく出来たデザインだったらしい。

機体名称のノーベルは、ダイナマイトの発明者でありノーベル賞の由来となったスウェーデンの偉人アルフレッド・ノーベルから。

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最終更新:2023年08月29日 10:30
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*1 庵野秀明が監督を務めたGAINAX制作のTVアニメ作品

*2 ミサトの声優が元ネタである「セーラームーン」を演じた三石琴乃氏という中の人ネタである

*3 少女漫画雑誌「なかよし」で連載されていた武内直子原作の漫画。東映アニメーションの手で何度もTVアニメ化されている