ガンダムデュナメス

ガンダムデュナメス
GUNDAM DYNAMES
登場作品 機動戦士ガンダム00
型式番号 GN-002
全高 18.2m
重量 59.1t
所属 ソレスタルビーイング
搭乗者 ロックオン・ストラトス
武装 GNスナイパーライフル
GNビームピストル
GNシールド
GNフルシールド
GNミサイル
GNビームサーベル
特殊装備 高高度狙撃銃
トランザムシステム
GNアームズTYPE-D


【設定】

ソレスタルビーイングが開発し、初めて公に実戦投入した4機の第3世代ガンダムの1機。
ガンダムサダルスードというセンサー検証用の試作機からセンサー性能を照準性能に活かす形で発展した機体であり、狙撃を初めとして射撃戦全般を得意とする。
狙撃が基本戦術となってはいるが、少数でミッションを遂行するために迎撃やMSとの接近戦、対多数戦にも武装を用意して対応している。

パイロットの狙撃能力を最大限にまで発揮するための装備として、長射程のGNスナイパーライフルに加え、精密射撃時には額の高精度ガンカメラが展開し、コクピット内ではライフル型専用コントローラーによって人間用の銃に近い感覚で狙撃を行う。
また、パイロットが狙撃に集中できるようにサポートロボット・ハロ(オレンジ色)が同乗し、狙撃行動中の回避行動やシールド移動を含む機体制御を行っている。

オプションとして超長距離狙撃用の高高度狙撃銃、エクシア用とは別のGNアームズなどバリエーションに富む。

バリエーションとして、対水中用に左肩と頭部にセンサーを追加し、陸上の大型ランチャーからGN魚雷を発射する形態であるガンダムデュナメストルペードが存在する。


【デュナメスリペア】

ガンダムスローネツヴァイとの戦闘で破損したデュナメスを修復・改修し地上戦力として配備した機体。
動力源がGN粒子貯蔵タンクになったので継戦力は下がったが、GNバーニアが片側2発ずつに増設されて機動性が向上している。
またGNフルシールドの形状が変化しており、下部が迷彩効果を高めた半透明素材になり、当時の連邦政府をあまり刺激しない隠密行動に対応できるようになっている。
その他の武装や性能はデュナメスと同等のままで、サーベルは配置箇所をバーニア前側(ガンダムキュリオスと同様の位置)に変えて残されている。
修理はフォーリンエンジェルス作戦後のため、パイロットは2代目ロックオン・ストラトスことライル・ディランディ。


【デュナメスリペア3】

ELSとの戦いと対話を経て刹那・F・セイエイとティエリア・アーデがELS本星に旅立った後、ソレスタルビーイングの戦力不足を補うために改修された。
2を飛ばして3なのだが、劇場版後の戦いで1度改修を挟んだのか、それともクアンタフルセイバーのGNソードⅣのようにペーパープランに終わったのかは謎。
機体色はモノクロとなり、手にはGNスナイパーライフルの代わりにGNバズーカ、GNフルシールドの代わりにGNキャノンを兼ねたGNシールド…とヴァーチェ系又はガ系MSの要素で上書きした様になっており、結果的にガンダムスローネアインガンダムサバーニャにコンセプトが近付いている。
パイロットはティエリアの記憶を受け継いだ同型(記憶を持つだけであくまで別人)のイノベイド、レティシア・アーデ。



【武装】

GNスナイパーライフル

本機の主兵装となる狙撃銃。射程と威力に優れるが、取り回しが悪く連射性も高くはない。
非使用時は基本的に右肩に懸架されるが、接近戦では他の武器の使用のために止む無く投げ捨てられる事もあった。

GNビームピストル

両脚部に追加したホルダーに2挺格納される拳銃。エクシアのGNブレイドと同時に届けられた武装その1。
短射程だが小型で取り回しと連射性に優れる近接戦用武装で、GNスナイパーライフルに次ぐ第二の主兵装。
威力はエクシアのGNソードライフルモードと同等だとか。

GNシールド

表面にGN粒子を定着させる事で、ビーム・実弾を問わずダメージを軽減する防御兵装。左肩部に固定装備される。

GNフルシールド

GNシールドを延長する形で両肩アタッチメントに追加装備された大型シールド。エクシアのGNブレイドと同時に届けられた武装その2。
全身を覆える装甲を自在に可動させることで、GNフィールドで機体を覆わなくても高い防御力を発揮する。腕だけを出せる様に途中で開く事も可能。
いずれもハロが制御を行う。
リペアだと半透明な素材に変更されている。

GNミサイル

フロントアーマーに16基、両膝に4基ずつ内蔵された実弾兵器。
目標に着弾後、GN粒子を流し込む事で内部から破壊する。

GNビームサーベル

腰部バーニアに2本マウントされる接近戦用の武装。
狙撃主体の本機にとってはフェイルセーフティの意味合いが強く、ニールも拘りから使わない様に意識していたが、ここぞという場面では使用されていた。

高高度狙撃銃

陸上で使用される超大型の狙撃銃。デュナメスの装備の中では最大の射程と威力を誇り、チャージに20秒以上かかるが地表から成層圏外の大型建造物を1発で破壊している。
使用時には機体姿勢安定のためか、キュリオスのテールユニットと同型のユニットを後腰部に装備する。

GNアームズTYPE-D

普段は強襲用コンテナに収納されているデュナメス専用の支援機。
デュナメスと合体する事で、対多数戦・対大型目標戦用に火力と機動力を強化したGNアーマーTYPE-Dとして運用可能。
サブパイロットが足りていないためか合体時の制御はハロ任せとなっており、戦場での分離後の再合体も不可となっている。


【劇中での活躍】

1stからロックオン・ストラトス(ニール・ディランディ)が搭乗。
第1話から遠距離狙撃による遠距離支援を中心に活躍する。近接格闘主体のエクシアとよく組む。

1st中盤では敵勢力の戦力増大・数的有利を受け、苦戦が目立った。
国連軍との2度目の戦闘ではGNアームズを装備して出撃。精密射撃ではなく圧倒的な火力で敵部隊を蹴散らすも、アリー・アル・サーシェス駆るスローネツヴァイに奇襲されGNアームズを破壊される。
GNアームズを放棄してそのまま近距離戦に突入して互角以上に戦うも、ダリル・ダッジのジンクスの特攻で右腕を失い、右目が見えていない隙を突いたGNファングによって機体は大破。戦闘不能状態に陥る。
ロックオンはハロに帰還するよう頼み、機体とGNドライブ、そしてハロはプトレマイオスに帰還するが…

TVシリーズでは唯一トランザムをしなかった機体だが、スペシャルエディションIではトランザムを使用した。
とはいってもデュナメスとしてではなくGNアーマー状態で出撃したシーンの改変となっている。
その結果トランザム終了後の機体性能がガタ落ちした状況でスローネと互角にやりあっているというより凄まじいことに。

劇場版では修復され粒子貯蔵タンクを搭載した「GN-002RE ガンダムデュナメスリペア」が登場。
エクシアリペアIIIと共に地上戦力として配備されており、アレルヤとマリーの救出の時にロックオン(ライル)が搭乗した。
事前予告なしでの登場であったため、一種のファンサービス。

余談だが外伝作品「00P」においてロックオンは「宣言しよう。サーベルは抜かない」と豪語してたことがあるが、その割には結構抜いている(抜かざるを得なかったともいえるが)。
更に言うと右目を負傷した状態で、劇中トップクラスのパイロットであるアリー・アル・サーシェスと接近戦用のスローネツヴァイを相手に格闘戦で互角以上に戦っている。しかもスペシャルエディションではトランザム終了後の能力が低下しているときに。
上記の状態で刹那がエクシアのトランザムを使用してなんとか撤退させたツヴァイの片腕を斬り落としている。
他にサーベルを抜いたシーンはグラハム専用ユニオンフラッグカスタムの猛攻の前に、プラズマブレードと斬り結んだ時で、いずれもここ一番と言う時にはサーベルを使用している。

というか、使った方が確実に刹那より強い…後継機で頑なに搭載を拒んだのも、あれば頼ってしまうからではないだろうか。
実際に乗ることになったライルがどう思っていたのかは不明。
だがアルケー戦ではサーベル無しで互角(=あれば間違いなく優勢)だったため、やっぱりデュナメスのように一応は積んでおくべきだったのかも。


【パイロット説明】

ロックオン・ストラトス

CV:三木眞一郎

ソレスタルビーイングのガンダムマイスター。
そのコードネームの通り成層圏(ストラトス)の向こうまで狙い撃つ(ロックオン)腕前を誇る。
本名はニール・ディランディで、故郷のアイルランドで自爆テロに巻き込まれてしまい双子の弟以外の家族を失っており、その境遇からソレスタルビーイングに加入した。
マイスターの中では最年長でリーダー的存在であり、刹那・F・セイエイの制止役(尻拭いとも)やティエリア・アーデのフォロー、仲の悪い2人の仲介役などをしている(貧乏くじを引かされているとも…)。
射撃関係、とりわけ狙撃に関してはかなりの腕をもつ。それは地上から大気圏外の宇宙ステーションの一部のつなぎ目のみを撃ち抜くほど。おそらく「W」のヒイロ・ユイと同等もしくはそれ以上を行っている。
小さいころからスポーツ射撃をやっていて、CB加入前は裏の世界でスナイパーをやっていた。
本人曰く、MSばかり乗っているためか実物の狙撃技術は多少落ちたらしいが、長距離から複数の目標の額を撃ち抜くなどその腕は全く錆び付いてはいない。

国連軍との戦闘で、パトリック・コーラサワーのジンクスの攻撃からティエリアを庇い利き目(右目)を負傷するが、医療用ポッドに入るべきとの周りからの制止を振り切って出撃。
敵艦隊の大半を撃破した後、家族の仇であるアリー・アル・サーシェスとの戦闘でサーシェスへの恨みを叫びながら激突。しかし、ハワード・メイスンの敵討ちに燃えるダリルのジンクスがデュナメスに特攻を仕掛けたことで右目の負傷を見抜かれ、死角からのGNファングによって機体を大破させられる。
機体をハロに任せた後、中破したGNアームズを生身で操作しガンダムスローネツヴァイを大破に追い込むが、ニール自身も爆発に巻き込まれ死亡した。

TV版では明確な死が描写されていなかった上、以前の作品で死亡扱いされたが復活した前例もあってファンからは「もしかして生きているのでは?」と思われていたが、PS2のゲーム「ガンダムマイスターズ」で新しく作られたアニメパート(後にスペシャルエディションにも使用された)ではヘルメットのバイザーの割れたロックオンが宇宙を流れていくというショッキングなシーンが流れた。
死した後もニールの存在はプトレマイオスクルー、特に刹那とティエリアに大きな影響を与え、2ndにおいても同じく戦死したクリスティナ・シエラ、リヒテンダール・ツエーリ、JB・モレノと共にトレミークルーの心の中で強く生き続けている。
そして、『ロックオン・ストラトス』の名と意志は双子の弟へと受け継がれた。

余談だが、ロックオンが家族を失った自爆テロを計画・指揮したのはアリー・アル・サーシェスが所属しているテロ組織「KPSA」で実行犯は刹那の当時の仲間である少年だった。

00十周年イベントの朗読劇ではロックオンの魂はGN粒子に乗って地球圏を漂い続けていると解釈出来るような状況にあるようだ。時系列は不明だがELSとの対話後以降の刹那がその存在に気付いたようだが…
制作準備中の続編に期待がかかる。

【原作名台詞】

  • デュナメス、目標を狙い撃つ!(1st中何度も・後に弟もで受け継いだ。)
    • 武力介入を開始する際の台詞。

  • 狙い撃つぜ!!(1st 毎度のセリフ)
    • 狙撃する際の決め台詞。

  • 今日の俺は、容赦ねえぞ…!(第8話)
    • テロリストの拠点を襲撃する際の台詞、これまでの余裕な態度から一変。テロを憎むロックオンらしい。

  • 悪いが今は狙い撃てないんでねェ…圧倒させてもらうぜ(第23話)
    • 右目の負傷を押してGNアーマーで出撃。国連軍のバージニア級輸送艦2隻を撃沈させる。

  • 絶対に許さねえ…! てめえは、戦いを生み出す権化だ!
    • サーシェスとの決戦時に。ちなみにアニメの収録現場では二人のあまりの迫力に他の声優陣、スタッフが言葉を発することが出来なかったという。

  • 邪魔すんじゃねえ!!
    • スローネとの決戦時に突撃してきたダリルに対して。この時三木氏は演技にのめりこんでおり本気でダリルに対して殺意を抱いたとか。

  • けどなァ…こいつをやらなきゃ…仇をとらなきゃ…俺は前に進めねェ…世界とも向き合えねェ…だからさァ…!…狙い撃つぜェーー!!(同上)
    • 大破したGNアームズのビーム砲にガンカメラを接続して直接狙撃、相討ちに持ち込んだ。

  • よォ…お前等…満足かァ…? こんな世界で…俺は…嫌だね…(同上)
    • 直後GNアームズが爆発、ニール最期の言葉となった。

  • もしもの時には、お前が切り札になる。任せたぜ、刹那
    • アレハンドロ・コーナーとの戦いの中での刹那の回想より。生前、エクシアが対ガンダム戦を想定して実体剣を装備している事を刹那に伝えていた。散々刹那に手を焼いていたロックオンだが、彼を誰よりも信頼していたのもまたロックオンだった。

  • 刹那、お前は変われ。変われなかった俺の代わりに(第30、31、49話)
  • 言ったはずだぜ、刹那。お前は変わるんだ。変われなかった俺の代わりに(劇場版)
    • まさかイノベイター、そして種族「刹那」に変わるとは思っていなかったであろう。

  • ライル…いや、ロックオン・ストラトス! 狙い撃てよ…世界を…世界を狙い撃て!!!(劇場版ボーナスDISC アナスタシア)
    • イノベイド達との決戦後家族とアニューの墓参りをして帰るライルに向けて。

【その他名台詞】

  • ニール「お前…まさかライルか!?」
    ライル「フ…久しぶりだな、兄さん!」
    ライル「詳しい話は後だ。まずはあの糞野郎を…」
    ニール「ああ。そうさせてもらうぜ。ロックオン・ストラトス…」
    ライル「狙い撃つぜぇ!」
    • 「スーパーロボット大戦CC」にて。リーダーユニットをデュナメスにして特定の話数を選ぶと見る事が出来る。ファン待望のディランディ兄弟の共演が叶った瞬間である。同作ではニールはおろかクリスやリヒティ、出てこないがたぶんモレノも生存しており、イベントでは活躍を見る事が出来た。残念ながら同作はサービス終了したため現在ではユーザーがアップした動画でしか見る事が出来ない。

  • お、お父さん、そんなふしだらな真似許しませんよ!!
    • ドラマCD「MISSON-2306」にて。シュミレーターで刹那がハム先生(決して本物ではない。決して)に襲われているのを救出しに来た時の台詞。チャラ男の刹那、女子役のティエリア(声は神谷氏の裏声)、チンピラのアレルヤと違いロックオンだけはまともだったが、ついにおかしくなった。
  • そんな態度!義兄(にい)さん許しませんよ!!
    • ゲーム「SDガンダム Gジェネレーション クロスレイズ」から。
      イノベイドに覚醒したアニュー・リターナーに対する特殊台詞で、コミカルな言い方で声が裏返っている。
      アニューはアニューで「え!?ラ、ライルのお兄さん……!?」と動揺してしまっている。
      おそらく上記の台詞をいじったものと思われる。
  • ったく!ヤンチャな義妹(いもうと)ができたもんだ……!
    • 「クロスレイズ」から。
      こちらはアニューを支援した時の特殊台詞。ロックオンはテロで妹・エイミーを失っているので、いろいろと思う事があるのだろう。

  • 先に地獄に行ってろ……
    • 『第二次スパロボZ』でGNスナイパーライフルでスローネツヴァイを撃墜した時の台詞。最終決戦ステージ以外でもサーシェスと交戦する機会があるが、そこで撃墜しても聞ける。


ハロ

CV:小笠原亜里沙

ソレスタルビーイングが所有するサポートロボット。
コズミック・イラのハロは小さめだったが西暦のハロは宇宙世紀と同じサイズ。
MSの整備を行ったり情報端末としても使用でき少人数で動くことが求められるCBの前線部隊(プトレマイオス)において欠かすことが出来ない存在。
プトレマイオスの通信士であるフェルト・グレイスの友達でロックオンの相棒であるオレンジハロは特にお気に入り。
ちなみにハロは皆「キョウダイ」であるらしく、ネーナ・トリニティが所有する目つきが悪い紺色のハロ(HARO)を「ニイサン」と呼んでいた。

【名台詞】

  • ビンボウクジ、ビンボウクジ!
    • 初期のチームワーク皆無のガンダムチームにおいて、子どものおもり(刹那の援護)を任された時に。
ロックオンは「わかってるよ……!」と返しており、自分も他人も公式も、皆が認める苦労人である。

  • ニゲタ、ニゲタ!
    ロックオン「お利口さん」
    ヨカッタ、ヨカッタ!
    • ガンダムには敵わないと悟り、逃げ出す敵を見ての一言。
      無益な殺戮を好まないロックオンの心情を察しているようだ。
  • ミンナナカヨク、ミンナナカヨク、アアーッ!
    • 険悪な雰囲気になったマイスターをなだめようとしていたら波に流された。
  • ロックオン、ロックオン、ロックオン…
    • デュナメスが戦闘不能になり、GNアームズのキャノン砲で攻撃すべくハロにデュナメスを託し別れを告げるロックオンに対して。
      その後もずっとロックオンの名前を呼び続ける姿はファンの涙を誘った。


【ゲーム内での活躍】

ガンダムvs.ガンダム、NEXT

ガンダムエクシアの武力介入にアシストとして登場。
GNスナイパーライフルで画面の端から端まで一瞬にして到達するビームを発射する。実際はとんでもなく時間が短い照射系ビームらしく、途中でぶつかってもあたる。
その様相はまさに「狙い撃つぜ!」であり、エクシアの貴重な射撃武器として牽制にカットに逃げる敵へのトドメに重宝する優秀なアシストである。
ちなみにフルシールドは装着していない。

EXVS.

家庭用解禁機体としてフルシールド装備状態がコスト2000のプレイヤー機として参戦、大型ボスにGNアーマーTYPE-Dも参戦した。
原作ではグラーベ・ヴィオレント(外伝登場)の夢で終わったディランディ兄弟による武力介入が実現する事となる。
サーシェス戦での活躍を反映してか、サーベル二刀流による格闘がある。積極的に振れる性能ではないが、CSの射線合わせなど使用する機会は意外に多い。
ケルディムよりコストが下がったのと格闘が追加されたおかげか超弾速のメインなど射撃関連が少しパワーダウンしている。
しかし、足が止まるが常時リロードでよろけ属性のメイン、誘導有りで赤ロック距離がフィールド全域となるCS2、フルシールド中限定の出が早いゲロビ、命中後少し間を置き爆発し打ち上げるため当てた際のリターンが大きいミサイル、格闘等、後衛寄りとはいえ距離を選ばない戦い方ができ、自衛能力も持っているのはケルディムには無い魅力。
しかしFBにくらべてミサイルの誘導やメインの銃口補正が悪く、格闘機に接近されてしまうとどうしようもなくなるのは変わらないので落ち着いて戦うべし。

余談だが、当初本機の参戦は予定されておらず、GNアーマーとしての参戦のみだったが、本機とニールの人気が高ったため急きょGNアーマーのCGモデルを元に本機を作ったという。
その為、本機の格闘はCPUのようなシンプルかつどれも2段までの格闘になっている。もし本作に参戦してなかったらFB以降に作りこまれた機体として参戦したのだろうか…

EXVSシリーズにしては珍しく、以前から参戦していたライルとの掛け合い台詞が用意されており(ライル側の台詞はダブルオーとの掛け合いの使いまわしとはいえ)、DLCのサーシェス相手に特殊台詞も用意されている。

EXVS.FB

覚醒技に「高高度狙撃銃」による攻撃が追加された。殆ど動かず硬直もあるが一瞬で高ダメージをとれるのは魅力。敵との真っ向勝負でそれを使ったらティエリアに怒られないか心配である。
稼働中期のアップデートにて各種武装の当てやすさ、メインのサブキャンで落下など強化された。

EXVS.MB

他の機体に比べドライブシステムとの相性がイマイチ(振れるだけの格闘がなく、射撃のキャンセルルートが増えたところで通常時サブしか足を止めない武装がない)で、その上生命線のCS、FS特射等の銃口補正が悪化した。
しかもフルシールドの耐久値は変わっていないのに他の機体に優秀な射撃武装が増えた為、FS中特射の発射前にフルシールドを潰されることも増えた。
おまけに本機の上位版ともいえるサバーニャが現れた。コストこそ最高クラスなものの移動撃ち出来るBR、相手を動かしブーストを使わせたり自衛、降りテクに使えるビットなど本機が欲しいものをたくさん持っている。「ディランディ兄弟ペアで戦いたい」というプレイヤーには朗報だろうが、相手になると非常にきつい。
さらに機体能力やドライブによる火力などのインフレに取り残されたことにより途中まで優勢だった試合を一瞬でひっくり返されることも珍しくないので、より慎重かつ熱く戦うことが求められる。
おまけに宿敵のアルケーガンダムは大幅な強化がされ、今まで以上に相性の悪い相手になってしまったのも痛い。

エクシアは覚醒中にGNアーマー換装が出来るようになったが、残念ながらデュナメスには追加されず。追加されていたら戦術が広がった可能性もあったのに、残念である。

さらにダブルオーガンダム セブンソード/Gのアシストとしてデュナメスリペアが登場する。
N特射でNEXT時代を彷彿とさせる狙撃を行い、レバー入れでミサイルを2回に分けて発射する。
コンボ〆、自衛、セルフカットなどなど用途は多岐にわたる。

MBON

ゲロビの性能がやや落ち、代わりにCSの性能がアップ。

かなりの機体が何かしらの強力な新格闘だとか取り回しのいい武装だとかの新要素を得て色々と変わっているのにデュナメスには全く新技をもらえないのは残念と言ったところ。とはいえ持ち前の自衛力でそれなりに戦える方なのでこれまで通り戦おう。

GVS

EXVSで参戦してからFBで追加された覚醒技を除く初めての追加技、横サブを得た。ケルディムの空中横CSみたいなかんじで側転しながらピストルを3発撃つ。エクシアは新格闘やGNアームズとドッキングしてるのにやっぱりこっちには何もない。もういっそサーベル投擲でいいから新武装をもらえないだろうか
メインサブの落下を失ったのは痛いが、それ以外は殆どこれまで通りなのでこれまでのプレイヤーならすぐに慣れるだろう。

本作で登場したスローネツヴァイは条件を満たせばパイロットをミハエルからサーシェスに変更が可能。ダリルはいないが最終決戦の再現が可能に。とはいえジェネリックアルケーガンダムといえる性能なのでアルケー相手よりかはまだマシだがアニメのように接近戦は圧倒的に不利なのでこれまで同様的確に狙い撃とう。

EXVS2

GVS仕様の横サブ追加、射撃武装の攻撃力ダウン、サブ特射の弾数削減、と総合的に弱体化された。
一方でメインが3発に、フルシールド展開時は相手の方を向く、ミサイルの発射量増加、格闘のダウン値やダウン属性変更などの強化もあることはある。相対的にはアレだが。
さらに機動力上昇のM覚醒、主に固定で相方の覚醒回数を増やせるL覚醒など覚醒の手段は増えた。
ここまでずっとやることは一緒なのだが、他の機体と異なり似たようなコンセプトの機体がないので相変わらずオンリーワンで十分戦える性能をしている。
とはいえ範囲攻撃やミサイルの強化、そのほか調整を放棄したような武装は次々と表れてGNフルシールドをはがされやすく、回避性能もインフレしているのでCSは当てにくくなっており不利な戦況も多いがそいつらも狙い撃ちたい。

エクストラ機体としてヴァーチェとキュリオスが参戦。これで1期のマイスターの機体がアーケードでも勢ぞろいすることに。
残念ながら中コスト同士なので相性はよくない。特にヴァーチェは事故。

余談だが宿敵サーシェスに2機目のヤークトアルケーが登場。決めれば超火力かつデュナメスだとカットしにくい格闘、回避しにくく2連射可能な2種類の移動ゲロビ、優秀な誘導兵器、短時間だが動きながら、僚機にも使えるステルスフィールド…とデュナメスだけでなく多くの機体が嫌う武装を数多く取り揃えている。普通のアルケーにも言えることだが間違っても原作のように相手の有利な近接戦を仕掛けるのはやめよう。

GVSで新緑したのか台詞がほんのり増えており、サーシェス撃墜で試合決着すると専用の台詞が聞ける。
相手にアルケーがいたらファンとしては是非とも決めてみたいがどっちのアルケーもデュナメス単独では面倒な相手なので意固地にならないように。

なお、ボスのGNアーマーTYPE-Dはリストラされてしまった。

EXVS.2XB

EXVS登場以降初めてようやくちゃんとした新武装としてエクシアと同じく後格闘にGNアームズ換装攻撃が追加された。
ボスがやってきたようなゲロビorミサイルの範囲攻撃を行う。CS2の無限赤ロックは反映されない。
それに伴い前格が旧後格のキックに、旧前格のクロス切りは派生に。
M覚醒の射撃武装のステップキャンセルができなくなったのでそこは注意どころ。

アルケー相手には家庭版のミッションから流用されたと思われる掛け合い台詞が増えており、ファンとしてはやっぱり熱くなるが大人しくアウトレンジで戦おう。


【勝利・敗北ポーズ】

勝利ポーズ

通常:ライフルを構えてポーズ。
特格使用時:フルシールドを開き、ピストルとライフルを左右に構えて仁王立ち。TV版の「不意打ち上等!」の再現
FB以降では、覚醒時は各ポーズにトランザムが反映される。

敗北ポーズ

右腕と両足を失った状態で宙に浮いている。
サーシェス戦で大破した際の再現。原作では頭部も失っている。


【その他の活躍】

ガンダムビルドファイターズ

11話の第7回ガンプラバトル選手権予選第2ピリオドでフルシールドを外した機体が登場。
M1アストレイシュライクを撃墜した直後のエアリーズをGNスナイパーライフルで狙撃して撃墜した。

スーパーロボット大戦

初登場となる『第2次Z 破界篇』では終盤に離脱するが、改造に費やした資金は戻ってくる他、ロックオンの撃墜数次第で強化パーツとしてハロが入手出来る。
トランザムが必殺技として使用されており、スナイパーライフル連射からサーベルで切り付け、四方八方からビームピストルで追撃。
また、劇場版名義で参戦した『UX』や『BX』ではリペアが登場する。こちらでは劇中で未使用+GNコンデンサーなためかトランザムはなし。

ロックオン(ニール)はガンダムマイスターの中では1stシーズンで退場するのもあってスパロボでもパイロットとして使用できる機会は非常に少ない。そもそも家庭版で1stシーズンで参戦したのが1作しかない。
ただ、00初参戦の「第2次Z 破界篇」では主人公・クロウと意気投合し親友となる。
それどころか、ニールの死後も決め台詞を受け継ぎ、Zシリーズ最終作では最強武器使用時の台詞として使用されるほど。
ほかにも刹那に狙撃のコツを教えていたようで、続編『再世篇』ではフラグ次第ではその教えを活かし、刹那がアニューの機体のコックピットを上手く外すように「狙い撃ち」彼女の命を救う、と弟の彼女の死亡フラグまで狙い撃った。
また、続編も含めてスナイパー仲間には憧れの存在やライバルとして大きな影響を与えており、『再世篇』では『マクロスF』のミシェル*1からはライルに対して「双子の弟というだけで『ロックオン』の名を受け継ぐのは納得がいかない」と言わしめたり(後に和解したが)、こちらも戦闘台詞でこそないが度々「狙い撃つ」と口にするようになった。さらに『第3次Z』から登場した『フルメタルパニック』のクルツ*2とは互角の実力のライバル同士として競い合っていた事が明かされた。

ちなみに破界篇ではGNスナイパーライフルで相手を撃墜するとカットインが出るがテロリストやサーシェス相手だと専用台詞が出る。トランザムではトドメを刺した時の専用台詞がないので注意。

それ以外にも単独で出撃する話がある上、機体、パイロット性能共に非常に優秀。終盤で離脱するのが非常に惜しい。
ファンからは原作と違い共に戦う仲間がいるので大人しく治療する選択肢も取れたのではないか…との声も。

モバゲー版の『CC』では死亡せず、ライルとの共演を果たす。
『X‐Ω』メインストーリーでも生存しており、怪我のため離脱していたがイノベイターとの決戦に駆けつけてくれる。
『CC』および『X-Ω』ではニールとライルのどちらも「ロックオン」名義なためまぎらわしい。
また、どちらでも機体はデュナメスのまま。
ライルがサバーニャに乗り換えた後ならケルディムに乗ってもいいとは思うのだが…ニールのデータをもとに開発されたわけだし……
大人の事情なのだろう。
最新のアプリ『DD』では原作通りの運命をたどることに。ソシャゲなので死亡後もユニットとしては使用可能。

ガンダムトライエイジ

キュリオス、ヴァーチェに先駆けてエクシアと共に参戦。
こちらでもトランザムが使用可能で、演出では本シリーズ後サブのようなビームピストル連射からスナイパーライフルで狙撃で〆る。

ガンダムEXA

刹那のデータを取るために、デュナメス相手なら破壊せずに手加減するだろうというセシアの判断によりレオスにより強奪された。
実際に交戦する前に突如exがエクストリームガンダムで現れ、レオスのエクストリームを使用するように勧めてきた際にはレオスは「セシアのミッションプラン通りエクストリームは使用せずにデュナメスでミッションに挑む」と豪語したがexの出現で距離を詰めていた刹那と格闘戦の間合いになったため1,2ページでエクストリームに乗り換え、その場に乗り捨てられた。

GNアームズも登場し、ビットの調整が間に合わなかったためサバーニャに装備された。

SDガンダムGジェネレーション

00が初参戦した『WARS』で初登場。
狙撃だけでなくフルシールドもあり防御性能にも優れている。
Gジェネオリジナルキャラクターに「クレア・ヒースロー」がいるのだが、WARSのみクレアを乗せると「狙い撃つぜ」の物真似と共に、まさかのガンカメラを構えた専用カットインが入る。


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最終更新:2023年12月26日 17:27
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*1 CV神谷浩史氏のスナイパー、TV版だと死亡し宇宙に流れていく

*2 ロックオンと同じ声のスナイパーで部隊の兄貴分でテロで家族を亡くしている、ロックオンの退場話とクルツの一時退場した巻の出版が同時期かつ状況も似ていたと妙に共通点が多い