ラゴゥ

ラゴゥ
LaGOWE
登場作品 機動戦士ガンダムSEED
型式番号 TMF/A-803
全高 11.49m
重量 70.18t
所属 ザフト軍
搭乗者 アンドリュー・バルトフェルド
アイシャ
武装 2連装ビームキャノン
2連装ビームサーベル
クロー

【設定】

ザフト軍の陸戦用モビルスーツ。
バクゥの指揮官用上位機種にあたる少数生産された四足獣型MSで、水陸両用MSのゾノと同時期に配備が開始された。
バクゥを基にしたプロトタイプの開発を経て地球連合軍から奪取したデュエルバスターブリッツイージスのデータが反映されており、各足にクローの追加、スラスターを尾部に追加、頭部センサーの強化、背部タレットにビームキャノンの装備、頭部にビームサーベルの装備により、バクゥを上回る機動力と攻撃力を有している。
ビームキャノンを搭載するためにジェネレータが大型化した事によって機体サイズはバクゥより一回り大きくなっている。
コクピットは前方にガンナー、後方にメインパイロットの複座型を採用する事でパイロットの負担を軽減し、より高い戦闘能力の発揮と指揮の両立を可能にさせているが、性能を発揮するためには高い操縦技能と連携を要求する機体にもなっている。


【武装解説】

2連装ビームキャノン

奪取したG兵器のデータを基に開発された武装。
タレット基部と砲身基部でそれぞれ射角を取れる。
バクゥを上回る攻撃力を与え、PS装甲も突破可能だが機体大型化の要因にもなっている。

2連装ビームサーベル

後期型バクゥと同様のビームサーベル。

クロー

爪に相当する箇所に装備されており、ビームサーベルと同時に格闘に駆使する事で対処困難な格闘を実現可能。
プロトタイプと違い全ての足に装備されている。


【劇中の活躍】

アークエンジェル紅海への進出を阻止するための砂漠での戦闘にて、バルトフェルド隊の総力を以って当たるためにバクゥ5機の後詰めとしてメインパイロットをバルトフェルド、ガンナーを彼の恋人アイシャが務めキラのエールストライクと交戦する。
戦況的には追い詰められつつもアイシャの正確な射撃とバルトフェルドの果敢な格闘によってストライクと互角に渡り合い、キラの降伏勧告にも応じずにフェイズシフトダウンまで追い込んだが、窮地にS.E.E.D.を発動したキラによってアーマーシュナイダーを背中に突き立てられて撃破された。

「機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女」ではカイト・マディガンの所有するコレクションの1機を借りるという形でラス・ウィンスレットと風花・アジャーが一時的に搭乗した。


【パイロット紹介】

アンドリュー・バルトフェルド

CV:置鮎 龍太郎

『砂漠の虎』の異名で両軍通じて名を知られたエースパイロット。
基本的に母艦であるレセップスで指揮を執る指揮官なのだが、ストライクガンダムを駆るキラ・ヤマトの戦闘能力に興味を持ったためバクゥで出撃、軽く戦闘して撤退している。
その後、お忍び(と称していながらド派手な衣装)で街にいたときに、買い出しに来ていたキラ&カガリと遭遇、二人を自身の屋敷に招待している。
最終的にアークエンジェルとの戦闘にてレセップスは大破、乗員に脱出命令を発令して自身はラゴゥで出撃する。
キラの降伏勧告を拒否し激しい戦闘を繰り広げ、最後はストライクのアーマーシュナイダーに乗機ラゴゥを貫かれ敗北、戦死したと思われたが…

【原作名台詞】

  • 「あいや、待ったー!」(TV版19話)
    • ケバブにチリソースをかけようとしたカガリに対して。彼が言うには「ヨーグルトソースをかけないのはこの料理に対する冒涜」らしい。ちなみにムウもヨーグルト派。クルーゼの件といい歳が近いのもあるだろうが気の合う2人である。

  • 「ならどうやって勝ち負けを決める?どこで終わりにすればいい?敵である者を全て滅ぼして…かね?」
    • キラを自身の屋敷に招待して。このセリフが、キラにとって戦争を真剣に考えるきっかけとなった。

  • 「戦うしかなかろう!互いに敵である限り!どちらかが滅びるまでな!!」(TV版21話)
    • 前述したキラの投降勧告を拒否した際のセリフ。


アイシャ

CV:ビビアン・スー(テレビアニメ版)/平野 文(スペシャルエディション版、各種ゲーム作品)

アンドリュー・バルトフェルドの恋人であるコーディネーターの女性。
ザフトの正規兵ではないが、バルトフェルドを唸らせるほどの射撃の腕を持ち、ラゴゥの砲撃手を任されている。

【原作名台詞】

  • 「あらあら、ケバブね。」(TV版19話)
    • 初登場時の台詞。チリソースとヨーグルトソースまみれになったカガリの姿を見て。

  • 「そんな事するくらいなら死んだ方がマシね。」(TV版21話)
    • バルトフェルドに脱出を促された際の台詞。

  • 「熱くならないで、負けるわ…」(TV版21話)
    • アイシャの台詞でも特に有名なもので、もはや代名詞。
      スペシャルエディションでの声優は平野文氏なので違和感は無いが、TV版では2クール目主題歌を歌った外国人歌手であるビビアン・スー氏だったのでカタコトになってしまっており、「アツクナラナイデ!マケルワ!」と表記される事が多い。
      小説版ではアイシャはわざと舌っ足らずな話し方をしているという形でフォローされている。



【ゲーム内での活躍】

連合VSZ.A.F.Tシリーズ

『~1、2』ともに420コストで登場
数少ない地走タイプで機動力が高く援護向き、そして接近戦は苦手な典型的支援機
『~2』では560&420コンビの強さ、良好な機動性と優秀なサブ射撃による高い生存力、対戦で主流となったステージのアーモリーワンが極めて平坦であったことから、デュエルと共に高い使用率であった
全国大会の決勝戦がどちらもプロヴィデンス&ラゴゥであったことからもその強さを伺うことができる

EXVS.

中コストから格下げ、1000機体として登場
基本的な部分は変わらないが、アシストとしてバクゥを呼び出せるのが特徴。『NEXT』でのアッガイ相当
稼動当初の性能は1000の中でも低く弱機体のレッテルを貼られていたが調整によって機動力が大幅アップしたため、今では1000の中でもよく見かける部類となっている。
特にタイマン性能はとても高く、擬似タイは大得意。しかしそれが災いし放置されやすいのが最大の悩み。

EXVS.FB

前作から続投したコスト1000の高機動地走機。
相変わらず高い機動性と射撃の嫌らしさに高めの自衛力が光る。
今作ではビームの誘導低下とフワステ(ステキャン)の移動距離が上がった事によりビームを当てるのが前作より辛くなったが、相変わらず支援機としては十分な弾幕を張れる。
しかしステージが広くなったせいで敵を追い詰めるのが一苦労となり、前作以上に放置されやすくなってしまった。

覚醒技は斬り抜け2連→ドリルアタックによる地面への叩きつけ→バクゥ3機によるがぶがぶ攻撃。ドリルアタックを当てきればあとはバクゥにお任せしてしまえる。
このバクゥの攻撃は本編ではなくSTARGAZERでケルベロスバクゥハウンドの小隊が連携してブルデュエルを撃破したシーン(通称:犬の餌)の再現。
普通のバクゥにビームファングは付いてないためわんこがじゃれてるだけに見えるが、実はコックピットに何度もビームファングを突き立ててパイロットを嬲り殺しにしたかなり凄惨なシーンだったりする。

のちに家庭版において、バルトフェルドの乗るガイアがDLCで追加され、同時に未来の自分に対する特殊台詞が追加された。

EXVS.MB(ON)

コストが1500にアップ。今作で追加されたオーバードライブ(F覚醒・S覚醒・E覚醒)との相性は低コストどころか全機体を通してもかなり良好で、キャンセルルート追加でズサキャンがやり易くなる。コストアップに伴いメインの弾数が増えたので、放置されにくくなったのも嬉しいところ。

EXVS.2

新武装としてビームキャノン【狙撃】が追加され、横格闘が新規モーションに変化。
覚醒技もバルトフェルド隊連携攻撃からラゴゥ連続攻撃に変更されており、ラゴゥ単体で攻撃する乱舞技となった。

EXVS.2XB

アシストのバクゥがミサイルを放つようになり、従来のアシスト技がレバー入れ特殊射撃で呼び出せるようになった。


【勝利・敗北ポーズ】

勝利時

通常時:遠吠えするように顔を上げる
覚醒技を含むアシスト出現中(FB以降):両側にバクゥが一機ずつ並んでいる。

敗北時

  • ゆっくりと崩れ落ちて倒れる
    • ストライクにアーマーシュナイダーで止めを刺された時の再現


【その他の活躍】

ガンダムビルドダイバーズ

第19話のナデシコアスロンのトントン相撲対決にて、ステアが持ち出したガンプラとして登場。ステアは普段はMA形態のガイアガンダムを使用しているのでやはり好みなのだろう。
他の出場者もそうだが、明らかにトントン相撲で使うのは反則レベルの機体で、自立困難なノイエ・ジールを選んだローズは憤慨していた。
最終的にはサイコガンダムが重量オーバーで土俵を破壊してバトルが中止になるというオチが付いた。

たねきゃら劇場

ガンダムSEEDシリーズのSDギャグアニメ。
バクゥと共に発情期の野良犬扱いされている。
中の人は「ダリダ・ローラハ・チャンドラII世」役の鳥海勝美氏。


【余談】

設定的にはグーンに対するゾノに相当する指揮官用MSとして少数生産されているはずだが、ゾノとは違ってアニメに登場するのはバルトフェルド機のみでDESTINYにも一切登場しないため、アニメを見ただけの人はバルトフェルドの専用MSと勘違いしてもおかしくない有様になっている。
「機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女」に別機体のラゴゥが登場したが、バクゥの後継機としてはバクゥハウンドが配備され、「機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER」、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY」、「機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS」などに登場するが、それらの側にはラゴゥの姿は見当たらない。複座という点がいけなかったのだろうか…。
本来ならパイロットは"バルドフェルド&アイシャ"となるべき筈なのだが、本シリーズでは一貫してバルドフェルド1人である。


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最終更新:2023年01月04日 13:31
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