ブレイズザクファントム

ブレイズザクファントム
BLAZE ZAKU PHANTOM
登場作品 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
型式番号 ZGMF-1001/M
全高 20.4m
重量 91.2t
所属 ザフト軍
武装 MMI-M633 ビーム突撃銃
MA-M8 ビームトマホーク
ハンドグレネード
M68 キャットゥス500mm無反動砲
対ビームシールド
AGM138 ファイヤービー誘導ミサイル
搭乗者 レイ・ザ・バレル
ディアッカ・エルスマン
ハイネ・ヴェステンフルス


【設定】

ザフト軍が開発したニューミレニアムシリーズ「ザク」の指揮官仕様。
ザクウォーリアと基本性能は同じだが片方だけだったシールドを両肩に、そして頭部には隊長機特有のブレードアンテナを追加して通信・指揮機能の強化を図っている。
そしてザクウォーリアと同様にウィザードシステムも使用可能。
ファントム(Phantom)は英語で「幽霊」「亡霊」「幻影」を意味する。

高機動型のブレイズウィザードは多数のスラスターを備えており、宇宙戦を想定して設計されているが、大気圏内でも使用可能。
ただし、飛行能力はないため、地上戦では機動力強化装備となり、空中戦を行うにはサブフライトシステム「グゥル」の併用が必要となる。
ブレイズ(Blaze)は英語で「火炎」「劫火」を意味する。

エースパイロットにはパーソナルカラーが認められており、レイ機はホワイトカラー、ハイネ機はオレンジカラー、ディアッカ機はブラックカラーに塗装されている。この他にも名無しのエースパイロットが搭乗したパープルカラーの機体も存在する。


【武装】

MMI-M633 ビーム突撃銃

ザクウォーリアおよびザクファントムの標準装備である携行ビーム兵器。
殆どの機体が本体からエネルギーを直接供給しているのに対し本機はEパックによる外部電源方式でシールド裏にドラムマガジン型のEパックを装備している。

MA-M8 ビームトマホーク

斧型のビーム刃を発生させる格闘兵装。
投げ斧としても使用可能。
非使用時はシールドに収納されている。

ハンドグレネード

腰部のサイドアーマーに装備される手榴弾。

対ビームシールド

対ビームコーティングが施されたシールド。
3本の衝角が備え付けられており、これを活かした突進攻撃が可能。

AGM138 ファイヤービー誘導ミサイル

ブレイズウィザードの両側スラスターブロック先端部に内蔵された小型ミサイル。
広範囲目標の制圧や弾幕による撹乱に威力を発揮する。
装弾数は片側19発の計38発。


【原作の活躍】

ミネルバ搬入前にファントムペインの襲撃にあったため、レイ機がウィザードを装備していない素体の状態で出撃、シンの援護に入るがアーモリー・ワン脱出を許してしまう。
そのまま追撃をかけるがガンバレル・システム搭載型MA「エグザス」に足止めをくらってしまい奪還に失敗、母艦であるミネルバに帰艦し追撃戦に参加、続く小惑星帯での戦闘では小惑星に埋まってしまったミネルバからスクランブル出撃、トドメを刺しに来たダガーL(無反動砲装備)を撃破、エグザスを食い止めミネルバの脱出を援護した。

地上に降りてからはレイは主にブレイズウィザードを装備して艦上からシンやアスランを援護、ルナマリアと違って敵機を撃ち落としていたが、オーブ軍の物量差から大破した。


【搭乗者】

レイ・ザ・バレル

CV:関 俊彦

ザフト軍の赤服パイロット。年齢はシンと同じ16歳(となっている)。
同期であるシン・アスカやルナマリア・ホークらと共にミネルバに配属された。

パーソナルカラーは白で、パイロットスーツと乗機のザクファントムも白くしている。
プラント最高評議会議長であるギルバート・デュランダルに絶対の信頼を寄せており、彼の事を「ギル」と呼んでいた。
パイロットとしての腕は非常に高く、更にシンと違い冷静沈着で視野も広い為、猪突猛進なシンのストッパー役も務めており、アスラン着任まではMS隊のリーダー役を務めていた模様。
但し冷静沈着が常だった為か、冷たい性格に見られていた*1
だがシンやルナマリア達と過ごす日々は彼にとって掛け替えの無いものだったらしく、デュランダルの命令が第一とはいえ、心のどこかでは2人の事を大事に思っていた様だ。

エンジェルダウン作戦時にはシンと共にキラ・ヤマトの戦術を分析し、フリーダムガンダムを倒す為のアドバイスをした。
アスラン脱走に伴い、彼が乗る予定だったレジェンドに乗り換えた。

【原作名台詞】

  • 「何をしている! ボーっとしてたらただの的だ!」
    「この敵は普通とは違う!」
    • アーモリーワン宙域でMAエグザスと遭遇戦になり、ネオと感応してシンに警戒を促す。
      後者の台詞はネオも感じとっている。

  • 「どんな命でも生きられるのなら生きたいだろう。」
    • ステラを連合軍に返還しようとするシンと偶然居合わせる。
      思うところがあった様で軍規違反と知りながらその手引きをする。
      レイの正体に関わる伏線でもある。

  • 「敵です。あちらの思惑は知りませんが、本国がそうと定めたのなら敵です。」
    「我々はザフトであり、議長と最高評議会に従うものなのですから、それが定めた敵は敵です。」
    「あなたの言っている事は個人的な感傷だ。正直困ります。」
    • シンと取っ組み合いになり、なおも「キラは敵じゃない」とみんなに向けて言うアスランに対して。
      直前にシンの挑発行為があった事や捕虜の無断返還を手引きしたレイが言っていいかはさておき、シンは軍の命令通りにフリーダムを撃墜したに過ぎず、アスランの暴行も軍人として問題であるのも事実で、アスランも言い返す事は出来なかった。


ディアッカ・エルスマン

CV:笹沼 晃

ザフト軍ジュール隊副隊長。
戦争終盤においてザクファントムの受領後は高機動型のブレイズウィザードを装備して出撃した。
メサイア攻防戦では大量破壊兵器を使用したギルバート・デュランダルに反発して隊長のイザークと共にエターナル側に付く。

【原作名台詞】

  • 「どうする?一応出てって瞬殺されてくる?」
    • クライン派と戦うか迷うイザークへの冗談。
      もっとも、前大戦時に共に戦った経験があるので、キラ達の実力を察しての発言ともいえる。
    • 小説版では、イザークに「そんな心構えなら出るな!」と返されたあと「あいつら相手だと本気でいってもそうなりそう」と内心で呟いており、多分に本音混じりであったことがうかがえる。

【その他名台詞】

  • 「…………(機械音)」
    • ゲーム『スーパーロボット大戦Z』にて。
      このゲームだとディアッカはNPCで声なし。
      内部には没データが存在しているが、ボイスが存在しない為、戦闘時にはAIと同じ台詞(機械音)を発する事になってしまう。


ハイネ・ヴェステンフルス

CV:西川 貴教

ザフト軍のモビルスーツパイロット。
第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦を戦い抜いたエースパイロットで、その功績により「FAITH」に任命された。
フォックストロット・ノベンバーではザクファントムで出撃して地球連合軍の艦艇を多数撃墜する。
その後はグフイグナイテッドを受領してミネルバに合流する。


【ゲーム内での活躍】

連合VSZ.A.F.T.II

レイ機がコスト450の高機動万能機として登場、標準的なBR、足は止まるが広範囲に広がり幅広い用途に使えるサブのファイヤービー、早い弾速と優秀な銃口補正で着地狩りに使え、更には格闘を外した際の保険にもなるCSのファイヤービー、伸びが優秀な前格闘や判定が優秀で良く動く横格闘、全体的に優秀な足回りなど基本性能は高い。
しかし、耐久値がセイバーと同じで同コスト帯最低で、優秀なサブとCSは足が止まるという、最低の耐久値が強さを殺してしまっている事態になっている。

連合VSZ.A.F.T.II PLUS

解禁要素としてハイネ機とディアッカ機も登場。
ハイネ機はCSを失った代わりにコンボの起点に最適なトマホーク投擲(性質はブーメラン)を得た。
ディアッカ機は格闘が単発になってる代わりにBRが手動リロードになっている。

EXVS.

ガナーザクウォーリアのアシスト(特殊射撃)としてレイ機が登場、連ザのCSのようにファイヤービーを乱射する。
覚醒以外でのリロードが無いが性能は優秀、ルナザクの覚醒目的がザクファントム召喚のリロード目的として使われるほどでルナザクの生命線ともいえる。

EXVS.FB

撃ちっ放しから撃ちきりリロードに変更。

EXVS.2

MBONまで長くの間サポートしてきたが基盤変更による機体グラフィックの新造の手間を省くためセイバー共々インパルスの各形態に譲る形で出番を終える。
それとは関係ないが同作でレジェンドは終始強力な機体として評価されていた。


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最終更新:2023年12月31日 14:18
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*1 実際仲間に辛辣な言葉を吐く事もある