ガンダムサバーニャ

ガンダムサバーニャ
GUNDAM ZABANYA
登場作品 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
型式番号 GN-010
全高 18.0m
重量 86.8t
所属 ソレスタルビーイング
武装 GNマイクロミサイル
GNホルスタービット
GNライフルビットII
搭乗者 ロックオン・ストラトス


【設定】

ソレスタルビーイングの太陽炉搭載型モビルスーツ。
ガンダムデュナメスケルディムガンダムの後継機として開発された。
名前の由来はイスラム教における地獄の管理者「サバーニーヤ」から。

狙撃が得意だった初代ロックオン・ストラトス(ニール・ディランディ)に合わせて開発されたデュナメス・ケルディムと違い、乱戦での銃撃戦が得意な2代目ロックオン・ストラトス(ライル・ディランディ)向けに開発された本機は多数のビットやミサイルポッドを搭載した結果、武装の種類は少ないが大量の火器を搭載している。
このため狙撃による個別撃破ではなく、大量のビット・ピストル乱射・ミサイルによる面制圧とホルスタービットを組み合わせて展開される大出力ビーム砲による火力支援という、セラヴィーガンダムとティエリア・アーデが抜けた穴を埋める役目も担っている。
しかし、オレンジハロ1機では大量のビットとマルチロックオンシステムや機体制御の処理能力が限界を超えるため、青ハロを1機追加して役割分担をすることにより、パイロットとハロの負担を軽減している。

マルチロックオンシステムを搭載しているが、ハロとサバーニャの各部センサーによる情報処理能力のおかげで同時ロック可能な数は3桁にも及び、範囲も360°と対応している。
なお、射撃のタイミングなどはライルが行っている。
デュナメス系列の機体ではあるが、特徴だったライフル型コントローラーはコンセプトの変更により廃止、代わりに銃のグリップ型の操縦桿となっている。


【武装】

GNマイクロミサイル

機体全身に装備されたミサイル。
撃ち尽くした後はデッドウェイトにならないようにパージされる。

GNホルスタービット

ケルディムのGNシールドビットの発展型。
シールドとしての機能はそのまま残されている他、内部にはGNライフルビットIIを収納し、GN粒子を補給するコンテナとしての役割も兼ねている。
左右の腰のアームに10基を装備しており、最終決戦時には更に4基が追加された。

GNライフルビットII

ケルディムのGNライフルビットの発展型。
連射性は低いが狙撃に適した性能を持ち、センサーとグリップを引き出すことで手持ちの銃としても使用可能。
また、バレルを取り外すことで連射性に優れたGNピストルビットになる。
GNホルスタービットに10基を収納しており、最終決戦時には更に4基が追加された。


【原作の活躍】

連邦政府が宥和政策に路線変更したことにより、現政権に配慮して封印していたが、ELSの襲来の際に使用。
刹那・F・セイエイをELSから救出する際はシールドビットで耐えるも、ELSの猛攻によりビットを全損させられる。
しかし直後にソルブレイブス隊の救援が間に合ったため、刹那の搬送には成功した。

最終決戦時にはビットは修復され、さらに追加して出撃。
押され気味だった戦線を持ちこたえさせ、対話に向かう刹那をすべての火器を展開しての全弾発射で援護してガンダムハルートと共に道を切り開く。
しかし善戦するも、ELSの物量差に押され被弾が増加し武装の大半を喪失、機体も中破し行動不能になるがパイロットは無事脱出した。
ハルートは爆散して、ダブルオークアンタは外宇宙に行った為、ソレスタルビーイングの所有する唯一の太陽炉となった…と思われていたが、後にハルートが修復*1されていたので唯一ではなくなった。


【搭乗者】

ロックオン・ストラトス

CV:三木 眞一郎

ソレスタルビーイングのガンダムマイスター。
前大戦終了後はカタロンを脱退し、ソレスタルビーイングのガンダムマイスター「ロックオン・ストラトス」として世界各地で刹那と共に極秘の武力活動を続けていた。
ELS襲来の際には他のマイスターと共に連邦軍の救援に向かうが、先遣隊はすでに全滅しており、対話を試みた刹那も脳に損傷を負い、遅れて到着したソルブレイヴスの支援により撤退することとなる。
絶対防衛戦での最終決戦では圧倒的な劣勢の中奮闘し刹那到着後はハルートやソルブレイヴスと共に突破口を切り開くが、最終的に機体は中破、パイロットとハロ2体は脱出した。

【原作名台詞】

  • 「悪いな、休暇は終わりだそうだ」
    • ELSに追われるアレルヤとマリーを救出しながらの登場。この時乗っていたのはデュナメスリペアで、ファンを大いに驚かせた。

  • 「乱れ撃つぜ!」
    • ELS中枢へ突入する刹那を援護すべく、全弾発射を敢行した際のセリフ、当初は2ndで使われる予定だったが劇場版で使われることとなった。ちなみに、PS2のゲーム「ガンダムマイスターズ」においてニールも使っている。

  • 「俺は兄さんほど遠距離射撃が得意じゃねえ 狙い撃たねえ だからさ 乱れ撃つぜぇ!」
    • 小説版で、「乱れ撃つ」直前に。多くのファンに強い印象を与えたため、本シリーズを始め、多くの所で使われている。ちなみに、だからさ…まではモノローグとなっている。

  • 「アニューとだって分かり合えたんだ!お前達とだって!」
    • ELSに対して、しかし解釈によってはアニューがELSより分かり合うのが難しい存在に聞こえるような気が…


【VS.シリーズの活躍】

EXVS.

7月20日に追加されたダブルオークアンタの武装アシストとしてガンダムハルートと共に登場。
登場するのはクアンタムバースト時のみである。

原作でのライフルビットの乱射ではなく、刹那の道を切り開く際の「乱れ撃つぜぇ!」の最後に使用したホルスタービットを◇の形を3つ並べて中心にライフルビットを設置した高出力ビーム砲を放つ攻撃となっている。
ゲロビの威力としては低めだが、武装が貧弱な本機の貴重な武装して使われる。判定が横に広く銃口補正も優秀なので引っ掛けやすいのが魅力、更にビット前方にはシールド判定も存在し、着地取り狩りに設置するという方法もある。

EXVS.FB

引き続きクアンタの武装アシストとして登場。
今度は通常時でも使用可能であるため、柔軟な使用が出来る。

EXVS.MB

2014年4月のアップデートでプレイアブル機として昇格。
格闘武装を一切持たないコスト3000の純射撃機として登場。
「乱れ撃つ」というコンセプトの元、ケルディムに比べ狙撃力は劣るものの、ライフルビットによる圧倒的な手数を持つ。
動き撃ちできる普通のメイン、デュナメスのCS2に似た射CSの他、メインキャンセル落下が可能なビット系武装の各種格闘、そして優秀な銃口補生・範囲・威力に加え発射前に射撃バリアが付くという、極めて強力なゲロビのレバー入れ特射など、数々の射撃兵装を持つ。
更に特格に耐久力の高いシールドビットを備え、味方のドライブ・覚醒の補佐や、それらからの自衛も可能となっている。
そしてこのタイプの機体にありがちな鈍足ではなく、速度・旋回性能共に良好で、前述のビット落下も合わせて機動力は高いのも強み。

覚醒技は「全力で狙い撃つ!」。レバー入れ特射の上位互換で三方向にゲロビを撃つ、ゲロビ系の覚醒技の中でもトップクラスの性能を持つ。
中距離以遠では各種射撃で一方的に削り、近距離に近づかれてもシールドビットや射撃防御付きのゲロビ、銃口補正の良好なCSで自衛も可能。上述の通り機動力も低くなく、後衛に必要な能力すべてを高いレベルで備えている。
前衛機の手助けだけでなく、3000同士の事故が起こった場合でも、持ち前の援護・自衛力から十分に活躍させることができるため、後衛の被弾増加による事故も起こりにくいこともあり、相手にすると非常に厄介。

それ故にEXVS.FBのバンシィと同様、ゲームバランスを崩壊させかねない性能になっていたが、
三度の下方修正により、ほぼ全ての武装、及び機動力と耐久力にメスが入り、
総合的に強力な性能は維持しているものの、少なくとも一強とまではいえない所まで落ち着いている。

本作から始まったコンクエストでの先行配信だったが、全プレイヤーが使用できるようになると同時に弱体化された。それまでサバーニャにやられまくったプレイヤーの中には「あの理不尽性能を使いたかった」というプレイヤーもいたとか。

EXVS.MBON

高耐久のビットとフル覚醒でなくても抜け覚できるE覚醒とのコンボで高い安定感を持っていたが、アップデートにてビットの耐久値が半分の100になってしまった。

EXVS.2

下格が格闘カウンターに変更され、いざという時の格闘迎撃に加えマルチCSを簡単にシングルに戻せるようになった。
また、アップデートにてシールドビットの耐久値が前作稼働開始時の200に戻ったほか、各部に強化が入った。

EXVS.2 XB

長らくサバーニャ使いを悩ませていたCSの仕様が変更され、レバー後CSで従来のマルチCSを撃つようになった。
マキブぶりに特射の覚醒リロードが復活した…が、サバーニャが環境を席巻したため稼働から僅か2週間後のアップデートで再び覚醒リロード非対応となってしまった。

EXVS2OB

ほぼ同等の仕様で継続。
格闘CSにハルートアシストを獲得。覚醒中は3wayゲロビになる。


【勝利・敗北ポーズ】

勝利ポーズ

通常:飛んでいるライフルビットをキャッチし、両肩にホルスタービットをマウントしてポーズ。
特格使用時:ホルスタービットを周囲に展開し、ライフルビットを両手で構える。
覚醒時:ライフルビットを全て周囲に展開して両手に持ったライフルでポーズ。

敗北ポーズ

中破状態で漂っている。原作ラストの再現


【余談】

HGのガンプラでは2ndシーズンでバリエーション商法をしまくったため、ハルートともども最終決戦版やラファエルのセラヴィーⅡverとか出ると思われていたが、サバーニャとハルートの最終決戦版は劇場版から10年以上たってようやくプレミアムバンダイ限定で発売された。
劇中でお馴染みの◇◇◇砲もこの最終決戦仕様を2機買うだけで手軽に(?)再現可能になった。

セラヴィーIIやハルートの脚部などと違い、ビットが増設された程度の違いなのでHGのサバーニャ二つとダブルオー(ここら辺は人による)があれば改造でできるので買い逃した、なんらかの都合上買えないという人にも優しい仕様となっている。
万が一買い逃したけど改造できる自信がない人はプレバンの情報を逐一見ておこう。

ちなみに通常版の時点で背中のパーツにいかにもな突起が付いており、おそらく公開当時の時点で最終決戦仕様の製作予定はあったものの諸事情により一度見送られ、10周年記念の一環で企画が復活したのではないかと思われる。

ロックオン(ライル)以外のガンダムマイスターがイノベイター超兵*2イノベイド…と人間を超えたり、普通の人間とは言えない存在になっている中、彼のみ人間のまま戦い抜いたことからファンから「真人間のライルが一番やばい」「別世界にいたら間違いなくスーパーパイロット認定」など言われることも。


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最終更新:2023年09月11日 10:57
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*1 あるいは別機体

*2 小説版ではイノベイターに覚醒している