機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム 原作ネタ用Wiki

ブルーディスティニー1号機

登場作品 機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY
形式番号 RX-79BD-1
所属 地球連邦陸軍 第11独立機械化混成部隊
主なパイロット 連邦軍一般兵→ユウ・カジマ
主な装備 ビームライフル、ビームサーベル×2、100mmマシンガン、胸部バルカン砲×2、腹部有線ミサイルランチャー×2、シールド
特殊武装 EXAMシステム

【設定】

地球連邦軍に亡命した元フラナガン機関所属のジオン技術者クルスト・モーゼス博士が陸戦型ガンダムをベースに特殊システム「EXAMシステム」を搭載した実験機。
元はRGM-79[G]陸戦型ジムの頭部にEXAMシステムを搭載、テストしていたが機体自体が持たず、すぐにでもオーバーヒートを起こしてしまうので頭部をそのままに、強化した陸戦型ガンダム(ジムの17%増しのジェネレーター、マグネットコーティング、胸部機関砲を2門に増設、両脇には有線式ミサイルを追加装備など)に移植された。別名「ジム・ブルーディスティニー」及び「蒼い死神」。略称は「ブルー」、「B.D.1」。
その戦闘力は、EXAMシステムと相まって単機でMS中隊を壊滅させるほどだとか。
なお、後に開発される2号機及び3号機と違って宇宙空間での戦闘は不可である。
機体の蒼い塗装はクルスト博士の趣味だが、実際はEXAMシステムの被験者であったNTの少女マリオン・ウェルチが宇宙の絵を描くと決まって宇宙空間を蒼く塗ったことに由来する。

頭部は陸戦型ジム、首から下は陸戦型ガンダムがベースとなっているだけあってシルエットは比較的両者に似ているが、頭部のゴーグルの形状に始まり肩アーマーの形状、ミサイルの追加などによって細かい部分のディテールはかなり異なる。

武装説明

【EXAMシステム】

頭部に搭載されている、クルスト博士が開発した特殊OS。EXAMの読みは「イグザム」ではなく「エグザム」。
通常は脳波を電磁波として探知し、その中でも「殺気」に近いパターンを検知して対応するという、「NTの反応速度を擬似的に再現する」システムである。
ただしこれは表向きの話であり、実際は「NT(ニュータイプ)がOT(オールドタイプ)を駆逐するかもしれない」という博士の強迫観念と妄想の末に生み出された、「確実なNTの殲滅」を行うためのシステムである。
理論上ではニュータイプの脳波を検知すると電子音声と共に起動し、パイロットの制御を無視してニュータイプの殲滅を開始するように設計されている。また、システムが起動すると通常は緑色のカメラが赤色に変化する。
実際は多数の人間の死と殺気を感知した場合(戦場では頻繁に起こりうる、というかこの状況にならない事が無い)でも起動し、無差別な殺戮を開始してしまう。
さらに索敵範囲内に同じEXAM搭載機を探知すると互いをNTと認識して暴走するという、実に暴走率の高いシステムだった。
暴走状態になったシステムはコンピュータからの指示に機体の動きを追従させるために機体性能を限界まで引き出し、驚異的なまでの機動性と攻撃力、反応速度を発揮する。
だが、その超絶的な機動性にパイロットが耐えられず、最悪死亡してしまう危険なシステムでもあった。そのため、本格的な暴走を事前に防止するために1号機と3号機にはブルーの担当技術士官アルフ・カムラによってリミッターが設けられている。

前述の暴走による味方への被害も鑑みた結果、EXAMシステム搭載機の最も効果的な運用方法は「敵陣に単機で飛び込んで無双」だったという。

ジオンで研究されていた頃はシステムの起動すらマトモにできなかったが、被験者を務めていたマリオンが実験中の事故で意識不明となって以来、彼女の精神を取り込んだかのように起動するようになった。小説版などでもユウにはシステムを通じて彼女の声が聞こえているような描写がある。なお、彼女自身はEXAMシステム搭載機が全機破壊された後に意識が回復したという。
ちなみにクルスト博士が連邦に亡命した理由は、「ジオンにはEXAMシステムを積んでマトモに動く機体がなかったから」である(唯一動いたのがイフリート改だったが、それでもシステムを起動すると短時間でオーバーヒートを起こしてしまった)。クルスト博士にとってはNTを倒せるのであればジオンも連邦も関係なかったのだろう。

一年戦争から16年後に開発されたユニコーンガンダムが搭載するNT-Dシステムもまた「NT殲滅」というほぼ同様の特性を持ち合わせており、UC計画の開発陣がEXAMを参考にした、あるいはかつてEXAMに携わっていた人間が多少なりとも計画に関与した可能性が指摘されている。なお、漫画だけだが『機動戦士ガンダム カタナ』という作品では強化人間を検知する妖刀システムなるものが存在し、その開発の資料としてEXAMシステムの解析を目的として「NEO EXAMシステム」を開発している。
ただし、NT-DがNTまたは強化人間をパイロットとするのに対して、EXAMはOTが使う事を前提としている。実際「ガンダムバトルシリーズ」では、極めて稀な「OT専用」の機体であった。

【原作内での活躍】

最初は他のパイロットによってテストされていたが、システムの暴走により友軍を壊滅させ、そこに居合わせたユウ達に襲いかかる。ユウ達の迎撃を受けて撤退するも、搭乗していたパイロットは死亡したらしくユウが新たなパイロットとして選ばれる。
その後はユウの愛機として各地を転戦。多大な戦果を上げる。と言っても原作では4話しか使えないが。「移動要塞とMS中隊が守備するミサイル基地を、単機で強襲して5分で殲滅してミサイル発射阻止」と言う、オペレーションメテオもびっくりの任務も、EXAMシステム初使用によって成功させている。
だが、キャリフォルニア・ベース攻略作戦に援軍として参加した際に、ニムバス・シュターゼンの駆るもう1機のEXAM搭載機、イフリート改と交戦。互いに暴走状態となって熾烈な戦いを繰り広げた。最終的には何とか撃破するも、破損し行動不能に見えたイフリート改が撃った腕部グレネードによりEXAMシステムを積んだ頭部を破壊され、機能停止した。直後にイフリート改も爆発し、この戦いは痛みわけとなる。
なお、この後にニムバスの手によって、システム開発者のクルスト・モーゼス博士が殺害され、開発中のBD2号機が強奪されると言う事件が発生し、EXAMシステムを生産する事が出来なくなってしまう。ユウも予備パーツ用の3号機に乗り換えた為、BD1号機が修理される事はなかった模様。

【パイロット説明】

ユウ・カジマ

連邦軍で開発されたばかりの兵器であるモビルスーツの実戦データを収集する為に設立された、通称モルモット隊所属のエースパイロット。ゲーム開始時の階級は少尉で、ゲーム中で最高ランクを取り続けた時の最高階級は少佐。
元は戦闘機パイロットだったが、開戦直後にジオンのMSと遭遇してMSの性能を実感。連邦では珍しく早期にMSパイロットに転向しており、その腕はシミュレーターではあるが誰も敵わなかったアムロのガンダムに勝つほどである。(ただしこの際使用していたのはビームライフル装備のBD3号機、アムロのデータはジャブロー到着時のものであったが)
暴走したブルーディスティニー1号機を撃退した際の戦いぶりが評価され、ブルーの新たなパイロットとして選出。EXAMシステムを巡る戦いに巻き込まれることになる。

ジムに乗ってる時点で、ザク小隊+ハイゴック3機+ドム3機を撃墜するとかやっている辺り相当の猛者である。

寡黙な性格で、原作では一切台詞が無く、説明書にイラストが載っているだけであった。
ただし、これは設定上「ユウ=プレイヤー」とされていたために台詞がなかっただけであり(ユウ=YOU=プレイヤーであるあなた。英字表記でも彼の名前はYOUが正式である)、漫画や小説、Gジェネレーション等近年発売されたゲームでは普通に会話している。声優が途中交代しており近年やEXVS.では諏訪部順一氏が声をあてているが、それ以前は山寺宏一氏が声をあてていた。

一年戦争終結後も地球連邦軍に身を置き続け、第二次ネオ・ジオン抗争の際はジェガンでアクシズの降下阻止に参加した。このときの階級は大佐。
ちなみに「ガンダムバトルユニバース」では、逆襲のシャアのミッションでジェガンに搭乗したユウが登場し、「G GENERATION」シリーズでもその場面が描写されている。
小説版では、逆襲のシャア本編終盤の連邦とネオ・ジオンが協力してアクシズを押し返すシーンにて、バックパックが破損して弾き飛ばされたギラ・ドーガに手を伸ばしたジェガンに搭乗していたとされる。
また、単機で敵陣に突撃することもあったため撃墜数はとんでもない数だが、事件が事件だけに記録が抹消されてしまいエースパイロットには入れなかった。
この辺りは後に「幻の撃墜王」と呼ばれるコウ・ウラキの境遇と似ている。

出身地は後に同じセガのハードであるドリームキャストで発売された外伝作品「コロニーの落ちた地で…」の主人公、マスター・P・レイヤーと同じオーストラリア…の可能性があるが、セガハードでの発売タイトルがこの2作品のみであり、続くセリフにそれを暗示しているとも受け取れるものがあり何とも言えない状況。

【原作名台詞】


【ゲーム内での活躍】

原作ゲーム

1996年に発売されたセガサターンのゲームが初出。ツインスティック対応の主観視点3Dシューティング。
発表当時から、武装の設定などは固まっていて今と変わりない事は設定画などから伺い知る事ができるのだが、実際のゲーム中ではシステムの問題からか良く分からない武器を使っていたりする。
具体的には100mmマシンガンが良く分からないキャノン的な実弾兵器だったり、ミサイルが飛距離がやたら短いグレネードの様なものだったりと言った感じ。
基本的には(EXAM発動時でも)MSを一撃必殺するような火力は無く、マシンガンで敵の足を止めながら攻撃をかいくぐり、サーベル攻撃でダウンさせていくゲームになる。

EXAM時は、ブーストのオーバーヒートが殆ど起きなくなり、常時ダッシュで戦場を駆け回れる他、格闘攻撃を主体に攻撃力も大幅に上昇している。
…のだが、本機がシステムが発動されるのは2巻の3話と5話(及び、暴走して敵対した時の1巻2話。+3号機は最終話と対ガンダムシミュレータ時)のみで、そのうち5話は同じEXAMマシンのイフリート改とのタイマンであるため、通常時と比較したEXAMの凄さを堪能出来るのは実質全15話中たった1話だったりする。
なお、本編最終話とシミュレータで3号機のミサイルが突如50発に増えるが、これは宇宙戦用で低火力の小型ミサイルに換装しているからで、EXAMシステムと直接的関係は無い。(そして1号機とも関係が無い)
また、イベントによって解放されるもので、自分でEXAM発動の操作はできない。

ちなみにGジェネシリーズのEXAM攻撃は、このゲームの挙動を元にしたものである。
射撃ボタン押しっぱなし(胸部マシンガン)→そのまま敵に体当たり(ダッシュ激突でビームサーベル攻撃)→連撃後に特射で追い打ち(ミサイル)
前半搭乗機のジムコマンドでも似た様な挙動はできるのだが、ブルーほどスムーズにはできない。

ちなみに、「EXAMシステム、スタンバイ」の声は原作ではCV:雪乃五月(現・雪野五月)。

EXVS

12月22日のDLCにて追加参戦。コスト2000の数少ない実弾マシンガン持ち万能機。
標準タイプのマシンガンに設置型の有線ミサイル、ジム召喚によるBR3連射等、実弾とビームを素直な物から特殊な物までバランス良く配置している他、特殊格闘に移動技も持っている。

覚醒はEXAMシステム発動となっており、機体性能の向上だけでなく特射のジム召喚がジム投擲に変わり格闘性能も向上する等恩恵が大きい。
PVで話題になった高笑いをしながら敵を掴んでの連続パンチはEXAM発動時のN格闘後派生となっている。

ちなみに今作のユウは小説版・漫画版準拠なので普通にしゃべる。

【勝利・敗北ポーズ】(EXVS.)

勝利ポーズ

通常時:マシンガンの弾巣を交換し、両手で構える
覚醒中:仁王立ちしながらジムの頭部を投げ捨てると同時にスカートアーマーから排熱も行なっている。

敗北ポーズ

頭部を破壊された状態で、膝をつく。
原作でのイフリート改との相打ちの再現だと思われる。

【勝利・敗北ポーズ】(EXVS.FB)

覚醒中の勝利ポーズで投げ捨てるのがジムからザクIIの頭部に変更されている。