親切な方が本スレでAudacity(以下Auda)とReaperでvstプラグインを使っての
「初心者にもできる凝ったエフェクト」の作業工程を文にしてくださったので紹介します。
文中にある見本mp3などのデータは載せられませんので、
自分で録った歌声と歌いたいカラオケを用意して、
文と照らし合わせながら作業をしてください。
「初めてだから見本とかねぇとわかんねーよ!」と言う方、
習うより慣れよ!です。まずは実際にやってみてください。
どのようになれば正解、などはありません。
あまりに変な事にならなければ気にせず続けてみましょう。
慣れてきたら自分なりに数値を変えてアレンジしてみてください。
とにかく色々と試してみる事が大事です。
因みに文中の編集している歌声は女性ボーカルです。
→準備。
今回はAudaのみを使用しました。
今回使うvstプラグイン。読む前に先に使えるようにしておくと作業が楽かも。
ハイパス。
リンク
→「yp_effect」
リミッター。
リンク
→左メニューのW1 Limiter→Free DLLで「W1 Limiter」
シェイパー。
リンク
→左メニューのDownload→「RubyTube」
vstプラグインは落としたままのAudaでは使えないのでvst-bridgeというソフトをAudaに入れる必要があります。
これ
を落として、中の「vst-vridge」をAudaをインストールしたフォルダの下にある
「Plug-Ins」というフォルダの中に入れてください。
これでvstプラグインを同じフォルダに入れれば動くようになります。
他のvstプラグインも全部「Plug-Ins」フォルダで。
以下本文。(少し改変してあります)
まずはノイズ落としのフィルタから。一番下のリンクから
ttp://yppts.dyndns.org:18080/music/software/
に行って「yp_effect」というファイルをダウンロードして、解凍して出てくる
ファイル(フォルダの中身)を、Audaをインストールしたフォルダの下にある
「Plug-Ins」というフォルダの中に入れましょう。
03br1.mp3と04br2.mp3とカラオケ.mp3をAudaに読み込んだら作業開始です。
① 正規化
まず歌のトラックを適当に選んで、解析メニューからスペクトル表示をします。左下の
設定は「スペクトラム表示、16384、Hanningウィンドウ、対数周波数軸」で。200Hzくらいから下がごっそりないのがわかると思います。これより低い声は出ていないということで、これより低い音は全部ノイズなので消します。
フィルタやEQ(イコライザ)をかけると波形が乱れるので、必ず最初に音量を調整するのを
忘れないでください。Audaなら、効果メニューから正規化を選んで、両方チェックを
入れたままOKを押せば勝手にやってくれます。
② Bandpass Filter(フィルタ)
ボーカルのトラック全体を選んで、効果メニューから「Bandpass Filter」を選びます。
200Hzで切ると歌が巻き込まれる可能性があるので、2割くらい余裕を見て160Hzで切りましょう。
設定は上から順に「1、2、160、0.7」。これで160Hzより低い音が消えます。
次はEQ(イコライザ)を使います。
なんで音量調整の前にEQを使うのかというと「音が小さくてもよく聞こえる」
ようにするためです。
③ Peaking Equalizer(イコライザ)
正規化してスペアナを見ましょう。伴奏は700Hzくらいがちょっとヘコんでいて、2500Hz
くらいがちょっと膨らんでると思います。ボーカルで大事な周波数は3000Hzくらいなので、
これは削ります。効果メニューから「Peaking Equalizer」を選んで、
2500Hzを6db削りましょう。設定は上から順に「2500、-6、1」だ。最後の「1」は
変えないほうがいいです。
ボーカルもスペアナで見ましょう。正規化はフィルタのときにやったからかけなくていいです。
3000Hzくらいの大事な周波数はけっこう出ていますが、低温がちょっと弱い感じもします。
今回は、せっかく伴奏がヘコんでいるので700Hzを強調してみることにします。設定は
上から順に「700、4.5、1」にしました。
④ 増幅
まずボーカルの音量を0dBまで上げます。Audaなら効果メニューから増幅を選んで
「新しい最大振幅」を「0」にしてOK。さらにリミッターというエフェクトをかけます。
⑤ Hard Limiter(リミッター)
これは何かというと、音量が一瞬だけ飛び出て大きい部分を引っ込めるもの。
これを使っておくとコンプやシェイパーの使い勝手がよくなります。
ttp://www.yohng.com/
ここのリミッターを使います。設定は上から順に「0.85、1、0.75」です。ちょっと強い気も
しますが、気になるなら「0.9、1、0.75」くらいにしてください。調整するのは一番上の
数字だけで。使うときは必ず0dBまで増幅してから。
⑥ Ruby Tube(シェイパー)
つぎにシェイパーを使います。
ttp://www.silverspike.com/
ここのRubyTubeを使います。シェイパーとは波形を丸くしたり四角くしたりする
エフェクトだと思っていいです。キモ声を誤魔化すのにどうぞ。
設定は上から順に「0.4、0、0、1」くらい。調整するのは一番上の数字だけでいいです。
これを0.6~0.8くらいまで上げると、さっき言ったオーバードライブになります。さらに
0.8~1.0くらいまで上げるとディストーションという名前で呼ばれるようになります。
今回は、イントロを0.4、中間を0.5、ラストを0.6にしてみました。
これでやっと音量を調整する準備が整ったわけですが、このくらい準備しておくと
音量調整もスムーズにできます。
Zipに入っているのはここまででできたファイル。伴奏は-9bBに、歌は-6dBに
ノーマライズしてあります。
※⑦ GVerb(リバーブ)<「その2」以降が面倒なのでここまでにしたい人用>
ここまで折角準備をしたので、簡単なエフェクトをかけます。
ここでは「GVerb」を紹介。
設定は上から順に「40、4、0.9、0.75、0、-22、-28」くらい。
これで若干エコーがかかって聞き心地のいい声になるはずです。
初心者ならここまでできれば上出来でしょう。
次は切り張りとか音量の細かい調整や位置合わせなどを
紹介します。それでは、お疲れ様でした。
※ 補足
EQを使うところでスペアナを何回か使いましたが、実際には耳のほうが大事なので、どの辺の
音を削ったら歌がとおりやすくなるか、何回も聞いて耳で判断してください。機械だけに
頼ると、あとで聞いて「ええー」とか思うこともあります。慣れないうちは伴奏だけ加工して、
ボーカルにはあまり触らないほうがよろしいかと思います。