第一章 『勇者覚醒』 「キーブレードに選ばれし少年よ・・か。」
ここはとても平和で涼しいデスティニーアイランド。青い空、広い海、海鳥達の鳴き声などが聞こえ、とても心地よい場所です。
ここには元気な子がいっぱいやってきて元気に遊んでいます。
~浜辺~
ソラ 「くぅ~・・・くぅ~・・・(寝ている)」
この子はソラ。この島一番の元気者です。
リク 「ま~たこんな所で寝ているのか?ソラ。」
この子はリク。ソラととても仲が良く、いつもケンカしてる大人びた子です。
カイリ 「ほ~ら♪二人とも~?サボってない~?」
この子はカイリ。この三人は大の仲良しです。
ソラ 「(起き上がる)サボってなんかないって~。」
カイリ 「あら?さっきここでぐ~っすり寝ていた子は誰だったかな~?(笑」
リク 「ソラはいっつも寝ぼすけだな・・。」
ソラ 「なんだとぉ~!?」
リク 「サボってたのは事実だろ~?」
カイリ 「リクは?」
リク 「お、俺はちゃんと集めたぜ・・?ホラ。」
リクは筏(いかだ)の材料をカイリに見せた。
カイリ 「あ、本当だ~。リク、偉い!」
ソラ 「(ヤ、ヤバ・・俺集めてない・・)」
カイリ 「ソラは~?集めてきたでしょ?」
ソラ 「じ、実は・・・」
リク 「集めてない・・と。」
ソラ 「ゴメン・・・」
カイリ 「もう!早く集めてきて!」
ソラ 「わ、分かったよ~!!」
ソラは走っていく・・。
カイリ 「まったく~・・・。」
~海の岸~
ソラ 「・・と言っても、筏の材料なんて何処にあるか分からないよ~・・」
ティーダ「どうしたッスか?ソラ。」
ソラ 「ティーダ・・?丁度いいところに来たな♪お前♪」
ティーダ「・・・どういう事ッスか?」
ソラ 「筏作り、手伝ってくれ♪」
ティーダ「は、はぁ~!?」
ソラ 「丸太5本取ってきたらここに集合!ほら、急げ!!」
ソラは走っていく・・。
ティーダ「な、なんなんだよぉ~!?」
こう言いつつもソラの言う事を聞く、ソラの弟みたいなティーダ。
1時間後・・・
ソラ 「はぁ~・・疲れたぁ~・・」
ティーダ「なんで俺がこんな事・・」
ソラ 「でも、集まったんだからいいじゃねぇか♪」
ティーダ「ま、まあ・・・ね。そんな事より、早くみんなで遊ぼうぜ!」
ソラ 「ああ!」
ソラとティーダは走っていく・・。
~広場~
カイリ 「あ!ソラ!」
セルフィ「ティーダも~!遅い~!」
ソラ 「ほら!もってきたよ、材料。」
カイリ 「よろしい♪」
ティーダ「じゃ、遊ぼうぜ~!」
セルフィ「うん!」
この子はセルフィ。すごく明るくて、カイリの妹みたいな存在で、大阪弁(セルビア語)を喋ります。
ワッカ 「あ!リクも遊ぼうぜ~!」
リク 「・・・別にいい。」
ソラ 「なんでだよ~!」
リク 「今日は気分が乗らないから・・。」
カイリ 「そっか・・・。」
ワッカ 「じゃ、ティーダ!ブリッツブリッツ!」
ティーダ「おう!」
ワッカ 「今日もしぼいてくぞ~!」
この子はワッカ。ティーダといつも『ブリッツ』っていう、水中のスポーツで遊んでいます。
ティーダ「俺の方が上手いだろ~!?」
ティーダは岸辺を走っていく
ワッカ 「俺だ~!」
ティーダを追いかけていく
セルフィ「待ってよ~!二人とも~!」
追いかけようとしたが、足を止める
セルフィ「二人の時間を楽しんでね♪」
カイリ 「え?////」
セルフィ「じゃあね~♪」
セルフィは走っていく・・。
ソラ 「二人の・・時間?」
カイリ 「気にしないで!////」
ソラ 「・・うん(・・・?)」
リク 「おい・・!こっち来いよ!!」
二人はリクの所へ走っていく
ソラ 「・・どうしたんだ?」
リク 「あれ・・・見ろ。」
ソラ 「なんだ・・!?」
カイリ 「こ、怖い・・。」
そこには、体中真っ黒の、変な形の生き物がいた。
謎の生物「ガァァ~!!!」
リク 「あそこの木にある小鳥の卵、食われるぞ!」
ソラ 「させるか・・・!」
カイリ 「頑張って・・!」
リク 「(木の棒を持つ)やれるか・・!?ソラ!」
ソラ 「やれるさ・・俺とリクなら・・!(木の棒を持つ)」
リク 「フ・・・やるか!」
二人は謎の生物に襲い掛かった
ソラ 「くっ・・なんだよ・・コイツ!」
リク 「・・・当てれない・・」
ソラ 「なんで手ごたえがないんだよ!」
リク 「俺に聞くな・・!」
ソラ 「確かに当たってるのに・・・触れないぞ!!」
リク 「くっ・・・!」
謎の生物はソラを吹っ飛ばした
ソラ 「くああっ!(HP45/50)」
カイリ 「ソラ・・!大丈夫!?」
ソラ 「うん・・こんなケガ、いつもしてるよ・・!」
リク 「・・・よくも・・!」
しかし、謎の生物には当たらない。
ソラ 「うおおお!!」
謎の生物は、謎の力を出して二人を吹っ飛ばした。
ソラ 「くああああっ!!(HP40/50)」
リク 「ぐああああっ!!(HP55/60)」
カイリ 「ソラ!リク!」
謎の生物はソラとリクに近づく
カイリ 「・・・やめて!!」
謎の生物「ガァ・・!ガァァアァ・・」
謎の生物は消えていく・・
カイリ 「・・あれ?いなく・・なった?」
リク 「さっきの・・奴は・・!?」
ソラ 「どこ行ったんだ・・!?」
カイリ 「二人とも・・!大丈夫!?」
ソラ 「ああ、これくらい平気さ♪」
カイリ 「ソラ・・・。」
リク 「カイリ、さっきの奴は・・?見たんだろ・・?」
カイリ 「あ・・私が「やめて!」って言ったら・・消えちゃった・・」
リク 「・・どういう事だ・・?」
カイリ 「私にも分からない・・。」
ソラ 「カイリの声で消えた・・?変なのー・・。」
リク 「ああ・・」
カイリ 「あ・・今日はもう遅いから・・帰ろっか♪」
リク 「そうだな・・。」
ソラ 「じゃ、又明日な~!」
カイリ 「うん♪」
三人は自分の家に帰っていく・・。
~ソラの家~
ソラ 「ただいま~!」
ソラの母「あら、お帰り~。」
ソラ 「今日は疲れた~・・ご飯食べて風呂入って寝る~・・!」
ソラの母「はいはい・・それ、いつもでしょ?(笑」
ソラ 「うっさいなぁ~・・」
ソラの母「ほら、晩ご飯できたわよ。」
ソラ 「いただきま~す!」
そして・・
ソラ 「じゃ、おやすみなさい~!」
ソラの母「はい。おやすみなさい♪」
~ソラの部屋~
ソラ 「ふぅ~・・(ベッドに入る)」
1分後・・・
ソラ 「くぅ~・・くぅ~・・」
??? 「キーブレードに選ばれし少年よ・・」
ソラ 「・・・誰?」
??? 「そろそろ・・覚醒してもいい頃だな・・。」
ソラ 「お前は・・誰だ?」
??? 「我は・・・存在しない者・・」
ソラ 「・・・え?よくわからないよ・・」
??? 「分からなくていいさ・・まだ・・・な。」
ソラ 「なんなんだよ・・!」
謎の生物「シャアアアア」
ソラ 「お、お前は・・!夕方の・・!」
謎の生物が群がってきて、ソラを取り囲む。
ソラ 「こいつら、どうすんだよ!」
??? 「コレを使え・・」
???はキーブレードをソラに渡す。
ソラ 「なんだ・・?コレ・・。」
??? 「鍵・・・とでも言っておこうかな・・。」
ソラ 「あいつには全然攻撃当たらないんだよ・・!」
??? 「コレなら当たる・・」
ソラ 「本当か!?」
ソラは謎の生物に襲い掛かる
ソラ 「おら!くらえっ!」
謎の生物は次々と倒されていく
ソラ 「終わりだっ!」
謎の生物全滅
ソラ 「はぁ・・はぁ・・」
??? 「(拍手する)さすがだな・・キーブレードに選ばれし少年よ・・。」
ソラ 「・・・はぁ・・・・はぁ・・・」
ソラはだんだん息が荒くなってくる
??? 「おや・・まだこの世界の空気に慣れていないようだな・・。」
ソラ 「・・・っはぁ・・・っはぁ・・・・」
??? 「今は安らかに眠れ・・」
ソラ 「・・・・っ・・・・。」
ソラは倒れる
バッ!!
ソラ 「はぁ・・・はぁ・・・夢・・?」
ソラの母「もう起きなさ~い!ソラ~!」
ソラ 「は、は~い! キーブレードに選ばれし少年よ・・か。」
第一章 『勇者覚醒』 完
最終更新:2007年09月24日 21:18