僕の生きる道
- 2003年1月~3月に火曜22時にフジテレビ系列で放送。全11話。初回は10分拡大で64分。最終話は15分拡大で69分です。
- 関西テレビと共同テレビの製作。
- ファンの間では、「僕生き」として有名である。
- 「僕と彼女と彼女の生きる道」と「僕の歩く道」と並んで「僕シリーズ3部作」の一つです。(後述)
- 矢田ちゃんが演じるのは、秋本みどり(愛称:みどり先生)
- 主な出演者:草なぎ剛(草彅剛)・矢田亜希子・森下愛子・小日向文世・大杉漣
- 矢田ちゃんファンにも、ドラマファンにも人気の作品
- また、矢田ちゃんも「このドラマは自分で何度か見返したことがある」とたびたび発言している。
- のちの特番(後述)製作の際にも、 矢田亜希子は「もう1度『みどり先生』を演じられて嬉しい」と語っている。
概要
- 「僕シリーズ3部作」の1作目で脚本家・橋部敦子の出世作と言る作品。テーマは「愛と死」(Have a good die)。
- 前評判はさほど高くなかったものの、ドラマ独特の世界観の確立、死を正面から決して卑屈にならずに取り上げた内容、草彅剛の好演などと相まって、最終話に向けて視聴率は上向き、公式番組サイトBBSに寄せられたメッセージ数は膨大で、のちの特番の企画につながった。
- また、主題歌「世界に一つだけの花」もその後長く歌われる大ヒットとなった。
- 「生きる」ことについて製作者が真っ向から問い詰める形でドラマが作られており、いかに現実に近づけられるかをコンセプトに制作されていたことから、リアリティを出すことも徹底されている。従来の、いわゆる「お涙頂戴」路線と呼ばれるヒューマンドラマの有り方を変え、無理に悲劇に持っていくことや強引に恋愛を絡ませることでハッピーエンドにすることが多かった同種ドラマに革命を起こしたとさえ言われ、下火となっていたヒューマンドラマ復活の先駆けとなった。
ストーリー
Have a good die.
人間は、生まれた時から余命何年かの人生を生きている。
でも、そのことは忘れて過ごしていると思う。
まるで永遠の時間があるかのように。
死ぬ、ということ。どうしてタブーなのだろう。
明日、来年、自分がここにいないかもしれない。
もしそんな事実を叩き付けられたら、何が変わるだろうか?
何が大切になるだろうか?
このドラマが挑戦するテーマは、死。
でも、そのことは忘れて過ごしていると思う。
まるで永遠の時間があるかのように。
死ぬ、ということ。どうしてタブーなのだろう。
明日、来年、自分がここにいないかもしれない。
もしそんな事実を叩き付けられたら、何が変わるだろうか?
何が大切になるだろうか?
このドラマが挑戦するテーマは、死。
Have a good die.
主人公中村秀雄は私立進学校陽輪学園の生物教師。
これまでの28年間を大きな成功などは望まずに無難になんとなく過ごしてきた。
これまでの28年間を大きな成功などは望まずに無難になんとなく過ごしてきた。
そんな秀雄の毎日に突然変化が起こる。
過日受けた健康診断に異常があったのだ。
精密再検査の結果、スキルス性胃癌で余命一年だと宣告される。
その宣告が、28年間平穏無事に平凡に生きてきた秀雄を変える。
過日受けた健康診断に異常があったのだ。
精密再検査の結果、スキルス性胃癌で余命一年だと宣告される。
その宣告が、28年間平穏無事に平凡に生きてきた秀雄を変える。
宣告により、死の恐怖に苦しみ、葛藤し、今までの人生を後悔しながらも、次第に残りの一年間で初めて『本当に生きている』という実感をつかんでいく主人公秀雄の姿と、ともに変化していく周囲の状況を描くヒューマンドラマ。
そして主人公中村秀雄を演じるのは、いまや超国民的人気ユニットSMAPの草なぎ剛。
そして主人公中村秀雄を演じるのは、いまや超国民的人気ユニットSMAPの草なぎ剛。
このドラマは、なんとなく無意味に無目的に生きてきた男の“素晴らしい余命一年間”をポジティブに描くことにより、視聴者に人が『生きていくことの本当の意味』を問いかける作品です。
(フジテレビ公式ホームページより)
キャスト
キャスト
- 中村秀雄(28→29) - 草なぎ剛(草彅剛)
- 主人公。私立進学高校「陽輪学園」の2年G組担任で生物教師。
- 幼い頃、教会で聖歌隊の合唱を目の当たりにし、自身も合唱に加わったことがきっかけでテノール歌手を夢見ていた。典型的な事なかれ主義でそれまでの人生を可もなく不可もなく生きていたが、28歳のある日にスキルス性胃癌と診断され、余命一年と宣告される。
- 最初は自暴自棄になっていたが、やがて「残りの人生を悔いなく生きる」ことを選び、ビデオ日記や合唱部の設立など死の直前まで自分が生きた証を最大限に残す努力を始めた。
- 副担任のみどりに恋心を抱いており、余命を知った直後に強引に迫り拒絶され、改めて正面から告白して振られるが、その後の生き方の変貌に認識を改めたみどりから逆に告白される。
- その後、余命を知った彼女に対し、当初は拒否するも、金田医師の助言などもあり、結婚。最終的には宣告された余命より3ヶ月長生きし、みどりと初めて行った焼き鳥屋での、最も楽しかった思い出である「砂肝……」の言葉を最期に、生徒たちの歌声に送られて逝った。
- 2003年3月13日午後4:30永眠、享年29。
- 秋本(中村)みどり(25) - 矢田亜希子
- ヒロイン。2年G組副担任で国語教師。
- 食べることが大好きであり、好きな焼き鳥の種類は砂肝。
- がんを告知された直後の秀雄と食事に行った際の出来事で、最初は秀雄を軽蔑するようなそぶりをみせるが、次第に彼の今を生きるさまに惹かれるようになり、あらためて自分から想いを告白し交際をはじめ、ほどなく結婚を申し出る。
- 彼の病状を、皮肉にも彼が生きている証として付けていたビデオ日記から知ることになるが、それでも結婚の意志は揺るがず、秀雄もあらためて彼女にプロポーズする。
- 結婚後は秀雄の最大の理解者となり、合唱コンクール終了後、生徒たちの歌声のなかで秀雄の最期を看取った。
- 特番での断片的描写に依る限り、秀雄の死後から数年経っても再婚はしておらず、秀雄に逢いに思い出の木の場所へ度々出向いているようである。
- 秋本隆行(55) - 大杉漣
- みどりの父、陽輪学園理事長。妻を亡くし、みどりと2人暮らし。几帳面な性格である。
- 当初、久保とみどりの仲をとりもとうとするが、みどりの気持ちを知り、また、中村の言動から彼を再評価するようになる。
- 彼の病と余命を知り、親としてみどりとの結婚に反対する一方、それらを反対の理由とすることは命の大切さを伝えるべき教育者として許されず、その間で葛藤する。
- しかしながら最後には彼らの姿勢に祝福を送り、残り少ない彼らの結婚生活を見守るようになる。
- 金田勉三(43) - 小日向文世
- 秀雄の主治医。秀雄に対して死の宣告とも取れる告知をした人物。彼に対して「今を生きる」ということを説き、「1年って長いですよね」という心境へと導いた重要人物。
- 秀雄のメンタル面のケアは定期診療時に常に行っていた。
- しかし、そんな彼でも「医師として」の自覚も持ち合わせており、秀雄の死の直前に合唱コンクールへ出向く秀雄に対しての外出許可を医師として頑なに拒み続けた。
- 小日向文世にとって「僕シリーズ」で唯一の善人役とも言える。後の2作は仕事人間である役柄と言える。
同僚教師
- 久保 勝(30) - 谷原章介
- 数学教師。秀雄とは対照的に授業は好評で、教師として優秀な人物。秋本から次期理事長として、みどりの結婚相手に、と眼を掛けられていた。みどりに対しては理事長の娘という立場とは関係なく恋愛感情を抱いており、アプローチを掛けるも、価値観の相違もあり振られる。終盤では、太田との接近が伺われた。
- 太田麗子(38) - 森下愛子
- 英語教師。同僚の久保とは互いに軽口を叩き合っている。秀雄の服用している薬が、癌で亡くなった彼女の叔母のものと同じであったため、彼が癌であることを悟る。みどりの相談相手にもなり、二人の生き方を応援するようになる。
- 岡田 力(23) - 鳥羽潤
- 新任の社会科教師。秀雄とみどりの交際を一人だけ悟れなかった。
- 赤井貞夫(35) - 菊池均也
- 体育教師。時折、新婚の愛妻と喧嘩したあげく、岡田の部屋に転がり込むことがある。
- 古田進助(45) - 浅野和之
- 陽輪学園教頭。当初は、理事長の秋本に唯々諾々と従う一方で教師には厳しく、事なかれ主義を伺わせる中間管理職の典型のようだったが、秋本から中村の余命を聞き、彼の残りの人生に悔いのないよう、サポートするようになる。
2年G組生徒
- 杉田めぐみ - 綾瀬はるか
- 歌手志望。クラスの中で誰も聞いていない秀雄の生物の授業を唯一聞いている。進路について誰にも相談しなかったが、秀雄の言葉を聞き、本気で歌手になる決意をする。
- 田岡雅人 - 市原隼人
- 医学部志望だが、人を助けたいという動機ではなく金のためである。しかし、彼女である萌の妊娠騒動で命を軽んじる発言をしたため、秀雄から「医者になる資格はない」と言われる。その後秀雄との揉み合いになった際不注意で足を怪我するが、その責任を秀雄に押し付ける。だが秋元を通じ、秀雄からの手紙を読み反省する。マザコンの気がある。
- 吉田 均 - 内博貴
- 家族は皆東京大学卒業で、自身も東大に入学することしか考えていない。はじめは、自分のことしか考えずに周りにイヤな思いをさせていたが、自分の落ち込みをきっかけとして秀雄が合唱を始めたことを知り、生徒や秀雄と和解。コンクール決勝戦では、病で指揮を取れなくなった秀雄に代わりタクトを振る。東大には落ちたものの、その後一念発起し陽輪学園生物教師となる。その教師ぶりはまさに秀雄の生き写しであった。
- 鈴木りな - 浅見れいな
- 体育教師の赤井に恋をしていたが、赤井の結婚を知り、学校を休む。秀雄の説得に同意したが、彼女の「恋はしちゃうもんなんだよ」の一言が、恋を諦めていた秀雄に影響を与えた。
- 赤坂 栞 - 上野なつひ
- 吉田の幼なじみ。彼を想っている。秀雄の影響もあり、終盤、自分に正直になろうと決め、吉田に突然迫る。
- 近藤 萌 - 鈴木葉月
- 田岡と付き合っていたが、喧嘩のあげく、「妊娠している」と狂言を弄する。
- 黒木愛華 - 岩崎杏里
- 芸能雑誌に写真が掲載されたことを学校で問題視される。
- 田中 守 - 藤間宇宙
- 第一話では受験のストレスから万引きを働く。杉田の次に、合唱に参加した男子生徒。
その他
- 畑中琴絵 - 眞野裕子
- 病院看護婦。金田を優秀な医師として尊敬している。
- 田岡久美子 - 銀粉蝶
- 田岡の母でPTA会長。田岡にケガをさせた秀雄への処分を求めるが理事長の秋本に拒絶される。その後、合唱コンクール出場についても秀雄はじめ学園側と対立するが、教頭の古田に勧められ、ひたむきに取り---組んでいる息子の姿を見て、納得する。
- 中村佳代子 - 山本道子
- 秀雄の母。山梨県在住。結婚を断った秀雄が実家に戻る際、勝手に追いかけてきたみどりを見て、婚約者と誤解する。
キャスト紹介
- 僕の生きる道ファンサイトキャスト紹介
- 写真付きです。
その他データ
スタッフ(細かいデータはWikipedia参照)
- 脚本:橋部敦子
- 他に、代表作としては、「僕と彼女と彼女の生きる道」、「僕の歩く道」、「ナースのお仕事」など
- 音楽:本間勇輔
- 演出:星護、佐藤祐市、三宅喜重
- 演出補:吉田使憲、小山田雅和、加藤伸一、坂口正恭、宮崎エミ
- プロデューサー重松圭一、岩田祐二
- プロデューサー補:柳川由起子
- 制作:関西テレビ、共同テレビ
各回のタイトル・放送日・視聴率
第1話 | 2003/1/7 | 告知、余命一年 | 15.4%(64分) |
第2話 | 2003/1/14 | 読まなかった本 | 14.8% |
第3話 | 2003/1/21 | 封印された恋心 | 13.5% |
第4話 | 2003/1/28 | 教師・失格 | 12.0% |
第5話 | 2003/2/4 | あばかれた秘密 | 13.1% |
第6話 | 2003/2/11 | 悲しきプロポーズ | 15.9% |
第7話 | 2003/2/18 | 間違われた婚約者 | 14.1% |
第8話 | 2003/2/25 | 二人だけの結婚式 | 15.6% |
第9話 | 2003/3/4 | 一枚の写真 | 16.4% |
第10話 | 2003/3/11 | 最後の誕生日 | 17.7% |
最終話 | 2003/3/18 | 愛と死 | 21.6%(69分) |
平均視聴率15.6% (視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)
主題歌
- 『世界に一つだけの花』SMAP
- 作詞・作曲は槇原敬之。
- この曲は元々アルバム『SMAP 015/Drink! Smap!』(2002年7月発売) の収録曲であったが、「僕の生きる道」放送以来、シングルカットの要望が強く、2003/3/5にシングル・バージョンとしてリリースされた。
- 累計セールスは、257万枚で、21世紀に入ってからは1位。文化庁の「親子で歌いつごう 日本の歌百選」の一曲にも選べばれた。
- この曲のWikipediaについてはこちら
リンク
- フジテレビ公式ホームページ「僕の生きる道」
- 物語紹介、キャスト、バックナンバー(各話のあらすじ)が記載されています。
- 僕の生きる道ファンサイト
- このサイトは、情報量が多くて詳しい!
- 後日、情報を追記します。
DVD、ビデオなど関連グッズ情報(リンクは画像)
#ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
- 参考価格 23,940円
- ビクターエンタテインメント
- 2003/6/27発売
- DVD4枚。560分。デジパック仕様。
- 特典映像収録
- DVD各巻に特典映像(内容未定)を収録予定???
- ラジオドラマ「もうひとつの僕の生きる道 ONLY ONE」(3月4日にニッポン放送でオンエアされたスペシャルラジオドラマ。出演は草なぎ剛・矢田亜希子)(CD1枚)
- 【書評】余命一年と宣告された高校の生物教師が、死の恐怖と直面し向き合う中で、生きることの真の意味を見出していく静かなる感動編。ここに描かれる理想的な死出の旅は、あまりにも過酷でせつない。しかし、そんな過酷と反比例するかのように、ドラマは歩みを進めるほどに静かな幸福感で満たされていく。何気ない台詞ひとつひとつから誠実がにじむ脚本と、抑制の効いた演出のトーンとが、絶妙のバランスでこのドラマの真実味を形作っている。死を目前にして、何かしらの自分を懸命に刻印しようとする成り行きは、黒澤の『生きる』にイコールだが、日常を丁寧につむいだ演出は小津調だったりするねじじれぶりが面白い。聖職者のような神々しさを放つ草なぎ剛と、凛とした健気さで主人公を励ます矢田亜希子の静かなる熱演が胸を打つ。台詞に力があり、見せ方にうまみがあり、ドラマのあり方に誠実がある。素晴らしいドラマだ。(麻生結一)
- 「僕の生きる道・オリジナル・サウンドトラック」
- 参考価格;3,045円。
- 全17曲。40分。主題歌「世界に一つだけの花」は含まれていない。
- ドラマ「僕の生きる道」のサウンド・トラック。オンエアを観ていた人ならわかると思うが、ストリングスを主体とした厳かで深くて美しい旋律は、音楽単体としても非常に優れている。クラシックの素養を、現代的なインストゥルメントへと変換していく本間勇輔の手腕にも、大いに注目してほしい。静かな気分でゆったりと過ごしたいときに最適な、日常のBGM。
- 「僕の生きる道」(文庫、ノベライズ本)
- 価格;700円
- 橋部敦子著
- ドラマの感動を文庫で!
- 「もうひとつの僕の生きる道―BBSに寄せられた感動のメール集」
- 価格680円
- 関西テレビ編集。397ページ。角川書店
- 番組が終わることは、物語が終わることじゃない。BBSの感動の嵐を一冊に.。番組が終わっても、中村先生とみどり先生の物語はみなさんの中で続いています。死ぬことは、終わりじゃないんです。BBSに寄せられたたくさんの方々のそれぞれ思いを一冊にしました。
- BBSへの投稿数1万6246件、番組HPのページビューは238万件。2002年12月18日に開設され、2003年4月30日に終了した「僕の生きる道」のHP。感動の嵐が吹き抜けた後には、確実に『今を生きること』の種が育っています。リクエストにお応えして、本当に一部ですが、『足跡』を残せたらと、感動のメールを一冊の本にしました。もう一度、中村先生に会うために、あの木の下に。心に響く大ヒットドラマのもうひとつの物語です
ラジオドラマ
- 本放送中の2003/3/4にニッポン放送系列で『もう一つの僕の生きる道』というラジオドラマが放送されました。
- これはDVD-BOXの特典として収録されている。
- 登場人物紹介
- 神林タケシ(草彅剛):敬明会病院に勤める研修医。携帯を落としたことからカナと知り合う。
- 結城カナ(矢田亜希子):フラワーショップ「ゆうき」で働いている女性。
- なお、あらすじについては、僕の生きる道ファンサイトにかなり詳しく書かれています。
特番
ちゃたろうには???
その他
- 矢田ちゃんは本作で初めてウェディングドレスを着る役を演じた。
- めざましテレビでの矢田ちゃんのウェディング姿のキャプチャ画はこちら (ソース:僕の生きる道ファンサイト)
- 最終話のうちの数シーン(秀雄がタクトを購入し、みどりとしみじみと眺める、など)が、CMの関係でカットされた局がある。再放送やDVDで初めて見るケースもあるようである。また、病院を抜け出した秀雄がコンクール会場に向かうシーンは台本になく、おそらく最終話用に急遽挿入されたものであったことが、DVD-BOX特典収録の最終撮影にて明らかになっている。
- 第10回のラストで、新婚旅行中に秀雄が一人で起きて「死にたくないよぉ……!」と嗚咽するシーンはこのドラマの核ともいえるシーンで、余命一年の人間が良い死を迎え綺麗に逝くということを描いただけではない、本作を象徴した場面として草彅ドラマ史上屈指の名場面として今も語り継がれている。
- このドラマは草彅剛の俳優としての評価そのものを変えたとも言われ、本作の後には『ホテルビーナス』などの映画出演も増え、『SmaSTATION』では「もっとも泣ける俳優」として特集が組まれた。実際、徐々に進行する病状をリアルに演じるべく野菜ジュースのみを摂るなどの減量を行い(同じジャニーズ事務所所属の内博貴がインタビューで語った)、最終話、病院に運ばれ、ワイシャツを切られた際には、肋骨が見えるほどで、視聴者の驚きを誘った。
- 本ドラマ終了後の7月7日に、『SMAP×SMAP特別編 僕とあなたの生きる道~one day』という、主人公・中村秀雄が亡くなってからのある1日を描いたもので、「死」を考えることで、どう生きるかを問いかける内容に仕上がっていた。
- また、その後、番組公式サイトに寄せられたメッセージの中から、闘病の実体験や家族の闘病生活などを取材した特番も放映され、草彅剛がナレーターを務めた。