見切り(A+B)キャンセル通常技の無敵時間

見切りの後半部分はキャンセルして地上通常技を出すことができる。
対戦では超重要な要素で、斬紅郎を長くプレイしている人なら皆知っているだろう。
しかし実は、単にキャンセルして地上通常技が出せるわけではない。
覇王丸の遠立Aを例としてそれを説明していく。


まずは遠立Aの出始めモーションの、4フレーム目までを画像で確認してもらいたい。

.   入力    → 1フレーム目  → 2フレーム目 → 3フレーム目  → 4フレーム目

補足1 1フレーム目は同時押しの猶予フレームなため、ほとんどの操作で何も起こらない。剣術指南書やこのWikiでの発生はこの1フレーム目も含んでいる
補足2 この技に限らないが、武器攻撃のグラフィックの武器部分は、武器本体とこの画像のような斬撃エフェクトが交互に映っている。今回は攻撃が出ていることが分かりやすい、攻撃エフェクトの方の画像を使っている



この遠立Aを見切りから出すと・・・

.   A入力   → 1フレーム目  → 2フレーム目 → 3フレーム目  → 4フレーム目



1・2フレ目が見切りモーションのままであることに気付いてもらえただろうか?
他の技・他のキャラでも試してみたが、同じであった。
つまり見切りから通常技を出すと、1・2フレーム目は見切りモーションのままになるのである。
3フレーム目からその技のモーションになるのだ。
(さすがに全キャラの全通常技を検証したわけではない。もし例外があったらゴメンナサイ)


ここで湧いてくる疑問は、この見切りモーション部分は無敵なのか?ということである。

実験を行ってみる。




リムルルのコンル メムを見切りで避け、コンル メムの攻撃判定持続中に見切りをキャンセルして遠立Aを出してみる。

結果
.  Aを入力   → 1フレーム目  → 2フレーム目 → 3フレーム目  → 4フレーム目

3フレーム目で遠立Aのモーションが見えているのが分かるだろう。
しかし同時に無敵時間が切れたため、コンル メムがヒットした。
補足 念のため書いておくと、コンル メムは発生32フレーム・持続23フレーム(ともに剣術指南書)。
見切りモーションの長さは22フレーム。
この検証ではコンル メム入力から29フレーム後に見切りを入力し、判定持続中の40フレーム目に遠立Aを入力している。


結論:見切りモーション部分は無敵

つまり、
見切りキャンセルで通常技を出した場合、出がかりの2フレームが完全無敵なのである
(コマンド投げ等でも検証したが省略する。スペースがたくさん必要なので)



また、出始め無敵以外にも副次的な効果がある。
それは見た目上の発生が早くなるということだ。
この恩恵を最大限に受けるのが不意打ち(B+C)だろう。
例えば、リムルルの不意打ちは発生11フレーム(最速部分)だが、見切りから出せば最初の2フレームが見切りモーションのままなため、見た目上の発生は9フレームになる。



一応、注意点として、見切りモーションの終わり際2フレームをキャンセルして出した場合、
終わり前2フレームだと無敵時間は1フレームしか無く、最後の1フレームだと無敵時間は無い。
まあ狙ってやらない限りここをキャンセルして通常技を出すことはあまり無いと思うので、あまり気にしなくていいだろう。




おまけ

見切りキャンセルで出せるのは地上通常技だけだが、その地上通常技の中で最も出が早いのは発生4フレームである。
以下がそれに該当する。
※ダッシュ攻撃は見切りから出せないため除く

覇王丸 2D
リムルル 近立A、2D
天草 2D
斬紅郎 近立A、近屈A、素手屈パンチ、2D

これらの技を見切りから出した場合、疑似的に発生2フレームの技になるということだ。
ちなみに覇王丸・リムルル・天草の2Dは連打で連続ヒットし、ガード時も五分~有利である。

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最終更新:2015年05月01日 00:25