修道院群島4 Red ルージュ ローズ ワイン


諸君にはもっと真剣にこの若者たちのことを考えてもらわなくてはならない。
気の抜けた月並みなアジテーションなどは不要だ。
新型砲の口径、爆薬、異教徒の本質などを教えなければならん。
彼らはお説教を聞くことはない。
モンゴル軍の騎兵の弱点を、その昔の主の祈りのように叩き込むのだ。

―――ルイ9世



モンゴル騎兵の弱点?
あー、手持ちの矢より多くの騎兵が突撃してきたら勝てないとかじゃね?




西遼最後の都市の郊外で、遂にモンゴル軍と激突した。
馬の無い敦煌から出撃しているために全員歩兵なので迫力は無いが、
雑魚武将の中にこっそりスブタイやムカリが混入していて返り討ちにあったりして消耗戦となり、
半年の間に、上記画像に写っている両軍の部隊がほぼ全滅してしまった。

こうなると、両軍の国力が物を言う。偉大なるカトリックフランス軍では、
ベラサグン、サマルカンド、ニシャプールから新手の騎士団が続々と出撃して戦線に参加したのに対し、
モンゴルは戦場から生還した将軍が敦煌で態勢を整えて再度出撃した他は、
数部隊の騎兵が後方から到着したのみであり、一年後には、戦場を駆けるのはフランスの騎士のみとなった。


捕虜の処遇でも差が出た。フランスが異教徒の捕虜を全員斬首しているのに比べ、
モンゴルはフランスの将軍の何人かを配下にするという愚挙を犯したのである。
当然、高潔な彼らが蛮国に忠誠を誓うはずが無く、当然数ターン後には、


甘いぜ。



モンゴル高原から四方を侵略し、一時は中国大陸のほとんど全てを支配した帝国は滅びた。
だが、この高原がある限り、第2、第3のモンゴル帝国があらわれるに違いない。
と書くとどこかの魔王の捨て台詞のようだが、実際、永楽帝はモンゴルをほぼ制圧したものの、
その後オイラートが興って勢力を拡大し、明はこれの侵略に頭を悩ませることになった。
彼ら遊牧民にとって農耕地など所詮は借家に過ぎず、広大なるモンゴルこそが彼らの帰るべきホームランドなのだ。

そこで、フランスとしてはモンゴルをこのようにしてみた。





わははははははは!
モンゴル人が野蛮で侵略的なのは一日中羊なんかを追い掛け回しているせいだ!
だから我々が彼らに正しい生産活動というものを教えてやろうではないか!
朝早く起きて、教会の土地を耕すのだ!そして夜遅く家に帰ったら聖書を読んで、
神に祈りをささげてから寝るのだ!こうした満ち足りた生活を365日繰り返せば、
「ちょっとお隣さんちを略奪しに行こうかしら」なんて気持ちはもうおこらないはずだ。



ちなみに、史実のモンゴルについてもう少し話しておくと、明から時代を下り、清の時代になると、
モンゴル人たちは物凄く悲惨な境遇に陥ってしまったらしい。
司馬遼太郎「ロシアについて」によると、清国はモンゴル人たちにラマ教を奨励したそうである。
ラマ教はモンゴル人たちの間で一大ムーブメントになり、
子供にラマ教の言語であるチベットの名前をつけるのが流行したりした。
そんなことをしているうちに、モンゴル民族全体から気迫が失われてしまったようだ。
さらに、清の時代には漢族の農民たちが内モンゴルを開拓しはじめた。
草原に一度鍬が入れられると、そこには二度と牧草が生えることが無い。そのため、遊牧民たちは土地を失って漂流し始めた。
内モンゴルは、幸いゴビ砂漠という天嶮があったために、中国人の浸透戦術を免れることができた。
そのかわり、商人たちは砂漠をも乗り越えて高原で商売を始めた。もちろんボッタクリである。
生活必需品を高値で売りつけられ、草原を失い、馬も羊も借金のカタに取られ、
その上無為徒食のラマ僧を抱え込み(19世紀後半には、モンゴルの男子人口の3人に1人がラマ僧だったという)、
「チンギス汗の兵士の末裔たちは、やがて草原をさまよう乞食のようになってゆくのである。」

この状況は、清が革命で倒れ、モンゴルがそのドサクサで独立を宣言するまで続いた。
モンゴルのラマ教は、その後チョイバルサンの粛清によって潰滅し、現在のモンゴルにラマ教徒はほとんどいないそうだ。



こういった史実を踏まえて上記の画像を見ると、また違った味わいがあるだろう。
ゲーム的にはただ田んぼを作っただけなんだけどな。



こうして、世界はカトリックの名の下に統一された。日本と中国?そんなん知らんわ。
世界中の人間が平和な、争いのない――、あ、でもこのあとルターが出てくるんだっけ。カルヴァンも。
ま、うまくやっていくんじゃねぇの?(投げやり)

それでは、最後は世界征服記念の地図と共にお別れといたしましょう。







赤いぜ・・・・・・




(修道院群島 終わり)







おまけ(実質的な本編)

国王史





※著作権法対策のため、顔画像にはモンタージュを使用しております。






世界イベント発見!


今回のプレイでは、「某所で通常のプレイで見るのは不可能」と断言されていた
モンゴルの高麗侵略イベントが発生した。もちろん、プレイヤーのフランスは何もしていない。


画像を見てわかるとおり、チンギスハーンがオノンにいてもイベントが発生しているため、
「チンギスが燕京にいる」という発生条件はPC、PK版に限ってはガセだったようだ。
従って、このイベントを見る機会が少ないのは、チンギスがオノンから出てこないからではなく、
モンゴルが燕京を攻略する前に高麗が滅亡してしまうためだろう。
今回は鎌倉幕府が朝鮮半島には目もくれず南宋を攻めていたため、高麗が珍しく生き延びていたのだ。

世界苦労話発見!


あの赤い世界地図にはかなり苦労させられた。
フランスに征服された最後の都市となったのは済州島に建設した都市だが、本当は武将が反乱・独立したマスカットだった。
ところがマスカットが残った状態だと、広大なアラビアが白地で残ってしまう。これでは赤い地図にならない。
最初は、世界征服したかどうかが判断されるのは、光栄ゲーのお約束で全ての都市を領有した次のターンの開始時だと思っていたのだが、
さにあらず、マスカットを攻略した途端にエンディングが始まってしまったため、「ファックファック」言いながら
世界地図とにらめっこし、最も面積が小さいと思われる地区・済州島に新都市を建設、そして略奪を連発。
忠誠度の下がり方が最も激しかった耶律楚材を領主にして待つこと1ターン。見事独立!
こうして、無駄な努力を費やして、あの一発ネタ、そしてこのAARを始めた動機が完結したのだった。

世界バグ発見!


上記の作業をしているうちに気づいたのだが、配下の都市が独立すると、国王のそれまでの経歴がリセットされてしまう。
国王が死ぬなり隠居するなりして交代すると、国データおよび国王の経歴が一度リセットされるが、
都市が独立すると、新国王のこの作業に何故か独立された側の国王も巻き込まれてしまうようだ。

例として、今回のプレイではルイ9世は1226年即位だが、国王史では耶律楚材が独立した1239年に即位したことになっており、
ルイ8世との間に13年もの空白が出来てしまっている。

なんということはないバグだと思うが、一応この場を借りて報告しておく。

世界お宅拝見!


フランスの伝統と文化が、数々の新しい小林製薬の糸ようじ。


フランスの新都サイゴン。
ルネサンスイベントで全文化200だ。




新都市及び街道の建設には大量の木材が必要とされた。
そこで、フランス政府はシベリアの森林地帯に多数の製材所を建設した。
このキジルには、待遇の良さから全世界の労働者が殺到し、市当局が労働者の移住を制限するために
長大なバリケードを作らざるを得ないほどの活況を呈したという。



























この世界のどこかに、地図には存在せず、どの街道とも繋がっていない謎の都市が存在しているという。
それは宇宙人の入植都市で、人をさらってきては手術を施しているとか、
某宗教団体が毒ガスを製造するために秘密裏に建造した実験施設であるとか、
某国の某少佐率いる某部隊が謎の研究をしているのであるとか、
巷の噂は様々だが、今回編集部は、ウラルの山中で恐怖の体験をしたという吟遊詩人のA氏への独占取材に成功した。
恐怖が先立っていたのか、A氏は当初はインタビューを拒絶していたが、編集部の熱意にうたれ、
顔と名前を出さないという条件で重い口を開いてくれた。

「その時私は中国で生糸の買い付けに成功し、シルクロードを欧州に向かっていたんですが、
途中で山賊に出くわし、あわてて森の中に逃げ込んだんです。
ウラルの山の中を三日三晩さまよった末、気が付くと、大きくて不気味な、謎の街に入り込んでいました。
その街には無数の工場が林立していて、住民の多くが白人でしたが、少しですがアジア人やアラブ人もいたようです。
俺は妖精の国にでも迷い込んだんじゃあるまいか、と思い夢見心地で歩いていると、どこからともなく
黒い制服を着た男たちが現われ、私を見つけると恐ろしい顔で私のほうに走ってきましたので、
奴らは三途の川のカロンに違いない、捕まったらあの世行きだと思って、夢中で逃げましたよ。
目が覚めたときには、トルキスタン辺境の民家で介抱されていました」

A氏が見たのはただ悪夢だったのだろうか?
しかしもし現実だったとすれば、ウラルのどこかにはこの世とあの世の境界があるのかもしれない。

なお、A氏はインタビューの直後に失踪し、現在もその行方はわかっていない。
下の写真はA氏の机の奥に隠されていたもので、その詳細は目下のところ不明である。

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