修道院群島5 あとがきのようなもの

「まだですか、まだなんですか!一体いつになったら出来るんです!」
「しばらく、もうしばらくお待ちください!」
「9年です!」
「は?」
「私はその言葉だけで9年待ちました。昔、溺れる者は藁をつかんだと言います。今、溺れる者は幻想をつかむようですね」
「幻想ではありません!」
「元はといえば、企画課長のあなたがですね・・・」
「私は、企画課長として出来る限りのことをしてきたつもりです。お言葉を返して申し訳ありませんが、それ以上のことは」
「するとなんですか、この9年、すべての企画の失敗もあなたには責任が無いとでも言うのですか!」
「いえ、それは・・・」


「我らがコーエー(株)が自信を持ってお送りする究極の歴史SLG!」
「13世紀ユーラシア大陸を舞台に、青き狼の末裔たちが女を求めて駆け回る歴史三部作の最高傑作!」
「その名も、」

「チンギスハーン~蒼き狼と白き牝鹿Ⅳ!」





「誰です、当たると言ったのは!」
「いえ、あの・・・」
「PK版のバグ修正パッチは大量の在庫となって、我が歴史三部作部門は完全に傾きましたよ!」
「最近はオンラインゲームもありますし、ゲーム一本分の開発費も高騰していますから、コアゲーマーに売り込むだけではなかなか採算が合いません。ここはもう、ライトユーザーを開拓するために、腐女子受けを狙うしか無いんじゃないかと」
「なんですって!?」
「だから、腐女s」
「お黙りーっ!その悪魔の名前を私の前でもう一度使ってごらんなさい。プーチン大統領に頼んで、ポロニウムを注射してもらいますよ!」





あとがき

まずはお礼から。
このような下らぬAARにお付き合いいただき、真にありがとうございました。私は今、感謝の念と羞恥心で胸がいっぱいです。
カウンターも結構回っているようで、最初チン4のWikiを作ったと聞いた時は、10年近くも前のゲームのWikiなんて大変な暴挙だと思ったものですが、これもチン太氏の人徳のたまものですね。
コメントでタイトルが「収容所群島」のパロディであることに気づいてくれた方、ありがとうございました。
このままでは自分で説明する破目になるのかと暗澹たる気持ちでしたが、救われました。
たった一行の引用を第三舞台と見破った方、お見事でした。正直言って驚きました。HoI2Wikiでもコメントしてくれた方でしょうか?
ご期待に応えて、少し長めにパロって見ました・・・

上のパロディを書いていて思ったんですが、今の日本は、つくづく、PCゲームを作るのに向かない環境ですよね。
市場が小さすぎる。コンシューマーが強いのはいいんですが、その分PCゲーが割りを食っているわけです。

みんなコーエーの悪口を楽しそうに言ってますけども、もし日本にPCゲームキチガイが50万人もいれば、
コーエーだってもっとゲームに予算をかけられるはずなんですが、現実には、信長や三國志のような大作でもそこまでは売れませんからね。
だから、利益を上げるためには工期を短くして新作をどんどん出さざるを得ないし、PK商法もせざるを得ないし、垣根を低くするために難易度を下げざるを得ないし、武将の顔を美形にせざるを得ない。
私は、コーエーが堕落した責任の一端は、ランペルールや蒼き狼シリーズを大ヒットに導かなかった我々ユーザーにもあると思っています。

以前に、どこのHPで見たかは忘れましたが、海外の大作SLGの販売権をライブドアが取得し、しかもライブドアは一向にそのゲームを発売しない。
これは洋ゲーを日本人の目に触れさせんとする日本の業界の愚民化政策である!と怒っている記事がありました。
多分それは、陰謀でもなんでもなく、ただ単に売り上げが見込めないから発売を断念したんだと思いました。

そんな中で、海外の優良SLGを翻訳、販売しているサイバーフロント社は業界の救世主です。
2chのParadx系スレでは、「英語版が数百円で手に入るのに、わざわざ数千円も出して日本語版を買うやつは馬鹿」的な書き込みが定期的にありますが、
そんなことを言っているからいつまでたっても日本のPCゲーム市場が成長しないんだ。
大体、欧米と日本じゃ市場規模自体が違うのに、ゲームの値段が同じになるわけないじゃん。
アメリカでゲームを10万本売って達成する利益に、サイバーフロントは数千本の売り上げで到達しなけりゃならないんだから。
これはどんな産業でも言えることだ。例えば、アメリカでは英訳された日本のマンガの単行本が1冊1500円ぐらいで売っている。
つまり、アメリカの日本マンガ市場は日本のPCゲーム市場と同じくらいニッチだt

「お――――い!いつまでAARと関係ない話してんだ!他人様のページで長々と無駄話してんじゃねぇよ!!」
「そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!」










あとがき


統一まで生き延びていたしぶとい2人。

「いやー、長い戦いだったな、ブーリエンヌよ」
「俺はブリ(ry」
「こんな(ry」
作者「(ry
があああ(ry





あとがき


ずっとパリにいたおかげで武闘派になったブリエンヌ氏。
多分保安元帥。

「今度こそ真面目にやるぞ!」
「AARを終えたご感想は?」
「疲れた」
「ありがとうございました。フィリップ先生の次回作にご期待ください」
「バンザーイバンザーイ! って違うだろ!」
「それでは、AAR内でオルドにまったく触れられていない点についてどうぞ」
「あー、オルドね。蒼き狼シリーズ最大の目玉にして呪縛であるオルド。よその国から嫁さんをかっぱらってきて、自分のオルドに入れる。そして子供を作る。親族以外は危なくて領主にできないというシステムだから子供を増やすのはゲーム上でも理にかなった行為だ。ゲームコンセプト、世界観、ユーザーのニーズ、全てに合致した究極のシステム。だが・・・」

「チン4のオルドは、ほとんど意味が無い!」

「ほほう、それでそれで?」
「お前なんかむかつくな・・・まあいいや。だからな、今までのシリーズでは子供を作らざるを得ないバランスだったからこそ、オルドはゲームの華だったわけよ。それが本作はどうだ。子供がいなくともまったく困らんでは無いか!領主は狙ってやらなきゃ裏切ることも無いから、王子には戦闘ユニットとしての価値しかない。しかしどうせ後半には強力な架空武将がいくらでも現われるのだ。まるで意味無し夫ちゃんではないか。まあ、本作がこんなゲームバランスなのも日本のゲームシーンの影響なんだろうけど」
「それはどちらかというと、架空武将がいくらでも登用できることのほうが問題なのではないかと」
「そうかもしれん。戦闘ユニットにできるのは王子+婿にした史実武将だけという縛りなら結構面白いプレイができるかもな」
「だがな、俺がオルドをせんのにはまだ理由があるのじゃ。つまり、」

「チン4のオルドは、つまらない!」

「適当にクリックしてるだけじゃないか。大体、旦那が殺された次のターンでもちょっと贈り物されたら喜んで股を開くなんてとんだアバズレじゃん。ヤる気が萎えるわ」
「私は一向に構わんっっ!!」
「お前の判断基準は顔と年齢だけだろ、このロリコンどもめ!俺はその辺を気にしたいんだよ、カトリック的に」
「カトリック的に?」
「うむ。そこで今回、カトリック的に正しいオルドを考えてみた」
「思えば、世界中どこの国もモンゴル式のオルドだった今までがおかしかったのだ。次回作からは文化別のオルドを実現すべく、ここで一石を投じたい!」
「はいはい。で、どんなオルドなんです」
「敵国の姫を保護したら、まず修道院に入ってもらう。どうだ、カトリック的に正しいだろう」
「はあ」
「もちろん、ただ遊ばせておくわけじゃない。修道院では神の祝福を受けた一般労働に毎日励んでもらう。ちなみに一般労働というのは、専門用語で『それを続けた者の9割以上が1年以内に衰弱死するような作業』のことをいう。石切り場とか、鉱山の石運びだな」
「おいおい」
「そんで1ヶ月ほどして、国王が面会に行ってやると、見る影も無く痩せ細った姫様が『どうか私をあなた様のお側に置いてくださいまし』と言ってその場に泣き崩れるわけだ!これぞ燃えるシチュエーション!きっとブームになるだろう!」
「長い間お世話になりました。あなたは悪い病気です」




脳髄が二つ在つたらばと思ふ
考へてはならぬ
事を考へるため

―――夢野久作「猟奇歌」
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