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「リング・ダガー」(2011/02/27 (日) 10:32:10) の最新版変更点
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**リング・ダガー ~Ring Dagger~
&bold(){基本スペックと定義}
----
#image(ringdagger01-01.jpg,blank,left)
|全長|30cm|
|重量|0.25kg|
|地域|ヨーロッパ|
|年代|14世紀|
ダガーの広義の意味については「[[ダガー]]」を参照していただくようお願いします。
ここではダガーの種類の一つである、リング・ダガーについて解説する。
「[[アンテニー・ダガー]]」を発展させたものがリング・ダガーである。
紐を通すための穴が開いたポメルが特徴であり、特別な鎖に繋いで鎧に繋いでおくためのものである。
これは戦闘中のダメージでもダガーを失うことがないようにされた工夫であり、同時に戦闘がそれだけ激しかったことを物語っている。
アンテニー・ダガーとは違い、完全に戦闘を考慮して作られたダガーである。
&bold(){部位別の呼称}
----
#image(ringdagger01-02.jpg,blank,left)
|1|剣身:ブレイド(Blade)|
|2|切先:ポイント(Point)|
|3|柄:ヒルト(Hilt)|
|4|鍔:ガード(Guard)|
|5|握り:グリップ(Grip)|
|6|柄頭:ポメル(Pommel)|
&bold(){時代背景}
----
#image(ringdagger01-03.jpg,blank,left)
戦闘が激しかった14世紀頃に使われたもので、一般人も紐に通して懐から落とさないようにしていたという。
しかしこの紐に通して持ち歩くスタイルは、ヨーロッパの古代文明の一つである「ラ・テーヌ文明」に酷似したものを確認できる。
また、中国にも似たようなポメルの刀剣が存在したことから、リングポメルと紐通しのスタイルについてはかなり昔からあったものであると推測できる。
だが、このリング・ダガーは14世紀中頃に登場し、14世紀末には姿を消しているため、武器としての寿命は短いものだったようだ。
&bold(){使用用途}
----
#image(ringdagger01-04.jpg,blank,left)
ダガーを初めとした短剣は、あくまで戦闘でメイン武器をなくしたときの最終手段として使う予備武器である。
しかしリング・ダガーが使われた時代はその予備武器すら無くせないぐらいの戦闘が激化した時代だった。
リング・ダガーはどちらかと言うと一般的なダガーと同様に突くことを主体としている構造になっている。
上記CGのものは、それぞれ右側が現在に残っている実物を再現したもので、グリップ等装飾がなくなっている。
左側のタイプに関しては、実際グリップ無しのタイプそのものが使われていたと思われる。
2009年 9月20日「[[ダガー]]」の項目より分割
&bold(){参考文献}
----
・ウェブサイト
[[wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/]]
・文献
|新紀元社 ||武器と防具 西洋編 ||市川定春 著|
|新紀元社 ||武器事典 ||市川定春 著|
*''リング・ダガー ~Ring Dagger~''
&br()
**基本スペックと定義
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|#image(ringdagger01-01.jpg,blank,left)|
&br()
|全長|30cm|
|重量|0.25kg|
|地域|ヨーロッパ|
|年代|14世紀|
&br()
ダガーの広義の意味については「[[ダガー]]」を参照していただくようお願いします。&br()
ここではダガーの種類の一つである、リング・ダガーについて解説する。&br()
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「[[アンテニー・ダガー]]」を発展させたものがリング・ダガーである。&br()
紐を通すための穴が開いたポメルが特徴であり、特別な鎖に繋いで鎧に繋いでおくためのものである。&br()
これは戦闘中のダメージでもダガーを失うことがないようにされた工夫であり、同時に戦闘がそれだけ激しかったことを物語っている。&br()
アンテニー・ダガーとは違い、完全に戦闘を考慮して作られたダガーである。&br()
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**部位別の呼称
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|#image(ringdagger01-02.jpg,blank,left)|
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|1|剣身:ブレイド(Blade)|
|2|切先:ポイント(Point)|
|3|柄:ヒルト(Hilt)|
|4|鍔:ガード(Guard)|
|5|握り:グリップ(Grip)|
|6|柄頭:ポメル(Pommel)|
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時代背景
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|#image(ringdagger01-03.jpg,blank,left)|
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戦闘が激しかった14世紀頃に使われたもので、一般人も紐に通して懐から落とさないようにしていたという。&br()
しかしこの紐に通して持ち歩くスタイルは、ヨーロッパの古代文明の一つである「ラ・テーヌ文明」に酷似したものを確認できる。&br()
また、中国にも似たようなポメルの刀剣が存在したことから、リングポメルと紐通しのスタイルについてはかなり昔からあったものであると推測できる。&br()
だが、このリング・ダガーは14世紀中頃に登場し、14世紀末には姿を消しているため、武器としての寿命は短いものだったようだ。&br()
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**使用用途
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|#image(ringdagger01-04.jpg,blank,left)|
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ダガーを初めとした短剣は、あくまで戦闘でメイン武器をなくしたときの最終手段として使う予備武器である。&br()
しかしリング・ダガーが使われた時代はその予備武器すら無くせないぐらいの戦闘が激化した時代だった。&br()
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リング・ダガーはどちらかと言うと一般的なダガーと同様に突くことを主体としている構造になっている。&br()
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上記CGのものは、それぞれ右側が現在に残っている実物を再現したもので、グリップ等装飾がなくなっている。&br()
左側のタイプに関しては、実際グリップ無しのタイプそのものが使われていたと思われる。&br()
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2009年 9月20日「[[ダガー]]」の項目より分割&br()
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**参考文献
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***・ウェブサイト
[[wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/]]&br()
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***・文献
|新紀元社 ||武器事典 ||市川定春 著|
|新紀元社 ||武器と防具 西洋編 ||市川定春 著|
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