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「ミセリコルデ」(2011/02/27 (日) 10:58:51) の最新版変更点
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**ミセリコルデ ~Misericorde~
&bold(){基本スペックと定義}
----
#image(misericorde02-01.jpg,blank,left)
|全長|25~35cm|
|重量|0.2~0.3kg|
|地域|ヨーロッパ|
|年代|14~15世紀|
「Misericorde」とは、フランス語で「慈悲」を意味している。
刺突に優れた形状の刃を持ち、騎士たちが仲間の安楽死用に持ち歩いた短剣を指す。
刀身は上記CGではひし形の断面のものを描いているが、実際は三角形や円状のものもあったという。
また、現代のヨーロッパにおいては、ミセリコルデ=リングダガーと扱っていることが多い。
海外では「リングダガー:ミセリコルデ・タイプ」と言った表記をしており、その場合は鍔の片側にリングが必ずついている。
基本的には、細く鋭い刃を持った、刺突短剣をミセリコルデと言うが、現代ではこのリングも含めてミセリコルデと言うようだ。
&bold(){部位別の呼称}
----
#image(misericorde02-02.jpg,blank,left)
|1|剣身:ブレイド(Blade)|
|2|切先:(Point)|
|3|柄:ヒルト(Hilt)|
|4|鍔:ガード(Guard)|
|5|リング(Ring)|
|6|握り:グリップ(Grip)|
|7|柄頭:ポメル(Pommel)|
&bold(){時代背景}
----
中世の頃は、騎士や兵士たちは名誉ある死を望む者が多かった。
そんな中で生まれた、戦場で攻撃されたり落馬して致命傷を負い、助かる見込みの無い兵士に対して、安らかな眠りを与える為の短剣である。
この時代の騎士たちは、戦場に赴く再にはこの短剣を必ず所持していたと言われている。
&bold(){使用用途}
----
#image(misericorde02-03.jpg,blank,left)
止めの一撃として、心臓まで一気に刺し貫いたりするのが本来の用途である。
しかし裏を返せば、その刺突に優れた形状は、鎧と鎧の間の隙間を狙って一撃必殺を狙えるメイルブレイカーとして優秀であった。
瀕死であろうとなかろうと、一思いに突き殺すだけの威力を持っているので、このような形状の刺突短剣は決して侮ってはいけない。
ただし、あくまで仲間の安楽死用なので、滅多に戦闘用として使われたとは思い難い。
2007年 9月30日更新 2008年 8月28日 画像差し替え+追記
&bold(){参考文献}
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・ウェブサイト
[[wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/]]
・文献
|新紀元社 ||武器事典 ||市川定春 著|
|ダイヤグラム・グループ||武器―歴史、形、用法、威力||田島優 北村孝一 著|
|幻冬舎コミックス ||図説 武器だもの ||武器ドットコム 著|
*''ミセリコルデ ~Misericorde~''
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**基本スペックと定義
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|#image(misericorde02-01.jpg,blank,left)|
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|全長|25~35cm|
|重量|0.2~0.3kg|
|地域|ヨーロッパ|
|年代|14~15世紀|
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「Misericorde」とは、フランス語で「慈悲」を意味している。&br()
刺突に優れた形状の刃を持ち、騎士たちが仲間の安楽死用に持ち歩いた短剣を指す。&br()
刀身は上記CGではひし形の断面のものを描いているが、実際は三角形や円状のものもあったという。&br()
また、現代のヨーロッパにおいては、ミセリコルデ=リングダガーと扱っていることが多い。&br()
海外では「リングダガー:ミセリコルデ・タイプ」と言った表記をしており、その場合は鍔の片側にリングが必ずついている。&br()
基本的には、細く鋭い刃を持った、刺突短剣をミセリコルデと言うが、現代ではこのリングも含めてミセリコルデと言うようだ。&br()
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**部位別の呼称
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|#image(misericorde02-02.jpg,blank,left)|
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|1|剣身:ブレイド(Blade)|
|2|切先:(Point)|
|3|柄:ヒルト(Hilt)|
|4|鍔:ガード(Guard)|
|5|リング(Ring)|
|6|握り:グリップ(Grip)|
|7|柄頭:ポメル(Pommel)|
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**時代背景
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中世の頃は、騎士や兵士たちは名誉ある死を望む者が多かった。&br()
そんな中で生まれた、戦場で攻撃されたり落馬して致命傷を負い、助かる見込みの無い兵士に対して、安らかな眠りを与える為の短剣である。&br()
この時代の騎士たちは、戦場に赴く再にはこの短剣を必ず所持していたと言われている。&br()
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**使用用途
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|#image(misericorde02-03.jpg,blank,left)|
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止めの一撃として、心臓まで一気に刺し貫いたりするのが本来の用途である。&br()
しかし裏を返せば、その刺突に優れた形状は、鎧と鎧の間の隙間を狙って一撃必殺を狙えるメイルブレイカーとして優秀であった。&br()
瀕死であろうとなかろうと、一思いに突き殺すだけの威力を持っているので、このような形状の刺突短剣は決して侮ってはいけない。&br()
ただし、あくまで仲間の安楽死用なので、滅多に戦闘用として使われたとは思い難い。&br()
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2007年 9月30日更新 2008年 8月28日 画像差し替え+追記&br()
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**参考文献
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***・ウェブサイト
[[wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/]]&br()
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***・文献
|新紀元社 ||武器事典 ||市川定春 著|
|ダイヤグラム・グループ||武器―歴史、形、用法、威力||田島優 北村孝一 著|
|幻冬舎コミックス ||図説 武器だもの ||武器ドットコム 著|
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