小柄小刀笄

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**小柄小刀笄 ~Kozukakogatana Kougai~ &bold(){基本スペックと定義} ---- #image(kkk01-01.jpg,blank,left) |全長|18~25cm| |重量|0.1kg| |地域|日本| |年代|古墳~江戸| 小柄小刀笄(こづかこがたなこうがい)とは、[[打刀]]に付属する刀装具である。 小柄(小柄小刀)はCG上のナイフのようなもので、笄はCG下のものである。 打刀の柄内に装飾品として付ける「目貫」と、この「小柄小刀笄」が同じ意匠で作られたものを「三所物」といい、位の高い武士の刀に主につけられていたと言う。 納刀時のときに、鍔に開いている小柄櫃穴(もしくは笄櫃穴)を通して、鞘の側面に設けられた小柄櫃(もしくは笄櫃)に収納する。 笄には二股のものも存在し、そのタイプのものは「叉笄」と呼んだ。 &bold(){時代背景} ---- #image(kkk01-02.jpg,blank,left) 古くは古墳時代から存在し、現在のナイフのような戦場においての日用品的なものとして使われた。 室町時代から、柄と刃がついたものを小柄、髪を直したり耳の中等を掻いたりするための道具を笄と呼称するようになる。 笄は、討ち取った首の目印(首札)としてつける用法もあったと言われている。 当時の作法として、軍陣には小刀、営中には笄をつけるのが一般的だったのだが、応仁の乱以降はその風習は曖昧となったと言う。 大きな争いの無くなった江戸時代以降は、どちらも刀の装飾品として重点的に見られ、意匠を凝らした「三所物」として、芸術品の一種として見られるようになった。 &bold(){使用用途} ---- #image(kkk01-03.jpg,blank,left) 小柄はペーパーナイフ的な感じで使う日用品ナイフで、笄は髪の乱れを直したり、耳掻き等に利用する、身だしなみ整えツールである。 どちらも現在も、新々刀の打刀とともに作られている。 が、江戸時代以降はやはり芸術品として、柄部分に家紋や龍や鳥といった動物などの装飾を施す、高度な芸術品として扱われている。 現在でも購入することは出来る…が、ン十万とか普通にするので、小さいと思ってナメてはいけない。 興味があれば、ネットで調べてみるのも一興かと思う。 また、某映画で小柄を投擲武器として投げて、急所に突き刺すことで2人の男をあっという間に倒すと言うシーンがあった。 小柄の威力検証をした資料は見たことはないのだが、装飾がない戦闘用のものが存在したのであれば、投げナイフのような運用方法も可能だったと言えなくもない。 2008年 9月28日更新 &bold(){参考文献} ---- ・ウェブサイト [[wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/]] ・文献 |新紀元社       ||武器と防具 日本編     ||戸田藤成      著| |新紀元社       ||武器事典          ||市川定春      著| |新紀元社       ||図解 近接武器       ||大波篤司      著| |ダイヤグラム・グループ||武器―歴史、形、用法、威力 ||田島優 北村孝一 著| |学研         ||【決定版】図説 日本刀大全 ||稲田和彦      著| |学研         ||【決定版】図説 日本刀大全Ⅱ||稲田和彦      著|
*''小柄小刀笄 ~Kozukakogatana Kougai~'' &br() **基本スペックと定義 ---- |#image(kkk01-01.jpg,blank,left)| &br() |全長|18~25cm| |重量|0.1kg| |地域|日本| |年代|古墳~江戸| &br() 小柄小刀笄(こづかこがたなこうがい)とは、[[打刀]]に付属する刀装具である。&br() 小柄(小柄小刀)はCG上のナイフのようなもので、笄はCG下のものである。&br() 打刀の柄内に装飾品として付ける「目貫」と、この「小柄小刀笄」が同じ意匠で作られたものを「三所物」といい、位の高い武士の刀に主につけられていたと言う。&br() 納刀時のときに、鍔に開いている小柄櫃穴(もしくは笄櫃穴)を通して、鞘の側面に設けられた小柄櫃(もしくは笄櫃)に収納する。&br() 笄には二股のものも存在し、そのタイプのものは「叉笄」と呼んだ。&br() &br() &br() &br() &br() &br() **時代背景 ---- |#image(kkk01-02.jpg,blank,left)| &br() 古くは古墳時代から存在し、現在のナイフのような戦場においての日用品的なものとして使われた。&br() 室町時代から、柄と刃がついたものを小柄、髪を直したり耳の中等を掻いたりするための道具を笄と呼称するようになる。&br() 笄は、討ち取った首の目印(首札)としてつける用法もあったと言われている。&br() 当時の作法として、軍陣には小刀、営中には笄をつけるのが一般的だったのだが、応仁の乱以降はその風習は曖昧となったと言う。&br() 大きな争いの無くなった江戸時代以降は、どちらも刀の装飾品として重点的に見られ、意匠を凝らした「三所物」として、芸術品の一種として見られるようになった。&br() &br() &br() &br() &br() &br() **使用用途 ---- |#image(kkk01-03.jpg,blank,left)| &br() 小柄はペーパーナイフ的な感じで使う日用品ナイフで、笄は髪の乱れを直したり、耳掻き等に利用する、身だしなみ整えツールである。&br() どちらも現在も、新々刀の打刀とともに作られている。&br() が、江戸時代以降はやはり芸術品として、柄部分に家紋や龍や鳥といった動物などの装飾を施す、高度な芸術品として扱われている。&br() 現在でも購入することは出来る…が、ン十万とか普通にするので、小さいと思ってナメてはいけない。&br() 興味があれば、ネットで調べてみるのも一興かと思う。&br() &br() また、某映画で小柄を投擲武器として投げて、急所に突き刺すことで2人の男をあっという間に倒すと言うシーンがあった。&br() 小柄の威力検証をした資料は見たことはないのだが、装飾がない戦闘用のものが存在したのであれば、投げナイフのような運用方法も可能だったと言えなくもない。&br() &br() &br() &br() &br() &br() 2008年 9月28日更新&br() &br() **参考文献 ---- ***・ウェブサイト  [[wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/]]&br() &br() ***・文献 |新紀元社       ||武器と防具 日本編     ||戸田藤成      著| |新紀元社       ||武器事典          ||市川定春      著| |新紀元社       ||図解 近接武器       ||大波篤司      著| |ダイヤグラム・グループ||武器―歴史、形、用法、威力 ||田島優 北村孝一 著| |学研         ||【決定版】図説 日本刀大全 ||稲田和彦      著| |学研         ||【決定版】図説 日本刀大全Ⅱ||稲田和彦      著| &br() &br() &br() &br() &br()

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