ファルカタ


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ファルカタ ~Falcata~


基本スペックと定義



全長 35~60cm
重量 0.5~1.2kg
地域 古代ローマ
年代 紀元前6~紀元2世紀


別名「イベリアン・グラディウス」とも呼ばれる、「グラディウス」のバリエーションの一つをファルカタと言う。
グラディウスのバリエーションの割に、片刃の曲刀になっており、装飾も兼ねた溝が彫ってあるのが特徴。
柄の部分はグリップの部分だけ別パーツになっており、ガードとポメルと同じ金メッキのものや、象牙のようなものを使用することが多い。
また、ガードの端とポメルの先端が鎖で繋いであるタイプも存在している。
ヒルト全体で様々な文様を刻んでいることが多く、美術品的な側面も持ち合わせている。





部位別の呼称



剣身:ブレイド(Blade)
切先:ポイント(Point)
血溝(樋):フラー(Fuller)
柄:ヒルト(Hilt)
鍔:ガード(Guard)
握り:グリップ(Grip)
柄頭:ポメル(Pommel)






時代背景




紀元前2世紀。
それまで、ローマの歩兵の戦法の一つであった密集隊形は、主に刺突を想定して作られたグラディウスによるものだった。
しかし第2次ポエニ戦争において、ローマがイベリア半島のケルト人たちと出会ったことで、グラディウスは全く違うものへと変化していった。
それまで多くの国が用いてきたのは切ることによる攻撃方法で、それには多少なりとも刀剣を長くなければならなかった。
密集隊形を得意としているローマには、これは一つの問題点となっていた。

ローマは紀元前3世紀までは突き主体の密集隊形で、それは相対してきた敵国とは相反した攻撃方法だった。
だが、カルタゴの名将ハンニバルがローマに侵攻した際、ヒスパニア製の刀剣に強い影響を受けることとなる。
ローマは第2次ポエニ戦争の際、イベリア半島になだれ込んだローマ軍は、戦利品としてヒスパニア製の刀剣をはじめとした武器を持ち帰り、研究。
ローマの名将スペキオは、ハンニバルと相対したときに、このファルカタを使用し、イベリアの地でハンニバルを破ることに成功した。

大きな功績を挙げたのにもかかわらず、その寿命はあまり長くなかったとされる。
また、ヒスパニア製の刀剣をファルカタ、ローマがファルカタを模倣して作ったのがイベリアン・グラディウスであるという説もある。
しかし、この2つの武器は殆んど大差がなかったと言えるだろう。





使用用途



突きにも使えるが、切ることのほうが専門の武器である。
力いっぱい切りつけてダメージを与えるといいだろう。
曲刀のような刃を持っているので、薙ぎ払うような感じがいいと思われる。





2008年 11月9日更新 2010年 1月18日画像差し替え&追加

参考文献


・ウェブサイト

 wikipedia

・文献

新紀元社        武器事典          市川定春      著
新紀元社        武器と防具 西洋編     市川定春      著
ダイヤグラム・グループ 武器―歴史、形、用法、威力 田島優 北村孝一 著






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