イヤード・ダガー

イヤード・ダガー ~Eared Dagger~


基本スペックと定義



全長 20~30cm
重量 0.25~0.4kg
地域 ヨーロッパ
年代 14世紀


イヤード・ダガーはその名の通り、耳のような円盤装飾がポメルについているダガーである。
特徴としては、そのポメルの装飾以外で、刀身が両刃でも左右対称でもなく、鍔元で刃がやや幅広に作られている…
とあるのだが、近年のレプリカや文献上に残っているものでは、何げに左右対称が多いため、今回は左右対称の刃のタイプを描いた。
また、グリップ部分がサンドイッチ構造になっているのも特徴である。





部位別の呼称



剣身:ブレイド(Blade)
切先:ポイント(Point)
リカッソ
柄:ヒルト(Hilt)
鍔:ガード(Guard)
握り:グリップ(Grip)
柄頭:ポメル(Pommel)






時代背景



東方起源のものとして知られている。
半島の南半分をイスラム国家に支配されていたスペインや、コンスタンティノープルの市場に進出していたイタリア人商人らの手によってヨーロッパに紹介されたという。





使用用途



逆手に持ち、特徴的な円盤の飾りに親指をかけて突き刺すことで威力を増すことができる。
刃は一応ついてはいるが、特徴を最大限に生かすのであれば、やはり逆手での刺突以外用途は無いと言える。





2009年 7月15日更新

参考文献


・ウェブサイト

 wikipedia

・文献

新紀元社        武器事典          市川定春      著
新紀元社        武器と防具 西洋編     市川定春      著
ダイヤグラム・グループ 武器―歴史、形、用法、威力 田島優 北村孝一 著






最終更新:2011年02月27日 11:07
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。