甲矢・乙矢 ~HaYa OtoYa~
基本スペックと定義
全長 |
75~95cm |
重量 |
0.5~0.7kg |
地域 |
日本 |
年代 |
古代~現代 |
古くから使われている矢で、いつ頃から使われているかは不明。
現代においても流鏑馬(やぶさめ)で使用されており、必ず甲矢から使用する。
この2つは対になっており、甲矢は兄矢、乙矢は弟矢と呼ばれることもあり、この一対を「一手(ひとて)」と呼ぶ。
部位別の呼称
1 |
鏃:パイル(Pile) |
2 |
矢先:ポイント(Point) |
3 |
矢柄:シャフト(Shaft) |
4 |
羽巻:フレッチング(Fletching) |
5 |
矢筈:ナック(Nock) |
使用用途
上が巻藁矢用矢尻 下が特殊長遠的用矢尻
左が甲矢、右が乙矢
矢尻については現代使われているものを描いてみた。
どちらも精密射撃用のものと考えてもらって差し支えない。
羽根についてだが、現在の競技で使われるものはほぼ三枚羽のもので、この一対のものはそれぞれ時計回り、反時計回りで先端が微妙に曲がっている。
射出すると回転して飛んで行くのが特徴である。
2009年 7月20日更新
参考文献
最終更新:2009年07月20日 04:49