スポントゥーン


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スポントゥーン ~Spontoon~


基本スペックと定義



全長 180~210cm
重量 1.5~2.2kg程
地域 ヨーロッパ
年代 18~19世紀


スポントゥーン(スポントーン)はハーフパイクとも呼ばれ、パイクと並んで生まれたヨーロッパの槍の一種である。
別称をボーディング・パイクと呼ばれ、船上での戦いに用いられていたが、ボーディング・パイクが姿を消してからでも使われたものである。
リーディング・スタッフという別称もある。
特にイタリア人はスポントゥーンを最も使用した国であり、シンボルと言えるぐらいよく使われた武器だと言われている。
1600年代半ばまで広く使用され、更に1800年代後半まで使用され続けた。
後述にも書くが、マスケット銃全盛期でパイクが廃れたあとでも、前線で使用されていた武器である。
しかし攻撃のために使われていたというよりは、指揮のために使われていたと言う意味合いが強いと言える。

パイクと違い、スポントゥーンは1.8m~2.1mほどで、典型的なパイクよりも細かい装飾のスピアーヘッドが付いているのが特徴である。
また、スポントゥーンはランゲット(langets)と呼ばれるパーツにより、シャフトにしっかり固定されている。
ランゲットは相手を引っ掛ける突起としても使用されたと思われる。
パルチザンからの進化・発展型であることから、刃元にフォークやトライデントに近い突起やバトルアックスのような別の小ブレードをつけていることもある。

また、パルチザンと同様に戦闘用のものと儀礼用のものがあったと言われている。





部位別の呼称



穂先:スピアーヘッド(SpearHeads)
刺先:スパイク(Spike)
ランゲット(langets)
口金:ソケット(Socket)
柄:ポール(Pole)
石突:バット(Butt)






時代背景



パルチザンと入れ替わりで前線を支えた長柄武器である。
マスケット銃が歩兵の第一兵器としてパイクに取って代わった後も、スポントゥーンは合図用の武器として使用され続けていた。
下級仕官は自分達のランクのシンボルとしてスポントゥーンを使っており、棍棒のように振るって戦場に合図を送ったと言う。

ナポレオン戦争の間、スポントゥーンは敵の騎兵攻撃から大隊や連隊を防御するために軍曹クラスの人間に使われた。
もちろん、間違ってもカエルで2頭身の軍曹ではないが。
最終的に、アメリカ史に残るぐらい長い間使用され残っていた、唯一のポールウェポンの一つであった。
1890年代に、スポントゥーンを持った軍人が行進しているのをまだ見ることができたぐらいである。
現在でもThe Old Guard Fife and Drum Corpsと呼ばれる米軍のセレモニー・ユニットにてまだ見ることができるとのことだ。





使用用途


戦闘用穂先


儀礼用・指揮用穂先


基本的にはパルチザンと一緒である。
突く、斬る穂先に加えてランゲットによる引っ掛けと引き落としが使える。
また、石突がしっかりしたものが付いているので、パイクのように固定して迎撃することも出来たと思われる。
ただしパイクの半分以下の長さのため、パルチザンのように使ったほうが有効活用できるであろう。

が、これはあくまで戦闘を想定した運用で、実際は指揮用として主に使われたものである。





2009年 7月29日 更新 30日 加筆

参考文献


・ウェブサイト

 wikipedia

・文献

新紀元社        武器事典          市川定春      著
ダイヤグラム・グループ 武器―歴史、形、用法、威力 田島優 北村孝一 著






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