ハンガー


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ハンガー ~Hanger~


基本スペックと定義



全長 50~70cm
重量 1.2~1.5kg
地域 西ヨーロッパ
年代 16~19世紀

| 「ハンガー」は断ち切り用に用いられた歩兵用の軍用刀剣である。
狩猟用・民間用のものを当サイトでは「ハンティング・ハンガー」、軍用として使われたものを「ハンガー」として説明する。

ハンガーの語源はアラビア語の「ナイフ」に当たる「クファンジャル(Khanjair)」に由来している。
元々は民間用として日常的に使われた刀剣=ハンティング・ハンガーで、それを元に軍用として作られたのがハンガーである。
ロングソードで言えば、前期型が狩猟・民間用。後期型が軍用なのである。
当ページでは、後期型に当たる軍用について説明する。

まずハンガーとしての特徴だが、ヒルト部分に貝のような形をしたガードが付いていることが多いことと、木製のグリップがわずかに湾曲していることである。
刀身は片刃であり、場合によってはフォールス・エッジ(擬似刃)になっており、フォールス・エッジの場合は最大で刀身全体の3分の1が擬似刃である事がある。

ハンガーとしての特徴は、貝殻を模したシェル・ガードがついていることである。
ハンティング・ハンガーと違い、このシェル・ガードは手を守るように左右についている。
断ち切り用の緩やかな曲剣であるのだが、その先端は刺突も可能なフォールス・エッジ(擬似刃)であることが多い。





部位別の呼称



剣身:ブレイド(Blade)
切先:ポイント(Point)
血溝(樋):フラー(Fuller)
柄:ヒルト(Hilt)
鍔:ガード(Guard)
貝型護拳:シェル・ガード(Shell Guard)
握り:グリップ(Grip)
護拳:ナックルガード(Knuckle Guard)
柄頭:ポメル(Pommel)






時代背景



元々は狩猟に便利なように作られた刀剣で、狩りに用いられていたのが当初のハンガーである。
一般市民が日用品として使っていたものを、ドイツやロシアが次第に軍用として使うようになったのである。
この軍用のものをドイツでは「ドゥサック」、ロシアでは「テサック」と呼び、マスケット銃や銃剣が使用できなくなった場合における二次的武器として使われた。
流れ的には「ハンティング・ハンガー」→「ハンガー」→「ドゥサック」&「テサック」に変化していったと考えられる。
二次的武器として軍用で使われ始めてからは、だんだんと短くなっていき、場合によっては短剣の部類として扱われるほどだったと言う。





使用用途



主に断ち切り用なのだが、混戦時を考慮した造りをしており、刺突にも優れている。
軍用であり、かなり手元の防御を考慮して考えられているため、かなり対人向きの武器である。
ナックルガードを考慮した武器は多々あるものの、側面の防御まで考えているのは、「レイピア」や「スキアヴォーナ」ぐらいだろう。

個人的意見だが、全体的なデザインもいい武器であるので、この武器はもっと注目されるべきだと筆者は思っている。





2010年 3月13日更新

参考文献


・ウェブサイト

 wikipedia

・文献

新紀元社        武器事典          市川定春      著
新紀元社        武器と防具 西洋編     市川定春      著
新紀元社        図解 近接武器       大波篤司      著
新紀元社        武器甲冑図鑑        市川定春      著
ダイヤグラム・グループ 武器―歴史、形、用法、威力 田島優 北村孝一 著
幻冬舎コミックス    図説 武器だもの      武器ドットコム    著






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