全長 | 75~100cm |
重量 | 1.4~1.7kg |
地域 | エチオピア |
年代 | 17~19世紀 |
一見巨大な鎌のような剣だが、実際は両方に刃がついている曲剣をショテルという。
このカーブは浅いものもあるが、基本的には図のように強めに湾曲している。
柄(グリップ)は非常に質素な木製で、手首をガードする鍔は存在しない。
強めに湾曲した、両刃の片手曲剣=ショテルと定義しても問題は無いだろう。
また、この剣はその独特な形状から鞘に入れることが出来ないので、運搬が不便である。
しかも刀身の強度はそこまで高くないという重大な欠点がある。
1 | 剣身:ブレイド(Blade) |
2 | 切先:ポイント(Point) |
3 | 柄:ヒルト(Hilt) |
4 | 鍔:ガード(Guard) |
5 | 握り:グリップ(Grip) |
6 | 柄頭:ポメル(Pommel) |
盾という防御手段に対し、盾を避けて攻撃できる武器、というコンセプトから生み出された。
確かにカーブを利用すれば盾を回避して相手のわき腹等を突き刺すことが可能だが、見た目が極端すぎてバレバレでもあった。
上記にあるように、カーブを利用して敵の盾を回避して、相手のわき腹等を突き刺すことをメインの使用目的としている。
しかし、曲剣というものは切り下ろし、撫で斬りに関しては非常に優れており、この剣も例外ではない。
また、両刃であることを最大限に生かせば、鎌のように引っ掛けてそのまま切りつけるといったことも可能。
ただし強度の問題があるので、盾を回避して突きを入れるか、撫で斬るかのどちらかで運用した方が無難である。
2007年 10月9日更新 2008年 9月8日 画像差し替え+追記
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