円環少女

【作品名】円環少女
【ジャンル】ライトノベル
【先鋒】王子護ハウゼン
【次鋒】《九位》
【中堅】《太陽女帝》ロザリンド
【副将】グレン・アザレイ
【大将】イリーズ=アリューシャ with浮遊城
【リザーバー】武原仁
【リザーバー】浅利ケイツ
【リザーバー】セラ・バラード
【リザーバー】オルガ・ゼーマン

【共通設定・世界観】
魔法世界:魔法使い達が住んでいる世界。どの世界も自然秩序に何らかの歪みが存在する。
       そのままだと、その歪みによって世界が崩壊してしまうため、各世界には自然秩序の
       歪みを調整して正常な自然秩序を保ってくれる《神》というものが存在している。
       数百億個の魔法世界が存在する。惑星や公転が存在するため、それぞれ単一宇宙であると思われる。
       《地獄》以外の世界ならば、自由に相互で行き来ができるようだ。

《地獄》:作中の舞台の世界。この世界の住人は魔法を使えず、知覚できない代わりにそれを消去する(後述)。
     日本などがあり、コト座のベガとわし座のアルタイルは15光年離れているという授業があったため単一宇宙。

魔法:魔法世界の住人たる魔法使い達が使う、観測する事を起点に自然秩序を意志に従わせる技術の総称。
    魔法使いは観測する事で故郷の自然秩序を世界に上書きするため、異世界でも魔法を用いる事が可能。
    基本的に、観測者である人間に直接作用することはできない(術者除く)。
    例えば、完全大系の魔導師が「相手が消えたイメージ」を持っても、それで相手を消すことはできない。
    ただし、《原型の化身》などのように術者と他者の境界を曖昧にするものなら例外的に可能である。

魔法使い:魔法世界の住人。基本的な体の構造は普通の人間と変わらず、交配もできる。
       基本的にこの作品における「人間」には魔法使いも含まれている。
       ただし、ある種の魔法大系では、身体を魔法そのものに変換したり、ほぼ全てを機械の体に換えたり
       しているため、作中では人間限定の技であっても、多少人間離れしている程度なら有効と思われる。
       高位魔導師の3人に1人は変態らしい。

魔法消去:《地獄》は自然秩序が安定しており、《地獄》の住人(悪鬼と呼ばれる)は観測することで
       自然秩序を安定な状態にしてしまうため、悪鬼の前では魔法が消去されてしまう。
       そのため、悪鬼は魔法を知覚できない。魔法は一瞬で全てが消去されるわけではなく、
       徐々に消去されていくので、消去しきる前に魔法を見るようとすると、その部分は認識できず知覚の空白となる。
       人間の五感全てで発動するため、距離が近いほど、感じる知覚が多いほどに魔法消去は強くなる。
       魔法消去は、写真やテレビ、スピーカー越し、空気・水の振動を介してさえ発動し、時間まで遡って効果を及ぼす。
       例えば魔法を使っているところを写真に撮った場合、未来のある時点で悪鬼がその写真を見る運命ならば、
       写真を撮った瞬間に魔法が消去されて写真には映らなくなる。
       また、魔法に《地獄》の自然秩序が混ざっていると消去がされにくくなる。これを遡行抵抗と言う。
       例えば魔法で石を投げたとき、その魔法を消去しても石の動きは《地獄》の秩序(慣性)に従って放物線を描く。
       恐らく、他作品の異能に対しては効果がないと思われる。

概念魔術:通常、現象は《原因》から《結果》の順に流れるが、高等な魔術においては《結果》を自然に押し付けることで
       《原因》を逆に生成する事もできる。例えば、概念魔術で固められた水は『水滴である』という結果が魔法的に
       先に決まっているためなにをしても形が変わらない。圧力を受けても一切変形しない。電子を取れるだけ取っても
       イオンにならず、周りから電子をくみあげる。

【以下はグレン用】
相似大系:《かたちが同じもの全ては同一存在である》と世界自体が錯誤する自然秩序の中で発達した魔術。
       同じ形をしたものの間には銀弦が存在し、相似な片方に変化を与える事で銀弦でつながったものを操る。
       大きさは違っても形が同じ相似なら操ることができ、心理状態などの非物質的なもの同士も繋がる。
       実際に動かす操作元に小さいものを使う事で、操作対象の大きさの比の分だけ大きな力がかけられる。
       例えば、2cmの棒状のボタンを50cm動かすと、2mの竿は50mほど連動して動く。
       この世に存在するものは全て何かに似ているので、本来、相似弦につながらないものなど何もない。
       そのため、極めた相似魔導師はあらゆるものを操作することができ、分子レベルの操作も可能である。

どの世界にも属さない点:グレンが《地獄》に来る際、中継点とした場所。《地獄》にも魔法世界にも属さない。
                     《地獄》外縁の境界点。科学の用語を用いるなら、地球に対する衛星軌道に近い。

《砂粒状に固めた水》:概念魔術で水を砂粒大の大きさに固めたものの。全部で高さ5km、直径300m以上の大きさがある。
                  参戦状態では、この水塊を複製障壁で1千倍に複製した直後であるため、もっと大きい。
                  圧力を受けても一切変形しないため肌触りは水と言うよりも砂に近い。
                  完成に最低10分以上かかる。どの世界にも属さない点から、遠隔的には地球上に作成できない。
                  この集まりに長さ100m以上、深さ5km、幅14mの裂け目を作り、入り込んだこともある。

【以下は円環大系用】
円環大系:振動や回転のように周期のある運動や自然現象が安定しない世界で発達した魔法大系。
       周期運動するものに《魔力》を見出し、それを支配して自由に操ることができる。
       電子などは《魔力》としてよく使用されるが、光や概念上の円環まで様々なものを操ることができる。
       周期運動の不安定性は、《神》によって円環をなして元に戻るような自然秩序に調整されている。
       しかし、実は上記の説明は間違っており、本当は自然秩序が螺旋を描くように徐々に
       変質するのが正しい自然秩序であり、《神》は円環世界がそうなるように秩序を調整している。
       時間の移ろいによる変質も《神》が調整しているため、《神》が消失すると時間の連続性も失われ、
       円環世界の時間は停止する。この停止は《神》が再生するまでの13年間続いた。
       なお、当然ながらこの13年間は他の魔法世界で経った時間のことである。

人口稲妻:手元に膨大な電子を収束し、相手に正電荷を帯びさせることにより、相手に向って落雷を発生させる。
       電気そのものは自然現象であると地の文で言われており、先駆放電(ステップリーダー)と主雷撃が存在し、
       「空気抵抗を破壊しながら雷が奔る速度」と言われているため、速度は自然雷並と思われる。

生命の円環:人間が生きている間、回り続ける概念上の円環。
        死にかけると千切れかけたりしているため、これが千切れると死ぬと思われる。
        これを強化して切れにくくする生命維持魔術も存在する。

【参考テンプレ兼リザーバー】

【名前】武原仁
【大きさ】成人男性並
【属性】《真なる悪鬼》 ダメ人間
【攻撃力】素の攻撃力はかなり鍛えた人間並。
        グロッグ19(拳銃)とレミントンM700(狙撃銃)、《剣》(後述)を所持している。
        拳銃:予備弾倉3個所持。9ミリ弾も100発ほど所持。
        狙撃銃:200mの距離から狙うと、着弾点が的の中心から3cmほどズレる程度の腕。
        《剣》:普段は60cm程の長さの鉄棒だが、魔法消去をすると刃渡り1m程の長剣になる。
          決して壊れることがなく、王子護ハウゼンの《万有の化身》でも破壊できなかった。
          《九位》のボディに対して、ただ投げつけただけでもさっくりと突き刺さり、
          手で持って切りつければ腕を切断できる程の切れ味をもつ。
【防御力】かなり鍛えた人間並。
【素早さ】《まどろみの化身》で最大まで加速したオルガの動き(マッハ20)に対し、咄嗟に魔法消去を発動できる反応。
      移動速度はかなり鍛えた成人男性並み。
【特殊能力】魔法消去:共通設定を参照。仁の場合は任意でこれをON/OFFできる。
                ON時は普通の悪鬼と変わらないが、OFFの時は魔法を知覚することが可能。
                作中ではいろいろやっているが、他作品の相手には効かないだろうから割愛。
【長所】すごい視姦力
【短所】ダメ人間。主人公なのにメンバー入りできなかった。

【名前】浅利ケイツ(本名 ケイツ・アザレイ)
【属性】相似大系魔導師 ダメ人間
【大きさ】身長180cmを超える長身の成人男性
【魔法大系】相似大系:共通設定参照
【攻撃力】回転拳銃と、刃渡り1m近い長剣を所持。剣の腕前は相当のものらしい。
相似魔術:長剣…後述の概念魔術によってつくったコンクリート剣と自分の持つ長剣を相似にし、
            自分が振るのにあわせて動かす。そのため、動く軌道はすべて一緒の上に読みやすい。
       拳銃…シルバーチップ弾丸50発の入った紙箱を投げ、自分の持つ拳銃の弾丸と相似にした上で
            引き金を引き、計51発の弾丸を同時に多方向へ発射する。発射の方向はある程度の操作
            が可能なようで、ケイツは自分の方に弾が来ないようにしていた。
       グレンの才能をもらっているため、この他にグレンと同じことができるはずだが、できるとは思えない。

概念魔術:自らの持つ剣に「似ている」という結果を自然秩序に押し付け、
       それに従うように原因を生成して、コンクリート塊から13本の長剣をつくりだした。
       この長剣はそれぞれ10~20kgの重さがあり、瓦礫からできているため切れ味はほぼ無い。

【防御力】鍛えた人並。
        グレンの才能をもらう前も、長剣4本を並べて盾にして数百度のプラズマジェットを防いだりした。

畳の盾:6枚の立てた畳と“無傷の畳”を相似弦で結んで盾にできる。畳の盾は“基準畳”が無事な間は破られない。

【素早さ】鍛えた人並。
      相似魔術によって剣を浮かせて、自分へ向ってくる人口稲妻を数mの距離から防げる反応。

転移魔術:転移先に自分と相似なもの(人形など)を用意しておき、それと自分を入れ替える形で転移する。
       グレンの才能をもらっているため、グレンと同じようにできるはずだが、できるとは思えない。

転送障壁:幅1.5m、高さ2mほどの灰色の壁で、入口と出口の2枚1組。一度に1組しか出していない
       入口と出口の空間そのものを相似にして、通過した物を瞬間移動させる障壁。
       一度展開すればいくらでも、何でも自由な位置に輸送できる。
       自分の攻撃を転送して遠距離攻撃や死角からの不意打ちをしたり、
       相手の攻撃を入口で受けて出口から跳ね返したりすることもできる。
       グレンの才能をもらっているため、グレンと同じようにできるはずだが、できるとは思えない。
【長所】兄がグレン
【短所】仁とタメを張る程のダメ人間
【備考】13本の長剣を浮かばせている状態で参戦。
     畳とコンクリートの瓦礫が沢山ある環境で最も強くなる。
【戦法】速攻で畳の盾を作り、その向こう側から拳銃と長剣を使った相似魔術で攻撃。
     やばくなったら転送障壁で距離を取り、遠距離から転送障壁を介して攻撃。
     自分の攻撃が全く効かない場合は、転送障壁で相手の攻撃を跳ね返してみる。

【名前】セラ・バラード
【属性】錬金大系の高位魔導師 《無双剣》
【大きさ】成人女性並
【魔法大系】錬金大系:“対象物”と“他の部分”を分ける《対象の境界線》が曖昧な世界の魔法大系。
                モノとモノの間の“境界”に魔力を見出し、その性質を自由に操る魔術を使う。
                対象を特別視する錬金大系文化では、魔導師がまじりけない己を《対象》として人目にさらす、
                つまり全裸であることは珍しくない。別名 全裸大系
【攻撃力】錬金魔術:肌に触れた物は液体化する or 気体化する or 砕かれる。
      《聖別の化身》:術者の意思に従いかたちを変える、もうひとつの自己境界面。
                剣形とマント形を同時発現でき、マント形の方は防御にも使える。
                マント形…自由に形が変えられ、平面なので盾にも使える。
                        数十mの長さに伸び、百万トンを超える砂の津波の根元を切り払って潰した。
                剣形…伸縮自在。一瞬で雲の上まで伸びる(600mほどか)。
                      実体はなく、“境界に触れた物の性質を操る”ことであらゆるものを切断する。
                      剣の境界で光を透過するように設定すれば不可視になる。
                      刃先側の気圧を極限まで下げ、棟側のを限界まで上げることで、音速を超えた斬撃を放てる。
                      ただし、剣速が速すぎるので、地面に立ち両手で振るわなければならない。
                      地面にこれを突き立て、強烈な上向きのベクトルを与えることで、地面ごと20人以上の人間を
                      上空へ吹き飛ばすこともできる。
                また、これによる攻撃はグレンの減衰障壁でも防げない。
                なお、マント形も剣形も形状以外は同じものなので、片方にできることはもう片方にもできる。
【防御力】素の防御力は達人並(全裸)。
        錬金魔術:身体の境界線(肌)の性質を変え、触れた物を液体に変えるように設定している。
              そのため、身につけている衣服も液体化し、全裸になる。
              液体の他、触れた物を砕いたり気体に変えるように設定することもできる。
              ただし、液体(気体)による攻撃は液体(気体)化では防げず、砕けるのは固体だけ。
              また、気体化した物質が有毒だった場合、有毒ガスを吸い込むことになり危険。
              なお、地面に沈み込まないために足裏だけは魔術がかかっていない。
        《聖別の化身》:マント形の《化身》を盾のように使って防御する。
                  “境界に触れた物の性質を操る”ことで、触れた攻撃を全て無力化する。
                  背後から撃たれた魔術の流れ弾も防いでいるので、非実体攻撃にも有効。
                  原理的に《化身》の境界面でできることは、自己の境界面(肌)でも可能。
【素早さ】超音速の斬劇を回避する相手と互角に近接戦闘可能な反応速度。
   《聖別の化身》:マント形の《化身》をニーソックス状に変形させ、足に展開した《化身》表面から
             足の裏方向へ向けて超高速のジェットを噴射し、飛行できる。裸身ロケット。
             飛行速度は、超音速の斬撃をかわせる相手が回避できないほど。ただし、あまり小回りはきかない。
             飛行しながら剣形の《化身》を振り回すこともできる。
             またこの時、肌に触れた物は体温に近い温度の緩やかに流れる気体に変わるよう設定されている。
【長所】全裸
【短所】非実体攻撃に弱い
【備考】肌を液体化に設定した状態で参戦
【戦法】2つの《聖別の化身》で攻撃、隙を見て溶かす。
      相手に危険な攻撃(非実体攻撃や毒攻撃)がなさそうな時は飛行して攻撃。


【名前】オルガ・ゼーマン
【属性】《公館》の専任系官 聖痕大系魔導師 《茨姫》
【大きさ】成人女性並
【魔法大系】聖痕大系:魔法使いの触覚と痛覚が自然秩序とつながる魔法世界の魔法大系。
                みずからの苦痛や皮膚感覚によって魔法を使う。
【攻撃力】
聖痕魔術:痛みや触覚によって魔法生物を生み出す。
       何匹も生み出すことができ、人間を軽々噛み千切る攻撃力を持つ。
       時間加速中ならば実際の時間にして一瞬で何百と生み出すことができる。
       魔法生物の鞭…腕の皮膚をそぎ落とす際の痛覚によって発動。
                     生み出した獣の口から新たな獣が生まれ、その口から新たな(ry
                     これを繰り返して延々と伸びる魔法生物の鞭を作り出す。
                     鞭の先端は魔獣の口となっており、人間2人の上半身を軽々食い千切る威力。
                     常人では反応できない速度。自動追尾ではなく、術者によって制御されている。
       ギア一速…《茨》のエンジンを一速にいれ、その痛みによって発動する魔術。
              強風を発生させ、それを《まどろみの化身》で加速し、超音速の衝撃波を放つ。
              複数の人間がおもちゃのように吹き飛ぶ威力で、攻撃範囲は数十m規模。
       ギア二速…《茨》のエンジンを二速にいれ、その痛みによって発動する大魔術。
              忌まわしい姿をした魔法生物を生み出す(詳細は不明)。
              一瞬の間に、学校の校庭にいる数十人以上の人間を原形が分からないまで破壊しつくした。
              また、この魔法生物の忌まわしい姿を見たものは、それが一瞬であっても正気を失う。
       ギア三速…《茨》のエンジンを三速にいれ、その痛みによって発動する大魔術。
              爆心地の家3軒は原形をとどめず、街区の家の半分は屋根が崩落するほどの威力。
              攻撃範囲は街区一つ分(半径数十mほどか?)。
【防御力】防御力は《茨》を着た成人女性並。
        《茨》の胸部中央にある鉄杭を気管に打ち込んだ苦痛により、
        聖痕魔術が発動して瀕死の状態からでもほぼ無傷にまで回復する。
        《茨》のエンジンは耐水性がなく、水に浸かると壊れる。
【素早さ】素の移動速度は長距離が成人女性並み、短距離が34m/sより速い程度。
      通常時でも至近距離から放たれた亜音速の弾丸連射を回避できる反応。
      《まどろみの化身》によって、反応を含め相応の速度にまで加速される。
      最大加速時の反応:通常時を2mからの200m/s反応、加速倍率を200倍(最低値)としても、
                    2mからの40000m/s(マッハ117)反応。10m換算でマッハ585反応になる。
      最大加速時の速度:加速し始めの倍率が10倍であり、その時点で超音速なので、
                    加速倍率を200倍(最低値)としても 6400m/s(マッハ20)を超える速度。
                    長距離移動速度は同倍率に加速された成人女性並み。
【特殊能力】《茨》:より効率的に聖痕魔術を発動するための特殊拘束衣。
            太い鋼線と丈夫ななめし革によって構成され、数十本の針や杭が打ち込まれている。
            鋼線と革ひもは腰の背中側についている小型エンジンに繋がっており、
            点火すると鋼線・革バンドが引き絞られ、全身の骨を砕き折るようになっている。
            また、拘束衣の胸の中央には一本の鉄杭がついており、これで回復魔法を発動する。
《まどろみの化身》:自分の感覚する主観時間を魔法化して時間を侵食する時間加速魔術。
              死に際の走馬灯のように時間を引き伸ばし、その時間の中で行動できる。
              時間ごと加速しているため、移動速度だけではなく、反応速度も加速する。
              拳銃を口に突っ込んで発射することで走馬灯を体験して時間を最大まで引きのばし、
              通常の数百倍にまで時間を加速させることができる。(銃弾は口の中に作った魔法構造物で受け止める)
              また、術者に触れているものも一緒に加速するので、周囲の空気も加速し、
              ギア一速のように空気を加速範囲(体表付近)から放さない限り衝撃波は発生しない。
              なお、自身が生み出した魔法生物や攻撃魔術も相応の速度に加速される。
【長所】マゾ
【短所】《茨・高速型》での戦闘がまだない
【備考】《まどろみの化身》によって最高速まで加速した状態で参戦
【戦法】回復を繰り返しながらギア三速。効かなきゃギア二速。


【先鋒】
【名前】王子護ハウゼン
【属性】完全大系の高位魔導師 《魔法使い》 アトランチス人
【大きさ】成年男性並
【魔法大系】完全大系:《観測したことで頭の中に持ったイメージ》と《現実》の区別が曖昧な世界の魔法大系。
                観測者が頭の中でイメージした像に《魔力》を見出し、世界を書き換えるという魔法を使う。
                原初の完全魔導師たちは、この万能に近い魔法で思うまま現実を歪めたという。
【攻撃力】武術(体術と剣術)を習得しており、技量は武原仁を上回る。
        完全魔術:絶対に壊れないイメージを付加した手で攻撃したり攻撃を受け止めたり。
              トランプから細身の剣を取り出せる。
              トランプに刃物をしこんで飛ばす。
              視界を埋め尽くす程の数にまでトランプを増やせる。

【防御力】素の防御は達人並。完全魔術により、ほぼ骸骨のような状態になっても動ける。
        完全魔術:絶対に壊れないイメージを体に付加する防御魔術。
              そのため、自分の体を壊すような攻撃は一切の効果がないと考えられる。
              ただし、非破壊的な攻撃や、魔法を消去するような攻撃は有効と思われる。
              一部分(腕のみ)に付加することもできる。戦闘中は常時維持できるようだ。
              作中では、一発当たれば致命傷になりかねない威力の概念魔弾数千発が一斉に直撃しても、
              ジェット機から飛び降りても、数千度のプラズマ球、溶岩、稲妻が何発も当たっても、
              《天使の輪》に数十秒包まれても無傷だった。
              ただし、外部から与えられた印象が魔術に逆流して無効化されることがある、らしい。
               ※《天使の輪》:3000万度のプラズマ流に閉じ込める魔術。

【素早さ】移動速度は達人並。反応は武原仁(マッハ20反応)以上。
完全魔術:魔法で影を動かし、それを自分の体へ反映させて高速移動する。
       また、影と同化したままで移動することも可能。
       転移魔術:相手が自身を「見失った」というイメージによって、この世のどこでもない場所に滑り込める。
             そして、自身が居そうだと思った場所で再結像することにより、そこへ転移することができる。
             原理上、自分が知っている場所(または視界内)にしか転移できないと思われる。
             上記とは別に原理が不明な転移魔術も存在している。
             両者とも転移は一瞬で、少なくとも視認できる距離までは転移可能だと思われる。
【特殊能力】
《万有の化身》:術者が自由にできる内的秩序をもった疑似世界を引き出す。
          王子護の場合は「外部へ何も出さない」という秩序を与えた世界を引き出し、
          それに触れた物を削り取るように疑似世界内部へ取り込んで二度と外へは出さない。
          部分的な異世界追放攻撃なので防御無視。
          黒い炎のように見え、喰われた部分は焼け焦げたように空間に黒く残り続ける。
          右目の眼帯を外すことで発動。大きさは人一人を飲み込めるくらいで、
          身体に纏うように使用することで防御にも使用できる。
          攻撃以外の用途でも使用でき、作中では《化身》内部で幼女を育てていた。
          「自分が決して傷つかない印象」を世界に引っ張り出している防御魔術でもあるため、
          自分を傷つけるタイプの攻撃は一切の効果がないと考えられる。
          ただし、自身を傷つけないような攻撃や、魔法を消去するような攻撃は有効と思われる。

完全魔術:5km先まで正確に視認することができる。
       拘束1:相手に上から影がかかったところで発動させ、相手を「床」と「影」にはさみこむことができる。
             影の大きさは人一人より多少小さいくらいで、ガムテープで張り付けられたように身動きが取れなくなる。
             影と人体との間には空間がないため、頭部がはさみ込まれた場合、相手は息ができなくなる。
             光で照らして影そのものをかき消せば拘束は解ける。
       拘束2:光が揺れる水面を通り屈曲して地面に映る網のような光の線から、実際の網をイメージして相手を拘束する。
             網に剃刀のような刃をつけることもでき、8人の少女と1人の成人男性を同時に拘束した。
             影をつくって光を遮れば拘束は解ける。
【長所】二重の無敵防御,攻撃もなかなか
【短所】核兵器が弱点で、それに対してはイメージが維持できず、全ての魔術が無効化される。
【備考】《万有の化身》を纏い、完全魔術で自己強化している状態で参戦
【戦法】《万有の化身》で喰らう。速い奴は影や光の網で拘束。
      でかい奴は急所(頭部など)っぽいところに転移魔術で移動して、そこから重点的に削り殺す。


【次鋒】
【名前】《九位》
【属性】円環大系最高位魔導師 サイボーグ
【大きさ】成人女性並
【魔法大系】円環大系:共通設定参照
【攻撃力】
科学レーザー:円環魔術ではなく、科学技術で作られているレーザー銃を腕に仕込んでいる。
         威力は人間の胴体に大穴をあけるほどで、傷口の周囲が炭化する程度の熱量をもつ。
         射程は無限大とのこと(作中では数m)。

レーザー:地面に当たると、大地が膨張して爆発し、キノコ雲を噴き上げ、
        着弾で巻き上がった気流が成層圏まで到達して巨大な土柱を作った。
        数発の着弾で80万都市が完全に崩壊し、あらゆるものが超高熱でガス化する程の威力・熱量。
        射程は少なくとも1000km以上。

自由電子レーザー:《破滅の化身》で増えた《九位》が2人1組で1条を撃つ自由電子レーザー。
            前述のレーザーは1人で1条撃てるため、単発威力はこちらの方が高いと思われる。
            分かる限りで、射程は少なくとも5km以上。

プラズマ弾:破損しているとは言えイリーズの機械の体を貫通できるほどの威力。射程は1000km以上。
          人口稲妻じゃ遅すぎて使えないと言われている戦闘で使用されているため、それより速いと思われる。

《無限回牢》:無限に自己を展開して内部を広げる空間に閉じ込めて封印する。
        外部とは完全に隔絶しており、転移魔術でも脱出できない。
        《化身》で増えた《九位》256人で協力して行う。タメは数十秒ほど。
        少なくとも人間大までなら封印できる。射程は少なくとも5km以上。

【防御力】イリーズの体より性能が良い機械の体を持つ。
        (イリーズが「最強の体」と言って造り、重装甲にしたとも言っていたので、
      少なくともこの体の防御力はイリーズのものを上回るだろう)

生命の円環の強化:生命の円環を強化する、生命維持魔術。頭部を破壊されない限り行動を停止しない。
              周囲の酸素を抜き取られても平然としていた(高位の円環魔導師は呼吸を必要としないらしい)。

【素早さ】1000kmの距離でイリーズとレーザーの撃ち合いができ、
      光速近くまで加速された彗星がイリーズに直撃する瞬間を狙って、横から魔法で撃つことができる程の反応。
      亜光速反応くらいか。移動速度は生身の成人女性以上はあるだろう。
      成層圏以上の高度でも飛行戦闘可能。速度は、まあ時速100kmくらいはあるだろう。
【特殊能力】
《サジタリウスの矢》:攻撃を相手の“生命の円環”にのみ反応するようにして防御魔術を無効化する照準魔術。
                これを使用すると、攻撃魔術は物理的、魔術的な防御、障壁を透過して相手の肉体にのみ干渉し、
                その際に生じる衝撃波や熱、風なども完璧に相手の肉体だけに与えられ、外部には干渉しない。
                つまり、生物以外は全部すり抜けるようになる(途中にある空気やまとっている鎧なんかも透過する)。
                ただし、特定の“生命の円環”を指定することはできないため、相手以外の生命にも当たってしまう。
                物質的な攻撃にも適用でき、作中では落ちてくる彗星に対して使用した(不完全だったが)。

《破滅の化身》:“魔法使い自身がここにいる”という、それ自体閉じた円環になっている現象を
          あやとり糸のように無理やり変形させ、その円環自体を理論上無限に増やす。つまり、分身する。
          その分身の全てが自分自身であるために、戦力も倍々になっていく(手数を増やす、役割分担、複雑な魔術の分業など)。
          分身は倍々で増え、発動は一瞬。少なくとも512人以上に増えることができる。
          また、使用中に術者が少しでも傷つく(変質する)と、分身同士の同一性が崩れるため、全個体が消滅する。
          ただし、鎧や装飾物、武器などが傷ついても平気なため、《九位》の場合は生身の部分以外
          ならばどこに傷がついても消滅することはない。

転移魔術:“魔法使い自身がここにいる”という、それ自体閉じた円環を無理やり開き、
       “そこにいるかもしれない”場所へ術者を再結像させる。
       自分が過去に行ったことのある場所か、視界内ならば一瞬で転移できる。
       《破滅の化身》の応用であるため、転移の瞬間に傷がつくと術者が消滅してしまう。

《再帰迷宮》:転移魔法の着点と出発点を円環につなげて、同じところに戻ってこさせる魔術。
        これがある間は自分も転移魔術を使用できないと思われる。

電磁攪乱:魔力(電子)の嵐を起こして、周囲の電子機器を破壊する。
       単に戦っただけでも魔力(電子)がまき散らされて、似たような効果を発揮する。

【長所】俗物
【短所】俗物
【戦法】初手で転移魔術で距離を離して《化身》で分身、《サジタリウスの矢》を使用して
      射程ぎりぎりからレーザー(最大で同時に512条)を撃ちまくる。
      レーザーが効かなかったら接近して自由電子レーザー(最大で同時に256条)も試す。
      それも効かなかったら、半分がレーザーを撃ち続け、残りの256人が《無限回牢》を狙う。
      魔法無効かとかそういう奴がいたら腕の内蔵レーザーで撃ってみる。
【備考】機械化の程度は不明だが、少なくとも脳以外は完全に機械化されており、脳にも多少の手は加えられているようだ。


【中堅】
【名前】《太陽女帝》ロザリンド
【属性】機械化要塞 元・円環大系最高位魔導師
【大きさ】巨大な要塞と、それを覆う《無尽の光壁》からなる
       要塞は、数百機の戦闘機および、それらを製造するための工場を内部に持つ程の大きさで、
       形は球形、厚さ30mの装甲をもつ。さらに《無尽の光壁》がそれを完全に覆っている。
【魔法大系】円環大系:共通設定参照
【攻撃力】主砲:プラズマのかたちで魔力を蓄えており、発射すれば山一つを容易に撃ち抜く威力。
          格下の魔導師のプラズマ弾でも数kmは届くので、射程もそのくらいはあると思われる。
          また、プラズマの熱量も、自分の《無尽の光壁》や《天使の輪》と同程度はあると思われる。

【防御力】30mの装甲をもつ巨大な要塞並。この要塞の深部に脳を埋め込んでいる。
        下記の防御魔術も併せて、《九位》クラスの魔導師でも突破できないほどの防御力を持つ。
      ※《九位》の場合は《サジタリウスの矢》を使えば突破可能。

《無尽の光壁》:自分の周囲に張り巡らせた、数千度のプラズマ流の壁。常時発動。
          飛んできた物を燃やし尽くして無力化し、燃やしきれない物も無理やり電気を流して磁力で止める。
          止められる攻撃は自らの出力に依存するため、少なくとも自分の主砲と同程度のエネルギーの
          攻撃ならば止めることが可能だろうと思われる。

《天使の輪》:《無尽の光壁》のエネルギーを高速回転させ、超高温超高密度のプラズマ流で
        球状に体を覆う防御魔術。プラズマ中の電流だけでも、その温度は最大で3000万度に達する。

自己円環の強化:“みずからが存在し続けるという円環”を強化して攻撃の影響を遮断する絶対防御魔術。
            作中では《天使の輪》や戦車砲並の威力のレールガンを受けても無傷で、
            イリーズの魔法の弾も1発程度なら十分に耐えられるようだ(別キャラだが格下なので大丈夫だろう)。
            ただし、攻撃を受けるたびに歪むため、そのつど魔術をかけなおさなければならない。

【素早さ】「空気抵抗を破壊しながら雷が奔る速度は、この水準の円環魔導師の戦いでは遅い」、と
      地の文で言われており、ロザリンドはこの戦いをしていた魔導師と同水準以上の魔導師であるため、
      反応速度は少なくともマッハ440以上はあると思われる(間合いは数十mくらいか)。
      移動速度は、まあ乗用自動車以上はあるだろう。常に飛行している。
【特殊能力】
搭載機:数百機の無人戦闘機を内部に有している。出撃、展開は瞬時にできるようで、
     《破滅の化身》使用時には一瞬のうちに空が戦闘機で埋め尽くされるらしい。
     《無尽の光壁》を張りっぱなしで展開できるため、転移魔術等を使用して展開しているようだ。
     科学技術は地球よりも高く、《九位》クラスの魔導師にもある程度は対抗できると思われるので、
     それ相応の戦闘力はもっているものと考えられる。

《破滅の化身》:“魔法使い自身がここにいる”という、それ自体閉じた円環になっている現象を
          あやとり糸のように無理やり変形させ、その円環自体を理論上無限に増やす。つまり、分身する。
          その分身の全てが自分自身であるために、戦力も倍々になっていく(個別に自我も持っている)。
          分身は基本的に倍々で増え、発動は一瞬。ロザリンドは少なくとも100体以上に増えることができる。
          その際、内部の戦闘機も同様に増えるため、その数は3万機にも達する。
          また、使用中に術者が少しでも傷つく(変質する)と、分身同士の同一性が崩れるため、全個体が消滅する。
          ただし、鎧や装飾物、武器などが傷ついても平気なため、ロザリンドの場合は生身の部分(脳)以外
          ならばどこに傷がついても消滅することはない。

転移魔術:“魔法使い自身がここにいる”という、それ自体閉じた円環を無理やり開き、
       “そこにいるかもしれない”場所へ術者を再結像させる。
       自分が過去に行ったことのある場所か、視界内ならば一瞬で転移できる。
       《破滅の化身》の応用であるため、転移の瞬間に傷がつくと術者が消滅してしまう。

電磁攪乱:魔力(電子)の嵐を起こして、周囲の電子機器を破壊する。
       単に戦っただけでも魔力(電子)がまき散らされて、似たような効果を発揮する。

【長所】一応、最高位だった
【短所】一瞬でやられた
【戦法】初手で《破滅の化身》+無人戦闘機の物量で押しつつ、主砲を撃ちまくる。
      《無尽の光壁》で融かしきれない・防ぎきれない威力の攻撃をしてきたら、《天使の輪》に移行させる。


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最終更新:2009年08月01日 02:45
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