マラサイ

マラサイ
MARASAI
登場作品 機動戦士Zガンダム
型式番号 RMS-108
全高 17.5m
重量 33.1t
所属 ティターンズ
武装 バルカン砲
ビーム・ライフル
ビーム・サーベル
海ヘビ
フェダーイン・ライフル
搭乗者 ジェリド・メサ
カクリコン・カークラー
サラ・ザビアロフ


【設定】

ティターンズの量産型モビルスーツ。
元々はエゥーゴがアナハイム・エレクトロニクス社グラナダ工場にリック・ディアスに代わる高級量産機体として発注していたが、ティターンズから「ガンダムMk-II強奪事件」への関与を疑われたため、その追及から逃れるために完成していた一次生産分をティターンズに無償提供し、そこからティターンズ側工廠での量産に至った為アナハイムでの生産ラインは閉じられた。
また、エゥーゴの主力機となったネモは元々は本機の支援用として運用される予定だった。

ハイザックを基にガンダムMk-IIのムーバブル・フレームとアクシズから提供されたガンダリウムγを装甲として用いている。
これにより機体は軽量化、ジェネレーター出力も向上した*1ためかハイザックでは行えなかったビーム・ライフルとビーム・サーベルの同時使用を可能にしている。


【武装】

バルカン砲

60mm口径の機関砲。
頭部に2門を内蔵している
ジオン系の意匠を持つ機体としては珍しい武装。

ビーム・ライフル

型式番号BR-87A。
ハイザックが装備している物と同型。

ビーム・サーベル

ゲルググのビーム・ナギナタの発展型。
シールド裏門に2本収納されている。

海ヘビ

ハンブラビに装備されている物と同型の電撃兵装。
先端部をワイヤーで射出し、捕らえた敵機に電撃を流し込む。

フェダーイン・ライフル

長銃身のビーム・ライフル。
ハンブラビやガブスレイに装備されている物と同型。
ライフル後部からビーム・サーベルを発生させることで槍のように使用することが可能。


【原作の活躍】

ハイザックと共にティターンズの主力MSとして運用され、大量のマラサイがバリュートでジャブローに降下。
落下に成功したジェリド機は、ジャブロー内部でカミーユのガンダムMk-IIと激突を繰り広げるが、片腕を失い、ビーム・ライフルのビームの衝突で吹き飛ばされ、機体は乗り捨てられた。
ハイザックを基にしておりザク系列的なデザインがジオン側にも好評だったためか機体なのか、ティターンズだけでなくジオン共和国軍も運用している。

第一次ネオ・ジオン抗争時にはハマーン・カーン率いるネオ・ジオン軍にも流出されており、一部はハマーンに反旗を翻したグレミー・トト率いるグレミー軍に配属され、こちらはグレーに塗装されている。

ラプラス事変時に地上のジオン残党軍の機体として2機が連邦軍トリントン湾岸基地襲撃作戦に参加しているのが確認されている。


【搭乗者】

ジェリド・メサ

CV:井上 和彦

ティターンズに所属するパイロット。
カミーユ・ビダンの名前を馬鹿にしたことで彼に殴られ、以後深い因縁で結ばれることになる。


カクリコン・カクーラー

CV:戸谷 公次 / 斉藤 次郎(代役)

ティターンズに所属するパイロット。
ジェリド・メサの同僚で階級は中尉。

確かな実力を持っておりガンダムMk-II2番機のテストパイロットを務めていたが、グリーン・ノアでカミーユの乗るガンダムMk-II3番機に不意を突かれ機体を強奪されてしまう。
これを機にジェリドと共にアーガマの追撃に赴くことになった。
ジェリドにとっては良きライバルであり、カクリコンもまた彼の実力を高く評価しており、アーガマとの戦闘でも彼と組んで2機で1機に見せるという巧みな連係を見せた。

エゥーゴのジャブロー降下作戦の阻止のためにマラサイで出撃、大気圏突入時にカミーユを襲撃するが、オートで開いたバリュートがガンダムMk-IIのフライング・アーマーに接触し引き裂かれてしまい、恋人の名を叫びながら乗機と共に燃え尽きてしまった。
ライラ・ミラ・ライラやカクリコンの死はジェリドに仇討ちを決意させるものとなり、よりカミーユへの憎しみを大きくすることになった。

漫画「機動戦士Ζガンダム Define」では彼の最期は上記とは異なっており、TV版や劇場版でのフランクリン・ビダンと同じようにリック・ディアスを強奪するが、撃墜されて戦死する。
更にここでの彼は実力もかろうじてティターンズに入隊を許された程度(しかも恋人の協力で実質的にカンニングまでやっている)であり降格を恐れる粗暴な人物として描かれている。

余談だが24歳という若さでありながら特に前の方の髪が寂しく、髪型に関してネタにされることがある。

【原作名台詞】

  • 「うぉぉぉぉぉっ!!アメリアァァァァァァァァッ!!」
    • カミーユにバリュートを破壊され、大気圏の摩擦熱で燃え尽きる際に言った断末魔。
      なお、アメリアとはカクリコンの恋人である。


【VS.シリーズの活躍】

エゥーゴVSティターンズシリーズ

コスト225で参戦した、ガンダムシリーズ初のビーム・マシンガン機体。機動力はコストの割に優秀だったが、
コスト帯が中途半端なため強力な機体と組めない、組めても他に優秀な機体を選ぶほうがマシという有様であった。

EXVS.MB

2015年7月のアップデートで追加。ガブスレイとセットで参戦。コストは2000でパイロットはジェリド。
最初は本機で出撃し、撃墜されたらガブスレイに乗り換えて再出撃できる方式だが、格闘Cで変更可能。
4連射できる手動リロード式のメインと優秀なアシスト(カクリコン搭乗のマラサイ)が主軸の射撃より万能機で、非常に纏まった性能を誇る。
しかし、ガブズレイに比べると継戦能力は素晴らしいが敵を追い詰めるのは不得手なので使い分けたい。

EXVS.MBON

相変わらずまとまった性能をしているが、アップデートにて特格の虹ステ可能をはじめ各種武装が強化。
これによってマラサイのままでも十分戦えるようになった。
弱点はCPU戦というか練習できる環境が少なく、ガブズレイの練習がしにくくなったことか。

GVS.

今作からカプル、コレンカプルと同様にガブスレイとは別機体となり、撃墜されてもマラサイのままである。
パイロットはジェリドに加えサラに乗せ換えできるようになったが、残念ながらカクリコンはいない。ロベルトといいなんでいないのか

EXVS.2

バーサスと同様に、ガブスレイとは別機体となっており、コストは1500。
そのためMBONに比べ各種性能が低下し、埋もれてしまった。
また、コマンドも変更されているので初見で使用すると悲しいことになる。

ちなみにこれによりジェリドは参戦枠が3機となった。
また、井上和彦氏の声の機体は以前から参戦していたガンダムアストレイブルーフレームセカンドLに加え新規参戦となったガンダムAGE-1 フルグランサガンダムアストレイブルーフレームD、更にエクストラ機体として復活参戦した高機動型ザクII 後期型(ジョニー・ライデン機)を含めて7機となる。

EXVS.2 XB

コストが2000に上昇。
サブ射撃だったマラサイ呼出がチャージ格闘に、特殊射撃だったフェダーイン・ライフル【照射】がサブ射撃に移動され、特殊射撃にハイザック呼出が追加された。


【勝利・敗北時ポーズ】

勝利ポーズ

通常時:ビーム・ライフルを構える。
アシスト出現中に勝利:カクリコンのマラサイと並び立つ

敗北ポーズ

左腕がない状態で倒れ伏している。


【その他の活躍】

ガンダムビルドファイターズ

第4話の第7回ガンプラバトル選手権第3ブロック日本代表予選2回戦でハイパー・メガ・ランチャー(と劇中では呼ばれていたが、実際には0083ドラマCDでガンダム試作1号機が使用したロングバレルライフル)を装備した機体が登場。
使用者はモブ扱いながらジェリドとカクリコンのそっくりさん。これ以後は他の原作キャラのそっくりさんもモブとして登場する様になる。
イオリ・セイ&レイジのビルドストライクガンダムと対戦し、ビームを2発撃ったが1発目はシールドに防がれ、2発目は最大出力のビームライフルにかき消されてそのまま撃墜された。
第9話では2人でレストランコウサカの客として登場した。


【余談】

当初はエゥーゴの量産機としてデザインされていたが、「友軍量産機はGM顔、敵軍量産機はモノアイ系で統一しないと、敵味方がわかりにくい」という意見が製作サイド内部から出たため、急遽ティターンズ側の機体外に変更された。
上記の政治的設定は、この実話を参考にしている。
初期設定時の名称は「ドミンゴ」。ファンの間ではマラサイの名は「いまさら…」のアナグラムが由来と推測されているが「『ドミンゴ』が既存登録商標に引っ掛かった為」という説も有る。


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最終更新:2023年08月09日 16:04
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*1 ハイザックの欠陥はビーム兵器の同時利用であり、かつその原因は出力不足よりも供給経路やジェネレータの出力分配機能の問題なので「出力不足」ではない筈なのだが