ガンダム

ガンダム
GUNDAM
登場作品 機動戦士ガンダム
型式番号 RX-78-2
全高 18.0m
重量 43.4t
所属 地球連邦軍
武装 バルカン砲
ビーム・ライフル
ビーム・サーベル
ハイパー・バズーカ
ガンダム・ハンマー
スーパー・ナパーム
シールド
搭乗者 アムロ・レイ


【設定】

地球連邦軍がV作戦のもと製造した白兵戦用試作型モビルスーツ。
試験運用のための試作機だが、当初の連邦が具体的な性能を要求しなかったため、様々な装備やかなり高水準のスペックを与えられている。
また、母艦であるホワイトベースと共にビーム・ライフル等のミノフスキー物理学を利用した最新技術の実証機と連邦軍におけるMS運用の試験部隊しての役割も持っており、V作戦の中核を担っている。

このガンダムの稼動データを基に後のモビルスーツ開発に活かすのとパイロットの生還する確率を上げる構想になっているため、他の2機同様分離可能な小型戦闘機『コア・ファイター』を操縦席とし、パイロットの生存性・戦闘データの回収率を上げている。
また、そのコア・ブロック・システムの運用を主体とした大気圏突入、突破システムも装備している。

当時の水準から考えると圧倒的な攻撃力を誇るビーム・ライフルをはじめとしたビーム兵器、至近距離からのザク・マシンガンの直撃をものともしない強固な厚い装甲とその材料である「ルナ・チタニウム合金」(後にガンダリウム(α)合金とも呼ばれる様になる)、空を飛ぶとも称されるほどの驚異的な推進力、戦うたびに強くなっていく「学習型コンピューター」、そして搭乗したアムロ・レイの力量により多大なる戦果をあげ、後の戦役で「ガンダム」という名が神格化されるきっかけとなった。

作品の終盤にはアムロの速過ぎる反応速度にガンダムが追い付かなくなり、操縦に支障が出たため「マグネット・コーティング」を施す改修を受け運動性(操縦系の反応速度)が向上。
応急措置ではあったものの、このおかげでガンダムの潜在能力が更に引き出されることとなった。

なお、アムロ・レイが搭乗したガンダムは連邦軍が製作した8機あるガンダムの内の2号機であり、コア・ブロック・システムを内蔵型したファーストロットと呼ばれる仕様である。
それ以外でこの仕様で開発されたのは1号機(プロタイプガンダム)と3号機(G-3ガンダム)であり、4号機から7号機まではコア・ブロック・システムを排除したセカンドロットと呼ばれる機体群である。

セカンドロットの内訳は以下の通り。
4号機、5号機:地上での運用を排除し、宇宙での運用に特化した機体。
6号機:ビーム・ライフルを撃ち尽くした後のチャージ時間中の戦闘能力低下を抑えるために火力を強化
7号機:当初からフルアーマーでの運用を前提とした設計で開発。

ちなみに8号機に関しては存在こそ言及されているものの(2023年の時点で)設定・デザイン等は一切明かされていない。
今後明かされる事はあるのだろうか…。

TV版のみだがサポートメカとしてGファイターも登場。
ただしこれはメタ的な設定を言うと当初売れなかったガンダム(作品)の商業的なテコ入れのためであり劇場版ではこの要素はカットされている。


機動戦士ガンダム』に登場する主役機で後に登場する数多あるガンダムタイプの基となる。
”リアルロボット”系の立役者として知られるが、その出で立ちや活躍ぶりなど、対比して語られる存在であるところの”スーパーロボット”としての特徴も多分に持ち合わせている(もちろんこのガンダムに限った話ではないが)。
当時はまだリアルロボットものというジャンルが確立していなかったため、このようなフォルムに落ち着いたという経緯がある。
”リアルロボットもの”と呼ばれる最初の作品が「機動戦士ガンダム」である。
ヒーローロボらしく人っぽい造形、派手なトリコロールカラー、ライフル・サーベル・シールドの3点セットなどなど、後のガンダムに受け継がれた部分は数知れない。
それだけにガンプラを始めとした立体化が幾度となく行われ、新たな立体物シリーズの一番手として選ばれる事も多く、その度に技術の進化を実感出来るものとなっている。

機動戦士ガンダム30周年となる2009年に等身大立像が設立され、2020年には横浜市中区に等身大で手足が動くガンダムが作られた。


【武装】

バルカン砲

頭部に2門を内蔵している60mm口径の機関砲。
主に迎撃や牽制に用いられる。

ビーム・ライフル

ミノフスキー粒子を縮退変換した「メガ粒子」を射出するビーム射撃兵器「メガ粒子砲」に必要なメガ粒子の生成供給を、縮退寸前まで圧縮したミノフスキー粒子の状態で予めストックするパーツ「エネルギーCAP」の技術によって、モビルスーツの出力レベルで運用出来、携行可能となるまで小型・省力化したもの。
連射が可能なうえ、威力はザクの装甲どころか、戦艦も一撃で装甲を貫通させ致命傷を与えるほど。
この威力の高さがガンダムの強さの一つ。有効射程は約8km*1
大気圏内では、使用環境に応じて(特に水中)威力が減衰してしまうのが弱点。
ただしVSシリーズにおいては一切問題なく、その万能さから以後の作品でスタンダード化された武装であり、VSシリーズでも多くの機体が所持している。

ビーム・サーベル

エネルギーCAPにストックされたミノフスキー粒子をIフィールドで刀身状に収束しビーム刃を発生させる近接白兵戦用武器。
ガンダム系機体のスタンダード装備の1つで、ビーム・ライフル同様多くの機体が所持している。
本編では一度だけ2刀流を披露した他、連邦VSジオンでも特殊な条件で2刀流での攻撃が可能となっている。

ビーム・ジャベリン

ビーム・サーベルの柄を伸張させて、三叉のビーム刃を形成した状態。
ビーム・サーベルとは収束形状が違うだけで、基本的には同じ原理となっている。
ビーム・サーベルと違って出力が抑えられているが、投擲武器としても使用できる。
ただ影が薄く、TV版しか登場していない(初登場は11話)。

ハイパー・バズーカ

大型のロケット弾を発射するモビルスーツ用単砲身弾倉式バズーカ。
実体弾兵器ながら、ビーム・ライフルに匹敵する威力を持つ。
装弾数は5(資料によっては6)発で、口径は380mm。
ハイパー・バズーカを2丁肩がけして最終決戦に赴く姿は有名。
本装備はGMとも共有している。

ガンダム・ハンマー

棘の付いた鉄球にチェーンとグリップを付けた質量武器。
劇場版ではカットされた。
ザクIIを一撃で撃破するほどの高い威力を持ち合わせるものの、扱いに難ありと判断されてか、登場機会は2回程度。

ハイパー・ハンマー

ガンダム・ハンマーにブースト機能を備え、棘を鋭くした強化版。
初登場時、ゴッグには受け止められた事がある。

スーパー・ナパーム

広い範囲を焼き払うナパーム弾。
ビーム・ライフルの銃身下部に4基が装着可能。
サイド7において回収できないパーツを機密保持の為に焼却処分を行う際に使用された。

ラスト・シューティング

右腕のビーム・ライフルを高く上げ、切り上げた頭上の敵を狙い撃つ特殊技。
最終決戦にて、自動操縦のガンダムがジオングヘッドと相討ちになった。

射撃の際は頭部と左腕が破損する(モーションが終わったら復活するが)等、芸が細かい。
劇場版3作目のポスターイラストにも採用されたガンダム最期の勇姿で、勝利ポーズやNEXTのオープニングでも採用されている。


【原作の活躍】

機体テストのためサイド7に搬入されたが、ホワイトベースがシャア・アズナブル率いるムサイ級に尾行されており、偵察に出たデニム曹長が戦果を焦ったおかげでサイド7がジオン軍の強襲にあう。
だが、成り行きで搭乗したアムロ・レイの操縦により人類史上初のモビルスーツ同士の戦闘で勝利をおさめる。

以後パイロットとなったアムロとともに、ホワイトベースの貴重な戦力として奮闘。
アムロ自身の成長もあり、数多くのエースパイロットを退け「連邦の白いヤツ」と恐れられるほどになった。

一年戦争最終盤、ア・バオア・クー内部にてシャアの駆るジオングと相討ちになり大破。
パイロットのアムロはコア・ファイターで脱出に成功する。

尚、サイド7には本機だけでなく、プロトタイプガンダム、G-3ガンダムも搬入されているが、プロトタイプはザクの攻撃で大破した結果スーパー・ナパームで焼却処分され、G-3は損傷していたためルナツーで降ろしてその後はマグネット・コーティングの試験機として活用された。


【搭乗者】

アムロ・レイ

CV:古谷 徹

サイド7に住む機械いじりが趣味の少年。
ハロは彼の手製ペットロボットである。
ちなみにコロニーに住んでいるが、れっきとした地球出身者であり、地球のどこで生まれたかは不明(北米・プリンスルパート説と日本・山陰地方説の2つがある)。

ジオン軍の強襲でサイド7が攻撃されて逃亡中、偶然とはいえガンダムを操縦し、ザクを2機退けるなど初期からニュータイプの片鱗を見せていた。
しかし、家族は母とは早期に別居の実質父子家庭状態かつ父は軍関係技術者としてほとんど帰らずほぼ不在で1人で暮らしていたせいか内向的で自己中心的と問題のある性格で、ホワイトベースの艦長ブライト・ノアには「親父にもぶたれたことないのに」と平手打ちされ、一時期では「アムロをガンダムから降ろす」と聞かれガンダムでホワイトベースから脱走してしまうこともあった。
初恋の人マチルダ・アジャン、初めて越えたいと感じた大人ランバ・ラル、心を通わせたNT少女ララァ・スンなどとの出会いと別れは彼を人間的に大きく成長させた。
終生のライバルに当たるシャア・アズナブルとの対面は実は遅く、残り10話ほどで初めて出会い、互いに自己紹介した。最終決戦では相打ちになりながらもジオングを撃破。
シャアとの生身の戦闘を経て、仲間の下に帰還した。

7年後、ニュータイプを危険視する地球連邦政府によって軟禁状態に置かれ、アムロ自身もララァを殺してしまった後悔を引きずっていたが、再びMSを駆る事となる。

その戦果と実力はNTの存在を連邦軍上層部に知らしめ、「ガンダムの反応が遅い」と不満を出し、彼専用のガンダムを専用機の生産に難色を示している連邦上層部に作らせる程だった。

趣味が機械いじりの内向的な少年、という設定からファンからは身体能力は低いと思われがちだが、シャアとのフェンシング戦以前にもハリウッド顔負けのカーアクションや銃撃戦を披露するシーンがあり、趣味ではないだけで運動能力もかなり高いのではという説もある(当時のスーパーロボット系番組の主人公の名残とも取れるが)。

小説版においては最終決戦においてシャアと交戦。
シャアの説得に応じ、連邦軍からジオン軍(シャア派)へ寝返るというまさかの展開…だったのだが、離反に応じ、一旦母艦へ帰還して仲間に伝えようとした所でシャアの部下であるルロイ・ギリアムの攻撃を受け戦死し、シャアもショックを受けていた。
これはシャアとルロイの意思疎通が上手くいっていなかったため。
ルロイはシャア派で出撃前にシャアがアムロは説得に応じてくれるか少し不安になっていたところ、「念のため説得不可の前提で行動する」という旨を伝え、シャアもそれを了承している。
ちなみにゲーム「ギレンの野望」シリーズのネオ・ジオン(キャスバル)編では一定条件を満たすと「連邦軍のNTへ呼びかけを行い、こちらの仲間へ引き入れる」という小説版を元にしたと思しき作戦が提案される。了承するとWB隊が全員(リュウ、スレッガー含む)連邦からネオ・ジオン所属になり、一部連邦製MSも手に入るが、本拠地のグラナダに同時に敵部隊が出現するため防御は固めておく必要がある。

【原作名台詞】

  • 「こいつ!動くぞ!」(TV版第1話 劇場版序盤)
    • TV版第1話および劇場版序盤から、ガンダムを始めて操縦する際の台詞。

  • 「アムロ、行きまーす!!」
    • 出撃の際の毎度のセリフだが、本編では一度しか言っていない。

  • 「殴ったね…?」
    「二度もぶった。親父にもぶたれたことないのに!」
    • TV版第9話から。
      度重なる戦闘で疲弊したアムロがブライトの出撃命令を拒否し、言い訳をした後2度も殴られてしまう。

  • 「なめるなよ、ガンダムが単なる白兵戦用MSでないことを、みせてやる!!」
    • TV版第9話から。
      ガルマ率いるドップ隊との戦闘にて。MSで空中戦をやってのけた。

  • 「僕が一番ガンダムをうまく使えるんだ」
    「僕がいなければ戦えない、話をすれば分かるんだ!」
    • TV版第19話から。
      ラルのグフを撃破した後、ガンダムのパイロットを降ろされることを恐れてガンダムと共に無断で出て行った事もあって、独房で軟禁されるアムロ。

  • 「僕はあの人に勝ちたい」
    • TV版第20話から。
      敵でありながら人間的な懐の深いランバ・ラルに対してアムロが拳を握り締めて口にした。アムロがはじめて、戦士としてきちんと勝利を意識した瞬間でもある。

  • 「ラ…ラァ…取り返しのつかない事を…取り返しのつかないことをしてしまったぁ…!うぅぅ…!」
    「僕は…取り返しのつかない事をしてしまった…。僕はララァを殺してしまった…」
    • 上はTV版第41話から、下は劇場版めぐりあい宇宙編から。
      心を通わせたララァ・スンを図らずも自分の手で殺めてしまったアムロ。
      この出来事はアムロとシャアに一生消えないトラウマとして残っていくことになる。

  • 「まだだ、たかがメインカメラをやられただけだ」
    • TV版第43話から、シャアのジオング戦で頭部を破壊された時。

  • アムロ「今、ララァが言った。ニュータイプは。殺し合う道具ではないって」
    シャア「戦場では強力な武器になる、止むを得ん事だ」
    アムロ「貴様だって…ニュータイプだろうに…!」
    • TV版第43話から。
      ア・バオア・クー内部でシャアとフェンシングで対決している時、ララァの声を聴いたアムロは「ニュータイプは殺しあう道具ではない」とシャアに告げる。
      しかし、ニュータイプでありながらララァの声が聞こえなかったシャアは、「ニュータイプは強力な武器になるから仕方ない」と返答。ララァの呼びかけを以てしても、アムロとシャアは和解出来なかった。

  • 「ごめんよララァ。まだ僕には帰れるところがある。こんなに嬉しいことはない…」
  • TV版第43話および劇場版から。
    めぐりあい宇宙編終盤カツ、レツ、キッカの3人に導かれてア・バオア・クーから脱出し、ホワイトベースのクルーがいるランチへ帰還する際に言った台詞。

【ゲーム名台詞】

  • 「ああ…僕たちニュータイプが戦っていてはニュータイプはただの人殺しの道具になってしまうからな」
    「そうだね…。ララァの言うとおりだ。人は分かり合える。僕たちと同じようにね」
    • ゲーム「ギレンの野望」でネオ・ジオンへ離反した際、キャスバル、ララァとの会話。過去のお互いの確執やわだかまりを捨てて「NTがNTとして生まれ出ることのできる世を作る」目標へ協力している。ジオンのNTも全員ネオ・ジオンにいることもありこの3人の組み合わせはもはや誰にも止められないほどの力を発揮する。TVどころか小説版でもなかった展開

【迷台詞】

以下はいずれもアニメ本編と並行連載していた、冒険王というコミック版でのアムロの有名な迷言。
コミカライズにあたっての情報共有が色々不足していたのかキャラがおかしくなっている。
終盤は原作のアムロに性格が僅かながら寄っていくが、寄せすぎてもアニメ未視聴の読者には不自然すぎるためか基本的にこんなテンションである。

  • 「くそっ、しょうがねえな」
    • ブライトに「避難民もいるんだから突破口を開け!」とのことで単独での大気圏突入を指示された時の発言。この直前に「にげろというのか!?」と返している。

  • 「負けんぞ………….絶対にキサマらなどに負けるものか…!!」
    • ガルマ国葬の演説を見た際にキレてモニターを素手で破壊して。この後ろではブライトが何故かまるでよくやったと言わんばかりの表情。アムロの身長でモニターまでパンチが届くのか、とかただでさえ安定した補給を望めない状況で備品の破壊していいのか、とか色々つっこみどころが多い。第2次スーパーロボット大戦αでもネタにされてアムロが困惑するシーンを見ることができる。
      作者も思うところがあったのか、残念ながら復刻コミック版ではモニターを破壊するコマはカットされ、ギレンが声高らかに演説する姿がデカデカと映る描写に変更された。
    • 『スーパーロボット大戦』シリーズではこの台詞はないが、逆シャア時代のアムロに聞く形でネタにされることも。
    • 『SDガンダムバトルアライアンス』にてまさかの古谷氏による音声が収録された。

  • アムロ「………重いんだよな。ガンダムに乗ってると…責任感ってのが……………」
    フラウ「男でしょ」
    アムロ「…まあな」
    • アニメ本編ではかの有名なブライトに殴られるシーンのあたり。アニメでは戦闘疲弊症で出撃拒否をしていたが、こちらでは文句を言いながらも普通にガンダムに乗っているので殴られなかった。


【VS.シリーズの活躍】

連邦VS.ジオン

最高コストである375機体で参戦。
メイン武器は万能なビーム・ライフル、BRより射角が狭いが高威力のハイパー・バズーカ、漢の浪漫兵器ガンダム・ハンマー(ハイパー・ハンマー)の3種。

連邦VS.ジオンDX

前作では格闘性能(特に空中ダッシュ格闘)に難があったが、本作では改善され最高コストにふさわしいバランスの良い性能となっている。
同コストのシャア専用ゲルググと比べると防御力、BRのリロード速度、高誘導の空中格闘に優れている。

エゥーゴVS.ティターンズ

連邦VS.ジオンDXをベースに中の上コストである310で参戦。
機動力は低いが運動性は良好で、他の性能も全体的に高性能且つ扱い易いものとなっている(310では最も扱い易い)。
特に格闘は突進速度こそ遅いものの、唯でさえ凶悪だったZガンダムを超える程の異常な伸びと誘導を誇る。
またコストの関係上定番となる相方(コスト275)のギャプランとアッシマーが非常に強力な機体(特に後者)である事もあって使用率は高かった。
ただこのシリーズは変形ゲーであった為、変形と360度射角+メインに繋がるという凶悪射撃を持つガブスレイや、変形機並の機動力・圧倒的な運動性・超性能のBRを持つシャア専用ゲルググには一歩及ばなかった。
ちなみに310にはもう1機いるのだが、機動力こそ高いものの癖があまりにも強過ぎた為使用率は低かった。

余談だが、盾込みで310トップという高耐久が仇となり、なかなか適切なタイミングで落ちることができなかったことが(上位層としては)比較的放置に弱いことに拍車をかけていた。
そのため、某ゲームの拳王に先んじて硬すぎるのが弱点などということを真面目に言われていた機体だったりする。

ガンダムVS.ガンダム

イメージイラスト等でメインを張る、全ガンダム・全モビルスーツを代表する機体。
アムロのセリフから、一応ソロモン海戦以前のもの(マグネット・コーティングを施す以前)と推測できる。
本作ではコスト2000の万能機として登場。スタンダードな攻撃手段を一通り備えており、対応力と扱いやすさに長ける機体。
万能機タイプの中ではBD性能がやや低いものの、その分判定の優れた格闘を持ち、火力面でも引けを取らない。
また、緑ロックから狙い撃てるほどの弾速と超威力を誇るCSはDQN砲と呼ばれ猛威を振るった。

ガンダムVS.ガンダムNEXT

攻撃後の硬直をキャンセルできるゲームシステムも後押しし、その強さに一層の磨きがかかった。
ライフル、バズーカ、使いやすく強力な格闘。必要なものはすべて揃っている。
このゲームでスランプなどに陥ったらまたこの機体を使ってみよう。何か見えるかもしれない。

ガンダムVS.ガンダムNEXT PLUS

新参戦の刹那リボンズが本機を0ガンダム(実戦配備型)と誤認する場面がある。
さらに追加機体としてジオングが登場し復活でジオングヘッドになるのだが、常時空中にいる判定なのでN格闘が空中N格闘となりラストシューティングによる原作再現はできない。味方か敵のロックしていない方を巻き込むしかない。

EXVS.

姿がTV版からリメイクに変更。
NEXTで猛威を振るった射CSがTV版第2話で使用されたスーパー・ナパームに変更された。
やはりと言うべきかなんと言うべきか必要なものはそろっていて機動力は平均より下。
ただし今回は少々扱いが難しい飛び道具が多く、横格を筆頭に格闘性能が同コスト平均より優秀と言う、変にバランスが取れた機体になっている。
また、ラスト・シューティングは格闘派生ではなく覚醒技となった。
動作時間が短くコンボに組み込めるため、そこそこ実用的な部類ではある。

「低い」と評価されがちな初代の機動力についてだが、家庭用での検証の結果、地走を除けば初代ガンダムと同じBD性能(ブースト回数、ブースト速度、旋回性能など)を持つ機体が最も多いことが判明した。
恐らくブースト周りの各種パラメータを決める際の基準となっていると思われる。
ただし、同等の機体が多いというだけで、初代未満の数値を持つ機体は非常に少ない(FA-ZZなど)ため、相対的に見て初代のBD性能は平均以下である。
またキャンセル落下や着地技などBD性能を補完する要素も皆無なので、「機動力が低い」という評価自体は妥当である。

EXVS.FB

新要素としてN特格のコア・ファイター呼び出し(相手に突撃して爆散するため多分リュウさんだろう。NEXTといいリュウさんが何をした?)を得て、ガンタンクは横特格に割り当てられた。
またBD格は4話のビーム・サーベル二刀流となり、踏みつけは各格闘からの特格派生に変更した。

強化点としては他のコスト2000機以上の耐久力上昇(580→620)、特射の発生高速化&サブからのキャンセル追加、特格派生によるコンボ火力の上昇、
弱体化点としては、ガンタンクの弾数・発射数・発射間隔の悪化、後格の発生・持続悪化、横格の上下誘導低下がある。
また、同コストに高機動機が大幅に増えたことも、並~低機動の初代にとっては気になるところ。
これは初代の採用理由が狭まれるという意味でも、2000コスト絡みとの戦い(特に射撃戦)が辛くなるという意味でも、地味に頭の痛い問題である。
強化された武装を駆使して、うまく得意の格闘戦に持ち込みたい。

大まかに言うと前作の強みが抑えられた代わりに、新たな強みを獲得したといえる。
特に耐久力と格闘コンボ火力向上から、格闘寄り万能機としての色がより濃くなった。

本作では「アムロ搭乗機」の追加はないが新録がされてカミーユとの掛け合い台詞が追加された。

EXVS.MB

前作からの全体的なNEXT回帰?の流れを受け、CSにDQN砲が復活。今回は威力は標準並になったが、相変わらずの高弾速。
これで遠近中隙の無い万能機となった…かとおもいきや、今作では封印安定とはいわないまでもイマイチ使いにくい。
というのも、DQN砲自体は発生が遅い・滑らない・チャージが長いなどの理由から、初代の短いロック距離内で撃つにはリスクが大きく、リターンに吊り合わないからである。
そもそもNEXTでのDQN砲の強みは”緑ロックでも銃口補生がかかる”仕様に依る所が大きく、上記の弱点が目立ちにくかったという事情もある。
この微妙な新武装の代償に(毎度のことだが)既存武装のBZやジャベリンが弱体化し、多くのアムロが辛酸を舐めることとなる。

その後、恒例のアップデートでDQN砲・BZ・特射の発生が少し早くなり、ある程度これまでに近い形で扱っていけるようになった。
前作からガンタンクが3連射するようになったり、後格のモーションが高速化したりと強化点もいくつかあるので、これで漸く前作の互換といえる性能になったか。

また、今までの通常のガンダムの他にGファイターとコンビを組んだガンダム(Gメカ)が追加された。
VSシリーズにおいて連ザIIまで存在した、『同一機体の武装違いバージョン』に相当する。
正確に言うと、今までの初代が「映画版」、こちらが「アニメ版」といった所。
コスト・パイロット・耐久ともに通常のガンダムと同じだが、ハンマーやジャベリンは持っていない。
代わりにGブル、ガンダム・スカイモード、Gアーマーへの変形攻撃を行う射撃重視型となっている。
通常のガンダムはシールドは左腕に保持、Gメカ版はシールドは背中にマウントしているので違いは明確である。
Gアーマー時のミサイルとビームの連射は強力で、射撃の連射が出来るSドライブ時の猛攻は脅威。

EXVS.MB.ON

ノーマルはBD格闘が再び変更され、バルカンを交えた格闘となった。また、アシストにガンキャノンが追加され、ホワイトベース隊の再現ができた。
Gメカは特に変わらないが、ドライブと覚醒が統合されたため自分のタイミングで攻められるようになった。

GVS.

コスト400(EXVSにおけるコスト2500相当)の機体として継続参戦。
ストライカー実装に伴い、特格にガンダム・ハンマーが割り当てられた。
射撃CSからスーパー・ナパームが消え、後格闘のカウンターに射撃派生でシールド投擲、さらに格闘入力でジャンプ突きが追加された。
なおGメカは参戦していない。

EXVS.2

今作ではGVS.とMBONとの折衷した仕様となった。
アシストは格CSに移行し、コアファイターは廃止。
GVS.から輸入された要素として、ガンタンクはストライカー連続射撃の誘導弱体化版となったり、
空いた特格はガンダム・ハンマーが割り当てられ、後格闘射撃派生のシールド投げ→格闘派生のジャンプ突き刺しが追加されたりした。
既存の武装は射CSがGVS.仕様の高弾速となり、ガンキャノンは空中の相手に食いつくように強化。一方でジャベリンの銃口補正が悪化した。

やれることは増えたができなくなったこともあるため、純粋強化ともいえない調整となっている。
ただし、慢性的かつ根本的な弱点である「降りテクや当てやすい武装が無い」ことはそのまま。
今作は前作に増して機体性能のインフレが進んでいるため、中コスト内の立場として見れば悪くはないものの、
相変わらず環境に食いつくには厳し目の性能と言わざるを得ない。

…と思われたが、5/30のアップデートにて、新規武装やアクションが追加、コマンドの変更などの調整が行われた。
バズーカの移動撃ち、アシストにガンキャノンの岩投げが追加されて弾数性になり特射に移動、あたらしい横格追加…など。

Gメカは格闘が一部変更され、火力が少し上がっているが、本作の一律キャンセル補正によって火力が落ちる難点も。

EXVS.2 XB

EXVS.2と概ね同性能だが、レバー横特射にMBON以来の復活武装である、ガンタンク曲射が増えた。
これがMBONより明らかに誘導が強化されており、中距離以遠で非常に強力。

前作の魔改造アプデもあり、「スタンダードな外見とは裏腹に、やや低めの足回りを中近距離で輝くユニークな武装で補う」非常にテクニカルな機体となり、全MSの顔でありながら初心者が使うには少し厳しい…というより
ハッキリ言ってしまえば、解禁時のアイデンティティだった近接性能もインフレで誇れるものでなくなり、中距離でも降りテクなし、レバ横特射以外に警戒すべき武装なしと、
どの距離で何をやらせてもイマイチ足りない性能が浮き彫りになっていた。

しかし、アップデートで大幅強化が入り状況は一変。特にレバーN射撃CSの誘導と弾速が超絶強化された。
その弾速たるやストフリやνガンダムなどの射撃CSを凌駕し狙撃武装に迫る勢いであり、かつ相手に向かって鋭く曲がり、弾の大きさも十分、威力も脅威の140と、発生の遅さもフェイントや着地取りに向いた性能となり間違いなくゲーム最強の単発射撃に大躍進した。
レバー後CSの発生大幅向上など脇を固める強化も悪くなく、元々あったレバー横特射とNCSのシナジーも抜群であることも相まって、
中距離の期待値だけなら2000コスト随一の性能に変貌している。
これと弱点であった自衛力の低さ、先落ちした際の弱さ、覚醒の弱さと良いバランスをとっており、現状はガチ戦には十分出せるが、強みと弱みがハッキリした立ち位置になっている。

使い込まれた本機の驚異は3000にも迫るものがあり、「熟達した2000は並みの3000と張り合える」とも言われる最近の環境をよく表す1機であるとも言えよう。

EXVS.2 OB

NCSの弾速がわずかに落ちたが、本作ではズサキャンや振り向きアメキャンによるお手軽落下テクが消えたため相変わらず強力な性能。
さらにナパームも後からレバー入れとなり暴発の危険性も上がったが、レバー入れ方向に投げる方向、距離をずらせるため強力な武装に仕上がった。
おまけにアシストもガンタンクとガンキャノンの2機同時に呼び出しとなり圧が上がった。

共通修正込みで得た耐久660も、コスオバ含めて十分なものとなっており、従来からの近接足掻きの強さもあって降りテク無しを補って余りあるラインナップとなっている。

本作2000の中では非常に高い評価を得ている。

23/10/12より、機体スキンキャンペーンの第1弾に抜擢。
プレイ回数等でポイントが貯まる*2と、G-3ガンダムの機体カラーに変更できるようになった。パイロットおよび性能はそのまま。


【勝利・敗北ポーズ】(ガンダムVS.ガンダム、NEXT)

勝利ポーズ

ビーム・ライフルを真上に構え、ラスト・シューティングのポーズをとる。当然ながら頭部も左腕も健在である。
残念ながらラスト・シューティングで止めを刺しても頭部と腕は健在のままである。

敗北ポーズ

戦闘態勢を解除し、その場に立ち尽くす。

【勝利・敗北ポーズ】(EXVS.、FB、ガンダム(MB))

勝利ポーズ

納刀時:前作とほぼ同様振り上げのないラスト・シューティング。ビーム・ライフルを真上に構え三発撃つ。(FB以降では覚醒時限定)
FB以降納刀時:ビーム・ライフルを構える。
抜刀時:サーベルを振り下ろす。アイキャッチでも有名なポーズ。
アシスト呼び出し時(ONより追加):ガンキャノン、ガンタンクと共に並び立つ。

敗北ポーズ

頭と両腕が無くなった状態で倒れている。
1st最終話でラスト・シューティングを放った後、アムロがア・バオア・クーに潜入し機体は放棄。シャアとの決闘を終えてコア・ファイターで帰還するまでこの状態で放置されていた。

【勝利・敗北ポーズ】(ガンダム(Gメカ))

勝利ポーズ

通常時:ガンダム・スカイモードでビームライフルを両手で構える。
Gブル時:Gブル形態でドリフト停車して祝砲。
覚醒技時:Gファイターに乗ってサーベルを振るう。

敗北ポーズ

ガンダム・スカイモードで空中に漂っている。

【その他の活躍】

ガンダムビルドファイターズ

第1話の第2回ガンプラバトル選手権の回想でイオリ・タケシが使用するガンプラとして登場。
リ・ガズィアッシマーを2枚抜きするなどの活躍を見せた。
なお、タケシは最終回においてはパーフェクトガンダムを使用していたが、HGサイズであるスタービルドストライクガンダムと比べて明らかにデカいため、第2回大会とは別のガンプラであると思われる。

ガンダムビルドファイターズトライ

第1話のミヤガのホシノ・フミナへの勧誘時に止め絵で登場。ヴァイエイトのビームキャノンで撃墜された。

ガンダムビルドダイバーズ

本機のSDサイズのガンプラである「SGガンダム」が登場。
スーパーショックガンダムの右腕になる。

スーパーロボット大戦

アムロがいる場合は1stでもZでもほぼ必ず機体だけでも逆襲のシャアが参戦する=νガンダムが存在するため旧式扱いされており、性能も低めに設定されている。
そもそも1stガンダム自体があまり参戦しないのもあってか、ガンダムタイプの祖でありながら不遇な扱いとなっている。
ただし、作品によっては改造を施せばνガンダムを凌駕する強力なユニットになる可能性を秘めていることも。
アムロとしては1stのアムロが登場する機会は少なく、基本Zか逆シャアのアムロが乗り込むことが多い。
宇宙世紀以外のガンダムと共演している場合はウイングガンダムゼロガンダムAGE-1歴代のモビルファイターが本機より前に完成していることもある。

久しぶりに参戦した『30』ではアクシズ・ショックの後に軟禁状態に置かれていたアムロの手慰みの為に用意されたレプリカ機として登場、性能は愛があれば最後まで使えるくらい。
ビーム・ライフルの演出ではCCA版アムロが射撃用のスコープを使用するカットインが用意されている。

GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH

知る人ぞ知るガンダムゲーム屈指のクソゲーにしてバカゲー。
各々の場面で適切な選択を続けて物語を進めるQTEゲームの性質上、コマンド入手失敗=爆発してゲームオーバーな関係で、おそらく歴代史上最弱のガンダムと思われる。

本来ならザクマシンガンに耐えるはずの装甲も機銃にすら撃墜されるほど脆く、アルミニウム合金と揶揄されているほど。
酷いとザクに力負けし、シャア専用ザクのパンチ一発でノックアウトしてしまう
やられ方も滑稽なものが多く、中にはザクマシンガンを受けている時にわざわざシールド防御を解いてバンザイしながら爆発するという、もはや笑わせに来ているようなものも。
その割には片足がない状態で大気圏突入を成功させているが…

ゲームオーバー画面はガンダムの首が転がっているところを見下ろしているザクの影の一コマ。妙に生々しいが、何故かガンダムが無事な場面でもこの画面になる。

途中で下半身をガンタンクの物に換装した通称「ガンダムタンク」を操作し、キャタピラにとって相性最悪な地雷原を突破する事になるが、当然「せめてガンキャノンにしてくれ…」というツッコミが相次いだ。
しかも地雷原を抜けた直後に本来の下半身の修理が終わって輸送機で運ばれて換装し直される始末。これも「修理が終わるまで待って運べばよかっただろ」と突っ込まれた。
一応クローバー社製の玩具のギミックで劇中設定でも存在する換装機能を再現したものだが、両機の長所を見事に殺してしまっているのは言うまでもない。

なお、本来のパイロットとして「ドーティ少尉」なる人物が存在したが、彼はジオンの襲撃の際に瓦礫に押し潰されて死亡している。
その際のポーズが、発売から20年後に見ることになる「止まるんじゃねえぞ…」に似ているのが一部でネタにされている。

銀魂

「週刊少年ジャンプ」で連載されていた空知英秋氏原作の漫画作品。
アニメ版がテレビ東京系で放送され、アニメーション制作はガンダムシリーズを手掛けているサンライズ(現在はサンライズ内のアニメ製作所の一つバンダイナムコピクチャーズが担当)。
長編エピソードのひとつである「蓮蓬篇」において頭部にモザイクがかかった「頑侍(ガンサム)」が登場。
原作の時点で「版権元に訴えられたらひとたまりもない」「アニメ制作元が同じサンライズなだけに訴えられてもうやむやにできる」という会話があったが、アニメでは本家の続編とバーニア処理が同じ、本家の主題歌を原曲で流す、本家の主人公とライバルを演じた声優をゲストに起用する、などやりたい放題やっていた。

レディ・プレイヤー1

アーネスト・クラインが2011年に発表したVRオンラインゲームを題材とした小説『ゲームウォーズ』をスティーブン・スピルバーグ監督が2018年4月20日に公開した、アメリカの実写映画。
クライマックスでパイロットのダイトウが発した「俺はガンダムで行く」の台詞と共にZZガンダムの合体ポーズで登場、敵の親玉が駆るメカゴジラとバトルを繰り広げた。
ちなみに「俺はガンダムで行く」という台詞は作中唯一の日本語台詞で*3、その際に「I choose the form of Gundam」と対訳テロップが出ている。
ダイトウ役の森崎ウィンは後に『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のグリフィン・アルバレスト役で出演する事になる。


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最終更新:2023年11月23日 13:42
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*1 20㎞の異説が有るが「ガンダムのライフルより長射程」とされているガンキャノンのライフルの設定と矛盾する

*2 一応、熟練度★16でも達成可能

*3 日本語吹替え版でも演者の森崎ウィン氏がダイトウの吹替を担当し、このセリフを言っている