ストライクガンダム

ストライクガンダム
STRIKE GUNDAM
登場作品 機動戦士ガンダムSEED
型式番号 GAT-X105
全高 17.72m
重量 64.80t
所属 地球連合軍→アークエンジェル
武装 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
コンバットナイフ「アーマーシュナイダー」
57mm高エネルギービームライフル
バズーカ
対ビームシールド
特殊機能 フェイズシフト装甲
ストライカーパックシステム
搭乗者 キラ・ヤマト
ムウ・ラ・フラガ

エールストライクガンダム
AILE STRIKE GUNDAM
登場作品 機動戦士ガンダムSEED
型式番号 GAT-X105+AQM/E-X01
全高 17.72m
重量 85.10t
所属 地球連合軍→アークエンジェル
武装 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
57mm高エネルギービームライフル
ビームサーベル
対ビームシールド
搭乗者 キラ・ヤマト
ムウ・ラ・フラガ

ソードストライクガンダム
SWORD STRIKE GUNDAM
登場作品 機動戦士ガンダムSEED
型式番号 GAT-X105+AQM/E-X02
全高 17.72m
重量 74.10t
所属 地球連合軍
武装 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
ビームブーメラン「マイダスメッサー」
ロケットアンカー「パンツァーアイゼン」
15.78m対艦刀「シュベルトゲベール」
搭乗者 キラ・ヤマト

ランチャーストライクガンダム
LAUNCHER STRIKE GUNDAM
登場作品 機動戦士ガンダムSEED
型式番号 GAT-X105+AQM/E-X03
全高 17.72m
重量 83.70t
所属 地球連合軍→アークエンジェル
武装 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
120mm対艦バルカン砲
350mmガンランチャー
320mm超高インパルス砲「アグニ」
搭乗者 キラ・ヤマト
ムウ・ラ・フラガ

ストライクガンダムI.W.S.P.
STRIKE GUNDAM I.W.S.P.
登場作品 機動戦士ガンダムSEED MSV
型式番号 GAT-X105+AQM/E-M1
全高 17.72m
重量 UNKNOWN
所属 地球連合軍
武装 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
105mm単装砲
30mm6銃身ガトリング砲
ビームブーメラン
9.1メートル対艦刀
115mレールガン
コンバインシールド


【設定】

地球連合軍の試作型モビルスーツ。
地球連合大西洋連邦宇宙軍とオーブのモルゲンレーテ社が開発した5種類の「G兵器」の中で一番最後に開発された。
基礎フレームはデュエルガンダムバスターガンダムと同じ100系だが、兄弟機達で得られた試験データを元により人間に近い柔軟な挙動が可能になっている。

本機最大の特徴は「ストライカーパックシステム」と呼ばれる独自の装備換装機構で、機動力を強化するエールストライカー、砲撃戦用のランチャーストライカー、格闘戦用のソードストライカーなど、目的別のストライカーパックを使い分けることで、1機で複数の専用機相当の対応力を備えることを可能とする。
その汎用性とポテンシャルを買われ地球連合軍の量産機「ストライクダガー」及び「ダガー」系列機の範となるほか、スペアパーツを用いて作られたオーブ軍の「ストライクルージュ」、「アクタイオン・プロジェクト」向けに再生産された機体「ストライクE」を「ノワールストライカー」運用のために改修した機体「ストライクノワール」等の兄弟機も存在した。


【武装】

75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」

両側頭部に2門内蔵される近接防御機関砲。
主に迎撃や牽制に用いられる。
名称は「ハリネズミの陣」。

コンバットナイフ「アーマーシュナイダー」

腰部両脇ホルダーに内蔵されている超硬度金属製の戦闘ナイフ。
超振動モーターで高周波振動させる事により様々な物質を切り裂くことが可能で、パイロットの技量次第ではPS装甲にもダメージを与えられるともされている。
本機はPS装甲やビーム兵器によりエネルギー消費が激しい為に、エネルギー消費を抑えられる武装として装備されている。
名称はドイツ語で「装甲を切るもの」の意。
初戦や砂漠でのラゴゥ戦などで活躍が印象的だったため、ガンプラでも付属する事が多い。
キラがこれを使用する=エネルギーが残り少なく後がないため一番恐ろしい、と称するファンも。
EXVSシリーズMBよりエールの格闘派生として使用可能となった。

57mm高エネルギービームライフル

ライフル型の携帯ビーム砲。
ジンが装備している「M69 バルルス改 特化重粒子砲」より小型だが、ザフトのローラシア級の外装を一撃で撃ち抜く威力を持つ。

バズーカ

携行式の実弾兵器。
「ストライクバズーカ」と呼称される事も。
ビーム兵器の威力が落ちる水中戦で使用された。

対ビームシールド

手持ち、前腕装着どちらにも使える盾。
装甲表面にビームを吸収拡散する特殊塗料が塗布されており、盾自身も特殊な共振現象を起こす複合金属で作られている為、命中したビームの進行方向を屈折させて防ぐ。
ただし、磨耗が激しい為、同一部分での防御は推奨されていない。

ストライカーパック

コンセプト別に装備を複合したバックパック。
状況に応じて換装することで、専門機級の戦闘力を発揮できるようになっている。
これ自体にもバッテリーを搭載しており、機体の予備電源としても機能する。
ストライク以外にもダガーシリーズやスカイグラスパーなど対応するプラグをもつ機体であれば供用可能で、ザフト側もX12A「テスタメント」なら装備可能。
支援戦闘機のスカイグラスパーから装備を受け取って戦場で迅速に換装することも可能で、ソードストライカーを受け取ってイージスガンダムを追い詰め、ブリッツガンダムを撃破した。
ストライクの活躍からか後にザフト軍でも類似のシステムであるインパルスガンダムの「シルエットシステム」やザクウォーリアの「ウィザードシステム」が、オーブ軍では似たシステムを持ったアカツキが開発されている。


【武装:エールストライカー】

大型スラスターと2基のビームサーベルを持つ高機動戦闘用パック。
ビームライフル、ビームサーベル、対ビームコーティングシールドと汎用性が高い装備を持ち、1対多で戦うことが多かったので作中の使用頻度が最も多い。
エールは仏語で「翼」の意。
主に宇宙用だが、大気圏内でもその大出力のおかげで、短距離ダッシュはもちろん、いざというときは空中戦も可能。

75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」

両側頭部に2門内蔵される近接防御機関砲。
主に迎撃や牽制に用いられる。
名称は「ハリネズミの陣」。

57mm高エネルギービームライフル

ライフル型の携帯ビーム砲。
ジンが装備している「M69 バルルス改 特化重粒子砲」より小型だが、ザフトのローラシア級の外装を一撃で撃ち抜く威力を持つ。

ビームサーベル

接近戦用のビーム兵器。
ミラージュコロイドを物体表面に定着させる技術を応用して刀身状に形成したビームで対象物を溶断する。

キラキック

厳密には武装ではなく、攻撃手段の一種。
本機はエネルギー消費が激しい為か、よく機体本体による物理攻撃として前方向への蹴りを行い、接近戦で数多くのライバルからダウンを奪ってきた。
蹴られまくった筆頭はイザークである。


【武装:ソードストライカー】

対艦刀を主体とした近接格闘戦用パック。
MS並みの大きさを持つ対艦刀「シュゲルトゲベール」を筆頭に特殊な軌道で敵の裏を突くビームブーメラン「マイダスメッサー」、シールドを兼ねるロケットアンカー「パンツァーアイゼン」と接近戦用で少々特殊な装備を持つ。
3つのストライカーパックの中でも一番シンプルかつ軽量となっている。

ビームブーメラン「マイダスメッサー」

左肩に装備されるアーマーにマウントされている投擲武器。
大容量のパワーコンデンサーを内蔵しており、ビームの刃を展開したまま飛翔する。

ロケットアンカー「パンツァーアイゼン」

左腕に装着されるアンカー。
先端部のクローを射出し、目標を捕捉あるいは破壊する。
また、小型の対ビームシールドとしても機能する。
名称はドイツ語で「鉄の鎧」の意。

15.78m対艦刀「シュベルトゲベール」

レーザーの刃を持つ大型の対艦刀。
ビームサーベルと実体剣の機能を併せ持ち、水中戦でもMSの装甲を貫くことが可能。
当初はその名の通りに対艦戦闘を主眼に置かれて設計されたが、実戦では対MS用の装備として多用された。
名称はドイツ語で「銃剣」の意で、柄の部分にビーム砲を内蔵している遠近両用の武装として機能する筈だったが、本機の物は試作品であった為にビーム砲は備わっていない。
ブリッツガンダムを撃墜した際にシュベルトゲベールを手放して後ずさってしまったため、ブリッツの爆発に巻き込まれてシュベルトゲベールを失っている。
キラ本人ならともかく何故OS制御のはずのストライクが剣を手放して後ずさるなどと言う行動を見せたのかは不明。


【武装:ランチャーストライカー】

大型ビーム砲「アグニ」を主体とする、砲撃戦用パック。
MSの装備としては破格の威力を誇る大出力ビーム砲「アグニ」を主体に肩のウェポンポッドに350mmガンランチャーを2門と120mm対艦バルカン砲1門と対艦戦闘を考えた装備。
火力はとんでもないが、アグニの消費エネルギーがすさまじく、エネルギーがすぐに底をついてしまうのが難点。
主兵装のアグニはヘリオポリスに大穴を空け、かすっただけでデュエルやシグーの腕を破壊するほどの威力を誇る。
その遠距離砲撃用の名のとおり近距離戦はやや苦手だが、やはり肉弾戦を利用すれば生存率が向上する。
装備箇所の都合上アグニを背中にしまえばアーマーシュナイダーは使用可能だが、実戦では運動性の都合か、パージした後に使用していた。
なお、ストライクが初めて装備した記念すべきストライカーパックで、メンデル戦でもムウが使用している。

120mm対艦バルカン砲

ランチャーストライカーの右肩に装備されている大型バルカン砲。
対艦の名の通りイーゲルシュテルンやザフトのCIWSとは比べ物にならない威力を誇る。
また、ガンランチャーと同じく実弾兵器故にエネルギー消費が少なく近距離でのMS迎撃に高い性能を誇る。

350mmガンランチャー

右肩に装備されている2連装ミサイルランチャー。
こちらも対MS用の迎撃武装として用いられている。

320mm超高インパルス砲「アグニ」

約20mもの全長を持つ大型ビーム砲。
その大きさはマニピュレーターだけでは扱えず、パック本体からのアームを使って保持する。
モビルスーツどころか、コロニーの外壁に穴を開ける程の威力を持つ。
エネルギー消費率も激しいが、外部電源を接続すれば長時間にわたる高速連射も可能とされる。
なお、「アグニ」はインド神話に登場する火神の名前に由来する。


【武装:I.W.S.P.】

エールストライカーの機動性、ソードストライカーの格闘能力、ランチャーストライクの火力を統合する目的で設計された統合兵装ストライカーパック(Integrated Weapons Striker Pack)。
機動性・格闘性能・射撃性能全てを兼ね備えたプランだったが、構造の複雑さやエネルギー消費に問題があり、C.E.71では実戦配備に至らず。
後にオーブに流出して完成した結果ストライクルージュに実装してのテストが行われたが、エースパイロットでも扱い難い武装であるため、カガリの実力では扱えないことから採用されなかった。
I.W.S.P.のデータを元にしてより洗練されたノワールストライカーが製作されている他、DESTINYのOPではルージュが装備しているシーンがある。

105mm単装砲

I.W.S.P.の上部に2門が装備されている。

30mm6銃身ガトリング砲

複合兵装であるコンバインシールドに搭載されたガトリング砲。
エネルギー消費が少ない実弾兵器だが、PS装甲を貫けないことや大型のため機体の重心が左側に傾くことにより、機体制御を更に難しくした事から使い勝手はいいとは言えず、これもカガリが扱いきれなかった理由の一つであるようだ。
ノワールストライカーではビームライフル・ショーティ2丁持ちという事でシールドと共にオミットされた。

ビームブーメラン

コンバインシールドに搭載されたビームブーメラン。
実体弾主体の本機の中で数少ないPS装甲を突破できるビーム兵器となっている。

9.1メートル対艦刀

両腰部に装備される特殊合金製の実体剣。
シュベルトゲベールと異なりビーム刃を発生させる機能は無いものの、切断力は高く、電力消費を抑えつつ振るう事が可能となっている。

115mmレールガン

肩に2基搭載されているレールガン。
専用照準器をレールガンと同軸上に搭載する事により射撃精度の向上させている。
こちらはノワールストライカーにも搭載されている。


【武装:マルチプルストライカーパック】

エールストライカー、ソードストライカー、ランチャーストライカーの3種類の特性を併せ持ったストライカーパック。
この装備を付けた状態を「パーフェクトストライクガンダム」と呼称する。


【武装:その他】

MMI-M1001 90mm対空散弾銃

ザフトの空戦用MSディンが装備する対航空機用ショットガン。
水中用MSグーンに苦戦し武装も失っていたところ、機体が撃墜され落下した物を使用、グーン撃破に貢献した装備となった。

XM404 グランドスラム

プラモデル「PG 1/60 ストライクガンダム」で初登場のオリジナル装備。
シュベルトゲベールに匹敵するサイズの実体剣。
映像作品でも『GUNDAM EVOLVE』で登場し、ジンオーカーを2機まとめて串刺しにし撃破した。

その後はホビー誌の付録やEGの限定商品などでHGサイズのものまで立体化、2024年発売予定のストライク用オプションセットに上記の散弾銃と共に再録される。


【原作の活躍】

ザフト軍のヘリオポリス襲撃の際に居合わせたキラ・ヤマトがマリュー・ラミアスと共に偶然*1搭乗、不調整であったOSを戦闘中に書き換え、敵主力MS「ジン」を撃退。
その後は地球連合軍のアークエンジェル所属機として数多くのエースパイロットを撃墜する大活躍をするも、イージスガンダムの自爆攻撃で大破。

その後オーブ軍が回収し、コピー取りも兼ねてOSをナチュラル用にして修復された機体が地球連合軍を離反したアークエンジェルに譲渡された。最初はカガリが立候補したが、戦力補強の意味合いもあってムウ・ラ・フラガの搭乗機となった。
直後のオーブ防衛戦から第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦まで彼の乗機として駆け回ったが、連合の戦艦ドミニオンの陽電子砲からアークエンジェルを身を挺して守り、爆散した。


【搭乗者】

キラ・ヤマト

CV:保志 総一朗

中立コロニー「ヘリオポリス」で暮らす学生の少年。
誠実で大人しく心優しい性格であり、思春期的な自己主張も少ない。
コーディネイターであるがナチュラルへの偏見は持たず、友人にも恵まれており、キラがコーディネイターである事を明かした際には、茶化しつつも(勿論悪意ではない)一人の友人として変わらず接している。

ヘリオポリスにある工業カレッジの学生として生活していたが、地球連合軍の新型兵器強奪を狙ったクルーゼ隊の襲撃を受けて逃げようとする過程で親友アスラン・ザラと再会、そして成り行きでストライクに搭乗し、そのまま敵MSを撃退する。
流されるような形でありながらもアークエンジェルの主戦力として奮戦するが、戦争という非日常や友人との距離が開いてしまう、かつても友達であったアスランと闘わなくてはならなくなった、助けた子供の乗るシャトルが目の前で撃墜されたなど精神に深い傷を負い戦闘疲弊症と取れるような状態にもなった。
様々な人との出会いや別れを経験し、友人アスランとの避けられぬ戦闘の苦悶、戦争や人を殺すことへの葛藤を続けていたが、アスランの友人、ニコルを殺害してしまったことでこれまで以上に殺人の意識や後悔に囚われた。
次の戦闘ではニコルの仇討ちを誓う3人から猛攻を受ける。これを見かねた友人トールが援護に現れるも、アスランに殺されてしまう*2とキラもこれまでにあった躊躇いを捨ててアスランに襲い掛かる。この激戦はアスランに自爆されて(一回目の)決着となる。
その後は偶然キラとアスランの激戦を見ていたロウ・ギュールがコックピットから救出しマルキオ導師の元に届け、彼の手によってプラントのクライン邸に渡る。
その後、ラクスから新たなる剣を託されたキラは再び戦場に舞い戻る。

【原作名台詞】

  • 「キャブリレーションを取りつつゼロ・モーメント・ポイントおよびCPGを再設定…なら擬似皮質の分子イオンポンプに制御モジュール直結、ニューラルリンゲージ・ネットワーク再構築。メタ運動野パラメータ更新、フィードフォワード制御再起動、伝達関数、コリオリ僅差修正。運動ルーチン接続、システムオンライン、ブートストラップ起動!」
    • ストライクの初陣となる戦闘でOSを書き換える時の台詞。
      戦闘中に、それも短時間でOSを書き換えるという離れ業をやってのけるという行為はコーディネーターであるキラの優位性を印象付けた。
      なお、キラ役の保志総一朗氏は収録の際、この早口な長台詞を一発でOKを出したという逸話がある。
      ちなみに、普段はラジオなどでよく噛むので流石はプロと言うべきか。

  • 「なんで君がザフトになんか!」
    • ヘリオポリスで偶然再会したアスランに対して。

  • 「けど…あの艦に守りたい人が…友達がいるんだ!」
    • イージスに捕獲され「ザフトへ来い」と呼びかけるアスランの誘いを断った理由。

  • 「やめろ!! それには!!」
    • 大気圏突入時の戦闘にて、ストライクとデュエルの間を横切る様にシャトルが降下。それにはキラに折り紙の花をくれた少女エルが乗っていたが、キラの叫びも虚しく逆上したイザークの放ったビームライフルがシャトルを貫くのだった…

  • 「やめてよね…本気でケンカしたらサイが僕にかなうはずないだろ」
    • フレイがサイの目の前で婚約解消発言の後、キラと深い関係にある事を暴露し、許嫁を寝取られる格好になったサイは逆上し、キラに殴り掛かるが簡単に組み伏せられてしまい、おまけに最前線に立ち続けるキラの精神が極限状態にあったために、感情を抑えられなくなったキラはサイにこう言い放つのであった…
    • かつてサイがラクスの歌を聞いて悪意は全くないとはいえ「いい歌だよな。だけどあれも遺伝子いじってるんだよな」と言われたのがショックだから皮肉めいた言い方になったのでは、との考察も。
    • この頃からキラの泣き方が独特の感情を抑え込むような泣き方になっている。
    • 後のスペシャルエディションで、ブルーコスモスの盟主ムルタ・アズラエルも同様の発言をぶつけられていた事が明らかになった。

  • 「気持ちだけでいったい何が守れるって言うんだ!」
    • アフリカ砂漠にて、明けの砂漠の無謀な戦闘行為に憤り、また「この先犠牲が出続けてもなお戦い続ける」と戦意を絶やさないカガリを引っ叩き一喝する。

  • 「僕は…僕は…! 殺したくなんかないのにィィィィィィィ!」
    • SEEDを発現させてバルトフェルドの駆るラゴゥを撃破したが、戦闘続きで精神的にも疲弊していたキラに、穏やかな日常や理知的な人間らしさを見せてくれたバルトフェルドに手をかけた事を悔やんでいた。

  • 「それでも…守れなかったものはたくさんある…」
    「戦っても終わらないよ…戦争は…きっと。」
    • オーブでのカガリとの会話にて。過酷な現実を味わってきた為に重い言葉である。

  • 「昔、友達に…! …大事な友達に貰った、大事な物なんだ!」
    • 飛んでいったトリイを探していた所を潜入していたアスランたちと偶然出くわす。アスランと互いに他人のふりをする中、去り際にこう叫んだ。
    • 今の二人の関係を表すかの様に、この時に挿入歌として流れる「あんなに一緒だったのに」がなんとも切ない場面。

  • 「アァァスラァァァン!!」
    • 目の前で親友のトールを殺害したアスランに対し、キラは怒り爆発。遂にアスランを殺すことを決意する。


【関連人物】

ラスティ・マッケンジー

CV:笹沼 晃(TV版)、私市 淳(SE版)

ザフト軍クルーゼ隊所属の赤服パイロット。
彼もまた父親がプラント最高評議会メンバーのエリートだが、離婚して母親に引き取られており、マッケンジー姓を名乗っている。
もしもストライクがザフトに奪取されていた場合は彼が乗るはずだったと思われる。
しかし彼は本編では機体奪取直前の銃撃戦で撃ち殺され、彼は顔もまともに出ず名前は死亡時にアスランが名前を叫んだだけ、台詞も断末魔だけの潜入部隊唯一の犠牲者となっている。
もっとも、マリュー・ラミアスが乗り込んだときはストライカーパックを装備していないいわゆる生ストライクだった為、ラスティが鹵獲に成功したとして、ストライカーパックを入手出来なかった場合どのような運用をされたのだろうか。
少なくともその後のコズミック・イラのMS開発が全く別のものになるのは間違いないだろう。

スペシャルエディション版『虚空の戦場』では潜入前のメンバーとのやり取りの追加シーンで登場し、台詞もある。隊のムードメーカー的存在だったらしい。
キャラクターデザインが公開されたのも同時期。

【SE版名台詞】

  • ラスティ「しっかしまぁ、いいのかねぇ? 中立国のコロニーなんかに手ぇ出してさ?」
    イザーク「じゃあ中立国がコロニーでこっそり地球軍の兵器造ってるのはいいのかよ。」
    ラスティ「ハハハ、そりゃやっぱ駄目っしょ。」
    • スペシャルエディション版での作戦開始前のやり取り。緊張を解すために気さくに会話する。チャラい印象を受けるが、黒い事実があるとはいえ中立国家への侵攻に疑問を持つあたり、軍人としてのモラルはしっかり持っている様子。

  • 「オッケー。『ザフトのために』ってね。」
    • 作戦開始を言い渡された際の返事。この台詞がある意味最期の台詞となったが、もしも強奪の成否に関わらず生存していたらどんな活躍を見せたか気になるところ。クルーゼ隊メンバーの運命もまた違っていたかもしれない。


【VS.シリーズの活躍】

連合VSZ.A.F.T.

換装システムは無くそれぞれが独立した機体として登場。
パック未装備のビームライフル装備とバズーカ装備がコスト420、万能機のエール、格闘機のソード、砲撃機のランチャー、エールを格闘寄りにしたルージュの系6機が参戦している。
エールとルージュは中コスト万能強機体群(※後述)として、生スト(特にBR)は420中最高の扱い易さを武器に活躍。
ソードも格闘機としては高い評価を得ていたが、ランチャーだけは置いてけぼりを喰らった。
尚、途中解禁でインパルス3種(フォース、ソード、ブラスト)が登場。
フォースはエールやルージュと同等の評価を得たが、ソードとブラストは調整不足で評価は高くなかった。

連合VSZ.A.F.T.II

ルージュ以外は無印機体解禁により使用可能となった他、ストライクノワールも追加解禁された。
生ストライク(BR)…BRのリロード時間変更により前作より弱体化したが、基本は変わっていない。
生ストライク(BZ)…特に大きな変更は無く、相変わらず高飛びからのBZ撃ち下ろしが脅威となっている。
エールストライク…格闘判定の大幅な弱体化によって一気に使用率が減ってしまったため、ARFG(※下記参照)のAをライバル機のイージスに空け渡す事態に。特にN格3段目に至っては水中だと確定で受身が間に合うというというなんとも言えない仕様。ただしN格前派生からの受身狩りは300超えのダメージを叩き出す等、わからん殺しによる爆発力は高い。
とは言えエールはフォースより銃口補正が若干優秀で、フォースのバルカンが死に武装レベルだったのに対しエールのバルカンは普通の性能と射撃に関してはエールが上回っている。
その為格闘の振り方や前に出るタイミング等で的確な判断が必要となる為、判断力や立ち回りを鍛えるのには打って付けの機体となっており、ある意味中級者向け(修行的な意味で)。
ソードストライク…こちらもインパルスより安定性には欠けるが、爆発力は上、ブーメランの補正の甘さとよく動く横格、単発高威力で強判定、更に当て方次第で追撃により高ダメージを叩き出す前格等、玄人好みとなっている。
ランチャーストライク…本作最大の問題児、対艦バルカンが前作で使い物にならなかった反省から強化した結果、やりすぎてしまい、プレイヤーからはバルカンストライクの蔑称をもらってしまう事に。
ストライクルージュ…前作以上に格闘が早く終るようになり基本も変わらないため、ARFGとして高い使用率と安定性を誇った。
ストライクノワール…問題児その2、グリーンホーミング(グリホ※下記参照)の恩恵を一番受けた機体。特射の回転撃ちの誘導が距離が伸びた分効果が現れやすくなり、ランチャーと組んだ際には遠距離では回転撃ちとアグニ、近距離では対艦バルカンとえげつない武装のオンパレードとなった。このコンビが現れると、ミラーマッチかプロヴィデンスが現れることに…。
しかし、近距離万能機としてはコンボの〆や着地取りに使えるサブのレールガンを筆頭に、EXVS.でのケルディムやデュナメスのビームピストルの原形となったメインのBRショーティ、中距離での着地取りに対する緊急回避兼反撃にも使える特射、範囲が広いN格、回り込みの速度が優秀で素早く終わる横格、ほぼ動かないがワンチャン大ダメージの特格射撃派生等、使っていて面白い機体に仕上がっている。

グリーンホーミング

当初はバグ利用だったが、後に公式で仕様であると発表されたテクニックで略称はグリホ、緑ロックでも射撃直前にロックを変える事により、赤ロックと同じく誘導がかかるようになる。
これにより、誘導が強めな砲撃武装(ランチャー系のメイン、フリーダムのバラエーナ等)やストライクノワールの特射が大きな恩恵を受ける事となる。
連ザIIのテクニックの中では基本中の基本でほとんどのプレイヤーが使用していたために、ガンガン稼働後も癖で緑ロック距離での射撃前にロックを変える人が多かった。

家庭用のミッションではサイが乗ってきていきなり土下座(動かせなかった時の再現)することも。

ガンダムVS.ガンダム

前作に引き続きSEED代表として登場。ストライカーパック換装機能を搭載する、本当の意味で万能な機体。
高い機動力を武器とする「万能機」タイプのエールストライク、飛び道具(特に遠距離系)を取りそろえた「砲撃機」タイプのランチャーストライク、大剣による手痛い一撃を狙う「格闘機」タイプのソードストライクを自在に使い分ける事ができる。
ただしどの形態も同コスト帯の特化機体には一歩及ばず(エールは全体的に薄味、ソードは格闘こそ特化機以上な面もあるが射撃が泣けてダメージも専門職より低い、ランチャーは対艦バルカンが使い物にならないし、ガンランチャーも迎撃用としては信用ならないためアグニだけで身を守る必要がある)、寧ろそれぞれの弱点を換装でカバーすることが前提。真価を発揮するには3体分の性能把握と状況判断力を要する、ややテクニカルな機体といえる。エール以外の機体は一発が重い分隙も多いので、性質上闇討ち戦法に長ける。

ガンダムVS.ガンダム NEXT

基本的には同じような機体だが、ネクストダッシュ(ND)により弱点の1つである隙の解消にある程度成功。
換装がいつでも出来るようになったこともあり、性能はちょっぴり底上げされている。
ランチャーストライク=アグニの弾数が2発になりNDの隙消しにより撃ちやすくなった(乱射するものではないが)。
ソードストライク=NDにより、よく動き高威力の格闘コンボを手に入れ、大振りタイプの弱点である隙が消せるようになった。
エールストライク=標準的なBRと豊富なブースト量により着地取り合戦で前より有利になった。
また、何故かCPU戦では唯一、敵軍にランダムルート以外では名有りの機体として出てこなかったりする。

フリーダムがSEED枠に移った事やストフリの参戦もあり、パイロットカットインが差し替えられた。
前作でストライクに乗っていた水色のパイロットスーツのキラは本作ではフリーダムに搭乗。
本作のストライクには黒い私服のキラが搭乗している。(連ザ無印におけるパイロット選択からの復活)
このキラとシンが組んだ場合、シンからの態度が優しい。

EXVS.

前作同様、換装機能を駆使して役割を切り替えながら戦う機体として登場。コストも引き続き2000。
時間制限つきの万能強化形態「I.W.S.P.」が追加され、更に行動の選択肢は増えたが、反面標準の3形態(特にソードとランチャー)の性格がより極端化。柔軟な換装と状況の見極めが一層問われることとなった。
I.W.S.P.を含めて4形態を使いこなす必要があるため、他機より覚えることが多いのは相変わらず。
エールとソードの格闘モーションも一部変更となった他、ソードの前格復活(ただし多段ヒット)や連ザのルージュから受け継いだ横格等、I.W.S.P.も含めてある意味ストライク&ルージュの集大成とも言える機体に仕上がっている。
IWSPのサブのレールガンが強力な性能をしていたため、他の環境機体より多めに下方され、他のパックが強化されていた。

フリーダムが家庭用DLCまでいなかったため出撃デモではなんとストライクでプロヴィデンスと戦っている。
ほかにもMBまで使えなかったアーマーシュナイダーを構える(アイキャッチ再現)、10年以上経ったXBになっても未だに使用できないバズーカ(しかも何故かビームを撃っている)などカッコイイのだがツッコミどころは多く、原作で激戦を繰り広げたラゴゥがいたため「ラゴゥ戦を再現すればよかったのでは?」との声もあったとか。
ストフリ、家庭版でフリーダムが参戦しているが何故かストライクのみクルーゼとの特殊台詞、掛け合い台詞が存在する。

EXVS.FB

コスト2000で皆勤のガンダムSEED前期主人公機。
相変わらず換装を駆使して距離や相方を選ばずに戦える他、時間制限のI.W.S.P.も引き続き登場している。
EXVS.のアップデートから続いたI.W.S.P.弱体&他パック強化は今作でもなっている。EXVS.稼働初期かなりI.W.S.P.に尖っていたパワーバランスは今は緩くなっているがI.W.S.P.はまだまだ高性能。
稼働初期は3形態が痒いところに手が届かず苦戦させられていたが、12月のアップデートで全装備に上方修正が入りかなり使いやすい機体に仕上がっている。

バーストアタックは全ストライカーパックを使用した乱舞技となっている。特徴としてはユニコーンガンダムやスーパーガンダムと同じく、モーション中にI.W.S.P.に換装した段階でゲージ回復(ただし換装した瞬間からゲージを消費するし、前述の2機と違い乱舞技なので最期までヒットさせないといけない)効果がある。

EXVS.MB
EXVS.MB ON

従来のストライクにはエール時のBD格闘の変更とエール時格闘に生ストライクになってアーマーシュナイダーで切り付ける派生が、その他メビウス・ゼロのアシストが追加された。
初期はサブがメビウス・ゼロに変わり、ゼロの性能の低さからかなり厳しい立場にいたが、アップデートにより以前のコマンドに変更(メビウス・ゼロは格闘CSに)され、更にソードの火力をはじめとして全体的な性能が上がりI.W.S.P.に頼らなくても戦えるように。
特にFドライブ(F覚醒)との相性が良く、ソード時はまさに狂戦士のような戦いが可能となる。

GVS.

ストライカー実装に伴いアシストが削除され、エールに新たに単発ダウンの射撃CSが追加され、後格闘がフルブのBD格闘に変更されている。
この他にもランチャーの格闘の弾数が4に減ったり、ソードのN特格がピョン格になったりなどの変更もあった。
ちなみに顔グラはフリーダムと共通になった。勿論覚醒カットインは別。

EXVS.2

ストライクのアシストがスカイグラスパーに変更。レバー入れでエール、ソード、ランチャー装備か変わる。
また、アップデートにてアシスト呼び出しと同時に換装を行うようになり、変幻自在な攻撃が可能に。しかしIWSPでは使用不可能になった。
そしてEXVSで親の敵のように下方されていたIWSPのレールガンが強化され、EXVS初期並みの銃口補正、誘導、さらにダウン値削減、吹っ飛びベクトルが変更され浮き上がるようになり、上から撃っても連続ヒットが出来るようになり、弾数も増した。
他にもGVS仕様に変わっている点も多く、エールに単発ダウンCSなど強化された点が多い。
これまで以上に対応できる状況が増え、歴戦のストライク乗りにとってはかなりありがたい強化をもらえたといえよう。
GVS仕様になったので顔グラも変わった。

フリーダムのアシストとしてランチャーストライクが登場。
ゲロビか肩バルカンとガンランチャー連射(パーフェクトのと同じような感じ)で援護してくれる。
他の2500のアシストに比べるとかなり地味だがフリーダムにとっては貴重な誘導する武装と射線を作れる武装。

EXVS.2 XB

IWSP:開幕使用不可能になったものの、クールタイム短縮による回転率の向上と覚醒技発動時点でリロードされるようになったことで総合的には強化。
ランチャー:ゲロビが特格に移行し弾数制に。格闘は肩バルカンがガンランチャーとセットとなった。これまでも単体では如何せん厳しい性能だったのにゲロビ垂れ流し戦法まで没収されたのは大きな痛手。
そもそもランチャーの出番があまりなかったと言えばそうであるのだが。

フリーダムのアシストの方も続投。肩バルカン&ガンランチャーの方は追撃にアグニを撃つようになり、追撃しにくくなったがヒットするとダウンまでとってくれるのはありがたいところ。

EXVS.2 OB

射撃CSがスカイグラスパーに、格闘CSにSEED発動に変更。
立ち回りの基本形態ともいえるエールの単発ダウンが没収されたのはかなりの痛手。
さらにS覚醒やIWSPサブも弱体化されており、主力だっただけに相対的な弱体化が目立つ。
とはいえIWSP時にはアメキャンが追加、ランチャー時に念願の格闘であるキックが追加されるなど得たものもある。

フリーダムの射撃CSのアシストだったランチャー呼び出しは削除され、ゲロビや連射を含めてジャスティスに集約された。


【勝利・敗北ポーズ】(ガンVSガン、NEXT)

勝利ポーズ

  • エール(射撃武装):ビームライフルを両手で構える。
  • エール(格闘武装): 盾を構えて、サーベルを前に突き出す。
  • ソード:対艦刀を右にもち、空いた手でポーズ。
  • ランチャー:ランチャーを脇に抱えて、空いた手でポーズ。

敗北ポーズ

四つん這いになる。
原作でキラの友人であるサイが彼への対抗心からストライクを動かそうとしたが、1歩歩いただけで倒れてしまった時のポーズ。連ザ家庭版ではサイが現れて唐突にこのポーズになることも。


【勝利・敗北ポーズ】(EXVS、EXVS.FB、EXVS.MB)

勝利ポーズ

  • エール:おなじみタイトルバック。いわゆるSEED立ち。(僚機として出てきているのを見るとわかるが、背後にまわしたシールドがストライカーパックに食い込んでいる)
  • エール抜刀時(XBのアップデートで追加)アーマーシュナイダーを両手で構える。アイキャッチやEXVS出撃ムービーのポーズ。
  • ソード:両手でシュベルトゲーベルを構える。勇者立ち、もしくはサンライズ立ちといえば分かる人には分かる。
  • ランチャー:アグニを画面に向けて構える。
  • IWSP:体を横に向け、ガトリングを突き出してポーズ。
  • IWSP(抜刀状態で勝利):体の前で二刀流の対艦刀を開く様に振る。(FBで追加)元はゲーム作品のアストレイOPのIWSPルージュのポーズか。

敗北ポーズ

装備をはずしてる状態で、片膝を付き、フェイズシフトダウンする。


【その他の活躍】

ガンダムビルドファイターズ

ストライカーパックの拡張性の高さ(乗り換えずにパワーアップが可能)、若い世代のSEEDの知名度もあってか、主人公機ビルドストライクガンダムのベース機として抜擢。
ストライクという名前だが、使用されているパーツはストライク・フリーダム・ストライクフリーダム・ストライクルージュ(HDリマスターで登場したオオトリストライカー)を含む本編に登場したキラ搭乗機の集大成としてバランスの取れた機体となっている。
それに伴い完全新規のビルドストライクから流用でHGSEEDでエールストライクのリメイクが出た……と思われていたがエールストライクのリメイクが出るのが決まっていたからビルドストライクも新規で出たらしい。

ガンダムビルドファイターズA

幼少期のユウキ・タツヤが知り合った少年サツキ・トオルの使用するガンプラとして登場。シミュレーションでジンクスを撃破してみせ、タツヤがガンプラバトルを始めるきっかけを作った。トオルはストライカーパックを活かして様々なカスタマイズを披露した。
トオルが引っ越す事になった際、タツヤと最後のガンプラバトルを行うが、バトルを強制終了され決着は付かなかった。
後にトールストライクガンダムグリッターに改造される。

スーパーロボット大戦

「機動戦士ガンダムSEED」名義で参戦した場合では改造しておくとフリーダム、バスターを初め多くの機体が加入した際に改造が引き継がれる、後のインパルスやAGE-3と異なり換装が再現されておりIWSP、ガンバレルやライトニングなどのストライカーも登場するなどの主人公機らしい扱いであった。
一方で「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」名義での参戦になった『K』『L』の場合はカガリ以外がストライクルージュに乗ると本機になるが、換装が武装扱いのインパルスと異なりSEED時代にあったストライカーパックの換装がなく武装としても登場しない上、機体性能も低下しており時代遅れ、申し分程度の修理機能搭載と「PS装甲のおかげで少し硬いメタス」などの扱いになることもあった。

初参戦した『第3次α』ではだいたい原作通りの流れでパイロットになるのだが、SEED本編と違い連邦(本作では宇宙世紀との兼ね合いで連合が連邦と統一されている)所属のMSに既にZやZZにνガンダム、GPシリーズがおり、量産型でもジェガンやリガズィ、Vガンダム(αシリーズだとアナハイムとリガ・ミリティアの共同開発)にガンイージ、F91、ヘビーガンが存在していた(Vガンダム共々3α未参戦)上連邦所属ではないがさらに前にウイングゼロが存在するため言ってしまえば「新技術のPS装甲やストライカーパックを導入したがOSが未完成の新型MS」となっているためストライクの価値が原作よりも非常に低く*3、パイロットもすでにストライクのテストパイロットが存在していた上その場にアムロやカミーユなどの正規の連邦軍人がいる、そもそもSEED本編と異なりOSも既存のMSからある程度流用出来るのは?キラが書き換えたOSは消して作り直せばいいのでは?と大人の事情抜きにするとわざわざ一般人であるキラをパイロットにする必要性が感じられないことになっている。

HGに恋するふたり

神崎さやかがガンダムSEEDシリーズが好きになるきっかけになったのが、中学生時代に偶然テレビで観たSEED第一話終盤でストライクガンダムが炎の中から立ち上がる場面だった。
それから16年後、ガンダム熱が再燃するきっかけになったのも偶然知り合った高宮宇宙がその時に持っていた「HGCE エールストライクガンダム」と、二度に渡って神崎さやかに影響を与えた存在として登場した。

Gジェネレーションシリーズ

『アドバンス』で初参戦。
製作中に準備稿しかなかったのか「中距離用パック」なるクロスボーン・ガンダムのようなX字のバックアップを背負った装備が存在した。

ガンプラ

HGSEED、コレクションシリーズ、1/100、SD、MG、PG、RG、HGCE、EGなど非常に多くの立体化がされている。
放送当時のHGSEEDはエールストライクのみでソードとランチャーはほぼ非可動、色分けも最低限のコレクションシリーズでの登場だったため3つのストライカーを揃えようとするとストライクも3つそろうことになった。
HDリマスターに合わせてパーフェクトストライクが登場したため背中の接続部以外は揃えやすくなった。
時は流れ2024年、既に発売している組みやすく色分けも完璧、可動もしっかりしているEGストライクのオプションセットとしてエール+グランドスラム、バズーカ、パーフェクト用バッテリーパックとソード、ランチャーのセットが発売されるようになった。
MGではエールストライクとソード、ランチャーストライクの2つで発売された。
PGはストライクガンダムとエールストライカー+スカイグラスパーの2つが出た。
RGはエールストライクとランチャー、ソードとスカイグラスパーのセット。


【余談】

「機動戦士ガンダムSEED」前期主役機たる本機は「21世紀のファーストガンダム」を目指して作られた「SEED」を象徴するように、ガンダムをSEED調に仕立て直したような風貌。
そのためプラモデルやアクションフィギュアなどでの登場も多い。
一応3種類のストライカーパックを使い分けるのが特徴とされているが、搭乗者キラのスタンスなのか大抵は機動力重視の「エールストライカー」装備で出撃していた。
続編の「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」にはストーリー上は出てこないのだが、残存していた「ストライクルージュ」にキラが搭乗した際、「PS装甲を自分向けの設定にした」という建前で「ストライクガンダム」のトリコロールカラーをまとうファンサービス演出があった。

なお、設定上には遠距離狙撃用で長射程のレールガンを打ち出す「ライトニングストライカー」、ガンバレル仕様の「ガンバレルストライカー」、ストライクノワールに装着されている「ノワールストライカー」、統合兵装ストライカーパック「I.W.S.P.」など、有名どころだけでもかなりの数のストライカーパックが登場する。
と、言うよりもストライク系列機(ストライク、ルージュ、ダガー、ウィンダム、アストレイ等、Z.A.F.T.製の機体もテスタメントが使用可能)に装着される追加装備はすべて「ストライカーパック」と呼ばれているようだ。
ちなみにストライカーパックのプラグは連合軍の共通規格なのでストライクのパックをダガー系やウィンダムが装備することも可能であり、逆も可能。
それ故に、量産タイプに取り付けられたものや、各パイロットオリジナルの物も含めると膨大な量に及ぶ。
この辺はザフト版ストライカーパックと言える「シルエット」や「ウィザードシステム」、フルアーマー的な追加装備はすべてそう呼称される「アサルトシュラウド」(連合では「フォルテストラ」の名称で呼ばれている)等、同作品内での関連が見て取れる。

本機のある意味もっとも驚くべき性能(?)は、「ハッチが裂かれてコクピットが剥き出しの状態で敵機に組み付かれて自爆攻撃を浴びる*4」、「陽電子砲を防ぎきるという不可能を可能にした代償に機体が爆散」という、どう考えても絶望的な撃破の仕方をされながらパイロットを生還させている点かもしれない。
ちなみにストライクと名の付く機体でパイロットが戦死したのは、外伝で味方(ちなみにこいつもストライクE)に機体を斬り裂かれた1機だけだったりする。
脱出装置もないのに如何なる状況からもパイロットを生還させる姿は有人機としては素晴らしいの一言。


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年01月04日 22:47
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。

*1 実際はマリューにコックピットに押し込まれた

*2 小説によるとキラの視力ではハッキリとトールの首が飛んでいくのが見えたらしい

*3 一応PS装甲のおかげで序盤のザフト機やビーム攻撃がないロボットに対しては他のガンダムより多少有利ではある

*4 エマージェンシーシャッターが下りていたことがASTRAYにて判明している