ガンダムアシュタロン・ハーミットクラブ

ガンダムアシュタロン・ハーミットクラブ
GUNDAM ASHTARON HERMITCRAB
登場作品 機動新世紀ガンダムX
型式番号 NRX-0015HC
全高 25.3m
重量 14.7t
所属 新地球連邦軍
武装 マシンキャノン
ビームサーベル
ギガンティックシザース
シザースビーム砲
サテライトランチャー
特殊装備 フラッシュシステム
搭乗者 オルバ・フロスト


【設定】

ガンダムアシュタロンを強化改修したモビルスーツ。

バックパックを巨大な一体型タイプに換装、空力特性・装甲強度等が大幅に強化されている。脚部スラスターも大口径なものに換装され、機動性も更に大きく強化された。モビルアーマー形態は通常モビルスーツでは追いかける事さえ不可能な機動性を持つGファルコンを追い詰めた上で捕獲し、Gファルコンダブルエックスの収納形態にも追従する圧倒的なスピードを誇る。
それに併せてアトミックシザースも更に巨大なギガンティックシザースとなり、重装甲を誇る宇宙革命軍の量産MS「クラウダ」すらいとも簡単に挟み切るパワーを獲得した。その他の各武装も大型化され強化されている。
最大の特徴はガンダムヴァサーゴ・チェストブレイクと連結した状態で発射する「サテライトランチャー」で、ガンダムDXのツインサテライトキャノンに匹敵する威力を持つ。

この改装の為、設定諸元の高さと重量は本機のみMS本体のみの内容(頭頂高・MS部重量)とバックパックも含めた全体スペック内容(全高・全備重量)の二種類有るのだが大抵は他の機体の記述と揃える為か、MS部のスペックのみの記載となっている(当記事記載の内容は全体スペック)。

なお、「ハーミットクラブ」は「ヤドカリ」の意。


【武装】

マシンキャノン

肩部分に装備された機関砲。以前より大口径化され強化された。MS形態時のみ使用可能。

ビームサーベル

やはりMS形態専用の近接戦闘用武装。
機体出力の向上により更に高出力化された。

ギガンティックシザース

アトミックシザースの強化型武装。
そのパワーは重装甲のクラウダを腹から挟んで容易く挟み切ってしまう程。ハサミ部を閉じた状態で敵モビルスーツや戦艦の装甲を突き破る強力な刺突兵器としても使用可能。

シザースビーム砲

ギガンティックシザースに内蔵された高出力ビーム砲。
改修前に比べると大口径となっている。

サテライトランチャー

増設型のサテライトキャノン。
MA形態時にガンダムヴァサーゴ・チェストブレイクと連結し、砲身を伸長・展開する事で使用可能で、その威力はガンダムDXのツインサテライトキャノンに匹敵する。


【原作の活躍】

改修前から引き続きオルバ・フロストが搭乗。
双子の兄シャギアが駆るガンダムヴァサーゴ・チェストブレイクと共にフリーデンのガンダムや宇宙革命軍と戦闘を行う。
最後はガンダムDXのツインサテライトキャノンとサテライトランチャーの撃ち合いにより大破した。


【搭乗者】

オルバ・フロスト

CV:佐々木 望

冷酷な似てない双子の兄弟の弟の方。
兄弟でのテレパシーや感覚共有を可能にする特殊能力を持ち、ニュータイプ候補として新連邦で訓練を受けていたがフラッシュシステムに対応しなかった為、ニュータイプとは似て非なる者、カテゴリーFの烙印を押され世界への復讐を企む。

【原作名台詞】

  • 「次の戦争は、僕らが求めた戦争だ!」(第36話)
    • 第36話のサブタイトル。

  • ガロード「これがお前たちの求めていた戦争か!」
    シャギア「そうだ。世界を変えるためにはこれが一番の方法だ」
    オルバ「僕たちは正さねばならない、力無きオールドタイプ共を。そして、力を持つニュータイプ共もだ!」
    シャギア「そう、真に評価されるべきは」
    オルバ「僕たちだけなんだ!」(第38話)
    • ガロードと対峙して。ここからフロスト兄弟が何故ニュータイプを憎み、世界を滅ぼそうとするかが明らかになる。

  • シャギア「ジャミル・ニートはこの引き金を引いて心に深い傷を負った。ガロード・ランは引金を引こうともしなかった」
    オルバ「けれど僕らは違う。躊躇いも後悔も無い!」(最終話)
    • サテライトランチャーを発射しようとする際に。「自分達は彼らとは違う」と、自分達による新たな未来を作るために引き金を引こうとするが…

【その他の名台詞】

  • 「宿命のライバルだからね」
    • ボンボン版エピローグ。ガロードとティファの旅立ちを見届けて。憑き物が落ちている。

  • 「(いいだろう、ZEUTH*1。君達は君達のやり方で進めばいい。だけど、僕と兄さんは諦めはしない。それを忘れない事だね…)」
    • 『スーパーロボット大戦Z』終盤にて。キース・レジェのパン屋でテレビから自軍部隊の戦いを見て、敗北を認めながらもリベンジを誓う。しかし、宣言とは裏腹に『Z』シリーズで再びフロスト兄弟が立ちはだかることはなかった。


【VS.シリーズの活躍】

EXVS

前作であるガンダムVSガンダムNEXTのヴァサーゴが今作からチェストブレイクに強化されたのに伴い、こちらもハーミットクラブに強化されての登場。
MA形態のみの登場で、兄をサポートする点は相変わらず。

本来は一体型バックパックの中に脚部以外の全てのMS部を収納するのだがVSシリーズではなぜか下面部シャッターを閉じずMS部が一部露出した状態になっているがこれは誤った表現である、同様のモデリングミスはフロムソフトウェア製の『A.C.E.3』にも見られるがあちらは可変しMSモードにもなる為処理負荷軽減と分かるが非変形のVSシリーズではそれらに該当する筈が無いのでおそらく手抜き再現である。


【余談】

ガンプラを始めとした「公式立体商品化」がされていない(ガレージキットの様な「非公式」品ならば展開当時から有る)…と思いきや最初からそれらを想定しない前提*2でデザインされていた模様。
一応、アレンジ有りならばSDの武者ガンダム枠の「BB戦士三国伝」のキャラとして立体化していたが、2019年になって「MOBILE SUIT ENSEMBLE EX12」にてSDスケール商品とはいえチェストブレイクと一緒に発売されることが決まった。おそらくこれが初のハーミットクラブの(ほぼ)フル稼働する公式立体商品。
プレミアムバンダイ限定の商品なのでフロスト兄弟のファン、アシュタロン好きな人は忘れずにチェックしておきたい。

オルバの担当声優である佐々木望氏は、2000年代初頭に喉を痛めてしまい、それ以前の作品とはほぼ別人のように音質が変わってしまった。
しかし、近年は喉を傷める前の高い声も出るようになっているので、今後佐々木氏によるオルバの新規音声が聞けるときには声が高くなっているかもしれない。


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最終更新:2023年08月31日 18:49
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*1 スーパーロボット大戦Zの自軍部隊名

*2 無論当時の技術水準や商品仕様としてだが