Zガンダム

Zガンダム
Z GUNDAM
登場作品 機動戦士Zガンダム
機動戦士ガンダムZZ
型式番号 MSZ-006
全高 19.85m
重量 28.7t
所属 エゥーゴ
武装 バルカン砲
グレネード・ランチャー
ビーム・ライフル
ビーム・サーベル
ハイパー・メガ・ランチャー
シールド
特殊装備 バイオ・センサー
搭乗者 カミーユ・ビダン
ジュドー・アーシタ
ルー・ルカ


【設定】

アナハイム・エレクトロニクス社とエゥーゴの共同開発計画「Z計画」で開発された試作型可変モビルスーツ(TMS=TRANSFORMABLE MOBILE SUIT)。

当初は開発が難航していたもののティターンズからガンダムMk-IIを奪取したことによるムーバブル・フレーム技術の完成、導入とMk-II用SFSである「フライングアーマー」の運用結果の反映やカミーユ・ビダンのアイデアもあり、開発に成功した。
ウェイブライダー(WR)形態への高速変形が可能で、高速での一撃離脱戦法を主眼としている。
ウェイブライダーという名称は、大気圏突入時に発生する衝撃波が機体下面に集中し、さながら衝撃波に「波乗り」していることから名付けられた。
WR形態における最大の特徴はノンオプションによる大気圏再突入能力で、これによりZはエゥーゴの戦略的に重要な役目を担うことになる。
ウェイブライダーの飛行特性をSFSの方の「フライングアーマー」で取っていた為かSFS運用も可能でありキリマンジャロ基地攻略戦の際に百式を載せて再突入を行った他、第一次ネオ・ジオン抗争時にもキュベレイMk-IIを背に載せ大気圏に突入、無事に突破している。
ちなみにフライングアーマーモジュールは通常タイプの他に可変後退翼タイプの物があり、そちらは大気圏突入能力を持たない代わりに大気圏内での航続距離や空戦能力を向上させる他、MS形態ではウィングバインダーとして機能する。
便宜上こちらのフライングアーマーモジュールを用いての可変形態は「ウェイブシューター」と呼ばれており、Zプラスなどはこちらの装備が採用されている。

ただムーバブル・フレームを採用しているといえどもやはり可変機構と柔軟性、高機動に高出力のおかげで操縦性は結構悪いらしい。だがその推力はMS数機分もあり、WR形態でMSを乗せたまま大気圏に突入、突破、さらに空中戦をもこなすほど。
ジェネレーター及びメインスラスターの位置は標準的な胴体胸部からバックパックの部位ではなく、足のふくらはぎの部分にある。
これは可変機構により胴体に空きスペースが必要な為載せられなかったというのもあるが、WR形態で効率良く飛行できるようにするためでもある。
無論被弾率の高さが疑われるが片足だけでもWR形態では普通に飛び続けれる上、空中や宇宙ではなんとか戦闘を続けれる。
またバックパック式メインスラスターを備えていない代わりに背部中央にはAMBAC肢兼可動スラスターモジュールである「ロングテール・バーニアスタビライザー」を備えておりWR形態時やMS形態時はここを開いて集合されたスラスターを吹かして加速する。

グリプス戦役後に主流となったハイパワー&ハイスピードの恐竜的進化世代のMS達には苦戦を強いられている。
そのため後発のZZガンダムはその時代にあった設計思想となっている。

バイオ・センサーによりニュータイプと反応を起こせば一時的に性能が飛躍的に上がるという現象が見られる。
ただパイロットがオールドタイプの場合はバイオ・センサーはそれを感知し機能を停止させる機能がある。
その高い性能から、いくつか量産案や派生が考案されている。
機能を絞った量産型であるZプラス(ゼータプラス)をはじめ、変形機構を簡略化し量産を狙ったZII(ゼッツー)、リ・ガズィリゼル、ネモヘッドにして変形機能の完全廃止他多数の武装をオミットした量産型Zガンダム、他にもZZガンダムデルタプラス(デルタガンダム)を含む様々な派生機体を生み出しており、本機の完成度の高さがうかがえる。
また、後にロンド・ベル隊に配属されたアムロ・レイが乗機に希望した機体でもある。


【武装】

バルカン砲

頭部に2門装備された60mm口径のバルカン砲。

グレネード・ランチャー

片腕に4発づつ装填されている2連装式のグレネード。
オプションの追加弾装で装弾数を増やせるが、パージするまで変形できなくなる。
ワイヤー射出装置に換装することもでき、キュベレイ戦で用いられた。

ビーム・ライフル

型式番号「XBR-M87-A2」
Eパック方式(Eパック自体はガンダムMk-IIと同じ)の長銃身ビーム・ライフル。
バレルの伸縮機構を持つ他、銃口からビーム刃を形成してロング・ビーム・サーベルとしても使用できる。
使用しない時は右腕側のマウントラッチに装着出来、WR形態では背部機体中心軸線上に設置されメイン射撃武装となる。

ビーム・サーベル

近接戦闘用のビーム兵器。
両サイドスカートにマウントされており、WR形態時にはビーム・ガンとしても機能する。
劇場版では回転するように投げ捨てたビーム・サーベルにビーム・ライフルのビームを当てて乱反射拡散させ、キュベレイのファンネルを迎撃した。
この技法は「ビーム・コンフューズ」と呼ばれている。

巨大ビーム・サーベル

カミーユの増大したニュータイプ能力にバイオ・センサーが反応して、巨大化したビーム・サーベル。

ハイパー・メガ・ランチャー

メガ・バズーカ・ランチャーなどの運用データを基に開発された大型メガ粒子砲。
ジェネレーターが内蔵されており機体のエネルギーと併せて使用することで連射間隔を縮められる。
スラスターも内蔵しており移動時の負荷が低い等、取り回しの良い兵装。
こちらもビーム・ライフルと同様に砲口からロング・ビーム・サーベルを発振できるが流石にランチャーが大き過ぎるので近接戦闘には適さない。

シールド

ガンダリウムγ製の実体盾。
左腕部に装着されるが、ウェイブ・ライダー形態時には機首となり、大気圏突入時に大気に乗る為に必要なパーツとなる。

ウェイブ・ライダー突撃

厳密には武装ではなく、攻撃手段。
死者の思念を取り込んで、ウェイブ・ライダー形態で体当たりする。


【原作の活躍】

「機動戦士Zガンダム」の後半、主人公カミーユ・ビダンが搭乗し、エゥーゴの主戦力としてグリプス戦役を戦った。
新型機ガブスレイとの戦闘で危機に陥ったカミーユのガンダムMk-IIを助けに来る形で初登場。この時のパイロットはアポリー。
名前自体は(TV版のみ)第6話でカミーユによって名づけられている。

富野監督が最高のニュータイプと評していたカミーユが終盤、ニュータイプ能力を最大限に開花させるにしたがってZガンダムのバイオセンサーが共鳴しはじめ、ビーム・サーベルを巨大化させたりビーム兵器を弾くオーラを出現させたり、敵の操縦系を奪うなど、機体のスペック上ではありえない能力を発揮した。
最終回では、パプテマス・シロッコの駆るジ・Oをオーラの力で行動不能にしてWR形態で死者の思念とともに突撃するという壮絶な攻撃でシロッコを仕留めるも、シロッコの発した強力な怨念の波動を受信したことによってカミーユは精神崩壊を起こしてしまった(尚、カミーユは続編のZZで復調する)。
劇場版では結末が改変されており、WR突撃まではTV版と同様だがカミーユは精神崩壊することなく、ファと共に喜びを分かち合っていた。
この際、シールドとフライングアーマーを外してゆっくりとMS形態へ変形するシーンを見ることができる。

その強力な性能は続編の「機動戦士ガンダムZZ」でも健在だが、グリプス戦役でなにもかも消耗したアーガマには乗りこなせるパイロットがいなかった(というかパイロット自体がかなり少ない)。
当初ジュドー・アーシタがこれを盗み大もうけを考えていたが失敗したものの、そのセンスを買われスカウト、専属になった(というか半ば無理やり)。
だがこの際にファやアーガマのメカニックチーフのアストナージが乗ったこともあるが、やはり扱いこなすのは難しいらしい(ファとアストナージを比べれば実はアストナージのほうが…)。
グリプス戦役時では絶対的な強さを見せていたが、こちらの序盤ではボクシングをしたりがたがた飛行をやったりとギャグキャラと化していた…。
ΖΖガンダムが配備されてからはルー・ルカが主に搭乗した。
ルーは強力なニュータイプではなかったので、カミーユのような鬼神のような戦い方こそなかったが、ガンダム・チームの中核戦力としてエゥーゴ(アーガマ)を支え続けた。
また、機動性や大気圏内での運動性などのスピード関連や汎用性はZZを上回っているため、大気圏突入時の戦闘やスピード重視の作戦ではZZ入手後もジュドーが乗っていたこともある。
最終的には第一次ネオ・ジオン抗争終盤に、クィン・マンサのオールレンジ攻撃の前に大破したがかろうじて動いた右腕でグレミーを撃った。
その後ルーは駆けつけたフルアーマーZZに乗り込み、脱出した。

一度マシュマーに頭部を破壊されており緊急処置として、一年戦争時のMS-06F ザクIIの頭部をイーノ・アッバーブが取り付け出撃したことも
さらにWRの特攻もシャングリラ脱出の際にもう一回やっており、こちらでは本当にいろんな意味でよい結果で終わった(単にMS状態にもどれなかっただけだが、それでも本当に良かった)


【搭乗者】

カミーユ・ビダン

CV:飛田 展男

スペースコロニーサイド7の1番地コロニー「グリーンノア1」に住んでいた少年。
趣味・特技は空手、プチモビルスーツの操縦など。
「カミーユ」という女性的な名前にコンプレックスを持っており、名前をバカにされた事がきっかけでエゥーゴに参加することになった。
家族仲は壊滅的で両親が仕事の虫というだけでなく、父フランクリンの浮気が原因で家の中では喧嘩が絶えなかった。
エマ・シーンがエゥーゴに投降した際にガンダムMk-IIと共にフランクリンも手土産として救出して来るも、そのフランクリンは今度はクワトロ・バジーナのリック・ディアスを持ってティターンズに戻ろうとし、カミーユが制止をかけると「お前は親に銃を向けるのか!?」としながら息子に銃を向けるという卑劣極まりない男であった。
結果としてクワトロに殺される事になるが彼が死の間際に思い浮かべたのは家族ではなく愛人であった。それでもカミーユは彼の死に涙を流している。そういった過程もありカミーユにとってクワトロは(多少優柔不断ではあるが)厳しさと強さと優しさを持つ上司であり、師匠であり、父であり、兄であるような人で最終話まで強い信頼を寄せていた。
ちなみにエゥーゴ参加前に会ったブライト・ノアにサインをもらっていたりする。

凶暴な面が強く印象に残るが、その内面は非常に繊細で感受性が強い。
ガンダムMk-II強奪に関与したことがきっかけで両親を目の前で失ったため、エゥーゴに正式に参加。
次第にクワトロの右腕的な存在になる。
地球でフォウ・ムラサメと出会い、嫌っていた自身の名を「優しい名前だね」と評されたことで自信を取り戻し、まだ逢って間もないにも拘らず彼女との愛を深めていく。
彼女との出会いと別れはカミーユを大きく成長させたがその心に深い傷を負わせている。
また、この頃から急速に物分りがよくなって行く。
その後は自身を兄と慕う(無論違う)女性ロザミア・バダムと出会う。
強化人間だと分かるとフォウと同じ轍を踏みはすまいと決意し、サイコガンダムMk-IIから救出しようとするが、度重なる強化や記憶操作を受けて既に心身ともに壊れていた彼女がもはや救出不能だと分かると、断腸の思いで彼女の機体を破壊した。
終盤ではラーディッシュ撃墜を始め、多くの仲間の死を感じて、精神的にかなり追い詰められていった様子。
同時に、その死の根源であるヤザン・ゲーブルの様な「戦争を楽しむ」者に強い怒りを覚えていく。
最終的にはパプテマス・シロッコを倒す事に成功したが、その強すぎるNT特性が故に、死の寸前のシロッコの思念(怨念?)を吸収してしまい、精神崩壊を起こしてしまう。

第一次ネオ・ジオン抗争時では車椅子とベッドの闘病生活だが作中ではどんどん回復していっている。
宇宙世紀史上最高のニュータイプと評される力は生きており、思念はジュドー・アーシタやエルピー・プルを助けている。
同作35話や36話でコロニー落としやプルの死を阻止できなかったために、ひどく悲しんでいるジュドーを立ち直らせたりと、まるで師匠のような役割を果たしている。
なお、同作最終回にて復帰している。

なお、劇場版ではTV版のような『キレる若者』というイメージが薄れているためか、『綺麗なカミーユ』と言われることも(これについて富野監督が自身の人物観、解釈の変化によるものとコメントしている)。
結末ではウェイブライダーで突撃するものの精神崩壊を起こさず、無事に戦火を戦い抜いた。
実はカミーユ自身はTV版とあまり変わってはおらず、劇場版の結末は、周囲の変化(人物・出来事含めて)が大きい。
この辺は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の碇シンジや、別メディアでのシン・アスカとの共通点でもある。

上記のように「女性的」な自分の名前にコンプレックスを抱いているが、「カミーユ」は女性名とも取れるだけであって、決して女性名ではなく、男性名に近い。日本で言うところの「かおるさん」「あきらさん」的な位置の名前であり、むしろ「アナベル」や「ザビーネ」、「オルガ」の方がよっぽど女性的な名前と言われている(もっとも、コンプレックスというものは自らの意識の程度によるものなので、難しいものであるのだ)。
ちなみにシャア・アズナブルを二度も殴り、「バカな人」「典型的な自己破滅型」など評価したのはカミーユただ一人。
よく生身の人間にMSで攻撃したひどい人物だと言われているが、ウッソやフロンタル、ギュネイ・ガスなどは本当にMSで人を殺しているため、カミーユはまだマシな方である。

【原作名台詞】

  • 「カミーユが男の名前で何で悪いんだ!」
    • 作中で多用される、カミーユのコンプレックスを強調する台詞。

  • 「頭だけで考えてたって体が動くもんか!」
    • 漫画版劇場Zガンダム(田巻久雄)での台詞。
      映画俳優であるブルース・リーの「考えるな、感じろ」に近い

  • 「暴力は、いけない…!」
    • 「素直にごめんなさいと言えんのか!」と怒るウォン・リーに殴られた際に彼に対する台詞。
      月面で拾ったハロを修理してるせいでミーティングに遅刻してしまい、ウォンに殴られ、その際にも言い訳ばかりした為に叱責だけでなくきつい修正を受けることになった。
      しかし一方的に殴られたならまだしもカミーユ自身もウォンに殴り掛かっており、半ば返り討ちにあった直後にこの台詞を吐いた為、どの口が言うかという発言である…。
      結局、この台詞はウォンの更なる怒りを買い彼に昏倒させられるまで殴られる羽目に。

  • 「口先だけで本当は戦争が好きな人なんじゃないのか?」
    • シャアに対する印象。凶暴だが、人殺しを最後まで許容できずに悩むカミーユに対し、わきまえてはいるが、逆襲のシャアなどでも戦いを楽しむ描写が多分にあるシャアとの対比は、冨野監督も意識したと発言している。

  • 「歯ァ食いしばれ!そんな大人、修正してやる!!」
    • 能力を持ちながら、それを行使せずに端役に甘んじているシャアにぶちギレて殴る。
      あらゆるガンダム関連作品における『修正』の語源である。

  • 「好きさ!自分の名前だもの!」
    • "シンデレラ・フォウ"にて。カミーユのコンプレックスが瓦解する瞬間。

  • 「あるわけないだろ! クワトロ大尉の言うことの方が、よっぽど理想論だ。俺はフォウを守る!」
    • "永遠のフォウ"にて。シャアの「戦いの中で人を救う方法もあるはずだ!それを探せ」という言葉に対して。
      ちなみにこれ以前にシャアは危険な強化人間フォウを殺そうとし、カミーユは涙ながらにそれを止める。

  • 「こんな死に方、嬉しいのかよ?満足なのかよ?誰が、誰が喜ぶんだよー!!うわぁー!!」
    • 「貴様は俺の…」と言い散ったジェリドに対する台詞。

  • 「戦場ではしゃぐから、はしゃいじゃうから、そういう風に、なっちゃうんでしょ!?お調子、者が…」
    • ↑の劇場版。尚ジェリドのセリフは「貴様は俺の…」ではなく、ただの断末魔。

  • 「貴様!人が死んだんだぞ!いっぱい人が死んだんだぞ!」
    「出てこなければ、やられなかったのに!」
    「抵抗すると無駄死にするだけだって何でわからないんだ!」
    • 「人を殺す」という行為に最後まで葛藤を続けている描写。

  • 「何でそうも簡単に人を殺すんだよ!?死んでしまえ!」
    • 単に聞くと物凄い矛盾した発言であり、各所で散々ネタにされている。
      しかし彼の名誉の為に注釈を付けておくと、
      「何でそうも簡単に(無抵抗の一般市民の)人を殺すんだよ!?(同じMSに乗っている俺と戦って)死んでしまえ!」
      という意味での発言となり、どちらかというと「富野節」の被害者的なところがある。

  • 「貴様、貴様…!貴様ー!!」
    • 仲間のアポリー中尉を撃破したジェリドを撃退する時の台詞。カミーユ達に仲間が死ぬショックを与えた。

  • 「ハマーン・カーン!!お前は戦いの意思を生む源だ!生かしてはおけない!」
    「暗黒の世界に戻れ!ハマーン・カーン!」
    • ララァとアムロとは違い、カミーユとハマーンは分かり合う一歩前で決裂する。

  • 「ニュータイプにできることと言ったら、人殺しだけみたいだな。」
    • 前作(とシャア、アムロらの理想論)を全否定する発言。もっとも、フォウに続いてロザミアも救えなかった後なので自棄になっているともいえる。カミーユの精神も限界が近づいていた。

  • 「この戦いで死んだ人は、それで世界が救われると思ったから死んでいったんです!僕もあなたを信じますから」
    • 最終決戦でシャアに対して。殴るレベルで情けない一面を指摘したりもしたが、なんやかんや指導者としては期待していた様子。
    • しかし皮肉にもシャアは後に…。ちなみに、『カミーユが精神崩壊してなお変わらない世界に絶望したから、シャアは反乱を決意したのではないか?』とする考察も多い。

  • 「人の心を大事にしない世界をつくって、一体なんになるんだ!」
    • 劇場でのシロッコ、ハマーンとの舌戦において。

  • 「生命は……生命は力なんだ!生命は、この宇宙を支えている大切な物なんだ!それを、それをこうも簡単に失っていくというのは、それは……それは、とても悲しいことなんだよ!」
    「何が楽しくて、戦いをやるんだよ!?貴様のような奴はクズだ!生きていちゃいけない奴なんだ!!」
    「貴様の様なのがいるから、戦いは終わらないんだ!消えろ!」
    • 終盤のカミーユにはこういった「消えろ!」発言が非常に多い。キレる17歳……か。

  • 「本当に排除しなければならないのは、地球の重さと大きさを想像できないあなたたちです!」
    • 劇場版。カミーユの考え方の違いが顕著な部分。CCAのシャアに対してもぶつけることが出来る台詞であろう。

  • 「分かるまい!戦争を遊びにしているシロッコには、この俺の、体を通して出る力が!」
    「俺の身体をみんなに貸すぞ!」
    • ニュータイプの力を発現させて。非科学的な事を信じないシロッコは「Zに何か隠された武装があるのか!?」と返した。

  • 「ここからいなくなれ!!」
    • 最後の力を振り絞ってシロッコにトドメを刺す。しかし…

  • 「おーい、出して下さいよ!ねぇ!」
    • シロッコの最期の抵抗で遂にカミーユの精神は崩壊。言動も幼児退行してしまう。
      救助に現れたファもショックのあまり呆然とするしかなかった…

  • 「女たちの所へ戻るんだ!」
    • 劇場版でシロッコに対して。上記『ここからいなくなれ!』の代わりに挿入された。それに対しシロッコは「女だと……?」と反応しており、カミーユの精神を道連れにしなかった。どうもここのセリフがキーポイントだったらしい。

  • 「もし、戦うのに理由がいるなら、その君の怒りこそ理由だ」(ΖΖ 第36話)
    「その君の勘から発した、君の怒りといらだちは、理由になる」(ΖΖ 第46話)
    • 『機動戦士ガンダムZZ』における台詞で、上は第36話から、下は第46話から。
      二つとも精神崩壊した人が言えることとは思えないほど立派なセリフである。
      しかもテレパシーで伝えており、これは最高のニュータイプだからこその偉業であろう。

【その他名台詞】

  • 「みんな死んだんだ。エマさんも、アポリー中尉も、ヘンケン艦長も。
    あの戦争で死んでいった人たちは、それで世界を変えられると思ったから、死んでいったんです。みんな、あなたを信じたんだ。なのにあなたは僕らの前から消えて、ネオ・ジオンの総帥になって戻ってきた。それでやることが、地球つぶしだっていうんですか!?そんなバカな話はない!あれはいったい何のための戦いだったんです!?シャア・アズナブル!」
    • ゲーム『スーパーロボット大戦D』から。
      アクシズ落としをしようとしたら地球が消滅するという異常事態になり、シャアから協力を求められた際に。

  • 「頭の上で何かを割るコツだったら、シンかキラさんに聞くといいよ」
    • ゲーム『第3次スーパーロボット大戦Z』の中断メッセージ。
      バナージから「ユニコーンの角を割るにはどうすればいいか」と聞かれて。
      あの種はイメージ映像で見えるものではないはずだが…
      『スーパーロボット大戦V』でも採用されているが、『V』では宇宙世紀勢とSEED勢は違う世界の住人で、絡みもZシリーズに比べると少ないので違和感を覚えるかもしれない。

  • 「似合ってませんよ、そのオールバック」
    • ゲーム『スーパーロボット大戦X』より、仲間になったシャアに対して。
      髪型を酷評している字面のせいでネタにされやすいが、ここでいうオールバックとはネオ・ジオン総帥としての立場の事を指す。
      要は「無理をしないでほしい」という労いの言葉。クワトロとしてのシャアを信じ、共に戦ってきたカミーユだからこそ言える名言。


ルー・ルカ

CV:松井 菜桜子

エゥーゴの志願兵で少尉。
気が強くなかなかに明るい性格だが、年の差もあり最初はジュドー・アーシタ達とは仲良くできなったが、その明るさのおかげで打ち解けるようになった。
だがその気の強さが不幸を呼び、暗礁宙域で迷子になった時グレミー・トトにつかまり女の武器(嘘泣き)を使いなんとか脱出。
だがこの一件のおかげでグレミーに惚れられ、しつこく追われる羽目になる。
当初コア・ファイターにのりシャングリラに来た。
登場時はメット無しのノーマルスーツ姿でジャンク屋のゲモンを鉄棒でぶっ叩き、ジュドーのピンチを救っている。
ΖΖガンダム配備後はΖガンダムに搭乗、MS操縦技術はかなりのものでガザD3機とガルスJの波状攻撃を見事かわし、見事返り討ちにするほど。
ビーチャ・オーレグとモンド・アカゲのおかげで地球で一度アーガマを脱走している。まぁ一応もどったけど。
クィン・マンサとの最終戦において涙ながらにグレミーを撃ち戦いに決着を付けた。
終戦後はジュドーと共に木星へ旅立ったが、その後の二人の関係は公式には明かされておらず作品によってバラバラである

【原作名台詞】

  • 「やれた。すっごぉい!こんな私を愛しちゃう!!」
    • 第19話より。Ζガンダムで一対多数の場面を切り抜けたときに。なんとも『ΖΖ』らしい台詞であり、自信家のルーを象徴する台詞でもある。EXVSでは決着時の台詞に採用された。

  • 「私のこと好きだっていうの、忘れないよ…!」
    「ごめん…!」
    • 第46話より。グレミーをビーム・ライフルで狙撃する瞬間。ジュドーに説得されたプルツーがクィン・マンサのコクピットから飛び出したその時、好機を逃すまいと冷徹に銃口を引く。
      さんざん言い寄られては邪険に扱ってきた敵ではあったものの、好意を持ってくれたこと自体は嬉しかったことがうかがえる。
      多少の情感はあったようで、命中の直前に「ごめん…」と呟き、涙が頬を伝うのであった。


【VS.シリーズの活躍】

エゥーゴVSティターンズでは高コスト前衛機、オールスターシリーズでは中コスト援護機と大きく性格が異なる。
シリーズ間の浮き沈みが小さく、大体どのシリーズでもそこそこ強めのラインを維持しているのが特徴。

エゥーゴVSティターンズシリーズ

最高コストの375で参戦した可変機。
全ての性能が最高峰で、システムにもマッチする可変機でもあり、弱点も一切無いという機体で、万能機ならぬ「全能機」と呼ぶべき存在。単機では間違い無く最強の機体である。
但し310(シャア専用ゲルググorガブスレイ)+275(ギャプランorアッシマー)の存在により、DXの2on2においてはこの性能をもってしても最強を名乗れた訳では無かった(つまり1on1や無印(ハイメガ選択)では最強)。

メインはBR(サブはバルカン)とハイパー・メガ・ランチャー(サブはグレネード)の2つから選択。
無印では盾の耐久が無限であり、どんな攻撃を何回防ごうと破壊される事は無い。
DXでは盾の耐久が有限になり、破壊されると変形出来なくなる。但し耐久はかなり高い。
ただ無印・DX共に盾の範囲がやたらと狭く、防げたらラッキー中のラッキーと言う様な状態であった。

ちなみに無印のハイメガは強銃口補正・強誘導・大威力・高速リロード・確定ダウンという鬼畜仕様。
遠距離から雑に撃つだけでバナナのような弧を描き命中、本作には空中ステップが無いので地上ステップで誘導を切るか建物の影に隠れないと簡単に被弾する、飛ぶこと自体が危険。
また近距離から撃てば確実に命中するので、ダウンを奪ったら起き上がり無敵が無くなるまで頭上で旋回して撃つというハメが可能。
撃つと反動があるものの空中から撃つとフワステのような軌道を描くため射撃後の隙を撃ち抜く事も困難。
反則じみた、では無く冗談抜きで「反則」と言われており、多くの店舗内大会ではハイメガ禁止というルールが課せられていた。
DXでは当然ながら全ての要素が大幅に弱体化、BRの方が総合的に強くなってしまった為、DXではBR選択率がほぼ100%になってしまった。

ガンダムVS.ガンダム

ハイパー・メガ・ランチャーによるヒット&アウェイと、僚機撃破後に発動する力状態がウリの2000機体。
変形速度は変形可能機体の中でも最速で、しかも着地の隙を特殊格闘の急速変形でキャンセルできるので、逃げ性能はかなり高い。
また高威力、高誘導、強制ダウン、良銃口補正の4拍子そろった、ハイパー・メガ・ランチャーや、コスト1000なら一撃で撃破できる、高威力の力発動中の格闘、3連射可能で当てやすいBR、発生の早いステップ格闘など、相手にしては厄介な武装が多い。
おまけに身体を通して出る力が発動する力の発動中は、スーパーアーマー(EXVSシリーズと違い常時)かつ強力な二段格闘とスイカバーが出来るようになる。
格闘の方は300オーバーというトンでも火力で、一段目の横なぎが広い範囲を持つので巻き込みやすい。スイカバーの方は自らの耐久を減らしその分のダメージを与える技で、やや博打技だが、凄まじい誘導と速度を有する。
結果、7強という名称で呼ばれるに至っている。使用する際には、一応ご注意を。

ガンダムVS.ガンダムNEXT

ホバー移動の地上BDが削除され、常時空中BDが可能になった。着地硬直の仕様変更により、無印で猛威を振るった着地した瞬間の特殊格闘での逃げが使用不可に。
BR・ハイメガの換装が削除されBR主体の機体になり格闘の弱体化、無印で高火力を誇ったBRモード時の空中N格闘一段止めループも削除された。前作ハイメガ、BRのチャージショットのハイメガ、サーベル投げは格闘の派生になり変形時の移動速度も落ちている。(そもそもシステム上すべての可変機の変形移動は使う必要性がゼロといえる。)ハイメガは特殊射撃になった。
代わりに、劇場版で使われた「ビーム・コンフューズ」がチャージショットに追加された。扱いが難しい技だが、これで決めるとカッコイイ。
全体的に火力面、逃げ性能に関して下方修正が加えられ、支援機としてのキャラが強くなった。
稼働後期には射撃の特性上ウイングガンダムゼロのロリやガンダムのDQN砲を牽制でき、地走機体のズサキャンや∀ガンダムのステサブを食えるという面で評価を上げた。
身体を通して出る力は前作と違い時間経過のみで解除されるようになったので、格闘やスイカバーを狙いやすくなった。
そのためかCPU戦などで高耐久のZと超低体力の低コストが現れるステージがあり、常時真っ赤なZを見ることができる。

ガンダムVS.ガンダムNEXT PLUS

ついにジ・Oが参戦したので、スイカバーによる原作再現が出来るようになった。

EXVS.

コストが無印、NEXTから引き上げられ2500コストで参戦。
システムの変更により、変形移動が逃げ、追い込みの手段として実用的な選択肢になった。武装はNEXTとほぼ同一で3連射可能なBR、誘導と与ダウン力に優れるサブ射撃のグレネード、そして高誘導高火力で当てやすい特殊射撃のハイパーメガランチャーと一通りのものがそろっている。ビーム・コンフューズは特殊格闘になった代わりに、CSにダミーバルーンが追加された。
ただ2011年5月のアップデートにより、機動力や射撃全般が大幅に弱体化された。
修正後のΖのメインは一発あたりの性能では発生・誘導・銃口補正の三点で他BRに劣る。
格闘も一通り必要なものもあるが、振り向き撃ちが弱くメインからのキャンセルルートのないΖは近距離戦があまり得意ではない。この機体は後衛での強力な援護力が光る。

覚醒は最終決戦でシロッコのジ・Oと対決した時にみせた「身体を通して出る力」である。
ゲージが満タンのときに発動するとカットインにカミーユと共にエマ、フォウ、サラの三人の姿も確認できる。

覚醒技はハイパー・ビーム・サーベルによる斬撃。巨大なサーベルで敵を一刀両断する。高ダメージ、すぐ終わる、コンボに入れやすいと最高クラスの評価を得ている。スイカバーは覚醒中の変形特格になった。

残念ながら、ジ・Oはメッサーラに変わる形でいなくなったが、家庭版のDLCで復活。これでまたスイカバーが出来るように。

EXVS.FB

カミーユ搭乗の通常のΖの他に、イーノ搭乗のΖザクが強化型ΖΖガンダムのアシストとして登場する。
カミーユ機のΖは赤ロックが若干長くなり、アシスト(格CS)に味方の弾数を回復するメタス、格闘にダメージ効率の良い特射派生のハイメガ斬りを得た。他にもBD格が強化されたり、横格から覚醒技が繋がるようになったりと既存の武装もいくつか強化されている。
これに加えて、アップデートによりハイメガのリロード速度などが上方修正された。
後格からのサブへのキャンセルルートも追加され、動作は遅いが自由落下に移ることが可能に(空打ちでは不可)。また、BD速度も強化された。
しかし前作の強みの一つであった旋回性能が劣化し、Ζの泣き所であるメインの射角の狭さが目立つように。
振り向き撃ちを誘発しやすくなり、また振り向かずに3連射できる機会が減ったことは、後衛機に求められる自衛力や援護力に大きく響いている。
システム面でも逆風に晒されている。
今作では射撃全般(特にBR系)が弱体化されているが、Ζも例外ではない。Ζのメインは元々一発当たりの性能は他BRより低かったのだが、今作で更に弾速・誘導・銃口補正が弱くなった結果、(同じく弱体化した他のBR系と比べても)非常に当てにくくなってしまった。
また覚醒ゲージの備蓄量低下により、3000と組んだ時は一落ち後の全覚すら保証されなくなり、覚醒のスーパーアーマーが活かしにくくなった。基本的に3000の後ろで援護するのが仕事のΖにとって、これは大きな痛手。

総合すると、数々の強化点以上に弱体化点が大きく、今作では割と厳しい性能。直接は関係ないがΖ計画の名残である後輩の強化もΖの立場を揺るがしている…。エゥティタ以降シリーズを通じて「強い」と言われ続けたΖにしては珍しい。

今回はジ・Oが最初からいるので、アーケード版で初めてスイカバーによる原作再現が出来るように。

PS3版のDLCにて、ルーが搭乗したバージョンが追加。コストは2000。
大きな変更点は、覚醒のスーパーアーマーとメタスがなくなり、覚醒技が「ごめん…!」に変更されたくらい。
後方にフワッと浮いてからケルディムのような高弾速のビームを放つ技。ビーム自体は高性能だが、フワッと浮く動作のせいでタイミングが計りにくく、残念な扱いを受けている。
そして、何故かスイカバーが出来る。原作を考えるとおかしいが、優秀な武装なのでありがたく使わせてもらおう。

EXVS.MB

待望のメイン→サブキャン追加に加え、メインの銃口補生と補正率が強化された。
これにより射撃戦能力はもちろん、近接での迎撃力も目に見えて上がっている。
特格は急速変形となり、旧特格のビームコンフューズは下特射に移動。
ようやく元祖可変機としてのメンツを保った…と思いきや任意変形と違い動作が鈍いため使い勝手が悪く、急速(笑)変形と言われることも。
とはいえメインからキャンセルできる利点もあり、封印安定というわけでもない。
ビームコンフューズはBDCでサーベルが消えなくなり、自衛の択として普通に使える性能になった。
これらの強化の反面、格闘関連にいくつか弱体化を受けており、ワンチャンスで覚醒コンを入れたいΖにとっては少々痛い。より射撃寄り万能機としての体裁が濃くなったともいえる。
といっても、なんだかんだでΖの本分は後方からの援護。メイン・サブの強化点の方が大きく響いており、前作で危うかった準高コスト援護機としての立場は完全に取り戻している。

また、ガンダムvs.モバイルのエクストラ機体としてルー搭乗バージョンが解禁。
FB同様カミーユ機準拠に武装がリファインされており、メインサブや急速変形などもしっかり実装されている。
大きな特徴としメイン→特格に物凄い慣性が乗るようになっており、非常に機敏な動きで一撃離脱や強襲が可能である。
燃費も抜群に良く、覚醒やドライブを重ねなくともステージの端から端まで高速で移動できるほどである。
実はこれはロケテ時にカミーユ機で行えた仕様であり、流石にまずいと考えた開発が実装しなかったものと思われるが
まさか前作コンパチ機体に搭載されるものとは誰も思わなかったであろう。
カミーユ機の完全下位互換と思われていたルー機だったので、ルー機のみの特権か!?…と、このように仕様と思われたが、実際はバグであったことが発覚。
このため9月25日のアップデートの際に修正されることになった。

EXVS.FORCE

本作ではFBをベースに覚醒の消滅、射撃、格闘CSの消滅、急速変形の消滅、変形サブのビームガンのコマンドの消滅とZガンダム終了後のエゥーゴ並みに多くのものを失った。
他の機体はメインのリロード高速化、耐久値一定以下でかつての覚醒時の明鏡止水やトランザムの発動など何かしらの補填がされているのだが本機にはそれがない。本作で一番不遇な機体といえばこいつであろう。
変形突撃が残っているため命中後ビーム・ガン派生はできるのだが、単独武装ではない派生限定技なのにFBのなごりで弾数が残っている。
さらにハイメガ発射と格闘のハイメガ切り上げのコマンドが違うためシリーズ経験者は戸惑う仕様になっているなどここまで残念なZはシリーズで現れることはないだろう。たぶん。
FORCEモードでは手動リロードなので弾数無限のメインがあるのでそこそこ使える。しかし白黒Mk-2の方が有用なのでやっぱり悲しい。

Zが何をした…
ガンガン無印、EXVS、EXVS2と大暴れしただけなのに血も涙もない運営だ。

EXVS.MBON

下格がサーベル投擲から切り抜けになり、代わりにサブのグレネードが移動撃ち出来るようになり、振り向き撃ちメインからの落下が出来るようになった。
特格もドダイに乗って切り抜けかドダイ発射で援護してくれる百式になり、メタスもレバーなしで自分に補給してくれるようにもなった。
覚醒時にはハイメガが二発になるなど前作から大幅にパワーアップを果たした。
しかし覚醒技のダメージは減少。

GVS.

コスト500(EXVSシリーズにおける3000相当)の最高コスト機体として登場。
通常時のメガランチャーの弾数が2発に増加(覚醒中は3発)し、射撃CSがダミーバルーンからビームコンフューズに変更。
また、アシストがストライカーに統合されたため、特殊格闘が急速変形に。
メイン射撃は威力・誘導がアップしたが、その代償として3連射が不可能になってしまった。
更に覚醒中のスーパーアーマーも削除され、強引な押し付け能力が薄くなってしまってる。
パイロットの乗せ換えでルーにも出来るが、乗せ換えシステムの都合上、覚醒技や技の仕様はカミーユと同一となっている。

EXVS.2

本作ではGVSの仕様とこれまでの仕様が融合した形となり、MBONとはまるで別機体になった。
まず覚醒のスーパーアーマーが消滅し、BDを除く通常格闘はGVSのものに。GVSで消えていたメイン連射は残っている。
アシストもメタスとMk-2になっており、メタスはビームガン連射になっている。
アップデートにて各種性能の強化、とくに変形を解除してグレネードを撃つ変形サブに誘導切りが追加。
結果EXVS以降のZの強い部分を集めたZとして高い評価を受けている。
回避性能が高すぎてリロード面など下方されたがそれでも十分猛威を振るった。

さらに百式のアシスト版では、突撃orビームコンヒューズで援護してくれるのだが、突撃が今作のハイメガ突きからの打ち上げる三段格闘で、不具合のような攻撃範囲、誘導、ダメージをしており、百式自体は弱体化された点が多いのにこれのみで「歴代最強の百式」と言われるほどの性能をしている。初期にいたっては初段を盾したとしても3段目まで出し切るため拘束時間が長く、その間に後ろから攻撃を当てれば盾が解除され残りの攻撃が当たるという理不尽さもあった。

EXVS.2 XB

【カミーユ機】
前作での下方を引き継いだ上で更に弱体化。
赤ロ短縮(とはいえ平均クラス)、耐久据え置き、アシストの魔窟没収に加えてメタス弱体化…とかなりのお仕置きを受けた。
幸いコンセプトである機動力や誘導切り付きのキャンセルルート、十分強い格闘など根幹を支える部分は現役なので、頭を使って工夫して動かせば決して弱い機体ではない。

【ルー機】
2022年12月の全国大会終了とともにエクストラ機として復活。
ルナマリア搭乗インパルスなどのように大きくリニューアルされている。
変形がオミットされ、インフィニットジャスティス(アスラン版)のように特格でのみ変形してロックしている相手に向かって突撃する。内部的には変形扱いのようでBDキャンセル不可。
他にもメインが2連射、CSでハイメガ、特射のFAZZアシストはアメキャン可能で覚醒中はハイパーメガカノンを撃つ。
下格はNEXT以来のワイヤーとなっている。性能はアンカー系武装。
総じて前衛寄りで闇討ちが得意だが弾幕も張れる機体といった感じ。

OB

ハイメガが常時2発の撃ちきりリロードに、メインからハイメガへのキャンセルがなくなった代わりにメインサブ特射特格から特射派生で急速変形を獲得。

下格にプレッシャーを獲得し、そこからの格闘派生でスイカバーが出来るように。
とはいえサーベル投げを失ったことで姿勢制御テクを失い、周囲のインフレにより火力も回避テクも見劣りする点も目立つ。

ルー機の方はメインが3連射の弾数6になったが、サブとアシストの回転率が低下した。


勝利・敗北ポーズ(ガンVSガン、NEXT)

勝利ポーズ

劇場版のラストのような感じでガッツポーズ。(アーマーや背中のウイングが外れる。)

敗北ポーズ

武器を落として膝から崩れ落ちるような形になる。


勝利・敗北ポーズ(EXVS以降)

勝利ポーズ

通常時:ハイメガを構えて仁王立ち。
  • カメラが頭の位置までズームをかけてくるので迫力満点。
FB通常時:プラモMGのパッケージ絵と同じ様にBRを構える。ハイメガもトドメに使うと見れる
覚醒時:ピンク色のオーラを纏い、腕を大きく広げている。
  • 俺の身体をみんなに貸すぞ!

敗北ポーズ

ウェイブライダーに変形し飛び去る。恐らく撤退だろう。
稀に勝者側のモニターから見える事があり、一定距離を飛ぶと消滅する。


勝利・敗北ポーズ(ルー搭乗)

勝利ポーズ

通常時:カミーユ機と同じライフル構え。
XB以降覚醒時:カメラに向かって飛んできて変形解除。

敗北ポーズ

同上。
XB以降:左腕と左足を失い尻餅。原作のクィン・マンサ戦の再現。


【その他の活躍】

ガンダム新体験 -0087- グリーンダイバーズ

GUMDAM EVOLVE

白と紫で塗装されたZガンダム3号機「ホワイト・ゼータ」が登場している。
さらに古谷徹氏が演じるカラバのパイロット(『EVOLVE』ではコードネーム「ホワイト・ユニコーン」)が搭乗しているので、明言はされていないが「彼」が本当に搭乗していた可能性がある。
また、僚機として装備違いの「レッド・ゼータ(操縦システムが宇宙世紀版モビルトレースシステム)」と「グレイ・ゼータ(重武装型で名前に反してカラーリングは黄色だが、これは全身に対ビームコーティングを施している為)」が登場する。

ガンダムビルドファイターズ

第21話のアイラ・ユルキアイネンの回想で登場。ウェイブライダー形態でムラサメと競う様に飛行していた。

ガンダムビルドファイターズ炎

主人公コウエン・ユウセイの初期使用ガンプラとして本機をベースとした「Zガンダム炎」およびその発展型の「ハイパーΖガンダム炎」が登場。
大きな特徴としてガンダムアストレイレッドフレーム(レッドドラゴン)のカレトヴルッフを改造した「カレトヴルッフ炎」を装備している。
小説内でのホビージャパン誌の編集者も語っている通り、過去の付録が(新規パーツが追加されているとはいえ)復刻されるのは異例であった。

ガンダムビルドファイターズトライ

最終回において、コウサカ・ユウマがZガンダムを基にしたガンプラ「ライトニングZガンダム」を制作。
Zガンダムの最大の特徴である「ウェイブライダー」を廃するという大胆な仕様とし、その代わりにトライバーニングの必殺技を再現できる「フェニックスバースト」発射形態を持たせている。

スーパーロボット大戦

初期のシリーズでは序盤から中盤に加入する強力なユニットだが終盤では息切れしてしまい、カミーユは別の機体に乗っているという事が多かった。
後の作品では、ウェイブ・ライダー突撃の追加やバイオ・センサーの特殊能力化などのバランス調整が行われており最後まで一線級の機体として使っていけるようになっている。
なお、ルーがZに乗っている時もあるが、カミーユと合流した時に機体を返す事が多く、クロスボーン・ガンダムX1のように「予備パーツからもう1機作った」とかの力技も無い上にカミーユしか使えないウェイブ・ライダー突撃もある為、ルーの機体として定着する事は少ない。
その為、ルーはスパロボではリファイン・ガンダム・ゼータことリ・ガズィがデフォルト機体として設定される事が多い。

カミーユはTV版でも劇場版のようなきれいなカミーユといわれる性格をしていることが多い。
クワトロがシャアとして逆襲した時にはだいたいぶち切れるが、作品によっては自分が精神崩壊したことに対する絶望を感じ取ってしまい苦悩したりする。
また、『Z』シリーズではシン・アスカと親友関係になるなど見せ場も多い。
初期の方ではシロッコを倒した時に条件次第で精神崩壊することもあったりした。
他にも一年戦争時代のアムロと共演したり、先輩ではなく同期としてジュドーたちと絡むことも。


【余談】

あまりに複雑な変形機構から、ガンプラなどでZが立体化される際は変形できる場合はWR形態用のパーツに他のパーツをつける「差し替え変形」が行われている。
そのためライトニングZのように可変機構をなくしMS形態のみの可動フィギュアも出たこともある。
1/100サイズのMGや1/60のPGなどでは完全変形が出来るのだが、値段が張る上、破損しやすい。
「RG」では1/144サイズにもかかわらず、一切の差し替えなしで変形ができるようになった。恐るべきバンダイ驚異のメカニズムである。
ただし、あまりに複雑すぎる機構のため、完成させて変形させる時はおろか組み立て中にフレームを破損したとの報告が後を立たず、組むのも難しく動かしてブンドドさせて遊びたい人にはとても向かないキットとなった。
ただし、HGフリーダムでハイマットフルバーストが再現できるようになったり、原作と全く同じポーズ(これまでのプラモだと腕を完全に上げることができず、肩を下にする必要があった)でラストシューティングを出来るようにしたバンダイなら、いつか完全変形と丈夫さ、可動を併せ持つZを販売してくれるかもしれない。


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最終更新:2023年12月28日 18:32
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