アトラスガンダム ATLUS GUNDAM |
登場作品 |
機動戦士ガンダム サンダーボルト |
型式番号 |
RX-78AL |
全高 |
UNKNOWN |
重量 |
UNKNOWN |
所属 |
地球連邦軍 |
搭乗者 |
イオ・フレミング ビアンカ・カーライル |
武装 |
アサルトライフル レールガン ビーム・サーベル ブレードシールド |
【設定】
地球連邦軍が開発した水陸両用型試作MS。
ジオン軍の水陸両用モビルスーツを参考に開発された多重構造型球体関節や、脚部のウォータージェット、人間の脊椎に相当する部位と言った既存のMSと大きく異なる機体構造を有している。
中でも一番に目を引くのは、腰部にアームで接続されたサブレッグと呼ばれる重力下飛行用ブースターユニットであり、フレキシブルな可動に加えスキー板のように脚部に装着する事も可能となっている。
試作機という扱いであり武装を含めデータを取りつつ戦っている。
【武装】
アサルトライフル
ブルパップ式のアサルトライフル。
銃身下部にはグレネード・ランチャーを搭載している。
レールガン
本機専用の試作武装。
3本の給電レールによる電磁誘導で実体弾を加速させて発射する。
当初は調整が不十分だった為に1発撃っただけで銃身が損傷し撃てなくなっていた。
ビーム・サーベル
近接戦闘用ビーム兵器。
通常のビーム・サーベルより高出力で、長大なビーム刃を形成可能。
ブレードシールド
本機専用の大型シールド。
表面に多数のブレードが備え付けられている。
ヴェロス・メデューサ
ブレードシールドに搭載されている補助兵装で、「メデューサの矢」とも呼ばれる。
13連装のニードルが8基分装備されており、発射されたニードル弾は敵機のセンサーや隙間などに突き刺さる事で発泡性硬質化ベークライトを噴出させ、敵機の動きを阻害および内部構造を破壊する。
【原作での活躍】
第2部の主役機。連邦がジオンのメカニズムを応用して造った試作機だが、高性能であり活躍している。
初出撃時にはスパルタンに特攻を仕掛けた
コムサイを真っ二つにしており、ジオンの水中部隊には単騎で圧倒して大型水中MAのグラブロに危うく道連れにされかけたが撃破している。
第2部クライマックスのタール火山まで活躍し、第3部からは
ビアンカの機体として宇宙で活躍している。
【搭乗者】
イオ・フレミング
第2部でも引き続き登場の本作の主人公。
立場的には軍人として最前線に立つ必要は全くなかったのだが、戦争に魅せられたのか実の姉と政治的な駆け引きをしてスパルタンに配属されている。
スパルタンでは新たな仲間を得て、上記の活躍をしていた。しかしタール火山で南洋同盟に入信したかつての恋人クローディアを自らの手で殺めたことにより廃人の様になってしまい、結果として南洋同盟の宇宙脱出とスパルタンの撃墜を許してしまう。更に追い打ちをかけるように南洋同盟のスパイだった親友・コーネリアスに毒を盛られてしまう。死んだかと思われたが双子のNT・イースの命と引き換えにしたNT能力により救われる。その後自らの手でコーネリアスを殺したあとのイオは、イースへの思いもあり立ち直り、南洋同盟の野望を阻止する為に宇宙へ行くのだった。
第1部では独善的だったイオが新たな仲間を得て、かつての友を喪失して協調性を得ていくのが第2部のテーマともいえるかもしれない。
なお第3部では妹を失った双子のNT・リリーと
パーフェクトジオング(TB版)に乗り、南洋同盟と戦うことになる。
【原作名言集】
- 「クローディア!! 俺の名を言ってみろ!!」
- サンダーボルト宙域での戦闘で戦死したと思われていたクローディアは南洋同盟の僧侶としてイオ達の前に現れた。望まぬ形での再会に怒りを滲ませながらも、イオは真相を知る為に彼女の乗るドダイに取り付き叫ぶ。
- 「貴様との腐れ縁もここで終わりだ!!」
- タール火山での戦闘にて、運をも味方に付けダリルの乗るサイコ・ザクを追い詰め、トドメを刺そうとするが…
- 「おれが…ころした…クローディアを…おれが…」
- クローディアの乗るザクタンクが割って入り、戦闘の末ザクタンクを撃破してしまう。自分の手でクローディアを殺した事実に耐えられなくなったイオはショックと共に泣き崩れる。しかし、これもイオに振り掛かる数々の悲劇の始まりに過ぎなかった…
- 本誌掲載版とこのエピソードが収録されたコミックスの予告では追い討ちをかけるように「そうだ英雄。お前が、殺した。」の煽り文がある。何とも惨い。
【ゲームで内の活躍】
EXVS.MBON
2017年11月にプレイアブル機として実装。コストは2500
レールガンによる太めの射撃に加え、特殊格闘はレバー入力で射撃シールド付き突撃、飛び込み斬り、回り込み斬り払いと攻撃アクションが変化する。それに加えてサブで横に滑りながらレールガン2連射、特射でロックしている敵機に急速接近といった具合に特殊移動系の武装も多い 。
キャンセルルートがとにかく豊富で、準高コスト版のフルセイバーとも言える機体となっており、移動系の武装とキャンセルルートを活かして戦場を縦横無尽に駆け回り、相手の隙に格闘を叩き込む近接寄り汎用機である。
GVS.
DLC機体として参戦。基本的な性能はMBONと同じだが本作の仕様に合わせて既存のキャンセルルートがいくつか削除されている。
特に射撃CSからのキャンセルルートが軒並み削除されており、奇襲性能が著しく低下している。また、サブ射撃の1発目or特殊射撃からのジャンプ派生→メインキャンセルも仕様上無くなっているため前述程のトリッキーな戦い方ができなくなった。唯一の救いはメインが1発約3秒の常時リロードから4秒の打ち切りリロードに変わっていること。覚醒中はリロードが早くなりすぐに補充できる。
それでも本機のアイデンティティがかなり失っているため急な着地取りなどはストライカーを活用しないとダウンを奪えない。特格による足掻きも本作でのオバヒペナルティが2秒程しかないのでほぼ無意味と化している。良くも悪くもなく、かと言って変則ムーブが多様ではないので慎重な立ち回りが求められる。
総じてエクバシリーズでの立ち回り方をしようとするとすぐに隙を生んでしまうため、本作独自の動きを行うのが鉄則である。更に独自の立ち回り方を研究すればブーストダイブを絡みつつも多少は変則的な戦い方にはなるであろう。
EXVS.2 XB
格闘CSにビアンカのガンキャノンアクアのアシスト、後格闘に「メデューサの矢」を迎える。格闘カウンターは後特格に移動。
メデューサの矢は、初弾で長時間スタン→打ち上げ爆破で強制ダウンという拘束力と単発火力に優れる。
Sクロス覚醒中のダウン値低下を活かせば2連射で更に大きなダメージも狙える。
初弾の弾速や誘導も優秀で視認性も悪く、従来の変則ムーブに並ぶアトラスの主力武装となっている。
【勝利・敗北ポーズ】
勝利ポーズ
通常時:サブレッグのバーニアをふかしながら、片膝をついて着地する
覚醒中:サブレッグを脚部に装着してサーフィンしながらレールガンを構える
敗北ポーズ
サブレッグを失って漂っている状態で、両手に持っている最大出力状態のビーム・サーベルの内、右手に持っている方が徐々に出力が下がって消滅する。
水中戦でグラブロ撃破後にビームサーベルを利用して急浮上しようとし、途中でエネルギー切れになった場面の再現。なお、原作ではビアンカが間一髪救助に成功する。
最終更新:2023年04月25日 08:10