ビルドストライクガンダム

ビルドストライクガンダム(フルパッケージ)
BUILD STRIKE GUNDAM FULL PACKAGE
登場作品 ガンダムビルドファイターズ
型式番号 GAT-X105B/FP
全高 17.7m(※)
重量 96.3t(※)
所属 イオリ模型店
武装 バルカン砲
ビームライフル
ビームサーベル
チョバムシールド
ビルドブースター
製作者 イオリ・セイ
操縦者 レイジ
(※)データ上の設定。VSシリーズの公式サイトでは「UNKNOWN」扱いとなっている。


【設定】

ストライクガンダムをベースに作成されたガンプラ。
製作者であるイオリ・セイの技術により高い完成度を持ち、ガンプラの出来がそのまま性能に直結される為、基本性能が高く肩部のスラスターにより特に機動性に優れているが、反面扱いづらくファイターを選ぶ機体となってしまっている。
元々のストライクガンダムに備わっていたストライカーシステムもそのまま残っており、ストライクルージュのオオトリパックをベースにした作成した「ビルドブースター」を装着することで「ビルドストライクガンダムフルパッケージ」として完成する。


【武装】

バルカン砲

頭部に内蔵された近接防御機関砲。
原型機が2門なのに対して、こちらは4門となっている。

ビームライフル

ビームガンに銃身パーツを装着したビーム砲。
出力を任意に変更する事で、あらゆる状況に対応できる。
また、銃身に金属パーツを入れる事により強度を高めている。

ビームガン

小型のビーム砲。
出力は低い分、エネルギー消費が少なく連射性に優れている。
ビームライフルや強化ビームライフルの芯として機能する。

強化ビームライフル

ビームライフルを更に強化した武装。
銃口を上下に2つ持ち、最大出力時に分散する事によって負担を抑えている。

ビームサーベル

両腰部に装備されたビームの剣。
ホルダーに軸が付いており、軸を回転させることで飛び込んできた敵に対して不意を付いた攻撃を可能としている。

チョバムシールド

薄いプラ版を積層させた盾。
着弾時に破壊される事でダメージを分散して相殺する。

ビルドブースター

ストライクルージュのオオトリパックをベース*1に作成したストライカーパックで大型ビームキャノンを搭載している。
元々のオオトリに備わっていた武装の大半は外されており、機動性に特化している。
また、緊急時にはビルドストライクから分離しての単独戦闘も可能としている。

大型ビームキャノン

ビルドブースターに2門を搭載しているビーム砲。
本機の武装では最も高い威力を持つ反面、射角が制限されている為、素早く動く敵には当て辛いという難点がある。
ビルドブースター単独時における唯一の武装となる。


【原作の活躍】

第7回ガンプラバトル選手権に向けてイオリ・セイにより作成されるもセイの操縦技術では扱えず、セイの前に突如現れたレイジの操縦技術を見て、それが自身の理想の動きと感じたセイにより、レイジに託される。
当初は武装が頭部バルカン砲とビームサーベルしかない状態で未完成であったもののサザキ・ススムのギャンやゴンダ・モンタのゴールドスモーには勝利するが、ゴンダ戦の後に乱入してきたユウキ・タツヤのザクアメイジングには実質敗北する。
地区予選では完成したフルパッケージを装備しており、ハンブラビマラサイ、キララのガーベラ・テトラ、サザキのギャンギャギャンと戦い次々と駒を進めていく。
しかし、地区予選決勝戦前にタツヤとの再戦で全力でぶつかり合うも破れ、機体も大破する。

その後、数多くのライバル達との戦いを得て、更なる改良が必要と判断したセイは本格的に改良に着手し、スタービルドストライクガンダムとして生まれ変わらせる。


【製作者】

イオリ・セイ

CV:小松 未可子

私立聖鳳学園中等部の1年生。
イオリ模型店の店長にして第2回ガンプラバトル選手権で準優勝の戦績を残しているイオリ・タケシを父に持つ少年。
ガンダムとガンプラをこよなく愛し、豊富な知識と優れたガンプラ作成技術を持つも、ファイターとしての技量は低く予選落ちが続いていた。
自分の理想とした動きを行うレイジと出会い、彼とタッグを組み世界大会を目指す事になる。

彼の作るガンプラは本機やビルドガンダムMk-IIは実際にMSVとしてあってもおかしくない設定をしており、よく考え込まれている一方、言い換えれば既存作品の枠に囚われている、とも取れるものだった。
しかし相棒のレイジ、自分と並ぶガンプラ制作技術の腕前を持つヤサカ・マオ、ガンダムを全く知らないが故に自由な発想を持つコウサカ・チナと数多くの出会いや経験をすることで彼のビルダーとしての能力は開化していくのであった。

ちなみに、彼の深層心理には「機動戦士ガンダム」の主人公アムロ・レイの台詞を43話分全て刻み込まれており、「ガンダムバカ」と評されたりもしている。
催眠状態だったので返事は出来ていないが、間違いなく「最高の褒め言葉だ」と喜ぶであろう。

【原作名台詞】

  • 「やっと会えた!僕のガンプラを上手く使ってくれるファイターに!!」
    • 1話のギャン戦後に。父タケシを彷彿とさせるムーブも交えた理想の戦い方をするレイジとの出会いに感動するが、正式にコンビを結成するのはもう少し後。

  • 「レイジ、12番のスロットを。」
    • 4話のガーベラテトラ戦にて。なりふり構わずかなり卑怯な手を使ってきたキララに対して、奥の手であるブースターに操縦を切り替える。
      本シリーズでは格闘CSの奇襲性が高く、EXVS2からはリロードされるようになったため、愛称として「12番(スロット)」として呼ばれるようになった。

  • 「レイジ、壊れたら何度だって直す!前に出るんだ!」
    • ユウキ・タツヤとの再戦時においてレイジに言った台詞。
      ガンプラが壊れる事を恐れていたセイが、レイジにかつて言われた「前に出ろ」と返している。

  • セイ「これが僕たちの!」
    レイジ「ガンプラだぁーッ!」


【操縦者】

レイジ

CV:國立 幸

イオリ・セイの前に突如現れた少年。
セイとは対照的にガンダムやガンプラに関する知識はないが、卓越した操縦技術を持つ。
我儘で世間知らず、大食らいで喧嘩っ早いが義理は通す主義。
「異世界の王子」を自称しており、セイの前で突如として消えたりと謎が多い。
当初はセイに借りを返すためにバトルをしていたため、サザキ戦で借りは返したためガンプラバトルに乗り気ではなかったが、ユウキ・タツヤ相手の一戦目で完敗*2したことで彼へのリベンジに燃える形でセイとコンビを組み強敵たちと渡り合っていく。
しかし、タツヤが決戦前に姿を消されたためやる気を失いガンプラバトルを続ける理由を失いそうになるも、ラルさんの一言、そして決着をつけるために戻ってきたタツヤとの戦いを経て真の意味でファイターとなっていく。

【原作名台詞】

  • 「どんな困難も俺が打開する。これは約束であり、俺の宣誓だ!」
    • 食い逃げ未遂事案から助けてくれたセイにアリスタを渡しつつ。
      わがままで食い意地も張ってるレイジだが、一族の沽券もあってか義理に厚く律儀な一面も持っている。

  • レイジ「逃げたかと思ったぜ!」
    タツヤ「すまない、他言無用の理由があった」
    レイジ「どうでもいいさ…あんたと競り合えればそれでいい!」
    タツヤ「私もだ!」
  • レイジ「ラルのおっさんが言ってた、ガンプラは所詮遊びだそうだ。だからこそ本気になれるってよ!」
    タツヤ「私がそうだ!そして今の君も!」
    • どちらもユウキ・タツヤとの再戦時におけるやりとり。


【VS.シリーズの活躍】

GUNDAM VERSUS.

2018年2月6日からフルパッケージ装備の状態でプレイアブル機体として追加される。
今作ではファルシアのユリン同様レイジのみ立ち絵が用意されている。
同じようなユリンに比べるとマシだが違和感が強い。

EXVS.MBON

こちらでもプレイアブル機体として追加される。こちらではちゃんとセイの立ち絵も用意されている。
機体としては格闘・射撃とともにまとまった万能機。大きな特徴は一出撃一回の格闘CSでビルドブースターを敵機の真上に持っていて爆風付きのゲロビを撃つ大技とイフリートのような射撃バリア付き突進(耐久有)か。
とりあえず本作では高コストが幅を利かせている中、低コストからすれば世紀末の環境であるので、胡散臭い武装や機動力を持つ相手が非常に多いため、ガチ戦ではレイジ並みの技術とセイ並の敵機への知識が求められるだろう。

特殊台詞は多いのだが、MF相手の台詞に「ああいう武器をつけてくれ(レイジ)」「ビルドストライクにも拳を使った武装を採用するべきか(セイ)」などスタビルを彷彿とさせるものがあるなど結構奥深い。

余談だが、本機解禁と同時にBGMに「wimp」が追加されたが、スタービルドストライクに変わった後の後期OPだったりする。

EXVS.2

前作よりインフレが進んだためさらに置いて行かれていたがアップデートにて特格のシールドの耐久が無限になる、格闘CSのビルドブースター射出がリロードされるようになる、前格でダウンを拾えるようになる、そしてザクアメイジング同様ビルドブースターで復活するなど大幅に強化された。
前作の没ボイスなのか新録がなされたのか、タツヤとメイジン・カワグチへの言及や、稼働後に追加された機体にも台詞がある。
その中にはスターウイニングを「目なんかつけて、おちょくってる(レイジ)」と捉えている。
また、前作に比べCPUでも特殊台詞が発生しやすくなっており、豊富な特殊台詞を楽しみやすくなった。
ビルドブースター時にも覚醒技が可能だが、原作再現をしようとアメイジングブースターとぶつかり合うとビーム発射+本体に判定があるためこっちが有利。

EXVS.2 XB

射撃CSがダウンからスタンに変更になりダウン取り能力が低下、下射撃CSも全段ヒットでもダウンしない。一方で前作の特格格闘派生ヒット後の射撃派生であった強化ビームライフルが特格から出せるように。
格闘戦を重視する必要が出てきた…が、オーバーヒート中は特格の移動量、速度が大幅に落ちる。
本作では迎撃武装が強力なのもあり、これだけだと弱体が目立つが現状どの覚醒とも相性がよく(Cは上級者向けだが)、Sだとビルドブースターが8秒でリロード完了する、Rだと格闘を強引にねじ込みやすくなるなど光る場面も多い。

また、改造機のスタービルドストライクが登場。
コンセプト、立ち回りは別物だが、射撃格闘共にある程度本機のものを踏襲している。

EXVS.2 OB

旧特射が後格闘に移行し、旧後格はN横格からの後派生限定に。
空いた特射にはターンXの後サブを細くしたようなゲロビが追加された。ライフル武装なのでブースターとの連携も可能。


【勝利・敗北ポーズ】

勝利ポーズ

通常:ビルドブースターを装備していない状態でビームライフルを構える。前期OPの再現。
覚醒時:大型ビームキャノンを展開して構える。こちらも前期OPの再現。

敗北ポーズ

仰向けで倒れており、右腕、左脚があさっての方向に落ちている。キララに細工されたパーツが脱落した時の再現。
ビルドブースター時でも変更無し。


【その他の活躍】

ガンプラ

HG、MG、RG、BB戦士が発売。

ちなみに、「ビルドファイターズ」に登場し実際に発売されたガンプラは基本的に元になったガンプラのランナーを一枚変えたものが多く、ビルドガンダムMk-2やキュベレイパピヨンなど元のキットが古すぎるため評価の高くないのも少なくないが、ビルドストライクの場合は丁度HGCE(HGのリメイク)版ストライクが出ることが決まっていたため最新の仕様で出ることが出来た。
ちなみにHGCE版のベース機側でも、共通パーツのランナーには本機の名称が表記されている。
RGだと解説にてスタービルドストライクに搭載されているRGシステムが搭載されているとあるが全くの間違い。

ビルドメタバース

EGストライクをベースにした『ビルドストライク エクシードギャラクシー』が登場。ファイターはセイ。
製作しやすい代わりに性能は控えめとなりやすいEGガンプラの可能性を模索しており、出力を使用箇所に集中させることで他規格のガンプラにも劣らないパワーを実現している。
ビルドの系譜らしくバックパックのブースターも健在だが、本体も含めた高い拡張性を重視した結果、小型である代わりに腕にも装備できるようになっている。

ガンダムブレイカー

一作目のPSV版と同時に行われたアップデートにて登場。性能の限界の問題で前半を超えるときつくなってくる。
2は改造により使用できなくはないがやはり愛が必要になる。
スタービルドストライクが参戦しないためバックパックを目立たないタイプにして足以外は疑似的に再現することも可能ではあるが本作の格闘は腕パーツに依存するため腕をゴッドガンダムあたりのものに変えないとパンチができない。
3でもビルダーズパーツを使わないといささか地味な印象。
相変わらずスタービルドストライクは未参戦だが、素手での格闘(拳法)が武器パーツ扱いとなった事でようやくビルドストライクの状態でパンチができるようになった。

スーパーロボット大戦

『ビルドファイターズ』はホビー作品のためロボットアニメの集合であるスパロボには出ることはないとファン内で言われていたが、ロボットアニメどころかロボが出てこない作品も出る*3『X‐Ω』にて登場し、様々なガンダム作品との共演が叶った。
その際刹那からは「平和としての象徴」と評された。


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最終更新:2023年11月07日 11:15
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*1 実際の見た目はオオトリよりもアカツキのオオワシパックの方が近い

*2 しかも射撃縛りのハンデ付きの上にトドメは刺されなかった

*3 アイドルマスターとかスーパー戦隊とか少年アシベとかも出た