ヴィクトリーガンダム

ヴィクトリーガンダム
VICTORY GUNDAM
登場作品 機動戦士Vガンダム
型式番号 LM312V04
全高 15.2m
重量 7.6t
所属 リガ・ミリティア
武装 バルカン砲
ビーム・ライフル
ビーム・サーベル
ビーム・シールド
搭乗者 ウッソ・エヴィン

Vダッシュガンダム
VICTORY DASH GUNDAM
登場作品 機動戦士Vガンダム
型式番号 LM312V04+SD-VB03A
全高 15.2m
重量 9.2t
所属 リガ・ミリティア
武装 バルカン砲
ビーム・ライフル
ビーム・サーベル
八つ手ビーム・サーベル
ビーム・スマートガン
オーバー・ハング・キャノン
ビーム・シールド
搭乗者 ウッソ・エヴィン


【設定】

リガ・ミリティアが開発した量産型可変モビルスーツ。

変形・分離・合体が特徴で色々な形態を持ち、コア・ファイター、トップ・リム(ハンガー)、ボトム・リム(ブーツ)の3つから構成されており、コア・ファイターとトップ・リムが合体したものを「トップ・ファイター」、コア・ファイターとボトム・リムを合体したものを「ボトム・ファイター」、そして全てのパーツが合体した状態を「ヴィクトリーガンダム」と呼ぶ。

ハード・ポイントが多く設置されているのも特徴であり、ボトム・リムにビーム・ライフルを設置することもできる他、ミサイル・ランチャーやビーム・キャノンといったオプション兵装も充実している。
特にバックパックにオーバー・ハング・パックを装備した形態はVダッシュガンダムと呼ばれ、火力・機動力が大きく向上する。
また、頭部が指揮官用に通信機能を強化されたVガンダムヘキサもある。
トップ、ボトムに変更はないのでオーバー・ハング・キャノンも装備できる。
当初は指揮官機としてオリファー・イノエのみが搭乗していたが、ザンスカール戦争末期にはヘキサタイプが主力となりシュラク隊の面々も搭乗した。

余談ではあるがガンダム史初の量産型ガンダムである。
宇宙世紀時系列では陸戦型ガンダムやZプラス、量産型ガンダムF91などあるがガンダム史では本機が初である。


【武装】

バルカン砲

頭部に2門を内蔵した近接防御機関砲。

ビーム・ライフル

本体供給とEパック方式を採用したスタンダードな射撃用ビーム兵器。各ハードポイントに接続した状態でも発砲が可能となっている。
特徴的な機構としてライフル基部が分離して「ビーム・ピストル」になる。
ライフルのバレル部などに被弾した際に分離して使用されていたが、威力はライフルより低い。
このピストル部分はV2ガンダムのビーム・ライフルの基部と共通している。
ちなみにガンイージも同一のビーム・ライフルを使用してる。

ビーム・サーベル

接近戦用のビーム兵器。
前腕内部のコンテナに2基、両腕合わせて4基が格納される。

ビーム・シールド

両肘に設置された防御用ビーム兵装。

八つ手ビーム・サーベル

柄が三段階に伸縮する大型ビーム・サーベル。
ビーム刃は三方向に展開される。

ビーム・スマートガン

太陽発電衛星ハイランドに放置されていたビーム兵器で通称「物干し竿」。
U.C130年代の代物だが十分に通用する威力であり、リガ・ミリティアが正式採用。
Vヘキサと共に量産され実戦に投入された。

オーバー・ハング・キャノン

戦艦主砲クラスのビームを放つヴィクトリーの追加装備。
バックパックに装備する他マニピュレータ操作での発射も可能(この方法ならガンイージでも使用可)。
変形時にはコア・ファイターに装着され「コア・ブースター」となり、コア・ファイターの火力を大きく上昇させる(ただしこの状態ではトップ・リムおよびボトム・リムとは合体不可)。

4連装ミサイルポッド

腰部、脚部のハードポイントに装備される実弾兵装。主にマーベットが使用していた。
ゲンガオゾ戦においてV2ガンダムがマーベットの射出したボトム・リムを介して使用した姿が印象的である。

パーツ・アタック

トップ・リム、ボトム・リムを質量爆弾として発射する、ヴィクトリーの特徴を生かした攻撃。
ウッソがゾロで使用したのをVで応用したのを皮切りに他のVガンダムパイロットの中でも大流行し、特に対艦攻撃に猛威を振るった。
ウッソはさらにビーム・サーベルを展開・高速回転させながらトップを発射するなどの応用技も見せている。




【武装(その他)】

騎士Vガンダム

コミックボンボンで連載された漫画版で装備された追加装甲。
西洋の騎士を思わせるような姿で伝説のビーム・サーベル「エクスキャリバー」を装備しているが、アビゴルのザンテツ・ブレードであっさりと両断されてしまった。
なお、後述のガンダムビルドファイターズトライではエクスカリバーを装備したヴィクトリーガンダムが登場することになる。


【原作での活躍】

劇中では前期主人公機体として登場。
第1話からパーツが破壊されるなど今までのガンダムとは違った消耗品的な描写が多く見られる。
それの典型的な例としてはパーツ・アタックがあげられる。
これはヴィクトリーガンダムのトップ、ボトムパーツを大型の質量兵器として相手にぶつけるという運用法である。
これを最初にやったのは言うまでもないウッソ・エヴィンである(初披露時の乗機はゾロであった)。
パーツこそ多く紛失してきたがウッソのコア・ファイター自体は交換することなく乗り続けてきた。
V2ガンダムに乗り換えた際に敵機を撃墜する為にコア・ファイターごとビーム・ライフルで敵を撃ち抜き、破壊されている。


【搭乗者】

ウッソ・エヴィン

CV. 阪口 大助

カサレリアに行方不明の両親を待ちながら地球に不法滞在している少年。
ある日べスパのテスト部隊イエロージャケットのクロノクルがカサレリアに侵入、戦闘を開始。
偶然パラグライダーを楽しんでいたウッソはシャッコーを強奪し、べスパのMSを退ける。
これが縁でリガ・ミリティアに参加するような形になる。
その後はヴィクトリーガンダムV2ガンダムなどを次々乗りこなし、そのセンスなどから周囲には「スペシャル」と称された。
作中では純粋さ、特別さから女性受けが非常に良く、シュラク隊のメンバーやマーベットなどにはいつもシャクティ・カリン共々可愛がられていた。
アイディアなどの発想にも優れており、Vガンダムのパーツアタックは彼の発案で、ヴィクトリーのパイロット間で一時期大流行した事もある。
また、マイクロウェーブを利用して腹痛や頭痛を催し、それに伴う下痢などで敵パイロットの戦闘力を大幅に奪う作戦を考案している。
最終決戦では初恋の女性だったカテジナ・ルースのゴトラタンを撃破しシャクティ・カリンを救出したのち、再びカサレリアに戻っている。

名前の由来は「嘘」から。良くも悪くも出来すぎという意味からである。
彼の母親ミューラ・ミゲルはシャア・アズナブルの愛人、ナナイ・ミゲルと表面的には苗字が同じである。
そのため、「シャアの子孫ではないか?」という説が一時期流れた。
NT能力や戦闘センスなどはシャアの遺伝とすれば信憑性の高い話であったが、総監督富野氏は否定している。
また、ナナイとミューラで「ミゲル」の英語綴りが違うことも発表された。
ちなみにミューラは「機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の七人」においてミノフスキードライブ開発スタッフの一員として登場している。

【原作名台詞】




【ゲーム内での活躍】

ガンダムVS.ガンダム

ガンダムVSガンダムではコスト1000の変形機体として参戦。
アシストはシュラク隊のお姉さん達でありウッソを守る盾となってくれる。
ビーム・ライフルを撃つ時にビーム・シールドが張られるため、アシストの性能と相まってゲーム中でも屈指の防御機体である。
各種形体も再現されておりパーツアタックをすることによって各種形態になる。
ヴィクトリーガンダムの状態をバランスというならば
トップ・ファイターは機動力、ボトム・ファイターは格闘に特化した形態といえる。
中でもボトム・ファイターの格闘性能は1000とは思えないほど優秀であり上位コストの機体にも勝る性能である。
コア・ファイターの際はバルカンしか使用できないがしっかりと頭部を引っぱり出し敵のほうに向くためインパルスガンダムのコアスプレンダーよりも優秀である。だからどうしたと言われたらそこまでである。さっさと合体しよう。
実はアシストの回数が3回、ガンイージの数が3機と原作のシュラク隊のお姉さん達と同じ数に設定されている。
これが意図的なものであるか、それとも偶然かはわからないが一部のファンが感心した、喜んだところでもあった。

ガンダムVS.ガンダムNEXT

アシスト回数が2回に減った。
性能というよりも、原作再現じゃなくなったということにショックを受けたプレイヤーもいるようである。
だがガンイージで戦っていたのは初期シュラク隊メンバー6人とユカ・マイラスだけなので初期シュラク隊メンバーなのだと考えれば原作再現といえなくもない。
自衛力の高さは健在で、3000や2000機と組んでも事故落ち(コストオーバーが発生する落ち方)を防ぎやすいため1000コスト機の中で使用率は相変わらず高い。

EXVS.FB

NEXTからの復活参戦。
従来通りトップ・リムとボトム・リムの射出の他に、覚醒時はVダッシュガンダムに換装する。アシストはゾロアットに変更された。
覚醒技はパーツアタック、これでもかと言うくらい各パーツを突撃させる。
本機の生命線とも言える使用頻度の高いサブのトップリム射出と覚醒技を見ていると、リガ・ミリティアの財政状況や予備パーツのストック状況が気になるところ。
なお原作ではあまりハンガーは飛ばしていない。(むしろブーツは飛ばしまくっていたが)

PS3版DLCにてVガンダムヘキサが追加された。
アシストがライフル連射のガンイージになった点以外は元のヴィクトリーと大差は殆どない…と思いきや覚醒での補正が本機よりも優れており、オリジナルであるはずの本機が劣化版と言われることに…

EXVS.MB

覚醒するとシュラク隊が防壁を展開してくれるようになった。
また、トップ・リム装着時にメイン射撃を連射することでシールド判定が出続けるのでSドライブとの相性が抜群である。

EXVS.MBON

コストが2000にアップし、Vダッシュへの換装が覚醒からストライクのような時限換装となった。前作と違いVダッシュ時はパーツ射出がなくなり、格闘も新規になるなどの大幅な調整を受けた。
一方で通常時後格闘(ウッソジャンプ)の落下速度が明らかに落ちたりVダッシュ時の射CSの性能が落とされたり良いことづくめとは行かなかったが総合的に見ると強化の方が大きい。Vガンダムヘキサとの差別化もできたし
ここで長らく実装されていなかった八つ手ビーム・サーベルでの攻撃がVダッシュのBD格に実装された。

EXVS.2

特殊格闘のゾロアット呼出が削除され、特射のハンガー/ブーツ射出に変更。空いた特射には新たにガンイージ呼出が追加された。
また、Vダッシュ換装のコマンドが格闘CSに変更されている。
覚醒技も「ビーム・スマートガン&オーバー・ハング・キャノン【最大出力】」が新たに追加され、従来のパーツ連続射出攻撃は後覚醒技に変更されている。


【勝利・敗北ポーズ】(ガンガン、NEXT)

勝利ポーズ

通常:第1期OPのサビの直前でウッソが跳び上がってとっていたポーズ。(エクバシリーズでは後格で再現)
トップパーツ射出:特になく、ただつっ立ってる。
ブーツ射出:特になく、浮遊しながら普通にしている。
全パーツ射出:頭を出してるだけ。

敗北ポーズ

通常:両手両ひざをついてうなだれる。orz。撃墜されて負けたときは形態に関係なくこれ。
トップパーツ射出:勝利ポーズとほぼ同様だが頭部が若干下を向いている。
ブーツ射出:こちらも勝利時とほぼ同様だが頭部が(ry
全パーツ射出:


【勝利・敗北ポーズ】(EXVS.FB、EXVS.MB)

勝利ポーズ

通常:左腕のビーム・シールドを展開しながらビーム・ライフルを構える。OPでの後退しながらビーム・ライフルを連射してたシーンの再現と思われる。
ハンガー射出:小ジャンプ後に脚部に取り付けたビーム・ライフルを三連射する。
ブーツ射出:左手のビーム・サーベルで前方を薙ぎ払う。
アシスト呼出時:ホワイトアットと共に左右を見張るように並ぶ
覚醒技or覚醒中にいずれかのパーツを失っていない状態で勝利:オーバー・ハング・キャノンを発射後、ポーズをとる。

敗北ポーズ

左腕が無い状態で座る。ピピニーデン・サーカスとの戦闘で損傷したシーンの再現か。
なお敗北ポーズはこれしかない。


【その他の活躍】

ガンダムビルドファイターズ

第5話でイタリアの伊達男リカルド・フェリーニがナンパ用に3日かけて製作したガンプラとして登場。
その時の口説き文句は「洗練されたデザイン、流れる様なフォルム…このガンプラは、貴方の様な美しい方にこそ相応しい。どうか、貰ってやって下さい…」
この口説きに対して相手はガンプラを見た直後は困惑したもののフェリーニの面の良さもあって満更でも無い反応を返していたが、会話の最中にレイジが現れた事で立ち去られて流れてしまった。
その後レイジの機体としてジオンバーでのフェリーニのウイングガンダムフェニーチェとの特訓に使われた。
ちなみに第10話では同一人物らしき女性とフェリーニがお茶している。またガンプラでも渡したのだろうか…

ガンダムビルドファイターズトライ

第8話の全日本ガンプラバトル選手権西東京予選の準決勝戦第2試合ではソードシルエットを装備してアメジスト色系に塗装された機体であるアメジストVガンダムが登場。使用者は宮里学院高校のチーム「Gマスター」のメンバーであるサカシタ・ヨミ。
ビーム・スマートガンによる牽制やエクスカリバーによる格闘戦でR・ギャギャと渡り合う等、それなりの活躍を見せた。

第9話の決勝戦ではソロモン内部でビルドバーニングガンダムとウイニングガンダムを待ち受けてGボンバーを援護したが逃げられ、その後ウイニングナックルを装備したビルドバーニングの聖拳突きでボトム・リムを破壊される。
同時にAパーツを破壊されたGボンバーと合体してからは格闘戦とGボンバーのクローミサイルでビルドバーニングを追い詰めたが、ライトニングバックウェポンシステムの介入で回避され、アシムレイトを発動したビルドバーニングとエクスカリバーで激突したが敗れて爆散した。


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最終更新:2023年08月13日 00:49
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