ブルデュエル

登場作品 機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER
形式番号 GAT-X1022
全高 16.89m
重量 84.24t
所属 地球連合軍 第81独立機動群「ファントムペイン」
搭乗者 ミューディー・ホルクロフト
武装 M2M5トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器
Mk315スティレット投擲噴進対装甲貫入弾
M443スコルピオン機動レールガン
M7G2リトラクタブルビームガン
ES05Aビームサーベル
対ビームシールド
特殊武装 増加アーマー「フォルテストラ」

【設定】

地球連合軍第81独立機動群「ファントムペイン」が、前期GAT-Xシリーズのカスタマイズによって新型MSに対抗できる次世代機開発の模索を試み、アクタイオン・インダストリー社を中心とした民間企業連合の技術協力を受けて推進したエースパイロット用カスタマイズMS開発計画―通称「アクタイオン・プロジェクト」に基づき、デュエルの再生機にストライクノワールヴェルデバスターとの連携を前提として、実戦経験と共に専任パイロットのミューディー・ホルクロフトの意見を反映させた改良を行う事で完成した機体。

「ブル」とはイタリア語で「青」の意味。
デュエルで元々適性が高かった近接白兵戦に特化させる方向で改良が行われており、近接戦闘向きの武装を追加するための素地としてザフトで運用されたデュエルのアサルトシュラウド及びそれを参考に連合軍で開発されたデュエルダガーのフォルテストラを参考にして、本機用のフォルテストラを完全固定式として全身に装備している。
これにより火力が向上しただけでなく、フォルテストラにもVPS装甲が展開される様になったため防御装甲としての機能が高められ、追加する装甲の範囲を最低限としながらスラスターを追加した事で機動性と運動性の低下を抑えられている。

余談だが、生のデュエルと比べると確かに強化されているが、デュエルASやデュエルダガー(フォルテストラは着脱式だが装備状態が基本)と比べるとそんなにでは?という意見が良く挙がる。
それらと比べると「機動性を落とさずに武装と装甲を追加し、VPS装甲を追加装甲含め全身に展開できている」のが本機の強みと言える。
とは言え機動性は流石に特段高いとは言えず火力に関しては良くて同等といったところ。近接白兵戦重視だから火力はそんなにいらないだろうと判断されたのかもしれない。


【武装説明】

M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器

頭部内蔵のバルカン砲。デュエルではイーゲルシュテルンだったが、同時代の他MSに合わせてアップデートされている。

Mk315 スティレット投擲噴進対装甲貫入弾

左肩に内蔵されている自推式投擲兵器。ミューディーは3本纏めての投擲を好む模様。
ダガーLやウィンダムのものと比べるとナイフに近い形状になっている。

M443 スコルピオン機動レールガン

デュエルASの115mmレールガン シヴァやデュエルダガーの115mmリニアキャノンを参考に右肩シールド裏に装備されたレールガン。
前後に射角が取れるようになっている。

M7G2 リトラクタブルビームガン

両腕アーマーと一体化したハンドビームガン。リトラクタブル=携行可能の名の通り、不使用時は手首の軸を180度回転して両肘に格納される。
乱戦状態での即時使用を想定しているため、短射程だが取り回しと連射性が良く、一撃でMSも撃破可能。

ES05A ビームサーベル

ダガーLとウィンダムのES04B ビームサーベルの改良型。信頼性と耐久性が向上している。
抜刀モーション短縮による格闘戦への速やかな移行のために脚部側面に移設されている。

対ビームシールド

デュエルと同型のシールド。ミューディーに合わせた結果なのか右肩に固定されている。


【原作内での活躍】

ファントムペインのホアキン隊にミューディー・ホルクロフト機として配備され、ブレイク・ザ・ワールド事件発生直後、新型駆動コンピュータを開発していたキルギスプラントを襲撃したザフト製MS部隊の殲滅任務を受け、同部隊のストライクノワール、ヴェルデバスターと共に現場に急行、鎮圧した。
ほぼ同時期に火星居住コーディネーターであるマーシャンを殲滅するために2機と共にデルタアストレイと交戦している。
その後はユーラシア西部地方にてデストロイを輸送するハンニバル級陸上戦艦ボナパルトを防衛すべく出撃。
艦上から降りてヴェルデバスターの援護を受けながらザフトMS部隊を相手に立ち回るが、足を止めた際に背後からのバクゥの接近に反応が遅れた事で右腕、シールド、レールガンを失い、続けて背後からのビームで左脚を破壊されて姿勢を崩し、そこへケルベロスバクゥハウンドに3機がかりで飛び掛かられ、コックピットにビームファングを滅多刺しにされて大破した。
助けを求める様に左手を掲げた最期の姿が痛ましい…


【パイロット説明】

ミューディー・ホルクロフト

CV:佐藤利奈
ファントムペイン特殊戦MS小隊に所属する18歳の少尉。極端に露出が多い改造軍服を着用している。
スウェンとシャムスと同様にブルーコスモス運営の養護施設出身の孤児で、色んな意味で優れたパイロットとしての養成のために徹底した教育と訓練を受け、その結果としてコーディネーターを嫌悪している。
MS戦では特に近接戦闘を得意としてデュエルとその改修機であるブルデュエルの専任パイロットに任命され、ザフトMS部隊を相手に鬱陶しいと表現出来るほどの自信もあった様だが、多勢に無勢には流石に対応しきれずに徐々に追い詰められ、最期は嗚咽と絶叫のなか戦死した。

ボナパルト護衛のためとはいえ地上に降りずに艦上にいるべきだったのでは?という意見があるが、四方八方から迫り来る敵機の迅速な始末のために、飛行可能で適任だったストライクノワール(と多分スローターダガー等)が艦を離れて遊撃に向かっていた事とブルデュエルの得意なレンジを考慮した事による判断の結果だったと思われる。現に漫画版ではスローターダガー隊が他所の援護に回されている描写がある。

【原作名台詞】

  • 「先生が言ってた。『いいコーディネーターは死んだコーディネーターだけだ』って…」
    • ミューディーの代名詞にしてヘイトスピーチここに極まれりな発言。「先生」がどういった人物かやブルーコスモスの洗脳教育がどういったものかは想像に難くない。
    • 余談だが、現実にも19世紀のアメリカ軍の将軍がインディアン戦争の際に『いいインディアンは死んでいるインディアンだけだ』と同様の発言をしたとされているが、これが元ネタかは不明。当然だが、実在する民族などを当て嵌めてこういった発言をしてはいけない。

  • 「ヤバいかも……ッ!? ちょっと待って!?」
    • 姿勢を崩して動きが止まった所をケルベロスバクゥハウンドに迫られながら。直後に絶叫を上げながら嬲り殺しにされるが、佐藤利奈氏の熱演もあり多くの視聴者にトラウマを植え付けた。
    • 漫画版ではスウェンに助けを求めながら死亡し、より痛ましい場面になっている。


【ゲーム内での活躍】

EXVS.2

ストライクノワールのアシストとして登場。ビームサーベルで斬り抜け攻撃を仕掛ける。CSアシストの中では誘導が優秀で当てやすい。
また、ヴェルデバスター共々敵専用機としても出現し、スティレットを投げてきたりする。


【その他の活躍】

スーパーロボット大戦

現状「K」のみの参戦。残念ながら自軍で使う事はできず、イザークと対面もしない。
ミューディーは幸運にもバクゥハウンドと交戦しないため、トロヤステーション戦にも登場し、メサイア戦でもシャムスやスティングと共に最後の戦いに挑んでくる。
原作のような凄惨な最期を迎える事がないだけ扱いはマシ…かもしれない。

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最終更新:2023年07月12日 06:36
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