リック・ドムII

リック・ドムII
RICK DOM II
登場作品 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク
型式番号 MS-09R-2
全高 18.6m
重量 45.6t
所属 ジオン公国軍
デラーズ・フリート
武装 90mmマシンガン
胸部拡散ビーム砲
ヒート・サーベル
360mmジャイアント・バズ
シュツルム・ファウスト
超大型ヒート・サーベル
搭乗者 カリウス・オットー
ギー・ヘルムート
リリア・フローベール
ギュスター・パイパー
ユイマン・カーライル
アイロス・バーデ


【設定】

ジオン公国軍の量産型モビルスーツ。
マ・クベが提唱した総合整備計画によってリック・ドムを再設計した機体。
元々陸戦用だったドムを急遽宇宙用に改修したリック・ドムに対して、こちらは最初から宇宙戦仕様として開発されており、背部にプロペラントタンクを増設する事で稼動時間の問題を解決するなど、基本性能は全体的にリック・ドムから向上している。
後のドライセンの開発母体となった。


【武装】

90mmマシンガン

取り回しのよい射撃兵装。
ザクII改ゲルググMなどと共通のもの。

胸部拡散ビーム砲

胸部に内蔵されているビーム砲。
出力向上によって攻撃用の武装として使える様になっている。

ヒート・サーベル

バックパックに装備された過熱式の実体剣。

360mmジャイアント・バズ

360mm口径のバズーカ。
リック・ドムのものから形状が若干変更されている。

シュツルム・ファウスト

使い捨て式のロケット・ランチャー。
威力は高いが命中率は悪い。

超大型ヒート・サーベル

機体の全長を上回る大型の実体剣。
ギー・ヘルムート機に装備されている。


【原作の活躍】

一年戦争末期に通常カラーの宇宙用の機体とコロニー用の緑色の機体が登場。
また、超大型ヒート・サーベルを装備した個体がマルコシアス隊に配備されている。

デラーズ紛争ではデラーズ・フリートが多数の機体を保有しており、カリウス・オットー機はガンダム試作2号機を追撃してきたジム部隊を撃退するなどの活躍を見せた。


【搭乗者】

カリウス・オットー

CV:飛田 展男

デラーズ・フリートのモビルスーツパイロット。
一年戦争時代からのアナベル・ガトーの部下であり、彼からの信頼も厚い。
終盤はガトーからニナ・パープルトンを託され、一足先にアクシズ先遣艦隊に合流。最後まで生存するが、その後の動向は不明。

【原作名台詞】

  • 「少佐、ここはお任せを!コンペイトウへ…いえ、ソロモンへ!」
    • 観艦式襲撃の際、ガトーの援護に現れて。わざわざ連邦側からジオン側の呼称で言い直しているあたり、案外律儀である。

  • 「この人も何の因果か…」
    • アクシズ先遣艦隊に合流する途中、ニナに対して。戦いに巻き込まれた事に同情しているが、後付けではあるがニナは三角関係の中でも複雑な立ち位置にいるので、その事に言及している台詞とも取れなくもない。


ギー・ヘルムート

CV:豊永 利行

マルコシアス隊所属のモビルスーツパイロット。
当初は手柄を独占しようとする利己主義者であったが、戦いの中で仲間を隊に誇りを持つようになる。


リリア・フローベール

CV:荒木 香衣

マレット・ザンギーヌ率いるグラナダ特戦隊の隊員。
漫画版では気弱な性格だが、戦闘になると冷酷な面も見せる。
撃墜されそうになった所を隊長のマレットに救われたことから、彼に忠誠を誓うようになる。
しかし、戦争終結時の戦闘でマレットはフォルド・ロムフェローに討たれ戦死。心の支えであった彼を失った事で彼女は豹変してしまい、4年後には他のジオン残党と共にサイド3を気化弾頭で攻撃する計画を遂行しようとするが…

一方小説版では気弱ながら芯の強い人物として描かれている。キシリアからはテストパイロットとして高い信頼を得ていたが、その事でマレットに疎まれ鞭で暴行を受けた事もあったが、リリアの方は懸命にマレットを助けようとしていた。
終盤では命令違反を犯して出撃したマレットを制止しようとして攻撃を受けるが、こちらではフォルドに救助されており、3人の中では唯一生存する。

元はゲーム版「宇宙、閃光の果てに…」のジオン側のプレイヤーキャラクターの1人で、「リリア・フローベール」も女性キャラのデフォルトネーム。

【原作名台詞】

  • 「どうして邪魔をするの!? これは鉄槌なのよ!! ジオンの誇りを忘れた奴らに思い知らせるための––…マレット様の遺志を継ぐための鉄槌なのよ!!」
    「まだよ…まだ終わってはいないわ!! マレット様はリリアの中で生きている!! だからリリアはまだ戦うんだ!!」
    • 「GUNDAM LEGAC」3巻から。
      計画を阻止されてもなおマレットへの想いを叫ぶリリア。もはや彼への妄執で動いているとしか言いようがないリリアの姿を見かねて現れたのは…

  • 「キサマがマレット様を––…キサマが––…」
    • 彼女の前に現れたのはマレットの仇であるフォルド・ロムフェローだった。彼の「お前の憎しみは俺が受ける」という言葉通りに怒りに任せて気化弾頭を叩きつけるが、気化弾頭は真空である宇宙空間では無力で、ジム・クゥエルの装甲が軽く焼けた程度だった。本懐も遂げることも、仇を討つことも出来なかったリリアはただ泣き叫ぶしかなかった。



ユイマン・カーライル

CV:筈見 純

グラナダ特戦隊隊員のベテランパイロット。
士官学校の教官を務めていたが、戦争の長期化により軍に召還された。
マレットとは教官と教え子の関係だったが、特戦隊結成に伴い立場が逆転することになった。

小説版ではマレットのストッパー役として彼を支えていたが、ガンダム4号機のメガビームランチャーからマレットを庇い戦死。
漫画版では逆にマレットの死を見届ける事になる。4年後にはリリア、ギュスターと共にジオン残党軍の計画に参加しリリアを援護するが、彼は内心この計画に疑問に抱いていた。


ギュスター・パイパー

CV:福島 潤

グラナダ特戦隊の隊員。
上昇志向が強く、俗人的な性格。そんな彼だがポケットには家族の写真を忍ばせていた。
リリアとは喧嘩が絶えなかったが、彼女の実力は認めており常に気に掛けていた。
小説版ではガンダム4号機の攻撃で死亡。
漫画版では最後まで生存し、その後のジオン残党の計画に参加するが、相変わらず気に掛けていたようでリリアが犠牲になるであろうこの計画には反対していた。計画が失敗した後は彼女を諭した。


アイロス・バーデ

CV:浜田 賢二

エリク・ブランケ率いる部隊「インビジブル・ナイツ」のサブリーダー。
冷静で頭の回転も早く、エリクに進言できる存在。


【VS.シリーズの活躍】

GUNDAM VERSUS

ミッシングリンク仕様の機体がストライカーとして登場。
大型ヒートサーベルで援護してくれる。
また、トライアルバトルでは敵として登場する。

EXVS.2XB

高機動型ゲルググ(ヴィンセント機)のアシストとしてギー・ヘルムート機がサイコミュシステム試験型ザク(ビショップ)と共に登場。大型ヒート・サーベルでの2段格闘で打ち上げる。
相方と比べて射程限界は無いが、見た目の割に当て難く、火力と補正もイマイチで受け身も普通であり、本体が中距離以遠の射撃戦が得意では無い事も相まって正直使い難い。と、長らく思われていたが……?


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最終更新:2023年08月13日 14:26
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