キュベレイ

キュベレイ
QUBELEY
登場作品 機動戦士Zガンダム
機動戦士ガンダムZZ
型式番号 AMX-004
全高 18.4m
重量 35.2t
所属 ネオ・ジオン軍
武装 ビーム・ガン
ビーム・サーベル
ファンネル
大型ビーム・サーベル
搭乗者 ハマーン・カーン


【設定】

ジオン残党軍であるアクシズが一年戦争時ジオン公国が建造したMAエルメスを基に開発したMS。
開発コンセプトはそのまんま「エルメスのMS化」である*1
肩部にある大型バインダーによる高い機動性を保持しながらエルメスのサイコミュ兵器「ビット」を小型化・発展させた「ファンネル」を搭載。
他の武装はビーム・サーベル機能を兼ねるビーム・ガンぐらいのものであり、武装構成自体はわりとシンプル。
つまりファンネルが主兵装でありビーム・ガンは補助的なものと、シンプルだがかなり複雑な戦術が求められる。
グリプス紛争時においては最高クラスの性能を誇っており、高いニュータイプ能力が求められる*2ためハマーン・カーンにしか扱えず、実質彼女の専用機となっている。
第一次ネオ・ジオン紛争では時代遅れに片足を突っ込んでいるものの、ハマーンの技量もあり恐竜的進化を遂げた当時のMSの頂点近くにあるといっても過言ではないZZガンダムに引けを取らない勝負を見せていた。

機体名は古代アナトリア(現在のトルコ)で信仰され、大地母神の起源とされている女神「キュベレ(キュベレー)」からと思われる。


【武装】

ビーム・ガン

両手首の袖部分に内蔵されたビーム砲。
砲身を取り外してマニピュレーターで保持する事でビーム・サーベルとして機能する。

ビーム・サーベル

両手首の袖口に収納されたビーム・サーベル。
袖口に収納された状態ではビーム砲として機能し、射撃戦と白兵戦どちらにも対応出来る。

「ガンダム武器防具伝」(株式会社レッカ社 編著)によると、
キュベレイと言えばファンネル、ハマーンと言えばサイコミュ兵器の使用に長ずるイメージが強いが、
実はZ、ZZの劇中ではビーム・サーベルを使用していたシーンが結構多い。
無論、ファンネルのみでは長時間戦闘は不可能というのもあるが、それを差し引いても百式Zガンダム相手の白兵戦やZZガンダムとの最後の一騎打ちなど、強敵との戦いの際にはビーム・サーベルを多用していた。
後述のように、ファンネルを多用しない事によってジュドーに手加減していたと誤解されたことへの否定が彼女の本心ならば、案外ハマーン様にはビーム・サーベルを駆使した白兵戦を好む性質があったのかもしれない。

ファンネル

往年のファンには最早説明不要とも言いたくなるほどの本機の最大の特徴というべきサイコミュ兵器。

エルメスのビットを小型化させた無線遠隔誘導攻撃端末で、機体背面のファンネル・ポッドに収納され、外部へ放出されて脳波コントロールで誘導され目標を攻撃する。
グリプス戦役ではジ・Oパラス・アテネボリノーク・サマーンの3機に囲まれたものの、この兵器で数的不利な状況を五分に持ち込んだ。
また、カミーユのZガンダムやクワトロの百式を圧倒し、彼らを相手に有利に戦いを進める事が出来たのもこの兵器あっての事といえるだろう。
ただし、ファンネルにはジェネレータが搭載されていない為、稼働時間が短く、コレだけによる長時間の攻撃はできない。
通常武装による射撃戦、格闘戦の中に織り交ぜて使う必要があるサブ武装な立ち位置の装備である。

余談だが、ファンネルとは本来漏斗を意味する英語で、キュベレイのそれも漏斗に似ていたからこう名付けられた。
正式名は「ファンネル・ビット」だが、みんな「ファンネル」と呼んでいる。

大型ビーム・サーベル

『機動戦士Ζガンダム』のテレビシリーズ最終話と劇場版『機動戦士ΖガンダムIII』での百式との最終決戦にて、通常のビーム・サーベルより出力が強化された大型ビーム・サーベルを一度だけ使用している。
両肩のバインダー内側に格納されており、柄は通常のビーム・サーベルの倍ほどの長さで両手で持ちやすくなっている。
テレビシリーズでも劇場版でも一度しか使っていないこともあり、この武装はゲームでも関連商品でも再現されることは少ないが、「ROBOT魂」や「HCM-pro」には付属している。
一回しか使ってないとはいえ、こんなものを機体のバインダーに隠し持ってるあたりを察すると、やっぱりハマーン様のビーム・サーベル好きは異常。


【原作の活躍】

ハマーン・カーンの専用機としてZ、ZZ共にラスボスに位置する機体のひとつとなっている。

グリプス戦役ではまずはカミーユ・ビダンやパプテマス・シロッコとその部下サラ、レコアと交戦。
どちらも決着がつかずお互い退いている。
最終決戦ではシロッコのジ・Oに加え因縁のあるクワトロ・バジーナの百式と交戦。
最終的には機体性能差もあり、クワトロを圧倒した。

第一次ネオ・ジオン抗争では最終戦のみの出撃でジュドーのZZガンダムと一騎打ちをする。
ファンネルを自重したため、ジュドーに手を抜いたと誤解されるも敗北したハマーンは否定していた。
最終的に相打ちに近い形ではあるものの敗れ、ジュドーの助けを拒み、宇宙の闇へと消えた。


【搭乗者】

ハマーン・カーン

CV:榊原 良子

ジオン残党組織に所属する女性。
総大将はミネバ・ラオ・ザビだが、摂政としてアクシズの実質的な大将である。
まだ20歳ながら優れた政治力、カリスマ、艦隊指揮力を併せ持つだけでなく非常に強力なNTで、当時のアクシズには彼女しかキュベレイを扱える者がいなかった程。
原作では中盤から登場(名前と年齢だけはかなり早い段階で出た)。
時勢を見てエゥーゴともティターンズとも手を組んでいたが、最終的には三つ巴となる。
カミーユ・ビダンとは精神感応をするも、自分の心に土足で入られたと感じ激怒する。
最終戦ではクワトロ・バジーナ、パプテマス・シロッコと乱戦。その後、機体性能の差もありクワトロを圧倒。
彼を倒すと、アクシズ艦隊は後退する。

第一次ネオ・ジオン抗争では全編に通して出演し、アッガイに乗る、変装してアーガマに潜入するなどもした。
ジュドーの能力に強い興味を覚え、何度もスカウトするが彼に拒絶された。
連邦軍との取引でかつてのジオン発祥の地「サイド3」を手に入れ、覇権獲得まであと一歩というところで部下であるグレミーが大規模反乱を起こす。
彼を危険視しながらも、反逆を阻止できなかった時点で敗北を覚悟していたようである。
最終的にはジュドーと一騎打ちの果てに敗北し、「強い子」に出会えたことに満足して戦死する。
ファンネルを自重したためジュドーに手加減したと誤解をされたが、彼女は否定していた。

【原作名台詞】

  • 「このキュベレイを舐めてもらっては困る!」
    • 機体選択でもおなじみ。彼女(とキュベレイ)の象徴的なセリフ。

  • 「無礼を許すわけにはいかない」
    • アクシズの大将と言うことで作っている部分もあるだろうが、基本的にプライドが高い気質。

  • 「俗物!」
    • 劇中で何度も叫ぶセリフ。ちなみに俗物、俗人(こちらはシロッコが多用)という言葉は冨野御大の口癖でもある。
    • ちなみに声の榊原氏は「人を見下している」とあまりこの言葉が好きではない様子。

  • 「もしも私の元へ戻る意思があるのなら…」
    • クワトロへ言っ(てしまっ)たセリフ。彼が死んだ(と思われた)後もハマーンはそれほど落ち込んでいるわけではなく、地球圏に出てきた本分はあくまで己の野望遂行にあったのだろうが、このセリフを聞く限りでは、シャアへの未練(というより理解者の渇望)も少なからずその動機に含まれていたことは察するに余りある。

  • 「シャア…私と来てくれれば、ん。」
    • ん、は唇をかみしめるところ。こういう細かい演技ができる榊原さん以外に、ハマーンの声優は務まらない。

  • 「人はいつも一人だよ。人類そのものもそうだ。」
    • ジュドーとの決戦にて。シャアに捨てられ、カミーユを受け入れることができず、ジュドーに拒絶された心中。

  • 「アステロイドベルトまで行った人間が戻ってくるっていうのはな…人間がまだ重力に惹かれて飛べないって証拠だろ?」
    • ジュドーとの決戦にて。己のアンビヴァレンスな感情を吐露する場面。

  • 「帰ってきてよかった…。強い子に出会えて…。」
    • ハマーン最後の言葉。

【その他ゲーム】

やはりシャアに対する未練や心情がうかがえる印象的なセリフが多い。
一方でジュドーとの絡みはやや少なめ。

  • 「ほざけシロッコ。貴様とて次元は同じ。傍観者を決め込んではいるが、女の尻ばかり追い回し…」
    • 『SDガンダム G GENERATION』シリーズでZガンダム編の最終話「宇宙を駆ける」ステージでハマーンとシロッコが戦闘すると発生する会話。クワトロとハマーンの会話を痴話喧嘩と嘲笑うシロッコにハマーンが放つ痛烈な皮肉。まさにその通りで言い訳のしようもないためか激怒するシロッコが見れる。なお、二人とも敵軍でプレイヤーが操作できないため見るためには工夫が必要。

  • 「嬉しいものだ。シャアと共に戦えるとはな」
    「大丈夫だ。無理はしない、約束するよ、シャア!」
    • 『機動戦士ガンダム ギレンの野望』でシャアとハマーンを隣接させるとこのようなセリフが発生する。凄い嬉しそうな声を榊原氏の音声付で聞ける。なお、友好キャラというマスクデータが存在し、各キャラに最大二人いるのだがハマーンはZ、ZZ版共にシャアのみである。

  • 「お前がいるからシャアは…!シャアを惑わすのはやめてくれないか?」
    「やめる気はないということか…このまま話していても無駄のようだな」
    • 同じく『機動戦士ガンダム ギレンの野望』でこちらはララァとの味方としての会話。当然ララァはハマーンの前のセリフに拒否をしている。
      ニュータイプの修羅場が見れるぞ!

  • 「今、私はあなたと同じ時を刻みはじめた。シャア、あなたとともに未来を歩みましょう…」
    • 『スーパーロボット大戦F 完結編』でついにクワトロに口説かれた時に急にこのしおらしいセリフが出る。しかもわざわざ専用の顔グラフィックまで使っている。後に『第3次Z 天獄篇』でも似たようなやりとりがあった。

  • 「お前はいつも仮面をかぶり、常に自分の心を他人に隠していた…。私にも、他の女にも…」
    • 『第2次スーパーロボット大戦α』でシャアとの戦闘時に。寂しさを感じていた紛れもない本心であろう

  • 「ナナイ…お前は愚かな女だ…。だが、お前は…シャアの理想に殉じられたお前は私より幸せだったかもしれんな…」
    • 同じく『第2次スーパーロボット大戦α』にてハマーンとシャアが敵対することになった際、ナナイの戦死を見て。シャアに愛情を寄せる者同士として死ぬ事になっても彼と共にいられたことを羨ましがっていたとも取れる。ついでに声優も同じ。

  • 「もし私に求めるものがあるならば、それはお前の口から言って欲しい」
    • こちらは『スーパーロボット大戦D』にて。シャア(というかプレイヤーの部隊)が協力を求めていることを察しており、それをシャアが直接言ってくれるなら手を貸すというようなニュアンス。

【その他名台詞】

  • 「寒い…ここにあと何年…」
    • 0083』より、長期間の潜伏を強いられて胸中をつぶやく。

  • 「ん? 何だこれは? これは私…ハマーン・カーンだというのか!? しかもOLで、アラサーだと!? シャアにジュドー、ミネバ様もいるではないか! えぇい、よくもズケズケとこのような姿を晒す! この私が合コン!? ゴキブリ退治ぃ!? 二日酔いなどするものか!! 恥を知れ、この俗物ぅ!! いいか、よく聞け!『アラサーOLハマーン様』絶賛発売中だ!」
    • Z、ZZを題材にした日常コメディ『アラサーOLハマーン様』第2巻発売を記念したPV。なんとハマーン役の榊原良子氏がナレーションを担当した
    • 他にもライバル会社の優秀だがキレやすい若手社員カミーユ役の飛田展男氏版や、ハマーン様お気に入りのコンビニアルバイト店員ジュドー役の矢尾一樹氏版のPVも公開されている。
    • 本作でのハマーンはお酒好きなだけでなくコンビニでお菓子を大量に購入していたり、お気に入りのキュベレイモチーフのぬいぐるみ「もちキュベ」を抱いて寝ていたり、小悪魔な従兄弟のミネバに翻弄されたりと、原作からは考えられない姿が見られる。
      まあ自身のあられもない姿が描かれていたらナレーションの通りさすがのハマーンも困惑するだろう。


【VS.シリーズの活躍】

機動戦士Zガンダム エゥーゴVSティターンズ

最高コストの375で参戦したこのシリーズ中唯一のファンネル機。
連ザシリーズやガンガンシリーズと比べてファンネルの火力がかなり高く、特に複数停滞させてからのメイン連動発射は格闘機も真っ青の絶大なダメージを叩き出す(しかも時間経過以外では戻らないタイプだった為、後を考えなければ連射出来る)。
しかし耐久がたったの480しか無い上に防御力も低く、同じコスト帯のZガンダムやジ・Oと比べると機動力も足りなく、更に格闘も微妙と正直な所ファンネルの性能に基本性能の殆どを奪われていると言っても過言ではなく、またZガンダムやジ・O、そしてコスト310&275コンビの存在もあって色々な意味でニュータイプ専用機という状態だった。

ガンダムVSガンダムNEXT

「機動戦士Zガンダム」枠からの参戦。
出るなら「機動戦士ガンダムZZ」枠と多くのユーザーが予想していた中、まさかの「機動戦士Zガンダム」枠での出場であった。まぁ実際はZでの方が良く動いているので機体だけ見ればこちらでよいと思うが。

また、女性が搭乗する中でも、非ガンダム系機体でも初の3000GPである。
…と、思われたがPSP版のNEXT PLUSモードにてターンXにガンダムタイプの属性が付いていないことが分かったので非ガンダム系初の3000コストでは無くなった。

高い機動性とファンネルを駆使して戦う射撃型の機体で、「プレッシャー発動」という特殊な武装も装備している。
格闘性能は悪くはないが、やや物足りない。

ちなみに原作設定上は、キュベレイMk-IIと同じフォルム、スペックのはずだが、本ゲームでは何故かこちらの方がサイズが大きく、高性能かつ高コスト。

ガンダムVSガンダムNEXT

NEXT-PLUSモードではハマーンが原作通りタイガーバウムでアッガイに乗って登場したりもする。
また、一ステージ限定だがZZ仕様のカットインと台詞で登場するステージもある。

EXVS.

「機動戦士ガンダムZZ」枠からの参戦。
前作と同じ高機動だが、ダウンさせる武装は保有していない。しかし、ファンネル一斉発射のCSが追加され、火力はやや強化された。
サブのファンネルは設置した後に手動入力でビームを発射させる仕様となっている。
このため癖が強く、ハマーンばりのニュータイプ専用機とも言われるほど。
また、耐久力150以下で着地するとハンマ・ハンマ(マシュマー・セロ機)とR・ジャジャ(キャラ・スーン機)が助太刀する。

EXVS.FB

ファンネルが他機体と同様の自動発射となり、操作系統が簡略化した。また、アシスト二機が特射の任意呼び出しになった。
前作同様2500の中では今ひとつパッとしない性能であったが、8/28のアップデートで強みのファンネルを中心に全面強化され、一気に環境の中心に躍り出た。
「ハンマ・ハンマで着地を保護」しながら「取り付きの異常に良いファンネル」を、「足を止めず」に「高回転率」で撒きまくる戦闘スタイルにより、中距離以遠では大半の機体を封殺する凶悪な強さを見せつけた。
その性質上、機動力の低い機体や地走に特に強く、フルアーマーΖΖガンダム?などは良いカモであった。

が、11/26の修正により大幅弱体化を喰らい、強化前と同等かそれ以下の性能になってしまった。
この顛末はバンナムの機体調整の悪例として度々やり玉に挙げられ、PDF2013でこの件についてゲストが馬場Pに突っ込む一幕もあった。

EXVS.MB

サブのファンネルの手動発射が復活(自動発射もする)。新たに単発ダウン系のCSが追加。
エクバとフルブの折半+αの性能に落ち着いた。

EXVS.MBON

格闘が一新された。どれも優秀なものであるため、格闘機顔負けの性能も加わった。アップデートで若干弱体化したが、FBと違い十分戦える、というより相手からするとあまり変わった感が薄いまである。

ちなみに、使用機体に制限がかかるイベント戦「EXA杯」に参戦したが、開催当時同漫画でのキュベレイ及びハマーン様の出番はトリムに呼び出され戦闘し(恐らくコピーだと思われるが)、出てきた次のコマで撃墜されるという雑な扱い(EXAにはよくあることだが)にもかかわらず参戦していたのに、FORCEコラボ漫画でしっかりと出番のあったガンダム・バルバトスデスティニーガンダム(ハイネ機)がいなかったため、「基準がガバガバすぎる」と話題になったとか。
その後の連載では敵側についたシャアにより召喚され、共にレオス一味と戦闘をしている。シャアはシナンジュに乗り換えているのにハマーン様はキュベレイのままだが。


【勝利・敗北ポーズ】

NEXT

勝利ポーズ

1つは右腰に手を当て、左手で払うようなポーズをとる。
1度でも撃破されると、原作でも見せたオーラ(プレッシャー)を出している。ハマーンの本気か?

敗北ポーズ

両肩のバインダーを腕を隠すように降ろす。
原作で戦艦アーガマに入れる際はこの形態だった。

EXVS.シリーズ

勝利ポーズ

通常時…サーベルを構える。
アシスト呼び出し時(FB以降):ハンマ・ハンマに薔薇を与える。R・ジャジャはいない。
覚醒時…オーラ(プレッシャー)を展開する。その範囲は軽く僚機をも覆い尽くす。

敗北ポーズ

オーラを放ったまま漂いそのまま爆散する。


【その他の活躍】

スーパーロボット大戦

機動戦士ガンダムZZのラスボス機ということもあってか、ハマーンの能力と相まってクィン・マンサを遥かに凌ぐZZ版ネオ・ジオン最強の機体として登場。
また、一部の作品では条件付きあるいは無条件でハマーンと共に自軍に加入する。

『F』では事実上のラスボスとして登場。
攻撃を命中させるのも回避するのも困難なうえ当てても異常なまでに固く、スーパーロボットすら一撃で撃墜する程の攻撃力を兼ね備えた超強敵。
ちなみに『α』では生体兵器でもないのに何故かHP回復能力を持っており、攻略本にも「異星人の技術を使っているのか?」と突っ込まれた。

また、ネオ・ジオン総帥のシャアと共演する場合、作品によってハマーンとシャアの立ち位置が色々と変わり、『第2次α』の終盤でハマーンと協定した場合はハマーンが自軍に加入し、シャアと対峙する一方でハマーンと決別した場合はシャアの傘下に入り、共に敵として登場する。
続編となる『第3次α』ではシャアの傘下に入り、共に戦死した事が正史となっている。

『D』ではシャアは最初から味方として登場。
ハマーンはエンジェル・ハイロゥに捕らえられており、条件を満たせば自軍に加入する。

『第3次Z』の前編『時獄篇』ではシャアと共にネオ・ジオンのトップとして登場するが、終盤でシャアが自分に何の相談もなくネオ・ジオンから離脱したことに激怒し、シャアと敵対する。
後編『天獄篇』の中盤でシャアと和解し、自軍に加入する。

『T』ではグレミー派が倒された後にシャアのネオ・ジオンが台頭し、ハマーン派のネオ・ジオンと敵対する事に。
ルートによって展開は異なるが、最終的には両者共に主人公部隊に倒された後に自軍に加入する。

ヒーロー戦記

いじめっ子からミネバを助けたアムロ達を誘拐犯と勘違いして襲い掛かってくる。
誤解が解けた後はアムロ達に協力するようになり、道案内役として一時的に加入する。


【余談】

『SDガンダム三国伝』では貂蝉キュベレイの、『SDガンダムワールド ヒーローズ』ではクレオパトラキュベレイの演者として登場している。
方や三国志屈指の美女、方や世界三大美女のモチーフとして選ばれている辺り、ハマーンの影響もあるだろうが、女性のイメージが強い機体となっている。

『クワトロ』に引導を渡したのはハマーン*3だが、その際に「私と来てくれれば……」と本音を漏らしている。これはシャアとはかつての恋人同士であったため。
二人ともNTによる人類の変革を望んでいたが、ハマーンの提示した方法である「ザビ家の復興」はシャアにはとても許容できる物ではなくこれをきっかけに二人の道は外れる事に。
またカミーユとジュドーにも否定されていた。
自分を捨てた(と思っている)かつての恋人であるシャアを許せないと感じる一方で自分の事を理解して受け入れて欲しいとも感じていた。
その為クワトロに何度もアクシズに戻ってくる様に言っていたが、シャアはハマーンに対し未練も何も無いのでVSシリーズでも「いい加減消えて貰おう」等ぞんざいな扱いをされている。
当のハマーン本人はNEXTも含め、ゲームなどでシャア(特に逆シャア設定のシャア)と絡むたびにやたらと嬉しそうになる。
その舞い上がりぶりや、時々ハマーン様ともあろうお方が、利用するだけ利用して用済みになったら片付ける気満々なシャアの本意を見抜けないことがあるほど。
酷い時にはそんなシャアの本意を見抜いた上で離れられずにいる。
尚、彼女の幸せな姿は『ギレンの野望 ジオンの系譜』、『スーパーロボット大戦F完結編』、『SDガンダムGジェネレーションDS』、『第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇』、『スーパーロボット大戦T』で見る事が可能*4

ツンデレの先駆け……かどうかはいまいち不明だが、確実に史上最強のツンデレである。
最大の問題は『ツン』部分で冗談抜きに殺されかねないところだが。

ちなみに、『ZZ』ではハマーンが水着姿になったり違う髪形になったりと人間的な部分が見られる。
ハマーン好きもそうでない人も一見の価値あり。

ちなみに、PS時代のGジェネをCDラジカセにいれると聞けるボイスドラマ、逆シャアがパチンコになった際のPVではナナイから急にハマーンに変わるといった登場をした。

ハマーン役の榊原氏が神谷浩史氏と小野大輔氏がパーソナリティーを務めるラジオのイベントにて登場し、神谷氏から告白されるもお断りするという展開を見せたことも。


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最終更新:2023年08月11日 01:55
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*1 そのため、肩のバインダーには「LMES(エルメス) 2」と書かれている

*2 機体の大半がサイコミュ制御であり、パイロットのNT能力に性能が大きく左右される模様

*3 正確にはクワトロの自爆だがそこまで追い込んだのはハマーン

*4 『ギレンの野望』では戦場に出る事をシャアに心配して貰え、『スパロボ』に至ってはクワトロにプロポーズに近い言葉を貰える。また『GジェネDS』では条件を満たすと、「逆シャア」ステージでシャアをアクシズから救出する。