バスターガンダム

バスターガンダム
BUSTER GUNDAM
登場作品 機動戦士ガンダムSEED
型式番号 GAT-X103
全高 18.86m
重量 84.2t
所属 ザフト軍
武装 220mm径6連装ミサイルポッド
350mmガンランチャー
94mm高エネルギー収束火線ライフル
対装甲散弾砲
超高インパルス長射程狙撃ライフル
搭乗者 ディアッカ・エルスマン


【設定】

地球連合軍が開発したモビルスーツ。
初期型GAT-Xシリーズの一機で、左右の腰に装備した大型火器による遠距離支援射撃を得意とする。
反面接近戦用の装備や盾は一切持たないため、接近戦に持ち込まれたり、そもそも射撃を避けてしまうすばしっこい相手には分が悪い。
高出力の火器を持つ一方で電力容量を増やせなかったため、94mm高エネルギー収束火線ライフルには本体とは独立したジェネレーターを搭載している。
ライフルとランチャーは連結の際、前後の入れ替えで別用途の火器として使用可能。
しかし、どちらも銃身部分への負担が大きいため連続での使用は好ましくない。
なお、「バスター」とは「破壊者」の英訳である。

本機の量産機としてバスターダガー、再建造された本機を改修した機体としてヴェルデバスターが存在する。


【武装】

220mm径6連装ミサイルポッド

両肩に1基ずつ装備されたミサイルポッド。
本機の近接戦闘能力の低さを補う為に搭載され、発射した隙に後方へ退避する戦い方を想定している。

350mmガンランチャー

右腰アームに接続されるレールガン。
散弾による複数目標への攻撃など「面」の破壊に特化している。
通常の質量弾頭の他、徹甲弾や粘着榴弾なども射出可能。

94mm高エネルギー収束火線ライフル

左腰アームに接続される大型ビームライフル。
他の初期型GAT-Xシリーズのビームライフルより大口径かつ高出力となっている。

対装甲散弾砲

ガンランチャーを前に、収束火線ライフルを後ろに連結する事で広域制圧に長けた対装甲散弾砲となり、密集した敵や高速移動する機体に対して効果を発揮する。

超高インパルス長射程狙撃ライフル

収束火線ライフルを前に、ガンランチャーを後ろに連結する事で威力と射程に長けた超高インパルス長射程狙撃ライフルとなり、遠距離の敵に対して効果を発揮する。


【原作の活躍】

ザフト軍クルーゼ隊のディアッカ・エルスマンに強奪され、それ以降は専用機として活躍。
イージスガンダムデュエルガンダムブリッツガンダムと共にチームを組み、アークエンジェルに幾度も襲いかかった。
オーブ近海でムウ・ラ・フラガのスカイグラスパーに撃墜されアークエンジェルにパイロットと共に捕獲される。
その後修復され、オーブ戦にてアークエンジェルに加勢し、共に行動をすることになる。
最終決戦まで三隻同盟の貴重な戦力として参戦するが、プロヴィデンスガンダムの攻撃で戦闘不能に陥る*1


戦後はデュエルと共に地球連合軍に返還・修復された後に博物館に展示されている*2

劇場版『SEEDFREEDOM』でまさかの再登場。
改修されて「ライトニングバスターガンダム」となった。
コックピットはザクウォーリアと同じ仕様にされており、動力は核エンジンとなっている。
返還されたのを譲渡されたのか、それとも設定変更されて元々ザフトに保管してあったのかは現在謎。


【搭乗者】

ディアッカ・エルスマン

CV:笹沼 晃

ザフト軍のクルーゼ隊に所属するエリートパイロット。
イザーク・ジュールと同じくナチュラルを見下している。
『狡猾で残忍な性格』とされているが、ムウ・ラ・フラガが乗っているとはいえMAのメビウス・ゼロにいつまでも手こずったり、砂漠に降りた結果転んで尻餅をつく、うっかり発言が元で殺されそうになるなど劇中の活躍を見る限りではとてもそうは見えず、むしろ『迂闊で残念』などと言われている。

その妙な憎めなさもあってか好き嫌いが多いキャラクターの多いSEEDシリーズにおいて比較的安定して人気が高い(彼の口癖「グゥレイトォ!」も人気の要因の1つである)。
趣味は日本舞踊なのだが劇中どころか公式に展開される様々なメディアでも全く触れられず半ば死に設定となっている。
後述のゲームで一度触れられたくらい。

砲撃戦主体のバスターガンダムを強奪し、その専任パイロットとなったはいいが、肝心のディアッカ本人が「高火力・長射程武器による後方支援」という機体コンセプトを理解せず、序盤はイザークと一緒に仲良く敵陣に突撃していく光景が多い(中盤辺りからはしっかり性能を活かして援護している)。

中盤辺りでムウのスカイグラスパーに撃墜され捕虜としてアークエンジェルに捕らわれた際、泣き崩れるミリアリア・ハウをからかうつもりで言った冗談がまさかの図星で殺されそうになる。
その直後フレイ・アルスターにも殺されかけるがミリアリアが庇って助けた(弾は外れたので二人とも無傷)。
これがきっかけとなり、コーディネーターもナチュラルも同じ人間だという事、戦争というものがどういうことかを思い知り、捕虜のためやることも無いことから物思いに耽っていた。
アークエンジェルが連合を抜けたため捕虜として確保する必要がなくなりオーブ防衛戦で釈放(実質放り出された)がアークエンジェルの戦闘を見てミリアリアのことを思い出し、オーブ軍のMS格納庫で修復されたバスターを(勝手に)受領しオーブ側戦力として参戦、そのまま三隻同盟に所属しムウと共にアークエンジェルを守る為に戦うようになる。
ミリアリアとは後にいい感じになり彼女のことを不器用ながら思いやるようになった、そしてめでたく劇中後にディアッカが告白して付き合うことになる。

この時期になるとバスターの性能を完全に生かし切っており、三隻同盟ではMS、戦艦を撃墜しかなりの戦果を挙げており、プロヴィデンスと交戦した際に初見のドラグーンを避けられないことを察しミサイルを全発射し大破するも誘爆を防ぐといった優れた判断力を見せつけた。

戦後はザフトに復隊するも、除隊から再入隊扱いになったため緑服に降格となった。

HDリマスター化記念の人気投票では中盤までトップだったが、惜しくも主人公2人に追いぬかれてしまったが、彼の人気を再確認する結果となった。
同リマスターだとオーブ戦でパーフェクトストライクとの見事な連携を披露した。

ボンボン版ではスカイグラスパーではなく水中に潜んでいたキラのランチャーストライクのアグニでグゥルごと脚部を消し飛ばされて戦闘不能になり、ゴッドフリートにロックされて投降しし捕虜にされた。
その後は原作通り三隻同盟に加入し、イザークと再会し対話しているところで終戦を迎えた。
DESTENYではレクイエム中継コロニー破壊作戦でちょろっと登場。

【原作名台詞】

  • 「グゥレイトォ!」
    • ディアッカの代名詞…なのだが実際はそんなに言ってなかったりする。しかし、かの有名な「アムロ、行きまーす!」も一度しか言っていない(おまけにその時ガンダムに乗っていない)ので、よくあることだろう。
    • SEED劇中では序盤でハルバートン提督率いる第8艦隊と交戦する際に「グゥレイト! 数だけは多いぜ!」と言う。

  • 「ばっかみたい、なに泣いてんの?泣きたいのはこっちだっつーの
    それとも何か、バカで情けないナチュラルの彼氏でも死んだか?(笑)」
    • 負け惜しみの冗談のつもりがまさかのビンゴ、この発言により逆上したミリアリア、そしてフレイに殺されかけるが、ミリアリアの行動が彼が戦争や戦ってる相手について考えるきっかけになった。

  • 「チッ…!ビンゴだったとはな…」
    • 独房でその発言を悔いている時に。学習したのかこれ以降軽はずみな発言はかなり減るようになる。

  • 「とっととそこから下がれよ、アークエンジェル!」
    • ここからSEED最終話までがディアッカ栄光の時。

  • 「おいおっさん!」
    • ムウに向かって言った台詞、ちなみに当時のムウは28歳、20代終盤とは言えまだ20代である…言われたムウは「おっさんじゃない!」と反論した。ちなみにこの後、再度おっさんと言いかけて訂正する。割と律儀である。

  • 「…嫌だね。俺はバスターが気に入っているんだ。あんなもんにはお前が乗れよ。」
    • アスランから「プラントから戻らなかったらジャスティスを頼む」と言われた際のツンデレめいた返答。「俺はバスターが…」のところは小説版で追加された。
      もし一度でも乗って戦闘していればディアッカがジャスティスに乗るゲームがあったかもしれない。
    • 同小説版ではバスターが気に入っていたのは本当のようで戦後解体されないか気になってもいたらしい。

【その他名台詞】

  • 「じゃ、俺は得意の日舞でも披露するぜ!」
    • ゲーム『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』にて極度のリラックス状態になるという敵の罠にかかったイベントで彼が発した台詞。下手したら彼のファンにすら忘れられていた趣味設定を思い出させてくれるかなり貴重な発言。全く知らないファンからはかつてのバーニィ=ザクマニアのようなスパロボの捏造・悪ノリではないかと邪推される程。

  • 「この世の中には損得勘定じゃ計れないものがあるのさ…。それを俺は見つけちまったんでね!
    そういうわけでやらせてもらうぜ、元隊長さんよ!」
    • ゲーム『スーパーロボット大戦W』から、クルーゼとの戦闘前台詞より。
      同作ではミリアリアの恋人のトールの生存ルートがあり、そっちのルートだと意味合いがかなり変わってくる。


【VS.シリーズの活躍】

「連合 VS. Z.A.F.T.」シリーズ

コスト450で参戦した、格闘を持たない純射撃機。
格闘を持たない射撃機という事で接近戦に弱いと思われがちだが、実は本機の真骨頂は接近戦。
格闘の「ガンランチャー(通称「炒飯」)」と格闘CSの「対装甲散弾砲(通称「大盛り炒飯」)」による格闘機真っ青の接近戦は、今までのVS.シリーズにおける射撃機の常識を根底から覆した(但し後にも先にもここまで近接射撃に特化したのは本機のみ)。
特にBR接射>大盛り炒飯のコンボは射撃特化機にのみ備わるCSC補正無視能力により、命中率と時間火力を高いレベルで両立している。
欠点としては遠距離用の武装が「超高インパルスライフル(照射系の射撃CS。通称「グゥレイトォ!」)」しか無く、各攻撃の隙が大きく機動力も低い為、中距離以遠ではミサイルを撒く事と着地狩りグゥレイトォ!以外は殆ど何も出来ない事である(この点でも本機は射撃機としては常識外の存在であった)。
またCSを多用しなければならない性質上、かなりの慣れと、何よりプレイヤーの指の耐久力が求められる扱い難い機体でもあった。
したがって、格闘機を捌く技術と重めの機体を近距離戦で的確に扱う技術を求められるある種玄人向けの機体、常時格闘CSを貯めていたら迎撃の要であるガンランチャーが使用不能となり、BRと特射のミサイルだけになるのでチャージするかしないかの判断力も求められる。

尚、無印の本機に限り「クイックグゥレイトォ!(通称「QG」)」というテクニックが存在する(地上でセカンドインパクトをする事で銃口補正が異常な事になり、グゥレイトォ!がステップ、盾、障害物、発射前に潰す以外では必中になる。何と通常は銃口補正がかからないはずのミラコロ中のブリッツ(ガンガンシリーズにおけるM.E.P.E.中のF91やハイパージャマー中のデスサイズと同じ)にも当たる)。
※クイックグゥレイトォ!はCS持ちの全機体が使えるが、使って意味があるのは本機とガナーザクのみであった。

ちなみに格闘で出る射撃の通称が「炒飯」や「大盛り炒飯」になっているが、これはあくまで二次創作「ディアッカと俺の関係」で作られた「ディアッカの作る炒飯が美味い」という一文が大受けして広まった結果であり、原作のディアッカと炒飯は全く関係が無い。

ガンダムVS.ガンダム

イージスガンダムのモビルアシスト。ウイングガンダムゼロヴァイエイトに近い性能で超高インパルス長射程狙撃ライフルで多段ヒットの照射ビームを撃つ。回数は少ないが、1000コスどころか全アシスト中でもその使い勝手はまさにグゥレイトなアシスト。

ガンダムVS.ガンダムNEXT

デュエルガンダムアサルトシュラウドのアシストに変更された。性能はほぼ同じ。
家庭用ではミッションモードにてNPCとしても登場。
モーションは連ザから流用されたようでゲロビも撃ってくるがNPCのためモデリングは粗い。

EXVS.FB

デュエルのアシストなのは変わらずだが、直線的ゲロビだけでなく曲げ撃ちゲロビ、対装甲散弾砲(大盛炒飯)に加え追従アシストが追加された。
追従中は赤ロックの敵を追従するように動き、メインか特格入力でライフル、サブ入力でミサイルを発射するほか、特射を使うとその場から撃つようになっている。
覚醒技でも出てくるがフェイズシフトダウンしておりデュエルが武器を使用する名シーンの再現になっている。
貴重な落下テク、追従中にゲロビを撃つことで視覚外から不意を付けるなど中々優秀な性能でデュエルの強さの半分以上を担っている。
参戦が発表される前に発売されたGジェネでカガリとともに久々に声が付いたので期待されたが、残念ながら声はつかなかった。
同じくアシストでもアウルヨハンは他に兼役がいない上、一言二言くらいしか台詞がないのにもかかわらず声が付いているのに…*3
デュエル本体があまりに弱く、イザークもキャラ崩壊もしているため「バスターが本体でデュエルがコスト1000消費する謎アシスト」とまで言われたり、そもそも追従中は移動中も同じポーズでふよふよ浮いているため「ディアッカ・ELSマン」などネタ扱いされた。

EXVS.MB

デュエルの特格がパージアタックになったが、特射で攻撃の後から一定時間追従し、追従中は特射が撃ち放題と、さらにグゥレイトな使い勝手になった。Sドライブだとさらにリロードが高速化し回転率も上がる。
ただし声はつかず、おまけにニコルも参戦したためザラ隊で一人だけ声がないという悲劇が起きた。
その後、ディアッカと同じくなかなか声付きの作品に出れないカガリもプレイアブルで参戦したが、何故か連ザ1,2の使いまわしということに…それならディアッカも声を付けられたのではないのだろうか。

EXVS.MBON

オールスターシリーズに移行してからというもの参戦の兆しもなく、更に隊長参戦済みという苦渋を舐めながらも、アシストとして影に日向に仲間達の勝利を支え続けたバスター&ディアッカがついに2017年6月に復活参戦。コストは相方と同じ最低コストである1500。(結果Xナンバーではイージスだけ参戦しておらず、かつてのアルトロンorサンドロックの悲劇が再来することとなった)
武装構成は両CS以外は全て一新されており、メインがガナーザクのような単発ダウンのビーム、サブ射撃はヒルドルブのように格闘で4種類の弾丸(3連射可能なBRに小盛炒飯、AP弾、機雷)を切り替えることが可能となっている。機雷なんて撃てたっけ…?と思う人が大多数だろうが、(一応)設定では撃てることになっている。
1500コストでは貴重な常時ゲロビ持ちで、支援性能は光るものがあるのだが、これまでと違って常時使用できる発生の早い武装がなく、落下テクも一切ないのもあり自衛力、機動力に関しては低め。
同じようなメイン射撃を持つガナーザク、エクセリアと比べて格闘がない代わりにミサイルやサブによる弾幕形成能力は結構ある。
参戦前から言われていたが、射撃を無効にできる武装持ち、リボーンズのフィンファングのような移動を強要させる武装、∀のハンマーなど苦手な機体はかなりある。
一方ディアッカの台詞は豊富で、同じ時代のSEEDのキャラは勿論、後輩のシンをはじめとしたDESTINY、他作品のキャラにも特殊台詞がある上、相方のおかっぱのようにキャラがおかしいなんてこともないようなので、その点は恵まれている。勿論、先に参戦したカガリと異なりボイスは新録。心なしか勝利リザルト時のグゥレイト!のテンションが高め。

アップデートにて各種武装のテコ入れ、ダウン中の武装換装が可能になるなど調整され、自衛力こそ難があるものの低コスト砲撃機(当てはまる機体はほぼいないが)としてはかなりのグゥレイトな機体になったと言える。何、援護どころか全機落としても構わんのだろう?
しかし、いくら攻撃力は高くなったとはいえ自衛力は殆ど据え置きで機体は硝子なので、高コストと組んで先落ちするのは最悪の状況のひとつなのであくまで狡猾に支援役に徹しよう。

XBにて稼働開始時にコマンド配置が変更されたがアップデートでこれまでの配置に戻ったためXBでやりこんでいた人がMS時の操作感を取り戻すために家庭版で練習する人がいたとか。

GVS.

本作ではストライカーの登場によりアシストが殆どリストラされてしまい、本作での出番はデュエルの覚醒技だけである。

と思いきやDLCとして参戦が決定。
全機共通の仕様「ブーストダイブ」にて念願の落下テクの入手、コストもストライクや他のザラ隊2人と並ぶ中コストに格上げ、最大の天敵のフルセイバーは未参戦、他の機体の(武装による)落下テク削除など環境的に追い風が吹いている。
さらに、3on3も実装されており、デュエル、ブリッツと仲良くザラ隊メンバーでも、フリーダム、おっさんのパーフェクトストライクの三隻同盟チームでも戦うこともできるようになった。
やったぜディアッカ!今日は日本舞踊でフィーバーだ!

とはいえアーケードと同時参戦なのでコストが上がった割りに大きな強化点があまりなく、E覚などの逃げる手段が減り、結果あんまり状況は変わっていなかった。どこか残念なのがなんともディアッカらしい。
ちなみに、同作はDESTINYもいないので当時唯一のアスラン機である∞ジャスティスもリストラされており、今度はアスランだけいないというまさかの事態に。どこまでいってもアスランはネタ要員なのだろうか…
と思ったらやっぱりDLCで参戦した。

EXVS.2

多くの機体がGVSでの武装を輸入、もしくはGVS仕様になっているなか、GVSと武装構成は一緒なので変化はなかった。
それどころかサブ3のAP弾の弾速低下や4の機雷の仕様変更、武装から別の武装にキャンセルした際に全機一律の補正がかかるようになり火力の低下を受けるということになってしまった。
しかし、機動力を大幅に上昇し足の止まる射撃武装をステップでキャンセルできるM覚、相方に覚醒ゲージを与え、弾数を回復させるL覚醒というバスターに新しい風を与えてくれる覚醒が登場した。これにより強引に相手のいやらしい場所に移動し射撃をねじ込むということも出来るようになった。

…なのだがすべての武装で足が止まるという欠点は変わらない上、存在そのものがインチキめいた強さのHi-ν、いかれた射撃と逃げ性能を併せ持つライトニング、メインサブばらまくだけで攻撃する暇がなくなるウイニングを初めてしてインフレも加速したため、あんましつらいのは変わっていない。むしろ悪化してるような…
おまけに1500コストにバスターと同じ単発ダウンメインでほぼ常時ゲロビを撃てる上、覚醒中はゲロビに爆風付き、下りテクもありさらに格闘機も食える凶悪な格闘持ち、ダメ押しの包囲ゲロビ2セットのGルシファーという機体も現れた。
ガナーザクやエクセリアなどの似たようなメインを持つ機体は順当に強化されたのもつらい。
まだ機雷に二種類の散弾、パイロットがディアッカなどバスター特有の強みはあるのでクソき…相方との連携、相手の機体性能や弾数やブーストの把握し、常に適切な状況判断が求められるなどかなりのプレイヤースキルを要求されるが是非乗りこなして「機体の性能で勝敗が決まるわけではない」ことを証明してほしいところ。

2020年7月のアップデートにて各種武装の強化、サブ2の炒飯がお代わりの2連射可能に、特格からNならサブのライフルと炒飯、右なら炒飯、左ならライフルへのキャンセルルート追加などのかなり嬉しい強化を得ることとなった。
一方でサブの状態管理、武装を適切に回す必要がさらに高まるなど職人機体としての色も濃くなった。

EXVS.2XB

特殊格闘にアシストとしてデュエルが追加された。ミサイル→レールガン攻撃とビームサーベルによる突撃の2種類の挙動を持つ。
アシスト追加に伴い、一斉射撃が特射に、ミサイルが格闘CSに変更。
大盛炒飯がレバー入れ射撃CSに変更されたため、溜めを保持しながら武装切替が可能になった。
今作でM覚醒から火力補正と青ステが消えた為、覚醒の選択肢も狭まっている。
相変わらず自衛の押し付けが蔓延っており、やっぱりきつい。

2022年8月のアップデートにて強化だけではなく基本的なコマンドが前作基準に戻ることに。
なら最初から変えるんじゃないよ……と思った使い手は多いだろう。
アシストのデュエルは下特射に移行。モーションは一つになりミサイルから突撃してパージアタックするようになった。
さらに、新武装が追加されるリフレッシュ対象になりSEED版ドダイことグゥルに乗る変形が追加され、変形時は足を止めて炒飯とライフル連射するメイン、グゥルからミサイル発射、足を止めずに特射のミサイルを撃つ、、イザーク呼び出し、百式のようにグゥル射出、通常時と同じ両CSなどの武装に変化する。格闘にタックルが追加されたため、本シリーズではじめて格闘ができるようになった。

武装が増えたことでできることが広がったがあくまでバスターは低コストの砲撃機。SEED序盤のように相手に突っ込んだり単独で相手と向き合うのは避けてSEED後半のように僚機との連携を常に意識しつつ戦おう。

それから一か月後のアップデートでディアッカのグラフィックが新規のものになった。

おっさんのパーフェクトストライクのアシストにもいたがアップデートにてまさかのコマンド消滅。
ディアッカの卒業+調整が微妙という二重苦に多くのおっさんは涙を流すことに。

OB

特格がすべてのサブにキャンセル可能になる、赤ロックが伸びる、横サブがレバーを入れた方向の扇状に飛んでいくようになるなどの変更を受けた。

前作でやれることが滅茶苦茶増えたので初乗りでは戸惑うかもしれないが通常時は概ねMBONから共通なので家庭版で練習できるという点も本機の利点の一つであるだろう。

そして前作アプデで卒業したパーフェクトストライクのアシストとしても帰還。
アメキャン対応+メイン2連射に加え、攻撃後すぐに帰るため回転率も上々となかなかにグゥレイトなアシスト。


【勝利、敗北ポーズ】

勝利ポーズ

  • 通常時:長射程狙撃ライフルを構える。GVS.以降は少し動きが変わった。
  • 覚醒時(GVS.以降):ライフルとランチャーを連射した後散弾砲に連結して発射。
  • デュエル呼び出し時(XBアプデで追加):ライフルを撃ちデュエルと共にポーズ。

敗北ポーズ

  • 頭部、右腕がなくフェイズシフトダウンした状態で漂っている。
    • 原作最終回でプロヴィデンスの攻撃を受けた状態の再現。
    • XBではフェイズシフトがダウンするところが見られる。


【その他の活躍】

ガンダムビルドファイターズ

14話の第7回ガンプラバトル選手権世界大会予選第5ピリオドの玉入れで登場。
敗北した赤組の一員として俯いていた。

SDガンダム G GENERATION

至近距離には手も足も出ないが、豊富な射撃武装を持っており、射程が長い。
また、相棒の「アサルト」シュラウドと設計させるとV2アサルトバスターガンダムが出来るというネタがあった。

ディアッカは『WARS』ではボイスが無く、パイロットとしてすら登場せず、オーブ攻防戦やヤキン・ドゥーエ戦でも全く登場しなかった。
なお、声優が同じダコスタにはボイスが入っている。

次回作の『WORLD』ではパイロットとして登場するようになったが、相変わらずボイスが入っていない。
なお、中の人は本作で初めて声が付いた影のカリストを担当しており、特定の武装を使わせるとディアッカの名台詞を言うことがあった。

笹沼氏は普通に声優活動を続けており、上記のように笹沼氏が演じているダコスタやカリスト兄弟は声の収録をされているので何故ディアッカ(と似たような状況にあったカガリ)だけ声がなかったのか、詳細は謎である*4
だが、『OVER WORLD』以降では遂にボイスが付くようになった。

スーパーロボット大戦

参戦回数は多くないが、毎度ディアッカと噛みあう優秀な射撃機体として一定の地位を得ている。
DESTINYの世界観となっている『L』ではデュエルとともにザフトに保管された隠し機体として登場し、DESTINY時代のディアッカは勿論、多くのパイロットに乗せる事が出来た。
入手時の会話でも言われていたが旧式になっているため「W」で持っていたMAP兵器はなくなり、基礎性能こそ新型に劣るものの、優秀な攻撃性能とディアッカとの相性は抜群なため兄弟機のストライクやデュエルと異なり、同作で共演したトールギスIII同様時代遅れの機体ではない活躍が見込める。

それ以外の作品でもディアッカ自身もオーブ戦が早まることも多く味方入りが結構早い。
その人柄もあって部隊にもすぐに馴染むなどストーリー面でも扱いはいい。
戦闘面でも射撃戦のエキスパートとして大活躍が見込める。
…が、DESTINYだと立場が立場なので出番が短く、それどころかNPC扱いの作品も多い。
『L』だとシンにキラの人となりを話し和解(ステラ救出に手を貸してくれるのでアニメと異なり因縁はないが)のサポートをする、条件次第で愛機バスターの参戦、ミリアリアとの会話(オープンチャンネルで弱音を吐いたのを突っ込まれただけだが)など短い出番で美味しい役どころをもらっている。
ちなみに、初参戦した3αでは没データとしてフリーダムorジャスティスに乗り換えたときの台詞と専用カットイン(マルチロック時のやつ)があったのだが没に。
同作だとミーティアが換装扱いなのでもし乗れたらキラの立場が危うかったかもしれない。
『CC』だと原作と異なり捕虜にならずにニコルと共にジュール隊に参加、そしてDESTENYに移行するのだが、グラフィックの都合上緑服になっている。なんでさ…

機動戦士ガンダムALIVE

特務隊の駆るMSとして敵として登場。SEEDと違い5機とも同じ所属。
ガンランチャーには散弾ではなく徹甲弾となっている。
パイロットは特務隊5人の紅一点、ローザ。最初はシャイニングを駆る味方、道明寺烈とロマンスがある予定だったがボンボン休載によりカットされた。


【余談】

ガンダムSEED放送当時、本機のガンプラの売れ行きが良くなかったため、その打開策としてディアッカと本機が三隻同盟に加わる事になった。
もしも本機のガンプラが売れていたらディアッカの運命も変わっていたかもしれないだろう。
ちなみにガンプラの出来は、2000年代初頭に出た商品なので現行のガンプラより色分けの甘さや合わせ目などの粗は目立つが、股関節と脚部は可変機でもないのに当時としては珍しい軸接続+大腿ロールが可能な構造で意外に可動域が広く、ランチャー連結ギミックも差し替えパーツ無しで再現可能と中々の名作キットとなっている。


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月16日 23:56
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。

*1 総集編ではその直前にレイダーガンダムを撃墜する大手柄を挙げている

*2 DESTINY放送当時に発売された書籍から

*3 但し、いずれの声もGジェネシリーズの流用なのだが

*4 一説によると、笹沼氏がとある18禁ゲームに出演した際の名義がディアッカの名前を捩っていたから干されたとされるが、あくまでも推測であるため真意は不明