クィン・マンサ

クィン・マンサ
QUIN-MANTHA
登場作品 機動戦士ガンダムZZ
機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク
型式番号 NZ-000
全高 39.2m
重量 143.2t
所属 ネオ・ジオン軍
武装 ビーム・サーベル
メガ粒子砲
ファンネル
特殊装備 Iフィールド・ジェネレーター
頭部緊急脱出艇
搭乗者 プルツー
グレミー・トト
アンネローゼ・ローゼンハイン


【設定】

ネオ・ジオン軍が開発した最強のニュータイプ専用モビルスーツ。
キュベレイの高性能化をコンセプトに、性能強化のため機体の大型化を厭わずにグリプス戦役で接収したサイコガンダムMk-IIをはじめネオ・ジオン製のMS全ての運用データ、開発プラン、開発技術を参考にしている。

全身に多数のメガ粒子砲を装備し、特に胸部の2連大型ハイメガ粒子砲は戦艦クラスの主砲を遥かに凌ぐ威力を誇り、ビームの収束・拡散も可能となっている。
背部バインダーにはキュベレイの3倍の容量のファンネルを搭載し、接近戦には専用のメガ・ビーム・サーベルを装備、さらにはこのサイズの機動兵器としては機動性、運動性共に優れている。
しかも装甲も厚く、フルアーマーZZガンダムのミサイル一斉射撃の直撃でも致命的な損傷はしていない。
肩部装甲に装備されたIフィールド・バリア・システムによるビーム偏向機能は、単純に防御するだけでなく敵のビームを跳ね返すことも可能。
加えて頭部コクピットは緊急時の脱出ポッドも兼ねており、パイロットの生還率も上昇している。
まさしく最強の機体と言って差し支えは無いが、パイロットにかかる負担も非常に強いのものとなり、オールドタイプは勿論、平凡な強化人間ではまともに戦闘さえ出来ないといわれる。

後にこのサイズは流石に運用に支障が出ると考えたのか、火力を維持しつつの小型化を目指したクシャトリヤが開発された。


【武装】

ビーム・サーベル

両肩のバインダーに1基ずつが収納されている。

メガ粒子砲

3連装のものを頭部に1基、単装のものを胸部と背部コンテナに2基ずつ、前腕部内側に1基ずつ装備している。
胸部のものは収束・拡散の切り替えが可能となっている。

ファンネル

背部のコンテナに30基が収納されたビーム砲台端末。


【原作の活躍】

ハマーン・カーン率いるネオ・ジオン軍の切り札として開発されたが、皮肉にも反乱を起こしたグレミー・トト率いるグレミー軍に所属するプルツーが搭乗し、反乱軍の切り札としてハマーンに牙を剥いた。
強い負担を要求するシステムにプルツーの精神が乱れた際はグレミーも搭乗し、彼女への負担を軽減していた。
エゥーゴのラビアンローズを撃沈し、正規軍のゲーマルクをも追い詰め、更にガンダム・チームのZガンダムガンダムMk-IIも行動不能に追い込むなどまさに無敵の存在であった。
しかしジュドー・アーシタの説得に応じたプルツーが本機を放棄し、グレミーがそれを引き止めようとしてコクピットを開放した所で、かろうじて行動可能であった(立つこともできない)Zガンダムから狙撃され、グレミーが戦死。

機体は崩壊するアクシズ内部と共に失われたと思われた…が
グレミー派残党が回収して修復をしており、『機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク』にて再登場。
マルコシアス隊の生き残りであるアンネローゼ・ローゼンハインがパイロットを務める。
プルツーの搭乗を前提として設計されていたため、アンネローゼのNT能力では本機のサイコミュに対応できなかったので、サイコミュにリミッターを設ける事になり、稼働時間とファンネルの同時使用可能数に制限がある。
機体のカラーリングも深紅に変更され、胸部にはマルコシアス隊のエンブレムが描かれている。
グレミー派残党の主力戦力として、シャアの指示で残党掃討の任務に出撃したヴィンセント・グライスナーのギラ・ドーガとクロエ・クローチェのトーリスリッター、ヴィンセントとクロエを捜索していたトラヴィス・カークランドのΖIIと交戦に入り、壮絶な死闘の結果、本機とトーリスリッターは相討ちとなったが、アンネローゼとクロエは脱出して両者無事だった。


【VS.シリーズの活躍】

ガンダムVS.ガンダムNEXT

ハードルートであるCルートの中ボスとしてプレイヤーを追い込む。巨体に見合う攻撃力とそれに見合わぬ機動性と近接戦闘力はまさに脅威。しかもアシストも用いてくるなど、少なくともサイコガンダムを倒せるぐらいの腕がなければ、この機体にはまず勝てないだろう。

Cと同様に超難度のGルートではSTAGE9に序盤からパイロット無しのCPUとして登場する。倒した後に登場する3色キュベレイのうち2機を倒すと増援として再び出現する悪夢のような展開が待ち受けている。

HルートSTAGE3-βのボスとして登場。

公式に発表されているわけではなく、あくまで推測と計算だがコストは5000と設定されている様子。G-FINALではコスト500のキュベレイMk-II(黒)とクィン・マンサを倒した時点で残戦力ゲージは50%。残りの3色キュベレイの合計コストは1500+1000+500で3000。3000の倍ということは敵戦力ゲージは6000で6000-500-3000=2500になり、2500×2=5000となる

EXVS.(PS3版)

7-E EXのボスとして登場。
なお、コストはEXVS.シリーズのボス共通仕様で6000となっている。

EXVS.FB

4-Cのボスとして登場。

EXVS.MB

6-Bのボスとして登場。
台詞が追加されており、自分の妹や、ZZでは登場しなかったシャアに反応したりする。

GVS.

EXVS.MBONからボス機体として継続参戦。
プルツーの担当声優が本多知恵子から本多陽子へバトンタッチ。
基本的な武装はあまり変わっていないが、大きな変更点として、肩部装甲のIフィールド・バリア・システムが展開されるようになり、デンドロビウムのようにビームを弾いてくる。
この肩部装甲は部位破壊可能箇所として設定されており、攻撃を当て続けると破壊できる。

EXVS.2 XB

EXVSシリーズに復活参戦。
モデリングはバーサスのものと同一と思われる。
武装構成もバーサスとほぼ変わらないが、Iフィールド・バリア・システムはオミットされている。


【勝利・敗北ポーズ】(NEXT)

勝利ポーズ

機体を大の字に広げる。

敗北ポーズ

立ちポーズのままメインカメラが俯く。

ちなみにEXVSシリーズではリザルト時のボイスはあるがポーズは確認できない。
尚、勝利ポーズ敗北ポーズ共に通常の方法では確認出来ないので注意。自己責任で。


【その他の活躍】

ガンダムビルドファイターズトライ

第4話でサカイ・ミナトがG-MUSEの展示用に製作して納品した1/100MGのガンプラとして登場した。
ちなみに現実ではMGは勿論HGも存在せず、ガンダムコレクションとASSAULT KINGDOMで発売されたのみとなる。

スーパーロボット大戦

グレミーやプルクローンなどがメインとして本機に搭乗している事が多かった。
量産されており、キュベレイの前座という扱いが多い。
またシリーズによって、条件付きで自軍として入手が可能である。

本機に乗る事が多いグレミーは扱いが悪く、連作物では早くに戦死し、続編に出ないことが多い。
『A』では野心に気付いていたハマーンによって反逆する前に捨て駒にされてジュドーやルーと関わることなく戦死するという有様であった*1

しかし『X』では条件を満たせば心を入れ替えて自軍に加入、かつての上司で立場上敵だったマシュマーとも和解する。
なお、次回作の『T』では非戦闘キャラで声すら付かずあっさり退場し、またしても不憫な役回りになってしまった。


【余談】

本機の当初のデザインは有機的な物だったが、没となり改めてデザインされて現在の形となった。
その頭部は元々、ドーベン・ウルフの初期案だった物が採用されている。


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最終更新:2023年07月30日 15:09
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*1 しかも捨て駒にされたことも死の直前にクワトロに指摘されるまで気付いておらず、後にハマーンからも「捨て駒にしたのはミスだった」といった趣旨の発言をされてしまう