【設定】
ジオン残存部隊デラーズ・フリートが、連邦軍から試作2号機を強奪する為に用意した機体。開発そのものは一年戦争時代に完了していた模様。
主武装の680mmカノン砲は、トリントン基地司令部を索敵圏外から、しかも一撃で破壊したように、絶大なる威力と射程、射撃精度を誇る。このカノン砲を運用するため、コクピットは複座式となっており前方に操縦士、後方に射撃手が搭乗する。ただし、操縦系の切り替えにより一人での運用も可能。また、カノン砲は2つに折りたたまれており、砲撃時には組み上げて運用する。
鈍重な外見をしているが、
ドムにも採用された熱核ジェットエンジンによるホバー移動で高い機動性を誇る一方、その反面運動性は酷いものである様子。要はまっすぐ進む分には速いが小回りが利かない。
【原作での活躍】
「星の屑作戦」のために調達された機体。ガトーが
ガンダム試作2号機を強奪後、トリントン基地内を混乱させる為、索敵圏外から後方射撃を行い見事司令塔を破壊。ガトーの基地脱出に貢献した。その後はガトーを守るための殿として追撃をかけてくるコウたちに立ちはだかり、バニングのジム改と交戦。相打ちとなった。
漫画「機動戦士ガンダム バニシングマシン」には一年戦争時の本機のエピソードが登場。連邦の勢力圏内でホバーの故障で立ち往生してしまい、攻撃を受けてしまう。その長射程を生かし戦車部隊は射程に捕らえさせる間もなく撃破したが、その後に出てきたガンタンクIIとは一進一退の攻防となる。しかしそっちに気を取られている間に敵歩兵の接近を許し、コクピットをバズーカで狙撃され沈黙した。
【パイロットの説明】
ボブ
CV： 佐藤 正治
デラーズ・フリートに参加した旧ジオン公国のパイロット。
戦域を離脱するガンダム試作2号機を本隊へ合流させるため殿となり、ジム改と相打ちとなる。
【ゲーム内での活躍】
ガンダムvs.ガンダム
ガンダム試作2号機のアシストとして登場。発生が遅くやや頼りないものの、遠距離射撃の貧弱な2号機の重要な射撃としてアシストしている。
NEXT
引き続きガンダム試作2号機のアシストとして登場。2号機の全体的な弱体化の中大幅に強化され、非常に優秀なアシストとなった。
その超性能っぷりから「ザメルが本体」「2号機は核撃つアシスト」などと揶揄されることも…。
EXVS.シリーズ
システム上、アシストは廃止されたが武装の一部として登場。
ドム・トローペンと弾数を共有している。
前作の反省からか、性能が弱体化されており、慎ましく2号機を援護している。
また、CPU機としても登場。
【その他の活躍】
ガンダムビルドファイターズトライ
第8話の全日本ガンプラバトル選手権西東京予選の準々決勝第4試合でMA規定にまで大型化させて両脚部にミサイルランチャーを追加してザク・バズーカを装備した機体であるスーパーザメルが登場。使用者は砲弾学園のチーム「ナデシコ」の伝説の勇者ダ・ガーンのヒロインの香坂 ひかる、桜小路 螢、山本 ピンクが弓道着を着た様なそっくりさんの3人。
ビームの雨を降らせるMAドッゴーラに680mmカノン砲とミサイルランチャーで派手に応戦するという怪獣大決戦を繰り広げたが、ミサイルの爆風で見失った所を長い胴体で締め上げられ、耐え切れずに爆散して敗北した。
ガールズ&パンツァーの様なノリで(格好から弓道部なのだろうが)「タンク道を見せてあげるわ!」「撃ち方、始め!」と言ったり、3人チームで1機のタンク(?)を操ったり、そもそもチーム名も連想要素があるなど、やりたい放題やっていた。
最終更新：2022年12月06日 20:58
