バウ

バウ
BAWOO
登場作品 機動戦士ガンダムZZ
機動戦士ガンダムUC
型式番号 AMX-107
全高 22.05m
重量 34.7t
所属 ネオ・ジオン軍
武装 バルカン砲
ミサイル
グレネード・ランチャー
ビーム・ライフル
ビーム・サーベル
シールド
搭乗者 グレミー・トト
アリアス・モマ
クレイユ・オーイ
ダナ・キライ


【設定】

ネオ・ジオン軍の量産型モビルスーツ。
可変機能および分離機能を有しており、上半身のバウ・アタッカーと下半身のバウ・ナッターで構成される。
Zガンダムを模して作られており、アナハイム・エレクトロニクス社から逃げてきた元ジオニック系の技術仕官が関わっているとか説も存在する。

当初はバウ・ナッターに爆薬や核を搭載して、パイロットが上半身から操作して戦艦にぶつけるというなんとも物騒な戦闘を考えていたらしいが、ミノフスキー粒子下では思うようにいかないとのことで、下半身は上半身に付いてくるようにした。

良スペックだったため、少数が量産された。
グリーンカラーの量産機は橙の試作機と同等のスペックを持ち、グレミー・トトにサイコガンダムMk-IIを届けるために派遣されたアリアス隊が使っていた。

なお、グレミー機にペイントしてある「龍 飛」と言う漢字だが、造語ではなくこれでバウと読む。
初登場時もこう紹介されていたが所詮お遊びなので、量産機では取り払われている。

バリエーションとしてサイコ・フレームを採用することで変形中の機動をより洗練し、フル・フロンタル専用機となる予定だったリバウが存在する。


【武装】

バルカン砲

両肩部に2門を内蔵している機関砲。

ミサイル

背部のフレキシブル・ウイング・バインダーに3発ずつを装備している。

グレネード・ランチャー

両前腕部に内蔵された4連装式の榴弾砲。
Zガンダムを参考にして装備された。

ビーム・ライフル

セレクター機能により狙撃モードと連射モードを切り替えられる。

ビーム・サーベル

両前腕部に収納されている。

シールド

5門のメガ粒子砲を内蔵した実体盾。


【原作の活躍】

グレミー・トトが搭乗するオレンジカラーの試作機は15話から登場、機体としての活躍はたいしたことない。
グリーンカラーの量産型はアリアス・モマ機が最も頑張ったんじゃなかろうか、なんとか生き延びているし。

ちなみに18話にて逃走用としてビーチャ・オーレグ達に奪われている。
ハッチが取りついてないものの、グレミーを追い返す、車に乗っているゴットン・ゴー達を追い回すなどしたが、ビーチャがレバーを壊したため良いとこなし。
シリアス移行前に破壊されたのでもっといいとこなし。

ジョニー・ライデンの帰還にも新生ネオ・ジオン軍の機体として登場。
親衛隊の3機小隊が茨の園(0083当時のデラーズ・フリートの根拠地)でキマイラ隊のゲルググ(中身は0089時の技術で改修した魔改造機)と交戦したが、実力差から2機が撃墜され、隊長機もキマイラ側が目的を果たしたためなんとか見逃してもらえただけという散々な結果になってしまった。
終始余裕の表情を崩さなかったキマイラ隊と艦長からの指示に返答する余裕も無かったネオ・ジオン軍の差が印象的。

U.C.0096年のラプラス事変時にはネオ・ジオン残党軍「袖付き」の機体として登場。
この時はビーム・ライフルの代わりにギラ・ドーガと同型のビーム・マシンガンを装備している他、上半身・下半身ともにパイロットが乗る仕様になっており、かなりカッコイイ合体シーンを見せた後、ネェル・アーガマに特攻したが、あと一歩のところでガランシェール隊のギラ・ズールに落とされた。


【搭乗者】

グレミー・トト

CV:カシワクラ ツトム

ネオ・ジオン軍の士官。

初登場時はまだ新米パイロットで数話のうちはママ、パパとクチに出す、敵であるルー・ルカに一目惚れする、ジュドー・アーシタの妹リィナを連れていくがなぜかレディとして教育するなど明らかなネタキャラだったが、マシュマー・セロの左遷後は隊をまとめるまでになっていた。
マシュマーの左遷時に唯一泣きながら堅い握手をして別れたというのにいつからか「マシュマー」と敬称を忘れるようになっていた。

後述の血筋の関係で、ハマーン・カーンに気を使ってもらったこともあり、オリジナルの軍服、新造戦艦のミンドラ、サイコガンダムMk-IIをも受領するなど士官クラスへと出世していく。
地球降下辺りで一旦ギャグキャラを潜めプルクローンでロリコンキャラもといなにやらよからぬ悪巧みをする物語の中核キャラになると思いきや、荒野に一人取り残され、一時ギャグキャラに翻り、青の部隊に助けてもらい仲間入り。
このままジオン残党と蒸発すりゃハマーンとしては良かったろうに、なんとかネオ・ジオンに拾われて宇宙に帰る。

宇宙に戻り、アクシズの留守を任された時に、プルツーを主力とするNT部隊に加えてアクシズ内の反ハマーン勢力、さらにはラカン・ダカランを地球の支配権を与えることを条件に味方につけ、ハマーンのアクシズ本隊に反旗を翻す。
プルツーが精神を乱した際にクィン・マンサに同乗するが、あろうことかコクピット内で喧嘩を始めてしまい、プルツーがガンダム・チームに投降しようとするのをコクピットを開けて説得しているところ、想い人であるルー・ルカのZガンダムに狙撃されて戦死する。

ザビ家の血を継いでいると言われているが、詳細は現在でも不明。
ギレン・ザビの試験管ベビーやクローン、デギン・ザビの隠し子などの説がある(小説版では現代の写真に相当する記憶ディスクに、詳細不明の女性とデギンと、グレミーと思しき幼子が写っている描写がある為隠し子辺りが有力か?)。
ハマーンは知っていた様子だったが遂に語られることはなかった。

彼が反乱を起こすことはハマーンも予想の内であり、オウギュスト・ギダンなど監視も度々派遣していたが、グレミーはそれを全て退けていた。
その中で反乱のタイミングだけは予想外に早かったようで、ハマーンは連邦・エゥーゴとの戦争のケリが着くまでは事を起こさないと踏んでいたが、あのタイミングでは連邦・エゥーゴに漁夫の利を得られてしまうというのはハマーンにも容易に想像できてしまった事は想像に難くない。
ハマーンがグレミーの能力を唯一読み切れなかった点は「時勢の読めなさ」であったことか……


【VS.シリーズの活躍】

ガンダムvsガンダム NEXT

キュベレイMk-II(プル機、プルツー機共に)のアシスト機として登場、下半身を飛ばして攻撃する。
おそらくプル機はビーチャが、プルツー機にはグレミーがついている。

EXVS.FB

プルツーのキュベレイMkーIIのアシスト武装として復活。
こちらは同シリーズのかつての上司同様、プルツーを護衛しつつメインに連動してライフルを撃つタイプ。


【その他の活躍】

ガンダムビルドファイターズ

3話のジオンバーでの常連客とレイジのバトルで量産機が登場。
レイジの挑発によってザクI、ゲルググキャノン、マヒロー、シャイターンと組んでの5対1でレイジがレンタルしたボールを追い詰めたが、乱入したウイングガンダムフェニーチェのビームでゲルググキャノンとの2枚抜きで撃墜された。

ガンダムビルドダイバーズ

フォース「第七機甲師団」の使用するガンプラとして袖付き仕様とグレミー軍仕様の2種が登場。
プロローグのフォースバトルでは合体機構を活かして囮役の無人機を配置し、2機で3機分存在する様に見せかけてチーム「AVALON」の目を欺き、最終的に全て撃破されるが切り札を最後まで隠し通した。
顔は見せなかったもののカルナとエミリアが苦戦した辺り、バウの使用者達もかなりの実力者であった事がうかがえる。

ガンダムビルドダイバーズ Genius Head Line

ミト・コグレの使用ガンプラとして本機をベースとした「ガンダムリントヴルム」が登場。
モデルとなったZガンダム風の外見となっている、ある意味原点回帰とも言える機体となっている。

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最終更新:2023年08月08日 14:43
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