ガデッサ

ガデッサ
GADESSA
登場作品 機動戦士ガンダム00
型式番号 GNZ-003
全高 24.8m
重量 60,4t
所属 アロウズ
イノベイター
武装 GNバルカン
GNカッター
GNビームサーベル
GNメガランチャー
特殊装備 コアファイター
特殊機能 トランザムシステム(擬似)
搭乗者 リヴァイヴ・リバイバル
ヒリング・ケア


【設定】

イノベイター勢力の専用モビルスーツ。
ソレスタルビーイングがかつて保有していた人工知能ヴェーダを掌握したイノベイター勢力が、その中の第2世代MSガンダムプルトーネのデータを参考にした試作機のガルムガンダムをベースに、ガンダムヴァーチェのデータを反映させて開発した機体。

地球連邦軍の独立治安維持部隊アロウズ所属のイノベイター(イノベイド)専用機として配備された。
リヴァイヴ機はエメラルドグリーン、ヒリング機はそれにグレーがかったカラーリングとなっている。
パイロットの実力とヴェーダのバックアップもあり、チームプトレマイオスの最新鋭ガンダムと同等以上の戦闘能力を有するが、ヴェーダとのリンクが切れると能力が低下するのはかつての第3世代ガンダムと同様。

GNメガランチャーによる砲撃戦を主戦術とするが、GNビームサーベルによる格闘戦も考慮している。
背中には脱出ポッドとなるコアファイターが搭載されており、胸部を破壊されても当たり所が悪くなければパイロットは脱出できる。アルケーガンダムとは異なり擬似太陽炉がコアファイター側に搭載されているため、脱出後の稼働時間の心配はほぼ無くなっている。
設定的にも描写的にも特に明示されている訳ではないが、セラヴィーガンダムのGNバズーカIIのビームを掠める様に防いでいたり、ダブルオーライザーのGNソードIIIのビームの直撃を耐えているため、腕辺りにGNフィールドによる防御機能も有していると思われる。GNカッターが防御兵装を兼ねているのだろうか?

また、GN粒子の運用効率を高めた結果、マスクの下はガンダムフェイスとなっている。
プロトタイプのガルムガンダムは名前に違わずガンダムフェイスだったが、ガデッサやガラッゾはアロウズ(地球連邦軍)所属のため、ソレスタルビーイングやガンダムに否定的な世論に配慮してマスクで覆い隠している。

GNZシリーズと呼ばれる系列機に格闘型のガラッゾ、偵察型のガッデス、簡易量産特攻型のガガがいる。
ヴァーチェ(ナドレ)及びセラヴィー(セラフィム)がプルトーネの正統発展の系列なので、本機とセラヴィーは従兄弟のような関係と言えるだろうか。
あちらは火力と防御力を重視したのに対して、こちらはGNメガランチャーによる火力以外はバランス良くといったところか。
更に偶然だろうが、どちらも背部にGNドライヴを搭載した脱出ユニットを装備している。
本機の技術を取り入れた機体として、後にラファエルガンダムをティエリアが開発している。


【武装・機能】

GNバルカン

両手首に1門ずつ内蔵しているビーム砲で、GNZシリーズ共通の武装。
他機の同名武装と比べると(命中時の描写的に)1発あたりの威力が高く、牽制どころか主兵装として用いられた事も多々あった。

GNカッター

両肘に1基ずつ装備されている。
ガラッゾ、ガッデスと共通の武装。
刃の表面にGNフィールドを形成する事で切断力を上げられるが、劇中での使用シーンは無い。

GNビームサーベル

ガルムから引き続き両腰に1基ずつ装備。
接近された時のフェイルセーフとして装備されているが、リヴァイヴは接近戦のチャンスがあれば積極的に使用していた。

GNメガランチャー

本機の主兵装で、ヴァーチェのGNバズーカのデータを参考にガルムに装備されていた試作型を発展させたもの。
通常は3連装のGNビームライフルとして利用され、ライフルの砲身を展開する事で高出力の粒子ビームを発射可能だが、その分チャージにも時間がかかる様になる。
ヒリング機には後部にGNコンデンサーが追加された。デザイン的には後付け感がものすごい。

トランザムシステム

当初は搭載されていなかったが、アニュー・リターナーが入手したデータにより擬似太陽炉でも無理なく行えるようになった。
公式サイトでは使用後は擬似太陽炉が稼働しなくなるとあるが、劇中ではその様な描写は無いどころか、途中で解除したり、1回の出撃で2回使用されていた。


【原作の活躍】

2ndシーズンから登場。
ソレスタルビーイングの反抗によりアロウズの幹部が討たれ、高みの見物を決め込んでいたイノベイター勢力が機体とパイロットの補充を依頼され、第一弾としてリヴァイヴと本機が派遣された。
ジンクスIIIアヘッドに次ぐ新型機としてソレスタルビーイングに対して攻撃を仕掛け各所で戦功を上げ、00ガンダムを含めガンダム4機を終始圧倒する性能を見せつける。オーライザーとドッキングしたダブルオーライザーには(2回の量子化もあって)撃破されるが、リヴァイヴはコアファイターで脱出に成功する。

その後、再建造されたのであろうガデッサと中盤から兄弟機ともいえるガラッゾ、エンプラスなども加わりイノベイター勢力現場組の一角として活躍した。
本作の最終決戦の舞台、コロニー型外宇宙航行母艦ソレスタルビーイングにおける戦闘ではガラッゾ(ヒリング機)と共にアニュー・リターナーによってもたらされたトランザムシステムを駆使してセラヴィーを大破させ、ダブルオーライザーに猛攻をかけるもトランザムバーストによる光を受け撤退。
その後セラフィムのトライアルシステムにより行動不能となるが、自力での再稼働によりダブルオーライザーと戦闘中のリボーンズガンダムに加勢、ダブルオーライザーの援軍に来たロックオン(ライル)の駆るケルディムと激戦を繰り広げた。
敵の機体状況もあり終始圧倒したが、止めを刺そうとした最後の最後で1秒トランザムによる回避と零距離射撃によりリヴァイヴもろとも撃破された。

余談だがガデッサはヒリングよりもリヴァイヴが乗ることが多かったが、ヒリング搭乗時にはいろいろと迷言を残している。
また、本機は砲撃機のはずなのだが、両名ともやたらと前に出る(といってもヒリングがガデッサに乗ったのは地上でのトレミー襲撃とメメントモリ攻防戦の2回のみで、それ以降はガラッゾに乗り換えている)。自信の現れだろうか?


【搭乗者】

リヴァイヴ・リバイバル

CV:斎賀 みつき

アロウズの「ライセンサー」、そしてリボンズ率いるイノベイター勢力の一人。
他のイノベイドと同様にナノマシンによって身体能力を強化されており、脳量子波による機体の制御も可能なため操縦技術はとても高い。オーライザーを奪取した際に制御システムの違いに戸惑いながらもすぐに操縦してみせたり、ヴェーダとのリンクが切れた後も自力でシステムを立て直したのか機体を再稼働させる芸当を見せている。
また、イノベイター勢力現場組の代表として色々なギミックやトンデモ出来事に対するリアクション役を務める事も多かった。
名前の由来はrevive「生き返る/よみがえる/復活する/復興[再興]する」revival「生き返り/復活/再生/回復/復興/再興」など。

性格は彼らに共通して人類の上位種を自称している事もあってプライドが高く、中でも皮肉屋だが、仲間思いな一面もある。
イノベイドではない人間の行動に皮肉を言ったり冷笑したりが基本的なスタンスだが、優れた作戦を立案するカティ・マネキンやレグナントを任されたルイス・ハレヴィへの台詞から、人間でも能力が有ればある程度の評価はする模様。
小説版では、イノベイドとしては珍しく趣味(クラシック音楽の鑑賞)を持っており、ワインにも感心している描写がある。
このどれもが上から目線を崩さないものだったが、同類であるイノベイドは(敵対していたティエリアを除いて)別な様で、ブリング・スタビティとヒリングが戦死した際にはどちらも動揺して動きを止めているシーンがある。

最期はロックオン(ライル)のケルディムにビームサーベルでトドメを刺そうとした所を回避され、ゼロ距離からGNビームピストルIIを連射されて戦死した。

【原作名台詞】

  • 「上昇角度の変更はたったの3度…このガデッサには容易いこと!」(2nd第9話)
    • 機体の砲撃能力に自信を持っていることが分かる台詞。

  • 「君の機体程じゃないさ…火力ばかり優先して!」
    • セラヴィーと格闘戦をしながらティエリアに接近戦が得意ではないらしいと言われて。祖が共通の機体である設定を知っていると、より楽しめる台詞。

  • 「それが人間の限界ですよ。」(2nd第20話)
    • ボスのリボンズと同じく人間を見下していることが分かる台詞。その人間に何度もしてやられているのだが…
      現にこの台詞も撃墜され捕虜となった時のもの(最も捕虜となったのは作戦上の理由からである)。

  • 「女なんかに作るから…」
    • ライルと恋に落ちたアニューに対して。ちなみにシャトルで脱出した際にケルディムに撃墜されなかったのはライルがアニューを撃つことをためらったからである。

  • 「悪趣味だな…」
    • ライルに対してアニューをぶつけるという作戦に対して。同位体だからか、アニューの事を若干ながら気遣ってる場面。

  • 「そんな機体で、この私と張り合おうなどと!」(2nd第25話)
    • 中破状態のケルディムで挑んできたライルに対して。すごく真っ当な意見(そんな機体に張り合うどころか互角の勝負に持ち込まれた挙句負けてしまったが)だが焦りも見え隠れしている。

  • 「もらったぁ!」
    • ケルディムにサーベルでトドメを刺そうとして。アニメ界では「やったか!?」と共に言われた側に生存フラグが立つ台詞だが、案の定自ら接近した事が命取りとなった。


【VS.シリーズの活躍】

ガンダムVSガンダムNEXT PLUS

リボーンズガンダムのアシストとして登場。
リボンズの台詞とカラーリングから、リヴァイヴが搭乗している模様。
GNメガランチャーを照射する。他のゲロビ系アシストの例に漏れず高性能で5回も使える。

EXVS2XB

2021年9月2日のアップデートでリボーンズガンダムのアシストとしてリヴァイヴ機が登場。


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年08月02日 01:50
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。