ハイザック

ハイザック
HI-ZACK
登場作品 機動戦士Zガンダム
型式番号 RMS-106
全高 18.0m
重量 38.7t
所属 ティターンズ
地球連邦軍
武装 ザク・マシンガン改
ヒート・ホーク
ミサイル・ポッド
ビーム・ライフル
ビーム・サーベル
メガ・ランチャー
シールド
搭乗者 ジェリド・メサ
カクリコン・カクーラー
フランクリン・ビダン
サラ・ザビアロフ


【設定】

アナハイム・エレクトロニクス社が初めて制作した量産型モビルスーツ。
連邦とジオンのそれぞれ優れた技術を融合させた高性能量産機となることを期待されていたが、完全には至らず特にジェネレーター出力の分配機能が低い事によりビーム兵器を2つ同時に使用することが出来ないという欠点が有る。
ビーム・ライフル装備時の近接戦用装備はヒート・ホークを使用する。

連邦・ジオンの部品を共通で使用可能なこともあり、生産性に関してはジムザクIIを上回っており、連邦・ジオンの操縦システム体系の統一により操縦が容易となっている。
開発当初こそ連邦軍人*1には「ザク」だということで嫌われていたようだが、その操縦性の高さからジェリド・メサが「ガンダムMk-IIよりハイザックの方が良い」と発言するなど、配備後の現場での評判はそれほど悪くなかったようだ。

機体色はティターンズ機がザクIIと同じグリーンとなっており、これにはジオン残党勢力の士気を削ぐ目的があったが、連邦風の小賢しい細工を施された珍妙な本機を目の当たりにしたジオン残党兵は「ジオンの精神の踏みにじられた」と逆に猛り、徹底抗戦の意志を示したという。
また、ジオン軍残党アクシズのMS開発陣は本機を「ザクの正当な後継機」として認めておらず、「ザクの正当な後継機」を目指したザクIIIを開発している。
しかしザクIIIは当時のMS開発のトレンドだった重武装、高機動化とは程遠かったこともありコンペで(ガンダムタイプから派生した)ドーベン・ウルフに敗北、さらにザクらしからぬ高級機になった事に加えて、なんだかんだでジオン残党もハイザックを評価し使用していたという事実も発覚、皮肉にもザクIIIの末路やジオン残党こそがハイザックが「ザクの正当な後継機」に相応しい事を証明する形になった。

ちなみに連邦軍機は暗い青色のカラーとなっている。こちらのほうがティターンズっぽいカラーリングなのだが。

バリエーション機としてジェネレーターを換装しビーム・ランチャーによる狙撃を可能としたハイザック・カスタム(別名:隠れハイザック)と、頭部に大型レドームを搭載したアイザックが存在、「AOZ」シリーズ登場機体を含めるとバリエーションも多岐に渡り、「F91プリクエル」ではサナリィが、パイプを廃し性能をジェガン並に向上させたリビルドハイザック(リビザックと呼ばれる事も)を使用していた。


【武装】

ザク・マシンガン改

口径120mmのマシンガン。
連邦規格のセンサーにより命中精度が向上している。

ヒート・ホーク

斧型の近接武装。
ビーム・ライフルの装備時はこちらを使用する。

BR-87Aビーム・ライフル

エネルギーパック式の小型のビーム・ライフル。
マラサイも同型の物を装備している。

ビーム・サーベル

標準的な連邦規格のビーム・サーベル。
ビーム・ライフルとの併用は不可能。

ミサイル・ポッド

オプション武装として腰部のラッチに装備される3連装×2のミサイル・ランチャー。
ヒート・ホークやビーム・サーベル用のマウントラッチを使って装着する為、塞いでしまう分の
近接武装用のマウントラッチを有する。

メガ・ランチャー

長距離狙撃用の高出力メガ粒子砲。
ハイザックでは出力の低さから2機がかりでの運用が基本となる。


【原作の活躍】

カミーユ・ビダンによってガンダムMk-IIを奪取されたジェリド・メサが搭乗し、奪還を焦るあまりにカミーユの母が入っているカプセルを(ジャマイカンの命令でそうとは知らずに)破壊した。
ジャブローではアウムドラで脱出する連邦軍兵士とエゥーゴを3機のハイザックが追撃、連邦兵の説明にも耳を貸さなかった結果核爆発に巻き込まれてパイロット共々消滅した。
ジャブロー直属の連邦軍とエゥーゴとティターンズの全勢力が血相変えて脱出している様子を見ればただ事じゃないことくらいはわかっただろうに…
ちなみに連邦カラーの先行量産型がティターンズテスト部隊のT3部隊に配備されたが、隊長の「自分の命を預けるのにジオンだの連邦だのくだらない意地を張るものではない」という言葉を聞くまではボロクソに言われていた。

ハイザック・カスタムはサイド2の13バンチ付近に2機が潜伏。
狙撃でエゥーゴの機体を累計9機撃墜していたが、丁度10機目として現れた百式には敵わず撃破された。

第2次ネオ・ジオン抗争時にはもはや時代遅れとなり、民間に払い下げられて改造されたホビー・ハイザックが登場した。

機動戦士ガンダム0083 REBELLION』では最終話のエピローグにて登場。
コウとキースがオークリー基地で重力下での運用試験を行い、同作のラストカットを飾った。コウも性能を高く評価していた。
なお、このハイザックのコクピットは制式採用前ということもあり通常型のモニターだった。


【VS.シリーズの活躍】

エゥーゴVS.ティターンズ

コスト195での参戦。機体選択時にビーム・ライフル、ザク・マシンガン、ビーム・ランチャーから選ぶ。
第2のメインと呼ばれるサブのミサイル・ポッドが最大の特長で、扱い易さも(BRかMGを選べば)上々。
ただ機動力と格闘性能がかなり悪く、変形も無いのでネモメタスガザCと比べると大きく劣ってしまう。
つまり「使うだけなら初心者向け、使いこなすなら上級者向け」という機体。

ビーム・ランチャーは当たれば強力だが、出が遅い上にミサイル・ポッドが無くなってしまう。
勝つという意味での難易度は桁外れである為、ビーム・ランチャーを選ぶのだけは(趣味で遊ぶ場合を除き)お勧め出来ない。
なお、ビーム・ランチャーを選ぶと機体がハイザック・カスタムに変わるという小ネタがある。

ガンダムVS.ガンダムNEXT PLUS

PLUSモードにてCPU専用機体として登場。

EXVS.

コスト500のCPU専用機体として登場。
ザク・マシンガン改、ヒートホーク、ミサイルポッドで攻撃してくる。
ジェリド機にはボイス有り(Mk-IIの流用だが)。

GVS

コスト200のプレイアブル機として参戦。
デフォルトのパイロットはサラで、ジェリドに変更可能。
ザクシリーズ恒例のマシンガン、アレックスと同じ残弾1のビーム・ライフル、脚部ミサイル・ランチャー、覚醒技のメガ・ランチャーと射撃面で充実しているが、格闘面は200コスト相応となっている。
サブのBRはアップデートにより威力が170となり(Zのハイパー・メガ・ランチャーをも凌駕しバーサスの中では単発最高火力)、このおかげで高いコンボ火力を手に入れた。


【勝利・敗北ポーズ】

勝利ポーズ

通常:ザク・マシンガン改を構える
格闘時:右手に持ったヒート・ホークを振り下ろす

敗北ポーズ

白旗を立てて立ち尽くす。
原作でサラが投降したシーンの再現


【その他の活躍】

ガンダムビルドファイターズトライ

第1話アバンでの宇宙戦でザク・マシンガン改とミサイル・ポッドを装備した機体が登場。
デナン・ゾンデスアーミージェスタマグアナックユニオンフラッグバーザム、リ・ガズィ・カスタム、リゼルビルゴリグ・シャッコームラサメ、バリエント、ゾロアットと共にアクシズ内でザクIIIとホシノ・フミナのパワードジムカーディガンを迎撃した。

ミヤガのフミナへの勧誘時にも止め絵で登場。ガンダムMk-IIと共にアムロ・レイのガンダムが初めてザクIIを撃墜したシーンを再現していた。

第2話でのプラモデル部とガンプラバトル部とのバトルではホビー・ハイザックが登場。使用者はプラモデル部のシノダ・エリ。
ライトニングガンダムの狙撃を警戒して隠れるパワードジムカーディガンとビルドバーニングガンダムを誘き出すために先行した所を迎撃されてあっさり撃墜された。

機動戦士ガンダム クライマックスU.C.

おそらくハイザックに最もお世話になるゲームと言えるだろう。
宇宙世紀の戦いを追体験しつつオリジナルキャラクターを育成していく「プログレスモード」では、戦闘後に乗っていたMS毎に設定されたステータスポイントを獲得できる。基本的に性能の低い機体ほどポイントが多く設定されているが、その中でもハイザック(ティターンズ機・連邦機どちらも)は各ステータスがバランスよく上昇するうえ、難易度の上がる後半ステージでも通用する性能も有した育成推奨機体となっている。


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最終更新:2023年08月09日 16:16
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*1 特にデラーズ紛争以降の鹵獲ジオン機系で教習を行ってない世代