ガンダムサンドロック改(EW版)

ガンダムサンドロック改(EW版)
GUNDAM SANDROCK CUSTOM (Endless Waltz Ver.)
登場作品 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
型式番号 XXXG-01SRC
全高 16.5m
重量 7.9t
所属 無し
武装 バルカン砲
ヒートショーテル
搭乗者 カトル・ラバーバ・ウィナー


【設定】

ガンダムサンドロック改のOVA版「エンドレスワルツ」仕様。
カラーリングが薄紫に変更、オプション装備に肩アーマー付ディフェンスマント、ヒートショーテルもさらに大型化した他、少しクセのあった顔の形状も他のガンダムに近いデザインになった。
ただバルカンを除く全ての銃器とシールドが削除され、ガンダムデスサイズヘル同様完全に近距離特化機体となった。
デスサイズヘルに比べ機動力では劣るものの、厚い装甲と高いパワーで敵を真正面から叩いて行ける本機の方が「エンドレスワルツ」の時のような状況には適している。


【武装】

バルカン砲

頭部に2門を内蔵している機関砲。

ヒートショーテル

湾曲した刀身を持つ大型の実体剣。
湾曲しているのは敵に切りつけた際、長時間敵機を溶断し続けるため。
TV版からさらに大型化したほか、グリップが刀身から展開される機構が追加されている。


【原作の活躍】

「EVE WARS」から1年後、ガンダムナタクを除く他のガンダムたちと共に太陽に向けて廃棄される。
しかしマリーメイア軍の蜂起に対抗すべく回収され、ガンダムデスサイズヘル、ガンダムヘビーアームズ改と共にブリュッセルへと降下。
先行していたゼクスらと合流し、マリーメイア軍へ戦いを挑む。

砲撃戦主体のサーペントに対し、厚い装甲を頼りに被弾をものともせず突撃していき、ヒートショーテルを振り回して多数を撃墜する。
しかし戦闘の長期化によりヒートショーテルを破損、武器を失い戦闘不能となる…。
反乱終結後はヘビーアームズ改、デスサイズヘルと共に平和への願いを込めて爆破される。


【搭乗者】

カトル・ラバーバ・ウィナー

CV:折笠 愛

元コロニーの工作員。
戦争終結後なにをしていたかについては語られていない*1

戦後、人類は平和への道を歩み始めている事を信じ、ガンダムを太陽へと廃棄することを決意。
他のガンダムパイロット達にも呼びかけ、ヒイロ・デュオ・トロワの賛同は得られたが、五飛だけは応じず姿を消してしまった。
その事を気にしつつ4機のガンダムを廃棄衛星に積み込み太陽へと進路を取らせた。

しかしマリーメイア軍の武装蜂起に対抗するにはガンダムしかないと感じ、ラシードらマグアナック隊と共に太陽に向けて破棄されたガンダムの回収に向かう。
輸送船の燃料を使い切りギリギリのタイミングながら廃棄衛星に取り付くことに成功、地球に向けて衛星の軌道を修正する。
ウイングゼロをヒイロの指定するポイントへ射出した後、地球軌道上でデュオ、トロワと合流、サンドロックに乗り込み地球へ降下。
先に戦闘を行っていたゼクス・ノインと合流しサーペント部隊を相手に真正面から殴り合いを敢行、多数を撃破した。
反乱終結後はウィナー家当主としての仕事をこなしている。

【原作名台詞】

  • 「さようなら、僕のサンドロック。」
    • サンドロックを廃棄した際の台詞。

  • 「みんなありがとう!金星の女神によろしくっ!!」
    • ガンダム回収を手伝ってくれたマグアナック隊の面々との別れ際に。彼らの乗った燃料ゼロの輸送船は金星の重力カタパルトで帰還した模様。

【その他名台詞】

  • 「宇宙の心…。指導者ヒイロ・ユイの言っていた言葉で、この宇宙で人が生きていく上で必要とされるものです。その解釈は色々とありますが、他人を理解し、それを受け止める心だと僕は思っています」
    • ゲーム『第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇』から、「宇宙の心」についてのカトルなりの解釈。


【VS.シリーズの活躍】

EXVS.シリーズ

ガンダムヘビーアームズ改(EW版)のアシストとして登場。
ヒートショーテルを駆使した連続攻撃を繰り出す。
突進速度、突進距離共に難があるが、その真骨頂はDXのサテライトをも防ぐシールド判定であり、とっさの自衛手段として重宝された。

EXVS.MB

突進性能が強化され、メインからのキャンセルでガードした相手を固める戦法が可能になった。

EXVS2

基盤変更による新規モデリングの手間を省くためリストラされた。
ヘビーアームズ改のアシストはデスサイズヘルに変更された。


【その他の活躍】

スーパーロボット大戦

同じ近接型ガンダムのデスサイズヘルやアルトロンと比較すると戦闘力は劣るものの装甲は高く、補給装置やカトルの祝福*2を生かしたサポート要員として活躍できる。
また一部の作品では武装の少なさを補うべく、クロスクラッシャーやマグアナック隊総攻撃が採用されている。

Another Century's Episodeシリーズ

『2』に登場。メイン射撃はヒートショーテルを2本とも投擲するが、この時たとえ本機が投げた方向と真逆の方向へ全力でブーストを吹かしていても、不思議な機動を描きながら本機以上のスピードでミョルニル*3の如く正確に手元へ帰ってくる。
投擲中は格闘がタックルになるが、1段格闘でカウンターされないため、投擲→タックル→回転斬りなど、敵からのカウンターを心配せずに使えるコンボが使いやすい格闘機。
弱点はやはり武装がヒートショーテル関連しかないため、高機動射撃機体や大量の敵を相手にするミッションは苦手。EXステージのサーペント大量撃破ミッションなどはまさに原作の気分を味わうことができる。

【余談】

1/144HGプラモデルではクロスクラッシャーも使用できるシールドが立体化されており、ゲームによってはこれが採用されている事もある。
長らくバルカン以外の火器が全て抹消されていると思われていたが近年になり、ビームサブマシンガンの設定画が公開されており、装備していることが判明した。
ただ、現時点では採用されているゲームは存在しない。


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最終更新:2024年01月19日 15:40
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*1 漫画『BATTLEFIELD OF PACIFIST』、ラジオドラマ『BLIND TARGET』でそれぞれの補完ストーリーが語られている

*2 指定した味方ユニットに幸運(敵を倒した時に得られる資金が2倍になる)を掛ける精神コマンド

*3 北欧神話に登場する神・トールが持っているハンマーで投げても必ず手元に戻ってくると言われている。「機動戦士ガンダムSEED」に登場するレイダーガンダムが装備しているハンマーの名前の由来でもある。