トーラス

トーラス
TAURUS
登場作品 新機動戦記ガンダムW
型式番号 OZ-12SMS
全高 16.8m
重量 7.9t
所属 OZ
武装 ビームライフル
レーザーガン
トーラスカノン
搭乗者 レディ・アン
ニコル

トーラス(サンクキングダム所属機)
TAURUS [SANK KINGDOM]
登場作品 新機動戦記ガンダムW
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
型式番号 SK-12SMS
全高 16.8m
重量 7.9t
所属 サンクキングダム
武装 ビームライフル
レーザーガン
ビームサーベル
トーラスカノン
搭乗者 ルクレツィア・ノイン
カトル・ラバーバ・ウィナー
トロワ・バートン

トーラス(ホワイトファング所属機)
TAURUS [WHITE FANG]
登場作品 新機動戦記ガンダムW
型式番号 WF-12SMS
全高 16.8m
重量 7.9t
所属 ホワイトファング
武装 ビームライフル
レーザーガン
トーラスカノン
搭乗者 ヒルデ・シュバイカー

トーラス(モビルドール仕様機)
TAURUS [MOBILE DOLL TYPE]
登場作品 新機動戦記ガンダムW
型式番号 OZ-01MD
全高 16.8m
重量 7.9t
所属 OZ
武装 ビームライフル
レーザーガン
トーラスカノン


【設定】

OZが開発した量産型可変モビルスーツ。
エアリーズに替わる航空戦力として開発された。
機体名は黄道十二宮の牡牛座(タウルス)に由来する。
カラーリングは所属する軍によって異なり、OZ正規軍仕様が黒、サンクキングダム仕様が白、ホワイトファング仕様が赤茶色と、勢力ごとに塗り分けられ区別されている。

背中のバインダーで両腕を覆うことにより、高速移動用の航空機形態に変形する。
また、宇宙戦闘にも対応可能な高い汎用性を持っていたためにリーオーとの置き換えも進められた。
モビルドールシステムの実用化以降は無人型の生産が主流となり、有人型はこれら無人型の指揮統制に用いられるようになる。
無人型はパイロットへのGを考慮する必要がないため、機体性能を相まってMS形態でありながら驚異的な鋭角的な機動をしつつ僅か一瞬の直線で8Gまで加速力と反応速度を発揮し、ジェット戦闘機を軽く凌駕する速力で戦闘可能なエアリーズを軽く凌駕する性能を持つ*1
更には変形することで機動性も高められる上に、対要塞砲のトーラスカノンも標準装備と火力と機動性ともに驚異的。
後継機ビルゴの登場後も、ビルゴより機動性を一歩先を行くことと航行性能の高さから高速戦闘や長距離任務において第一線で運用され続けた。

唯一、有人機と無人機の両方が生産された量産機であり、外見上の差異も全くない。
そのため無人機と有人機の判別は初見では極めて困難であり、バートンの反乱時には無人機を有人機に見せかけた陽動に使われたりもしている。
その判別の困難さはX-18999コロニーから出撃したトーラス部隊をしばらく追跡していたノイン達が機体の熱源反応を調べてようやく気付いたレベル*2

アビリティレベル

ファイティングアビリティ レベル100
ウエポンズアビリティ レベル110
スピードアビリティ レベル125
パワーアビリティ レベル110
アーマードアビリティ レベル110


【武装】

ビームライフル

本機専用のビームライフル。
威力が大きくビーム弾でリーオーを真っ二つに裂き消滅させるほど。

レーザーガン

ビルゴのプラネイトディフェンサー対策に持ち出された高指向性レーザーを撃つライフル。
プラネイトディフェンサーを貫通して本体を破壊する事が可能だが、排熱が追いつかないためにごく僅かな時間しか使用できない。

ビームサーベル

サンクキングダム仕様にのみ装備されている近接戦闘用ビーム兵器。
完全平和を提唱する国の仕様が最も重武装というのは中々皮肉が効いている。

トーラスカノン

両手で抱える様に保持する大型・高出力のビームキャノン。配備されている機体数は多くない。
初登場時はノインがエアリーズで持ち出したがシェンロンに強奪され、OZの輸送機を破壊するために使用された。
フルチャージ時の威力かつ直撃時はガンダニュウム合金に対しても効果を発揮し、月基地も揺るがすほどの威力を持つ。


【原作の活躍】

OZ、サンクキングダム、ホワイトファングと幅広く使用された。

ガンダムデスサイズとの戦闘では消耗していた事と宇宙戦に対応していないとはいえ複数で圧倒している。
モビルドール機はとにかく有人機を圧倒する場面が多かった反面、無人制御の欠陥も描かれており、敵と認識した物はたとえ味方機だろうが生身の人間だろうが容赦なく攻撃を加えており、劇中でもスクランブルで発進したリーオーを敵機と誤認し、MDトーラス全機が待機中のリーオーまで破壊したばかりか、ヒイロの破壊工作の影響でアストロスーツまで敵と認識し基地のコントロールルームまで破壊する大惨事を引き起こした。

サンクキングダム仕様のノイン搭乗機は終盤まで戦い抜き、バートンの反乱でも数百ものサーペントをパイロットを殺さずに戦闘不能にしていた。


【搭乗者】

ルクレツィア・ノイン

CV:横山 智佐

地球圏統一連合軍特殊部隊スペシャルズ(OZ)の女性士官。
ゼクス・マーキスに深い思いを寄せており、再会するまでの日数を記憶している。
養成学校ではゼクスに次ぐ次席で卒業しており、ゼクスも「彼女のおかげで主席で卒業できた」という旨の発言をしている程の優秀な人物。
レイク・ビクトリア基地での兵学校の教官を務めていたが、張五飛の襲撃を受け、教え子達は殆どが死亡、自身も五飛に戦いを挑むも敗れた上に「女は殺さない」と情けをかけられてしまう。
自分の甘さを痛感したノインはその後、ゼクスと行動を共にするようになる。
ゼクスのOZ脱退後はリリーナのサポートに回り、サンクキングダム防衛やガンダムパイロットたちとの協力にあたった。

バートンの反乱時にはプリベンターとしてサリィ・ポォらとともに活動。コードネームは「プリベンター・ファイヤー」
ヒイロとデュオによるX-18999コロニーへの強行突入では、宇宙船に搭載したミサイルポッドで敵MS隊をかく乱した。
その後はゼクスと合流し、ブリュッセル大統領府へたった2機で乱入。ゼクスとの息が合った連携で、ガンダムパイロットたちの到着まで多数のサーペントを戦闘不能に追い込んだ。
終戦後はゼクスと共に火星へ旅立った。

機動力以外の性能は並程度のトーラスで、TV版では最新鋭機のビルゴ・ビルゴIIと対等に渡り合い、EWでは同じく最新鋭機のサーペントをパイロットを殺す事なく戦闘不能に追い込んでいる。ガンダムパイロットやゼクスの陰に隠れがちだが、彼女もパイロットとしての技量は高く最強説もあるほど。

【原作名台詞】

  • ゼクス「ノイン、そこをどけ」
    ノイン「ゼクス、私は貴方と戦いたくありません。ですが…!」
    ゼクス「ノイン、ひくんだ!」
    ノイン「ひきません!たとえ貴方を倒すことになろうとも…!!」
    • TV版第47話より。ピースミリオンを撃墜しようとしたゼクスとそれを阻止しようとしたノインのやりとり。エピオンの前にトーラスで立ちはだかるというかなりの無茶をしているが、結局ノインは撃つことが出来ず、ゼクスもビームソードで斬りかかりながらも軌道を変えて空振り、ノインを撃墜しなかった。また、そのまま撤退してピースミリオンも撃墜していない。

  • 「いえ、1年前私は言ったはずです。貴方のそばから離れないと。…ずっと待っていたんです。もう、待つのはごめんです。」
    • EW(OVA版第3話)から。
      ゼクスの「ノイン、私に付き合わなくてもいいんだぞ」に対し、自身の想いを打ち明けた返答。

  • 「さよならは言いませんよ!」
    • EW(OVA版第3話)から。
      複数のサーペントに囲まれ、死を覚悟した際にゼクスに向けて。

  • 「2度も同じことを言わせないでください、ゼクス。」
    • EW(OVA版第3話)から。
      火星に向かう宇宙船の中で、「ノイン、こんな私に…」と言いかけたゼクスを遮った言葉。


ヒルデ・シュバイカー

CV:荒木 香恵

OZ志願兵の少女。
当初は敵としてデュオ・マックスウェルを狙っていたがデュオの話を聞いてOZに疑問を持つようになり脱退、デュオと和解して一緒にジャンク屋をやったりしている。
最終決戦では単身リーブラに乗り込み重傷になりながらガンダムチームにデータを届けた。
元々は経理を勉強していたようで戦後はデュオと共にジャンク屋を営んでいる。
EWでは声なしエンディングのみの出演と不遇な扱いを受けている。
更にその後の小説版では孤児院を経営したり、デュオとは破局と復縁を繰り返すも最後は再婚したりと何かと波乱の多い人生だったようである。

デュオの相手役にあたるキャラクターであるが、当時デュオは女性人気が高く厄介なファンに声優の荒木氏が嫌がらせを受けたという怖ろしい逸話が残っている。


レディ・アン

CV:紗ゆり(TVアニメ版) / 緒乃 冬華(Gジェネクロスレイズ以降)

OZに所属する女性士官。
階級は二級特佐だが、後に上級特佐に昇進している。
トレーズ・クシュリナーダの副官であり、彼に忠誠心を抱き、心酔している。
トレーズの理想の実現のために手段を選ばず、彼にとって大きな障害となりうるノベンタをはじめとする和平派達の抹殺を目論み、暗殺や謀略などの裏工作に従事していた。
また、ガンダムに対しても基地ごと破壊しようとしたり「降伏しなければコロニーを攻撃する」と恫喝するなど強硬手段も使う。実はパイロットとしての技量も確かで、高機動ユニットを装備したリーオーで張五飛のシェンロンガンダムと敗北したとはいえ渡り合っている。
一方で、OZがコロニー掌握に乗り出した事を機に自ら二重人格*3となっているが、これはコロニーに対して支配的な態度ではなく懐柔さが必要だったからである。
しかし、トレーズの求めていた理想が自分が叶えようとした理想と違っていたことを知ると人格が不安定になっていったが、彼女の副官であったニコルの言葉によって安定を取り戻していった。
トレーズの本当の理想を理解した上でその理想の下に行動し、彼と同じくモビルドールに対しても反対の姿勢をとる。

【原作名台詞】

  • レディ「さあ、撃て!ツバロフ!己を肯定するために!」
    ツバロフ「レディ・アン嬢、貴女は甘すぎた」
    レディ「兵士としてはな…しかし人間として厳しく生きたつもりだ…!」
    • ツバロフに撃たれる際の台詞。


【VS.シリーズの活躍】

EXVS.

ノイン専用機は、トールギスIIIの武装アシストとして登場し、スタン属性のビームを1発撃つ。
メインからキャンセル可能でスタン時間も長く、トールギスの立ち回りを支える超重要武装。
撃ちきりだが4発も使え、覚醒リロードもできるので贅沢に使っていきたい。

一般機は、ガンダムデスサイズヘル(EW版)の武装アシストに登場。
投げ飛ばされ、着弾地点に爆風を起こす。誘導はないが、CSのチャージ時間が短く大きめの爆風が長時間残るので事故狙いや牽制に使える。
お世辞にも性能は良いと言えないが、デスヘルは射撃手数が少ないので嫌でも使わざるをえない。

EXVS.FB

ノイン専用機は、基本性能は前作とさほど変わらないが、使用回数が3回に減少、覚醒の仕様変更により贅沢な使用はできなくなった。
アップデートで発生が向上、使用時の慣性が乗るようになりささやかに強化された。
またトールギスで本機出現中に勝利した場合、リザルト画面でトールギスと共にポーズを取る。アシスト機が動くもので、大変珍しい。

一般機は、発生と投擲速度の向上、使用時の慣性が載るようになり幾分使いやすくなった。

EXVS.MB(ON)

ついにノイン専用機はリロードされるようになった。

GUNDAM VERSUS

ストライカーとして、OZ仕様とSK仕様が登場。
OZ仕様はダウン属性のビームライフルを、SK仕様はスタン属性のビームライフルで援護してくれる、
トライアルバトルではどちらもCPU専用機として登場するが、やはり他のCPU機と同様に変形は出来ない。

EXVS.2

ノイン専用機は格闘CSで召喚する追従型アシストに変更。メインに連動してビームカノンを2連射する。
使用感は大幅に変わったが、アメキャンにも対応しており立ち回りを支える非常に重要な武装であることに変わりはない。


【その他の活躍】

スーパーロボット大戦

味方機は大抵ノイン機として参戦するが、EWではエンディングでしか出番がなかったヒルデもEWキャラ扱いで参戦する事も。
ガンダムW版メタスのような機体でヒイロ達も乗り換えられる他、ノイン機は修理装置、ヒルデ機は補給装置が備わっている。
基本的には支援寄りの機体だが、『α外伝』や『A』では改造費が安く使いやすい武器を持ち、パーツスロット数も多いと使いようによっては戦闘でも活躍できる強力な機体だった。

『第2次Z 再世篇』ではOZに身を寄せ、ガンダムを没収されたカミーユファシンルナマリアが本機を使用する場面があるが、イベントのみなので戦闘を行う事はない。

『X』では残念ながらノイン機のみの登場。インフレもあり使うには愛が必要。
しかも他作品に乗り換えができないながらも機体性能もパイロットも実戦向けで修理補給を両方備えている機体がいるため、乗り換え出来る点を活かせないとメタス共々その機体の下位互換となってしまう。


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最終更新:2023年08月14日 02:43
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*1 作中ではその動きと同時に5機のリーオーをマルチロックにより瞬時に消滅させている。

*2 小説版ではデュオですら戦闘開始後も無人機特有の挙動の不自然さに気付くまでは見破れなかった。

*3 従来の冷徹な人格と慈愛に満ちた人格を持つ。