ザクI・スナイパータイプ

ザクI・スナイパータイプ
ZAKU I SNIPER TYPE
登場作品 機動戦士ガンダムUC
型式番号 MS-05L
全高 17.5m
重量 67.9t
所属 ジオン残党軍
武装 バルカン砲
ザク・マシンガン
ヒート・ホーク
ビーム・スナイパー・ライフル
搭乗者 ヨンム・カークス


【設定】

ジオン公国軍のモビルスーツ・ザクIの改修機。
一年戦争終盤、劣勢の状況で戦場が宇宙に移行した事で、本国から支援を打ち切られたキャリフォルニア・ベースを中心としたジオン公国軍地上部隊が狙撃用に改修した。
頭部をザク強行偵察型のカメラアイに換装して狙撃の精度を高め、背部のランドセルから出力されるエネルギーを用いて狙撃銃「ビーム・スナイパー・ライフル」を運用するために最適化されている。
反面、通常型の得意距離だった接近戦ではヒート・ホークとザク・マシンガンで凌ぐしかない。


【武装】

バルカン砲

頭部に2門を内蔵している機関砲。
ミサイルの迎撃や敵機への牽制に用いられる。

ザク・マシンガン

105mm口径の携行式機関銃。
ザクIの物をそのまま使用している。

ヒート・ホーク

斧型の格闘武装。
狙撃主体の本機にとっては最後の手段として使用される。

ビーム・スナイパー・ライフル

長銃身のビーム・ライフル。
ゲルググのビーム・ライフルを参考にしている。
高出力かつ長射程でMSを一撃で撃墜できるほどの威力を誇る。


【原作の活躍】

小説版

ヨンム・カークス少佐の乗機として登場。
ダカール戦後という事もありテロ警戒のレベル上昇で部隊維持が困難となり解散を決意するが、同時期に出されたガランシェールの呼びかけに応えトリントン基地襲撃に参戦。
多数の守備隊MSを撃ち抜き、終盤はミネバ奪還のために最後の狙撃を敢行するも、バンシィのビームマグナムの直撃弾を受け撃破された。

OVA版

EP4で登場。
ファット・アンクル改に機体を固定して基地守備隊を撃破していったが、シャンブロユニコーンガンダムに足止めされた事とバイアラン・カスタムの無双、トライスターを筆頭としたラー・カイラムの艦載機隊の到着で形勢が逆転。
ファット・アンクル改も撃墜された事で最後の二発の内一発をトライスターに発射するが、サブ・フライト・システムをかすらせるだけに終わり、最期は自らの反応炉に突き刺し発射する事で反応炉を爆発させようとするがトライスターの連携攻撃でそれも失敗、機体も撃破されパイロットのカークスも戦死した。


【搭乗者】

ヨンム・カークス

CV:石塚 運昇

小説版

ジオン公国軍ニューギニア方面残党部隊の司令官をしている50歳の老兵。
トリントン基地襲撃で多数のMSを撃破するが、最期はミネバ・ラオ・ザビ奪還のための狙撃を敢行するもバンシィのビーム・マグナムで撃破され戦死している。
歴戦の兵として、そして部隊を預かる司令官として似た立場のスベロア・ジンネマンも認める程だった。
彼の死はロニ・ガーベイが再度サイコミュに取り込まれるきっかけとなってしまったが、同時に、彼の思念が暴走するロニを止めることとなった。

OVA版

ジオン公国軍残党部隊全体のリーダー格となったが39歳と若返っている。
両親が死亡したロニの親代わりもやっている。
トリントン襲撃ではザクI・スナイパータイプに搭乗し多数の守備隊MSを撃破したが、次第に劣勢になりバレル交換もままならず銃身も限界となり、自機を自爆させトライスターを巻き込もうとしたが失敗、戦死した。

ちなみに彼を演じた石塚運昇氏は機動戦士ガンダム00セルゲイ・スミルノフ役を担当していた。
NTと強化人間(超兵)の違いはあれど、少女パイロットの父親代わりを2作品で務めた。
石塚氏は逆襲のシャア~UCでラー・カイラムの副長としてブライトを補佐し続けたメランも演じている。

【原作名台詞】

  • 「ロニ…お前は、俺達のようには!なるなぁぁ!」
    • 最期の台詞。

【その他名台詞】

  • 「ロニ…お前は、Gジェネにハマった俺達のようには!なるなぁぁ!」
    • ゲーム『SDガンダム GGENERATION OVERWORLD』の特殊エンディングにて。
      上記の最期の台詞のパロディだが、廃人のような発言で台無しにしてしまっている。


【VS.シリーズの活躍】

EXVS.FB

シャンブロのアシストとして登場。ファット・アンクル改に乗っており、そこから正確な狙撃を決めてくる。
その性能はおそらく全てのアシスト武装でも最高峰に位置する。威力は1発あたり100で弾数はボスなので無限。
これだけ聞くと「ボスだから」で終わりだが恐るべきはその狙撃精度である。
一度の呼び出しに対して4回の攻撃をするのだが、発射の度に銃口補正がかかり直し、1発の銃口補正そのものが極めて優秀で単純な上下運動、横ブーストのみでの回避は不可能(距離にもよるが、3発以内にはまず当たる)。
しかも360度全方位の戦闘エリア全てを射程範囲に捉える。ファットアンクル改の真上の天井付近でも関係なし。
盾も防ぎ続けていない限り持続時間が切れる絶妙なタイミングで次の弾を発射し、狙撃なので着弾も一瞬。しかもロックが出来ないので呼び出されると視認しにくい…と至れり尽くせりの最強狙撃手。
もちろんEx-S、ケルディム、デュナメスといった全てのプレイアブル狙撃機体を軽く一蹴する。ケルディムには弾速と威力で劣るが些細な事だろう。
対策としてはステップ連打が有効というか基本だが、シャンブロの攻撃にはもちろん警戒を。
弱点は呼び出す際の台詞は「義は我にあり!」で固定な事。この台詞が聞こえたら要注意。それと呼び出したザクが消えるまで次のザクは呼び出すことはできない事くらい。

EXVS.MB(ON)

シャンブロのアシストとして継続参戦。
流石に強過ぎたのか、銃口補正が修正され、BD垂れ流しでも避けられるようになった。

EXVS.2

シャンブロのアシストが削除された代わりに、CPU機として参戦。
ビーム・スナイパー・ライフルの性能はケルディムのメインとほぼ同じになっている。


【その他の活躍】

模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG

水色のカラーリングが施された本機のガンプラが登場。
ガンダムUCよりも先に映像作品に登場している。

スーパーロボット大戦

ボス敵な為、ザクIとは思えない程の高いHPと狙撃機の名に恥じない長射程の武器を持つ。
一部の作品ではファット・アンクル改の攻撃演出で登場。


【余談】

本機は元々はサンライズ、バンダイ、バンプレスト、バンダイナムコゲームスの四社が共同で一年戦争のオリジナル機体を作るプロジェクト「ハーモニー・オブ・ガンダム」から産み出された機体だった。

ゲルググJより低コストの従来機…しかも既に旧式だったザクIの現地改修機という事で、ゲーム作品等ではジム・スナイパーカスタムの対となる機体としてジオン軍を後方から支援する姿がよく見られる。
登場時はその独特の形状のバックパックが、ガソリンの給油機だとかパ〇マの湯沸かし器だと言われたりもした。

カークス役の石塚運昇氏は機動戦士ガンダム00セルゲイ・スミルノフ役を担当しており、NTと強化人間(超兵)の違いはあれど、少女パイロットの父親代わりを2作品で務めた。
石塚氏は逆襲のシャアおよびUCでラー・カイラムの副長としてブライトを補佐し続けたメランも演じている。


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最終更新:2023年08月10日 10:41
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