敵の撤退(EV108-027)
L:敵の撤退(EV108-027)={
t:名称=敵の撤退(EV108-027)(戦闘)
t:要点=航空機,投下爆弾,爆発
t:周辺環境=燃える都市
t:説明文 ={敵はシープホーンへの学習だけで上陸作戦を断念し、撤退を開始した。置き土産とともに}
t:とれる行動={
t:この場面で得られる効果 ={
敵はFVBの宇宙港を東京に落下させたのち、撤退した。
}
ランダムに落ちる先が決定する。
1d6してきめる。このダイスはNWCで芝村が振る
1.FEG
2.芥
3.世界忍者国
4.羅幻
5.鍋の国
6.東京湾(不発)
t:この場面で選ぶことが出来る行動={
#行動名,リクエストされる能力,難易評価,消費AR,成功した場合の達成値
*対空戦闘を行い宇宙港に攻撃を行う,対空戦闘,50,3,250 #この攻撃は同調が自動成功する。
*ハッキングを行い宇宙港を自爆させる,情報戦,25,3,0
*次の戦闘のアイドレスを選んで開く,なし,なし,0,0
t:要求されるパーティロールプレイ=対空戦闘。
}
t:→次のアイドレス =ひとまずの勝利(EV108-28)
}
参加部隊
PPG
初心者騎士団 <初陣防空隊>
東方有翼騎士団
有翼茉莉花騎士団
FEG <FEG煌月部隊><FEG防空部隊>
フィーブル藩国
<フィーブル・サイハッカー分隊>
<フィーブルオペレータ・にゃんこ分隊>
<ルーディスキャット・ターキッシュバン分隊>
紅葉国 <紅葉無銘部隊>
羅幻王国 <羅幻整備部隊><羅幻防空部隊>
芥辺境藩国 <辺境飛行騎士団>
越前藩国 <越前藩国情報戦分隊><越前藩国オペレート分隊>
リワマヒ国 <アル・ナスライン騎士団>
裏マーケットサービス騎士団
エンディングセレモニー EV108
宇宙港迎撃は、うまくいかなかった。かき集めた対空火器の合計火力評価43では破壊には遠くいたらず、自動失敗した。
結局、勝負を決めたのはフィーブルと越前の情報部隊……ハッカー隊であった。
情報罠にははまったものの、帝國と共和国2つの陣営の情報技術者達が自爆コードの入力に成功している。
うっかり摂政と呼ばれる黒埼は、この時苦い顔をしている。罠にかかったことではない。
罠を仕掛けられていたということの裏返し、手の上で踊らされていたということに気付いたのである。
「うちの能力、丸裸にされたな……」
敵は最初から宇宙港を都市部に落とす気はなかったのだろう。
単に情報部の能力を調べるついで、くらいの大量虐殺だ。
黒埼は共和国の戯言屋に自分が知りえた情報を流すことにする。
このむかつきを、俺一人がもっているのは不愉快だと考えていた。
猫にも味合わせてやる。
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その時、帝國宰相は部下の声で我に返り、ナショナルネットの接続を切った。
視界が普通になる。
「終わったな。治安維持艦隊は引き上げたか」
「そのようです」
帝國を牛耳るのはセブンシスターズと呼ばれる宮廷女官たちである。
宰相はシスターの一人の報告に耳を傾け、少しだけ笑った。
「いくら田舎とはいえ、せめて正規艦隊の一つも送ってもらわねばな。いまだ、要塞艦もワーグも、見ておらぬ」
「すでに内偵は正規艦隊4個の出撃を確認しております。一個は惑星破壊藩国かと」
宰相はなんの感想も漏らさず、ただ表情を変えずに話題を変えた。
「王女の容態は?」
「……あまり芳しくありません。国民には今回の出撃に王女が出ておられないことを疑問に思う者もいるようです」
「……バックアップは使えない。もう少しがんばってもらわなければならぬ」
宰相は地図を見た。そこには大規模内戦に突入したにゃんにゃん共和国の姿があった。
「共和国を見ろ。旗印がいないばかりに、醜く争そう……」
そして思うのだ。帝國のために、いましばし、と。
最終更新:2008年06月02日 02:03