- 謎解き要素の薄いゼルダといった印象。特定のボス以外は回復でごり押せるため、難易度も低め。ポムを集めて作るコミュニティは、アクトレイザーのクリエイションモードのような味わい深さ。ハマった経験があるならオススメ。シナリオはあっさりしているものの、テキストが個性的で面白く最後までだれることなく楽しめた。
タイトルにもなっているポムは、コミュニティ以外ではほぼアイテム扱い。そのため、移動に必要な特技を持つポム以外の出番が少なくなりがち。一応戦ってもくれるが、あまり戦わせすぎると悪堕ちする上、ボス戦では怖がるばかりで戦ってくれない。攻撃用の特技も使わせるのに一手間かかるため、結局一人で戦った方が早いという結論に。ポムにしか倒せない敵もいるためいないと困るが、かといってそれ以外の場面で使い道があったかというとそうでもないという、かなり微妙な存在。でも、コミュニティで頑張って働く姿は可愛い。
最後に一つ注意。このゲームの解説書は実質攻略書となっており、各ダンジョンの攻略からポムの居場所、果てはゲーム内でわざわざ秘密にしていることまで網羅されている。おかげで詰まる心配はないが、同時にネタバレの危険性を十二分に秘めているので注意。 -- (名無しさん) 2011-03-10 17:43:07 - PSP-3000で初プレイ、クリア。
ていねいに作られた良作だった。独特のほのぼのした世界観と、
主人公の真っ正直な言動・反応がかわいらしく楽しい。
「ぽむ」や町の人も生き生きしていて良い雰囲気。
ARPGとしては、操作がなめらかで取っつきやすい感じ。
ドット絵が始終くりくりスピーディに動く。
主人公は魔法使いだが、魔法がMP制ではないのも好印象。
再チャージでいくらでも撃てるのでどんどん使える。
全体のボリュームはやや小さめ。ザコ戦が簡単だったり、
地上フィールドがコンパクトだったり。
謎解きも多くなく、だいたい敵全滅をし宝箱を開けて回るのみ。
そのかわりダレずに次々とテンポよく進める作り。
でもボス戦はきっちり強めで、
古風な見下ろし型アクションゲームに近い感触だった。
相手の隙や各攻撃の回避方法などを見つけないと勝てない。
だからなのか、取説の攻略ヒントを読んだうえで回復薬を惜しまなければ、
粗いプレイでもギリギリで乗り切れるようになっている。
そのへん、簡単と感じるか難しいと感じるかは個人差があるかも。
…PS1に限らずARPGは深刻なものや孤独感が強いものが多いけれども、
これは(有り体な言い方をすると)癒やされる、ほっとする作品。
そのぶん物語の切迫感や起伏は乏しいが、むしろそこがいい。
ARPG好きにはもちろんのこと、テキストに魅力のあるゲームをお探しの人、
大作に疲れた人、明るいゲームをしたい人にもおすすめ。
蛇足になるが4点、気になったところを。
・スクリーンショット機能に対応していない。
・画面モード「オリジナル」「ノーマル」表示での縦横比がヘン
(縦が少し短く、横が少し長い?)。円が全て楕円に表示される。
「カスタム」を使えばいいだけのことだけど、なんだか不思議な現象。
・コミュニティの発展や「ぽむ」の育成はあくまでおまけ要素かも。
のんびり過ごすには楽しいものの、やりこみ要素っぽさはない。
・しゃべるスコップがまるで役に立たん! -- (名無しさん) 2011-05-30 08:53:16
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