(撮影:茉乃瀬桔梗様)
L:パイロット = {
t:名称 = パイロット(職業)
t:要点 = パイロットスーツ,マフラー
t:周辺環境 = 飛行場
t:評価 = 体格-1,筋力0,耐久力0,外見0,敏捷0,器用0,感覚1,知識1,幸運-1
t:特殊 = {
*パイロットの職業カテゴリ = ,,,基本職業アイドレス。
*パイロットのパイロット資格 = ,,,搭乗可能({I=D,航空機,宇宙艦船})。
}
t:→次のアイドレス = 名パイロット(職業),瀧川陽平(ACE),カール・T・ドランジ(ACE),舞踏子(職業)
}
性能の良い機体を考え、その性能を持続させるのはメカニックの仕事。
機体をより上手く動かし、その性能を余すことなく引き出すのがパイロットの仕事。
一般的に思われているそのような役割分担は、羅幻王国のパイロットには当てはまらない。
特殊な用途向けに開発された機体や、特殊でありなおかつ高度な技術が組み込まれた羅幻王国製の機体は、それを生かすためにまず機体に組み込まれている技術に関する知識をパイロットに求めるからだ。
無論、一般化されたマニュアルが無いではないが、そのような運用法で用いられる機体は彼らにとって自国の機体とは言えず、それに甘んじるようなパイロットはあくまで二軍という認識が存在している。
実際問題、国力が小さく大規模な人員を揃えることが難しい羅幻王国にとって、自国を護ることが適う軍勢を揃える道は、高機能な機体を製作し、それを十二分に扱いうるパイロットを養成することだけなのである。
無論これは、全体的な人数不足を誘発するという欠点を抱えているが、技術者の社会的地位が高いこともあり、パイロットが技術を学ぶことへの抵抗感を少なくしており、また、自分が命を預ける機体ぐらい多少は知っておきたい、という当然の理由から、今のところ深刻な人材問題には陥っていない。
寧ろ志願兵が多いことから、人材の数に関しては当面問題が浮上することは無いだろうと言われている。
軍隊の中で一般的にパイロットと呼ばれるに足る者は、自分の機体の整備を自分で行うことが出来る者と位置づけられているが、中にはパイロットとしての機体運営力のみならず技術士としても一線級の知識と技術を持ち、機体の根本的な欠陥への言及を行う者も居る。
そのような者はごく限られた存在であるが、故に彼らのような天才級のパイロットはリッターと呼ばれ、他のパイロットの羨望を一身に受けることになる。
また、リッター1人の戦闘力は、同じ機体に搭乗した一般パイロット10人分にも及ぶという分析結果が出ており、リッターのみで構築された1小隊は、実質的に羅幻王国最強の軍事集団として内外に知られている。
吏族には劣るものの、技術者としても高い知識を持ち、その上で得た知識を実際の運用に反映できるパイロットは、多くの者、特に子供に人気の職業である。
その為、祝祭などでは実際にパイロットが戦闘機に乗り示威飛行を行い、対外的に自国パイロットの練度を示すのと同時に、自国の子供たちへ確かな夢を与えている。
(解説:四条あや様)