<ラスターの解説>

  • ラスターとは
 頂点分割を行い、各頂点のX,Y座標やU,V値をsin波で変形させてキャラクタを表示する方法。
  • UVスクロールとは
 頂点分割を行い、各頂点のU,V値をスクロールさせてキャラクタを表示する方法。

  • 設定方法
 キャラクタ編集のエフェクトタブ、スクリプト編集の描画(エフェクト)パネルで設定。

  • 横,縦分割数:横方向および縦方向の頂点の分割数を指定。
 初期値は「横8×縦8」で、分割数を細かくすれば滑らかになるが、計算量が増加。

  • ラスターX,Y
(各頂点のX,Y座標の変形)
①ラスターX(横方向):分割された頂点のX座標を、左右に揺らしながら上下に進行するsin波(横波)で変形。
②ラスターX(縦方向):分割された頂点のX座標を、左右に揺らしながら左右に進行するsin波(縦波)で変形。
③ラスターY(横方向):分割された頂点のY座標を、上下に揺らしながら上下に進行するsin波(縦波)で変形。
④ラスターY(縦方向):分割された頂点のY座標を、上下に揺らしながら左右に進行するsin波(横波)で変形。
(各頂点のU,V値の変形)
①ラスターX(横方向):分割された頂点のU値を、左右に揺らしながら上下に進行するsin波(横波)で変形。
②ラスターX(縦方向):分割された頂点のU値を、左右に揺らしながら左右に進行するsin波(縦波)で変形。
③ラスターY(横方向):分割された頂点のV値を、上下に揺らしながら上下に進行するsin波(縦波)で変形。
④ラスターY(縦方向):分割された頂点のV値を、上下に揺らしながら左右に進行するsin波(横波)で変形。

  • ラスターX,Yの描画-エフェクト
①振幅:波の振幅をピクセル単位(Pix)で指定。
 振幅を大きくすると、波の揺れ幅が増大。波の周期(波長)や角速度はそのまま。
②周期:波の周期をピクセル単位(Pix)で指定。
 周期(波長)を大きくすると、周波数(振動数)が小さくなり、波の数が減少。波の振幅や角速度はそのまま。
③角速度:波が進行する速度を角速度で指定。
 角速度を大きくすると、波の進行速度が加速。波の振幅や周期(波長)はそのまま。

  • UVスクロール
(各頂点のU,V値のスクロール)
①U値スクロール:分割された頂点のU値を、左右にスクロール。
②V値スクロール:分割された頂点のV値を、上下にスクロール。
(テクスチャモード)
①クランプ:スクロールにより空いた空間は、最後のピクセルを掃引して充填。
②リピート:スクロールにより空いた空間は、最初のピクセルから順方向に充填。
③ミラー:スクロールにより空いた空間は、最後のピクセルから逆方向に充填。

  • UVスクロールの描画-エフェクト
①U位置:U値の初期値をピクセル単位(Pix)で指定。
 正数で左方向へスクロール初期値を加算、負数で右方向へスクロール初期値を加算。
②V位置:V値の初期値をピクセル単位(Pix)で指定。
 正数で上方向へスクロール初期値を加算、負数で下方向へスクロール初期値を加算。
③U速度:毎フレームU値へ加算する値をピクセル単位×100(Pix/100Fr)で指定。
 正数で左方向へスクロール速度を加算、負数で右方向へスクロール速度を加算。
④V速度:毎フレームV値へ加算する値をピクセル単位×100(Pix/100Fr)で指定。
 正数で上方向へスクロール速度を加算、負数で下方向へスクロール速度を加算。

  • UVスクロールの注意点
①通常は、画像をUVスクロールさせたいキャラクタに登録されたスクリプトの冒頭で、
 描画(描画方式)パネルを用いてテクスチャモードをリピートまたはミラーに設定。
②アイコンの画像サイズを分割数の整数倍にしないと、リピートやミラーでも余剰ピクセルがクランプ。
(初期設定では、画像サイズを分割数8の倍数に設定する必要あり=最低で16ピクセル)

  • 参考画像
①ラスターX,ラスターY
②ラスターX-U,ラスターY-V
③Uスクロール,Vスクロール

→キャラクタ編集:エフェクト タブ,スクリプト編集(描画パネル):エフェクト

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最終更新:2008年10月13日 07:59