<透過色>


  • SBで使用可能な画像ファイル
①BMP:非圧縮
 2,16,256,1677万色(24 bit:フルカラー)
 透明色:設定できない
②JPEG:非可逆圧縮
 1677万色(24 bit:フルカラー)
 ブロック分割(8×8 pixel)→離散コサイン変換(DCT)→量子化→ハフマン符号によるエントロピー符号化により圧縮
 透明色:設定できない
③PNG:可逆圧縮,透過色,αチャネル
 グレイスケール:2,4,16,256,65536段階
 インデクスカラー(パレット):2,4,16,256色(1677万色中から選択可能)
 トゥルーカラー:1677万色(24 bit:フルカラー),280兆色(48 bit:トゥルーカラー)
 透過色:
  グレイスケールでは、65536段階のうち複数のレベルに透明設定が可能
   透明設定されたレベルは完全透明(α=0)で、透明設定されていないレベルは完全不透明となり、半透明は設定できない
  インデクスカラーでは、パレットの各色にそれぞれα値を設定可能
   α値は0~255で設定し、半透明も設定可能、設定されていないパレットは完全不透明(α=255)に設定される
  トゥルーカラーでは、何色でも透明色に設定可能
   透明設定されたレベルは完全透明(α=0)で、透明設定されていないレベルは完全不透明となり、半透明は設定できない
 αチャンネル:
  各ピクセルが、色情報RGBに加えて透明度α値の情報を持つ
  α=0で完全透明、α=Maxで完全不透明、α=中間値で半透明
  α値の範囲は各色の色深度と同じであり、各ピクセルに対するα値をαマップとしてαチャンネルに保管
  αチャンネルは、グレイスケールとトゥルーカラーでのみ有効
※GIF:非可逆圧縮,透過色:SBでは非対応だが、PNGが強化代替版
 インデクスカラー(パレット):2,4,8,16,32,64,128,256色(1677万色中から選択可能)
 透明色:パレットのうち1色に完全透明を設定可能
④TGA
⑤DDS

  • カラーキー
 画像内で使用されている色の中で、ゲーム画面中で完全透過させたい色を指定
 ARGB 24ビット(0xFF------)で指定するが、α=FF(α値1)でなければならない

  • 透過用のカラーキーを未設定しない場合
①BMP
 描画オプション(不透明・半透明):全く透過しない
②JPG
 描画オプション(不透明・半透明):全く透過しない
③PNG(透過色・αチャネルなし)
 描画オプション(不透明・半透明):全く透過しない
④PNG(透過色を指定)
 描画オプション(不透明・半透明):透過色のみ完全透過する
⑤PNG(αチャネルを指定)
 描画オプション(不透明):α=0のpixelのみ完全透過し、0<α<1のpixelは全く透過しない
 描画オプション(半透明):α=0のpixelは完全透過し、0<α<1のpixelはα値に応じて半透過する

  • 透過用のカラーキーを設定した場合
①BMP
 描画オプション(不透明・半透明):カラーキーを設定した色のみ完全透過する
②JPG
 描画オプション(不透明・半透明):カラーキーを設定した色のみ完全透過する
③PNG(透過色・αチャネルなし)
 描画オプション(不透明・半透明):カラーキーを設定した色のみ完全透過する
④PNG(透過色を指定)
 描画オプション(不透明・半透明):カラーキーを設定した色とPNGの透過色が、それぞれ完全透過する
⑤PNG(αチャネルを指定)
 描画オプション(不透明):カラーキーを設定した色とα=0のpixelのみそれぞれ完全透過し、0<α<1は全く透過しない
 描画オプション(半透明):カラーキーを設定した色とα=0のpixelはそれぞれ完全透過し、0<α<1のpixelはα値に応じて半透過する

  • まとめ
 1)BMPとJPEGは、SBでカラーキーを設定しない限り、透過色を使用できない
 2)PNGでは、SBでカラーキーを設定せずとも、透過色は常に完全透過する
  (描画オプションの不透明・半透明に影響されない)
 3)PNGでは、SBのカラーキーでPNGの透過色とは別に、透過色を追加できる
 4)PNGのαチャネルは、描画オプションが不透明では、α=0のみ完全透過し、0<α<1は全く透過しない
 5)PNGのαチャネルは、描画オプションが半透明では、α=0で完全透過し、0<α<1はαに応じた半透過となる


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最終更新:2011年06月13日 01:16
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