機体制作講座

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---- 目次 #contents() ---- **機体制作講座 YSFLIGHTでは、機体のデータは幾つかのファイルに分かれて保存されている。 そのため、機体制作ではまずそれぞれのファイルの役割を理解する事が重要になる。 どのような順番で読み込まれていくのかイメージできるようになると、エラー等のトラブルにも対処しやすくなる。 基本的にはどれもテキストエディタで開けるテキストファイル。 ---- #areaedit() **リストファイル(LSTファイル) 拡張子が「.lst」となっているファイルの事。YSFS起動時に最初に読み込まれるであろうファイル。 リストに記載されている全てのDATファイルからIDを一通り読み込んでいると思われる。 ここに記載されていなければ読み込まれない。 オフラインで飛行する用途なら不要な機体はリストから外しておくと、目的の機体を探しやすくなり便利。 フォルダ階層) YSFLIGHT   ├ aircraft/   │ ├ aircraft.lst ←航空機用のリストファイル   │ └ *.lst     ←航空機用のリストファイル(アドオン用)   │   ├ ground/   │ ├ ground.lst ←地上オブジェクト用のリストファイル   │ └ *.lst      ←地上オブジェクト用のリストファイル(アドオン用)   │   └ scenery/     ├ scenery.lst ←シナーリー(マップ)用のリストファイル     └ *.lst     ←シナーリー(マップ)用のリストファイル(アドオン用) ***リストファイルの記述方法 ****aircraft.lst 1行に1機ずつ、使うファイルを半角スペース区切りで記載する。 DATファイル、メインDNMファイル、当たり判定用SRFファイル([[collファイル>glossary#c]]とも呼ばれる)、コックピット内景用SRFファイル、遠景用DNMファイルとなる。 遠景用DNMファイルは省略できる。 例) aircraft/f14.dat aircraft/f14.dnm aircraft/f14coll.srf aircraft/f14cockpit.srf aircraft/f15.dat aircraft/f15.dnm aircraft/f15coll.srf aircraft/f15cockpit.srf aircraft/f15coarse.dnm aircraft/f22.dat aircraft/f22.dnm aircraft/f22coll.srf aircraft/f22cockpit.srf aircraft/f22_coarse.dnm ****ground.lst 1行に1機ずつ、使うファイルを半角スペース区切りで記載する。 DATファイル、メインDNMファイル、当たり判定用SRFファイル(collファイルとも呼ばれる)となる。 遠景用DNMファイルを指定する際は「 "" 」が入る。恐らくコックピット内景用SRFファイルは使用しないためと思われる。 例) ground/hanger4.dat ground/hanger4.srf ground/hanger4.srf ground/aaa.dat ground/aaa.dnm ground/aaacoll.srf "" ground/aaa_coarse.dnm ground/carrier.dat ground/carrier_visual.dnm ground/carrier_coll.srf ****scenery.lst 1行に1マップずつ、フィールド名と使うファイルを半角スペース区切りで記載する。 フィールド名、fldファイル、スタートポジション指定用のstpファイル、任意でyfsファイルとなる。 例) HAWAII scenery/hawaii.fld scenery/hawaii.stp ISLAND_GOURD scenery/gourd.fld scenery/gourd.stp scenery/gourd.yfs SMALL_MAP scenery/small.fld scenery/small.stp scenery/small.yfs   #areaedit(end) ---- #areaedit() **DATファイル 拡張子が「.dat」となっているファイルの事。各種パラメータを記述する。 aircraft用とground用のDATファイルがある。 ***aircraft用 機体のIDやカテゴリの他、武装や飛行特性を決めるのに必要なパラメータを記載する。 計器パネルを使う場合はISTファイルの指定を行う。   ***ground用 地上物のIDの他、移動速度や対空砲・対空ミサイルのレンジ等を指定する。 空母など着艦可能な地上物の場合は[[ACPファイル>glossary#a]]の指定を行う。   #areaedit(end) ---- #areaedit() **DNMファイル 拡張子が「.dnm」となっているファイルの事。 複数のSRFファイルに対して動作を指定するファイル。 DNMファイル内部にSRFファイルを格納する事が多いが、ファイルを分けていても利用する事は可能。 #areaedit(end) ---- #areaedit() **SRFファイル 拡張子が「.srf」となっているファイルの事。 3Dモデルの外観を決定づけるファイル。 頂点の座標と丸め指定、ポリゴンごとの使用頂点・色・裏表・透明度・発光指定などが記述されている。 参考までに以下は頂点数20個、ポリゴン数2枚となる「t4coll.srf」の中身である。 SURF V 0 -0.05 5.96 R V 0 1.51 2.23 R V 0 1.37 -1.8 R V 0 3.57 -5.81 R V 0 0.09 -5.99 R V 0 -0.79 0.2 R V 0 -0.42 5.5 R V 0 0.7 5.83 R V -1.47 0.7 0.9 R V -5.27 0.7 -1.81 R V -5.34 0.7 -3.04 R V -1.07 0.7 -2.05 R V -1.26 0.7 -4.76 R V -2.44 0.7 -6.7 R V 2.54 0.7 -6.68 R V 1.08 0.7 -4.48 R V 1.13 0.7 -2.14 R V 5.23 0.7 -3.11 R V 4.93 0.7 -1.33 R V 1.34 0.7 1.08 R F V 0 1 2 3 4 5 6 C 31 N 0 0.754286 0.041429 0 0 0 E F V 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 C 32767 N -0.046154 0.7 -2.176154 0 0 0 E E ***頂点 「V」で始まる1行が1つの頂点の座標と丸め指定(Rの有無)となる。 ***ポリゴン(面) 「F」と「E」で挟まれている1つの区間が1枚のポリゴンの指定となる。 …「V」は使用する頂点とその順番になる。 …「C」は色の指定。[[YS色指定>glossary#y]]と[[RGB色指定>glossary#r]]がある。(以下の表は対応例) |YS色指定|RGB色指定|色| |C 0|C 0 0 0|BGCOLOR(black):| |C 31|C 0 0 255|BGCOLOR(blue):| |C 992|C 255 0 0|BGCOLOR(red):| |C 1023|C 255 0 255|BGCOLOR(magenta):| |C 31744|C 0 255 0|BGCOLOR(lime):| |C 31775|C 0 255 255|BGCOLOR(cyan):| |C 32736|C 255 255 0|BGCOLOR(yellow):| |C 32767|C 255 255 255|BGCOLOR(white):| …「N」は裏表の指定。 ***SRFファイルの開始と終了 「SURF」でSRFファイルが始まり、「E」で終わる。 ***うろ覚え …「B」指定したポリゴンは発光指定になる。(影になっても色が変化しない) SRFファイルが終了となった後に以下の指定ができた。(現状不明) 「ZA」指定したポリゴンの透明度を設定する。 「ZZ」[[Non-OpenGL版>glossary#n]]使用時に非表示にするポリゴンを指定する。 ***不明 「ZL」 「GF」 #areaedit(end) ---- 目次 #contents() ----
---- 目次 #contents() ---- **機体制作講座 YSFLIGHTでは、機体のデータは幾つかのファイルに分かれて保存されている。 そのため、機体制作ではまずそれぞれのファイルの役割を理解する事が重要になる。 どのような順番で読み込まれていくのかイメージできるようになると、エラー等のトラブルにも対処しやすくなる。 基本的にはどれもテキストエディタで開けるテキストファイル。 ---- #areaedit() **リストファイル(LSTファイル) 拡張子が「.lst」となっているファイルの事。YSFS起動時に最初に読み込まれるであろうファイル。 リストに記載されている全てのDATファイルからIDを一通り読み込んでいると思われる。 ここに記載されていなければ読み込まれない。 オフラインで飛行する用途なら不要な機体はリストから外しておくと、目的の機体を探しやすくなり便利。 フォルダ階層) YSFLIGHT   ├ aircraft/   │ ├ aircraft.lst ←航空機用のリストファイル   │ └ *.lst     ←航空機用のリストファイル(アドオン用)   │   ├ ground/   │ ├ ground.lst ←地上オブジェクト用のリストファイル   │ └ *.lst      ←地上オブジェクト用のリストファイル(アドオン用)   │   └ scenery/     ├ scenery.lst ←シナーリー(マップ)用のリストファイル     └ *.lst     ←シナーリー(マップ)用のリストファイル(アドオン用) ***リストファイルの記述方法 ****aircraft.lst 1行に1機ずつ、使うファイルを半角スペース区切りで記載する。 DATファイル、メインDNMファイル、当たり判定用SRFファイル([[collファイル>glossary#c]]とも呼ばれる)、コックピット内景用SRFファイル、遠景用DNMファイルとなる。 遠景用DNMファイルは省略できる。 例) aircraft/f14.dat aircraft/f14.dnm aircraft/f14coll.srf aircraft/f14cockpit.srf aircraft/f15.dat aircraft/f15.dnm aircraft/f15coll.srf aircraft/f15cockpit.srf aircraft/f15coarse.dnm aircraft/f22.dat aircraft/f22.dnm aircraft/f22coll.srf aircraft/f22cockpit.srf aircraft/f22_coarse.dnm ****ground.lst 1行に1機ずつ、使うファイルを半角スペース区切りで記載する。 DATファイル、メインDNMファイル、当たり判定用SRFファイル(collファイルとも呼ばれる)となる。 遠景用DNMファイルを指定する際は「 "" 」が入る。恐らくコックピット内景用SRFファイルは使用しないためと思われる。 例) ground/hanger4.dat ground/hanger4.srf ground/hanger4.srf ground/aaa.dat ground/aaa.dnm ground/aaacoll.srf "" ground/aaa_coarse.dnm ground/carrier.dat ground/carrier_visual.dnm ground/carrier_coll.srf ****scenery.lst 1行に1マップずつ、フィールド名と使うファイルを半角スペース区切りで記載する。 フィールド名、fldファイル、スタートポジション指定用のstpファイル、任意でyfsファイルとなる。 例) HAWAII scenery/hawaii.fld scenery/hawaii.stp ISLAND_GOURD scenery/gourd.fld scenery/gourd.stp scenery/gourd.yfs SMALL_MAP scenery/small.fld scenery/small.stp scenery/small.yfs   #areaedit(end) ---- #areaedit() **DATファイル 拡張子が「.dat」となっているファイルの事。各種パラメータを記述する。 aircraft用とground用のDATファイルがある。 ***aircraft用 機体のIDやカテゴリの他、武装や飛行特性を決めるのに必要なパラメータを記載する。 計器パネルを使う場合はISTファイルの指定を行う。   ***ground用 地上物のIDの他、移動速度や対空砲・対空ミサイルのレンジ等を指定する。 空母など着艦可能な地上物の場合は[[ACPファイル>glossary#a]]の指定を行う。   #areaedit(end) ---- #areaedit() **DNMファイル 拡張子が「.dnm」となっているファイルの事。 複数のSRFファイルに対して動作を指定するファイル。 DNMファイル内部にSRFファイルを格納する事が多いが、ファイルを分けていても利用する事は可能。 #areaedit(end) ---- #areaedit() **SRFファイル 拡張子が「.srf」となっているファイルの事。 3Dモデルの外観を決定づけるファイル。 頂点の座標と丸め指定、ポリゴンごとの使用頂点・色・裏表・透明度・発光指定などが記述されている。 参考までに以下は頂点数20個、ポリゴン数2枚となる「t4coll.srf」の中身である。 SURF V 0 -0.05 5.96 R V 0 1.51 2.23 R V 0 1.37 -1.8 R V 0 3.57 -5.81 R V 0 0.09 -5.99 R V 0 -0.79 0.2 R V 0 -0.42 5.5 R V 0 0.7 5.83 R V -1.47 0.7 0.9 R V -5.27 0.7 -1.81 R V -5.34 0.7 -3.04 R V -1.07 0.7 -2.05 R V -1.26 0.7 -4.76 R V -2.44 0.7 -6.7 R V 2.54 0.7 -6.68 R V 1.08 0.7 -4.48 R V 1.13 0.7 -2.14 R V 5.23 0.7 -3.11 R V 4.93 0.7 -1.33 R V 1.34 0.7 1.08 R F V 0 1 2 3 4 5 6 C 31 N 0 0.754286 0.041429 0 0 0 E F V 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 C 32767 N -0.046154 0.7 -2.176154 0 0 0 E E ***頂点 「V」で始まる1行が1つの頂点の座標と丸め指定(Rの有無)となる。 ***ポリゴン(面) 「F」と「E」で挟まれている1つの区間が1枚のポリゴンの指定となる。 …「V」は使用する頂点とその順番になる。 …「C」は色の指定。[[YS色指定>glossary#y]]と[[RGB色指定>glossary#r]]がある。(以下の表は対応例) |YS色指定|RGB色指定|色| |C 0|C 0 0 0|BGCOLOR(black):| |C 31|C 0 0 255|BGCOLOR(blue):| |C 992|C 255 0 0|BGCOLOR(red):| |C 1023|C 255 0 255|BGCOLOR(magenta):| |C 31744|C 0 255 0|BGCOLOR(lime):| |C 31775|C 0 255 255|BGCOLOR(cyan):| |C 32736|C 255 255 0|BGCOLOR(yellow):| |C 32767|C 255 255 255|BGCOLOR(white):| …「N」は裏表の指定。 ***SRFファイルの開始と終了 「SURF」でSRFファイルが始まり、「E」で終わる。 ***うろ覚え …「B」指定したポリゴンは発光指定になる。(影になっても色が変化しない) SRFファイルが終了となった後に以下の指定ができた。(現状不明) 「ZA」指定したポリゴンの透明度を設定する。 「ZZ」[[Non-OpenGL版>glossary#n]]使用時に非表示にするポリゴンを指定する。 ***不明 「ZL」灯火設定? 「GF」 #areaedit(end) ---- 目次 #contents() ----

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