+ | 企業連 |
+ | グループ企業 |
+ | グループ企業 |
+ | グループ企業 |
+ | 反体制集団 |
国家解体戦争から数十年の未来。 支配者たる企業は、自らが汚染し尽くした地上を見限り、 高空プラットフォーム、「クレイドル」を建造。高度7000mの空に、新しい、清浄な生活空間を見出していた。 すでに、人類の過半はクレイドルに住まい、地上は、資源基地と、それを巡る戦いの舞台に過ぎなかった。 一方で、国家解体戦争において企業支配体制を確立した原動力、 人型兵器アーマード・コア「ネクスト」と、その搭乗者の「リンクス」は、 その圧倒的な力の、個体依存性に危機感を抱いた企業により、企業機構「カラード」管下の傭兵として、地上に残された。 今や、企業軍の主力は、巨大兵器「アームズフォート」であり、 かつて戦場を支配したネクストたちは、薄汚れた地上で延々と続けられる、経済戦争の尖兵と成り果てていた。 (CHP1開始ナレーションより。句読点一部追加)
企業における軍事力は、そのコントロールを第一の要件とし、 代替不能な個人にこれを委ねることは、厳に慎まれるべきである。 リンクス戦争以降、それは企業の共通認識であり、 その結果として生まれたのが、巨大兵器アームズフォートであった。 代替可能な多数の凡人によって制御され、ハードウェアとして安定した戦力を約束する。 アームズフォートは、正に企業の望むソリューションであり、 事実としても、その戦力は平均的なネクストを遥かに凌いでいた。 物量とパワーの戦争。 大多数のネクストにとって、ジャイアント・キリングはその名の通り奇跡の親戚にすぎなかったのである。 (CHP2開始ナレーションより。句読点一部追加)
ラインアークのホワイト・グリントは倒れ、カラードのランク1、オッツダルヴァも水中に没する。 クレイドルで最も優れたリンクスたちの戦いはただ一人だけが生き残って終わり、 ラインアークはその最も重要な戦力を失った。 クレイドルは安定期に入った。 誰もがそう考え、企業はきたるべき経済戦争の激化に備えはじめる。 だが、まさにこのとき、濁り水はゆっくりと流れはじめていたのだ。 (CHP3開始ナレーションより。句読点一部追加)
7月、多くにとって突然に、それは起こった。 正体不明の、複数のネクスト機による、アルテリア施設の同時襲撃。 その殆どは成功し、クレイドルは、拠って立つエネルギー基盤を大きく揺るがされた。 そして、ORCA旅団と、旅団長マクシミリアン・テルミドールの名で、ごく短い声明が、世界に発信される。 To Nobles. Welcome to the Earth (編者約:高貴な人々よ、地球へようこそ) それは、全ての空に住む人々への、明確な宣戦であった。 企業は、安全な経済戦争を放り出し、狂気の反動勢力に対することを余儀なくされ、 人々は、覚束ない足元にはじめて気づいたかのようにそれを恐怖するしかなかった。 (CHP4開始ナレーションより。句読点一部追加)
国家解体戦争以前、 企業は、新たなフロンティア、宇宙を巡って激しく争い、 ただ敵対者を妨害するためだけに、致命的な無人兵器、アサルト・セルが開発された。 それは、争いの激化に伴い衛星軌道を埋め尽くし、結果、人類は自ら宇宙への道を閉ざすことになる。 マクシミリアン・テルミドールは嘯く。 それが、今日まで続く企業の罪だ。 これがために、人類は種として閉塞し、この惑星で壊死を迎えようとしている。 国家解体戦争も、リンクス戦争も、この罪を隠匿するためにあった。 であれば、ORCA旅団の戦いは、この罪を清算するためにある。 犠牲なき解決の機会は、遥か昔に失われている。 贖罪に痛みが伴うならば、それは甘んじて受け容れなければならない。 それが、我らの咎だ。 (ORCAルートナレーションより。句読点一部追加)
企業とORCAの戦いは世界最大のアルテリア施設、クラニアムを巡り、急速に収束しつつあった。 だが、この最終局面において、企業は突如、態度を翻す。 その消極的な姿勢は、事実上の不干渉にも等しかった。 ある密約。 企業はORCAを黙認する。 その替わりに、企業首脳の生命を安堵し、彼らの過去を秘匿する。 ORCAは、打算家たちの性格を知悉していた。 自らが確保されるのであれば、すべてを賭ける価値などどこにもない。 すべからく、破壊からの復興は経済成長の土壌なのだから。 いまや、ORCAを止めるものは何もなかった。 ただカラードに従わず、独自に動いたウィン・D・ファンションと、そのパートナーを除いて。 (企業連ルートのナレーションより。句読点一部追加)
メルツェルをビッグボックスに、 マクシミリアン・テルミドールをクラニアムに失い、ORCA旅団は急速に瓦解していく。 企業は、二人のリンクスに煌びやかな賛辞で報いるとORCAの残滓を追い立て、統治者の威厳を世界に知らしめる。 「尊い平和は守られた」 そう、彼らは宣言した。 クレイドルは、悠然と空を漂っている。 全てを忘れられる、幸せな人々を抱きながら。 (『アルテリア・クラニアム防衛』クリア後のエンディングより。句読点一部追加)
ORCA旅団は、クラニアムを制し、支えを失ったクレイドルは、地上に降りた。 荒廃した大地に絶望する母親の腕の中で、幼子が、汚れた大気に激しく咳き込み、 衛星軌道掃射砲が、ゆっくりと充填されていく。 やがてその砲火が、企業の罪、地球を覆うアサルト・セルの網を払い除けるだろう。 人類は、その数を大きく減らしながら宇宙というフロンティアを手に入れる。 正のエネルギー。 成長と野心と、新しい戦争の時代だ。 (『アルテリア・クラニアム防衛』クリア後のエンディングより。句読点一部追加)
この後、たった一人のリンクスにより、クレイドルは深刻な出血を強いられる。 人類種の天敵とすら呼ばれた彼は、史上最も多くの人命を奪った個人でもある。 (『アルテリア・カーパルス占拠』クリア後、イベントムービーにて語られるナレーションより。句読点一部追加)
動く的 わんだふるぼでぃ (2012-06-08 (金) 04:36:19)~
(2010-10-27 (水) 17:38:10)~
(2010-06-03 (木) 23:34:49)~
+ | ... |
+ | 旧コメントログ |
+ | 旧コメントその2 チャプター2HARDモード変更点 |
+ | 旧コメントその3 チャプター3HARDモード変更点 |
+ | 旧コメントその4 チャプター4HARDモード変更点 |