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**アールシェピース ~Ahlspeiess~
&bold(){基本スペックと定義}
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#image(ahlspiess01-01.jpg,blank,left)
|全長|125~180cm|
|重量|1.5~2.0kg|
|地域|西ヨーロッパ|
|年代|15~16世紀|
アールシェピースとは、ドイツ語で「突き錐槍」を意味しており、この意味は「オウル・パイク」と同じである。
オウル・パイクを短くした感じの武器で、半分近くが穂先になっている、かなり変わった槍である。
長い四角推穂先と手元を守るガードが付いており、穂先が長いことに対し、柄はそこまで長くないので、槍類の中では極めて特徴的な姿をしている。
柄は木製で、なめした皮を螺旋状の模様が出るように巻きつけてある…と、多くの文献で書かれている。
が、現存しているアールシェピースの柄は特にそういった模様が出ているものがなかったので、今回は収拾した資料どおりにして省略した。
名前の意味の通り原型はオウル・パイクであるが、こちらのほうがより知られ、多く作られているので、アールシェピースはオウル・パイクの普及型と言っても間違いではない。
この武器はトーナメント等の模擬試合だけでなく、本格的な戦闘でも多用された、非常に実用的な武器である。
以下の項目で、アールシェピースの有効性に関してお伝えする。
&bold(){部位別の呼称}
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#image(ahlspiess01-02.jpg,blank,left)
|1|穂先:スピアーヘッド(SpearHeads)|
|2|刺先:スパイク(Spike)|
|3|鍔:ガード(Guard)|
|4|口金:ソケット(Socket)|
|5|柄:ポール(Pole)|
&bold(){時代背景}
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柄を短くしてガードをつけることで、接近戦での競り合いを可能にしよう、という考えから生まれた武器である。
神聖ローマ帝国は1497年~1500年まで生産を続けていたものの、最も多用していたのはボヘミア地方の兵士たちだった。
また、同年代の騎士たちに「白兵戦での代表的な装備は?」と聞かれたら、このアールシェピースの名前を出す騎士が多かったと言う。
&bold(){使用用途}
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#image(ahlspiess01-03.jpg,blank,left)
アールシェピースは近接戦において、相手を完全に刺し貫くことが可能な、完全に刺突専用の武器である。
ガードは刀剣類と同様で、相手の攻撃を受け止めたり受け流したりする役割がある。
しかしこのガードは、アールシェピースが登場した当初は「見せ掛けだけで役に立たない。」と馬鹿にされていた。
実際は近接戦闘での競り合いにおいて、拳を守る重要な部位であった。
強力な突きと、ガードでの防御と、攻防のバランスが取れている、優秀な武器であると言える。
2008年 10月26日更新
&bold(){参考文献}
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・文献
|新紀元社 ||武器事典 ||市川定春 著|
|新紀元社 ||武器と防具 西洋編 ||市川定春 著|
|ダイヤグラム・グループ||武器―歴史、形、用法、威力||田島優 北村孝一 著|
*''アールシェピース ~Ahlspeiess~''
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**基本スペックと定義
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|#image(ahlspiess01-01.jpg,blank,left)|
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|全長|125~180cm|
|重量|1.5~2.0kg|
|地域|西ヨーロッパ|
|年代|15~16世紀|
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アールシェピースとは、ドイツ語で「突き錐槍」を意味しており、この意味は「オウル・パイク」と同じである。&br()
オウル・パイクを短くした感じの武器で、半分近くが穂先になっている、かなり変わった槍である。&br()
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長い四角推穂先と手元を守るガードが付いており、穂先が長いことに対し、柄はそこまで長くないので、槍類の中では極めて特徴的な姿をしている。&br()
柄は木製で、なめした皮を螺旋状の模様が出るように巻きつけてある…と、多くの文献で書かれている。&br()
が、現存しているアールシェピースの柄は特にそういった模様が出ているものがなかったので、今回は収拾した資料どおりにして省略した。&br()
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名前の意味の通り原型はオウル・パイクであるが、こちらのほうがより知られ、多く作られているので、アールシェピースはオウル・パイクの普及型と言っても間違いではない。&br()
この武器はトーナメント等の模擬試合だけでなく、本格的な戦闘でも多用された、非常に実用的な武器である。&br()
以下の項目で、アールシェピースの有効性に関してお伝えする。&br()
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**部位別の呼称
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|#image(ahlspiess01-02.jpg,blank,left)|
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|1|穂先:スピアーヘッド(SpearHeads)|
|2|刺先:スパイク(Spike)|
|3|鍔:ガード(Guard)|
|4|口金:ソケット(Socket)|
|5|柄:ポール(Pole)|
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**時代背景
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柄を短くしてガードをつけることで、接近戦での競り合いを可能にしよう、という考えから生まれた武器である。&br()
神聖ローマ帝国は1497年~1500年まで生産を続けていたものの、最も多用していたのはボヘミア地方の兵士たちだった。&br()
また、同年代の騎士たちに「白兵戦での代表的な装備は?」と聞かれたら、このアールシェピースの名前を出す騎士が多かったと言う。&br()
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**使用用途
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|#image(ahlspiess01-03.jpg,blank,left)|
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アールシェピースは近接戦において、相手を完全に刺し貫くことが可能な、完全に刺突専用の武器である。&br()
ガードは刀剣類と同様で、相手の攻撃を受け止めたり受け流したりする役割がある。&br()
しかしこのガードは、アールシェピースが登場した当初は「見せ掛けだけで役に立たない。」と馬鹿にされていた。&br()
実際は近接戦闘での競り合いにおいて、拳を守る重要な部位であった。&br()
強力な突きと、ガードでの防御と、攻防のバランスが取れている、優秀な武器であると言える。&br()
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2008年 10月26日更新&br()
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**参考文献
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***・文献
|新紀元社 ||武器事典 ||市川定春 著|
|新紀元社 ||武器と防具 西洋編 ||市川定春 著|
|ダイヤグラム・グループ||武器―歴史、形、用法、威力||田島優 北村孝一 著|
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